二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: こんにちは 非日常 【銀魂×デュラララ!!】 ( No.2 )
- 日時: 2011/06/19 17:34
- 名前: 苺茶 (ID: kfmvS1ow)
第一話【暇だから何か起きねーかなとか言ってる暇人共は結局暇じゃない】
いつも通りのからりと晴れた少し肌寒い朝。
かぶき町をいきかう町人、怪しげな薬売り、店の売り子。
そんないつもの風景を横目に、志村新八はいつものようにガラリと万事屋の扉を開ける。
「おはようございまーす。銀さーん、神楽ちゃーん、朝ですよー。」
そういいながら和室、押入れを順番にガラリと開けていく。
あの二人はいつも簡単には起きない。一回声をかけ、
「ご飯、できましたよー。」
「いちごオレもあるし、卵かけご飯もできてますよ。」
もう一度、今度は大きな声を出すと、やっとのそのそと這い出して来る。
これが万事屋(わがや)のいつもの姿。
これがいつも通りの日常。
だが。
今日は何か起こるかもしれない。
*
「暇ネ。」
定春を撫でながら、いつものなまり口調で神楽がつぶやく。
「んなこと言っても今日は仕事入ってねーぞー。外よく晴れてっし、あったけーし、散歩でも行って来ればいーだろが。」
ジャンプを寝転がって読みながら銀時が言うのは言わずもがな万事屋の主、坂田銀時。
「銀さん、今日は、じゃなくて今月は、でしょ。っていうかそろそろ本気でヤバいですよ。そろそろ三食豆パンですよ。うちの家計は晴れてるどころか吹雪ですよ。冷凍庫並みの気温ですよ。」
そこへ新八が口を尖らせる。それを聞いた銀時は、
「……あー、あれだ、れいとうビームはフ○ーザーが使えるぞ。捕まえんの面倒だったらデパートで買ってミ○ロルにでも覚えさせろ。」
「いや、話きいてましたアンタ。僕はそろそろ仕事しろって言ったんですけど。」
「あー聞いてる聞いてる。あれだろ?まだそこまで進んでねーんだろ?だったら友達にでも貰え。大体買った次の日にクリアしてるダメ男がクラスに一人や二人いるから。」
「いや絶対聞いてないだろ!!誰がポ○モンの話した!誰がチャンピオンのガブ○アス倒せないなんて言った!」
意外と話通っているのに新八は気づいているのだろうか。
「あれ、ちげーの?」
「違うに決まってるだろ!だから」
新八が口を開いたその時。
玄関の呼び鈴が鳴った。
「回覧板デース。」