二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: KINGDOM HEARTS〜heart for you〜 ( No.6 )
日時: 2011/03/18 16:56
名前: aqua (ID: wPOt.fn5)

第4章  こわレた「ミライ」





「よおサイクス」
「ん?なんだ」
ある静かな部屋に、アクセルとサイクスがいた…。
「何か用か?」
サイクスが聞いた。
「いやぁ、ちょっと気になる事があるんだけどな…」
「聞きたいことが早く言え、急ぎの用があるんだ」
サイクスが冷たく言った。
「…イクサリクの事なんだけどよぉ、あいつキーブレードも使ってねえのに、何でハートが開放されるんだ?」
「…」


一瞬の間が空いた…そしてサイクスが言った。
「そのうち解る…それまでは何も気にしない事だな」
サイクスはそう言うと、すぐに去ろうとした。すると…。
「なあ…お前変わったよな………アイザ…」
アクセルの言葉に、サイクスは止まった。そして、こう言った。
「何が変わったというのだ?」
「あの時はもっと自然に話合ってたじゃねえか…友達だからって、隠し事はするなって……お前が言ったんだろ」
アクセルがそう言った。
「確かにそう言った…だがゼムナス様が時期に自らお伝えになると言っていた、それまでは俺からも話せない………」
それを聞いたアクセルが悲しそうに言った。
「…俺たちはもう…友達じゃないのか………?」
そしてサイクスは…。
「今でも人間時代でも、俺たちは友達だ……リア」
そう言ってサイクスは暗い闇の中へ消えてしまった…。
「…」
アクセルは数分、何も言わずにただじっと立っていた。





その頃、ロクサスとイクサリクがサイクスに任務を受け取りに来た。
「サイクス、今日の俺たちの任務って何だ?」
ロクサスが聞いた。
「…」
だがサイクスの返事は無かった。
「…?サイクスどうしたの?」
イクサリクが聞いた。
「…すまん…考え事をしていた、それで今日の任務は、ロクサスはハート回収、イクサリクはルクソードとネオシャドウを討伐してもらう」
そうサイクスが告げた。
「「了解」」
2人は声を合わせて言った。
「イクサリク、準備は言いか?行くぞ」
ルクソードがそう言って闇の回路へ入って言った。
「うん、じゃあロクサスあとでね」
イクサリクは笑って言った。
「おう!」
そして、ロクサスとイクサリクは別々の回路の中へ入っていった…。



ちょうどその時、アクセルがロビーに入ってきた。
「…」
「…」
そこにはサイクスとアクセル以外誰もいなかった。
静かな時間が過ぎていった…。そして。
「…任務行ってくるぜ」
アクセルはそう言ってその場を去った…。
そして、サイクスが一人そこにたたずんでいた…。





場所は変わってトワイライトタウン。
そこでは、ロクサスがハート回収をしていた。
「これでとどめだ!」
ロクサスが相手に切りかかる。そしてハートが空へ消えていった…。
「これでノルマ達成だな…何かすっげー早く終わった…まだいるわけないよな」
そう言いながらロクサスは時計台を見つめていた。
「先行って待ってるか…」
ロクサスは時計台へと歩いていった…。





ワンダーランドでは、イクサリクとルクソードがネオシャドウと戦っていた。
「相手もそろそろ疲れてきている!一気に攻めるぞ!」
ルクソードがそう言ってジャックポイントで攻撃する!それに続いてイクサリクも多彩な魔法で相手をたたみかけた!
そしてネオシャドウは消え、2人はノルマを達成した。
「ふぅ…あたし行くとこあるから、それじゃあ」
そう言ってイクサリクは闇の回路へ入っていった。
ルクソードはシオンが行ったあと、帰還していった。





時計台についたイクサリク。先にロクサスが待っていた。
「ロクサス早いね」
イクサリクはロクサスの隣に腰掛けた。
「今日調子が良かったんだ」
「そっか」
そんな事を2人で話していた。
「…にしても、アクセル遅いね」
「うん…確かに」
2人はアクセルを待ち続けた。だが今日はこなかった…。
なぜかは解らなかった。
ただ2人は任務が長引いただけだと思い、先に帰還した。










そして、新しい朝をむかえた…。