二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 時効警察 ( No.1 )
- 日時: 2011/07/26 12:29
- 名前: 凪 (ID: ObYAgmLo)
【霧山 修一郎】
総武警察署時効管理課勤務。
無趣味な自分を変えようと、なぜか時効が成立した事件を趣味で捜査することに。
あだ名はポツネン。
趣味の捜査となると推理が冴えるが、仕事に結びつかない。
- Re: 時効警察 ( No.2 )
- 日時: 2011/07/26 12:32
- 名前: 凪 (ID: ObYAgmLo)
【三日月 しずか】
総武警察署交通課勤務。
霧山のことが好きで、休日返上で霧山の趣味の捜査に付き合っているが、その思いは霧山にはちっとも伝わらない。
妄想僻あり。
食べ物への執着心も強い。
- Re: 時効警察 ( No.3 )
- 日時: 2011/07/26 12:36
- 名前: 凪 (ID: ObYAgmLo)
【十文字 疾風】
総武警察署刑事課勤務。
霧山と同期だったが3浪のため年齢は3歳年上。
そのせいか、霧山をライバル視する。
刑事課のエースというが、霧山のひと言がヒントになって事件を解決することが多い。
- Re: 時効警察 ( No.4 )
- 日時: 2011/07/26 12:41
- 名前: 凪 (ID: ObYAgmLo)
【又来】
総武警察署時効管理課勤務。
バツイチ。
資料管理の仕事はかなりでき、時効になる事件の内容もよく記憶している。が、それ以外はかなりいい加減な人間。ものまねや変な替え歌が得意。
- Re: 時効警察 ( No.5 )
- 日時: 2011/07/26 12:45
- 名前: 凪 (ID: ObYAgmLo)
【諸沢】
総武警察署鑑識課勤務。
霧山の趣味の大いなる協力者だが、鑑定料はきっちり請求。
が、おまけもしてくれる。
街中で妙な建造物や看板を見つけてその写真を撮るのが好き。
趣味はパチスロ。
- Re: 時効警察 ( No.6 )
- 日時: 2011/07/26 12:49
- 名前: 凪 (ID: ObYAgmLo)
【蜂須賀】
総武警察署刑事課勤務。
大きな事件を解決した過去の満足して、
以来、ぬるま湯の刑事人生を送っている。
捜査でコンビを組んでいる十文字を「できる」後輩としてかわいがっている。
- Re: 時効警察 ( No.7 )
- 日時: 2011/07/26 12:54
- 名前: 凪 (ID: ObYAgmLo)
【サネイエ】
総武警察署時効管理課勤務。
無表情なので、何を考えているのかつかみにくい。
本来かなり冷静な人間だが、仲良しの又来とは時々子供のような喧嘩をする。
UFOキャッチャーが得意。
- Re: 時効警察 ( No.8 )
- 日時: 2011/07/27 15:20
- 名前: 凪 (ID: ObYAgmLo)
【真加出】
新卒で、なぜか総武警察署時効管理課に配属された。
知識や判断力は優れているが、やや不思議キャラ。
霧山が頼りにすることもあり、しかも若い。
そのためしずかに一方的にライバル視される。
- Re: 時効警察 ( No.9 )
- 日時: 2011/07/26 13:00
- 名前: 凪 (ID: ObYAgmLo)
【熊本】
総武警察署時効管理課の課長。
妻と二人の子供がいる。
仕事は基本的にいい加減でお調子者。
なぜか霧山が調べる事件に関するグッズを収集していることが多く、マニア気質一面を持つ。
- Re: 時効警察 ( No.10 )
- 日時: 2011/07/29 17:51
- 名前: 凪 (ID: ObYAgmLo)
第一話 『今回、三日月が拗ねている理由は知らなくてよし?!』
#01
三日月しずかは、風呂上がりに冷蔵庫から取り出した牛乳をコップに注ぎ、左手を腰に当ててグビグビと牛乳を飲みほしていった。
「やっぱ風呂上がりには牛乳に限るねぇ」などとおっさんみたいに呟く。しずかは冷蔵庫から離れ、ベッドに飛び乗った。そして、うつ伏せになりながら首に掛けてあったタオルで髪の毛を乾かす。
しずかは何となく振り向いた。自分以外に此処に何かがいる気配がしたからだ。けど、辺りを見回しても何も変わったことはなかった。
「う〜ん……やっぱ気のせいか」
そう言ってしずかは顔を元に戻した。そしてまた勢いよく振り向いた。
ゴキッ
何の音だろう。あ……首が痛い。やってしまった。骨、折れたかな。
「いやいや、大丈夫……首を痛めただけぜよ……」
何故か終わりが坂本龍馬になっているが、そこは気にしない。
とりあえず明日、仕事に行く前に病院に行ってこなければ。
しずかはその日、寝ずに深夜のテレビを見ながら一人でボーとしていたのは言うまでもない。
* * *
総武警察署時効管理課では熊本と又来、真加出、サネイエが固まって、なんだか盛り上がっていた。
後から来た霧山は気になって、熊本達の様子を覗いて言った。
「何してるんですか、皆さん」
霧山の声で霧山の存在に気付いたのか、又来が二ヤけながら、無言で霧山にごく普通のストップウォッチを見せた。しかし、霧山は訳が分からず、首をかしげた。
「見ればわかるだろ?ストップウォッチだよ」
又来が真顔で言う。
「いや、それは分かりますけど…それを使って何をやってるのかなって……」
霧山は又来が手にしているストップウォッチを指差しながら言った。
「だったらそう言いなさいよ」
「えぇ〜?言いましたけど」
「まぁいいわ。ちょっとあんたも来なさいよ」
又来が手まねきをする。霧山は熊本の後ろに回った。すると、熊本が説明を始めた。
「霧山君、これはおもしろいよ〜。ストップウォッチを持って、目をつぶるんだよ。それで30秒きっちりと計る」
霧山は頷きながら理解する。熊本は目をつぶっていた。
「これだッ!!」
熊本が急に叫ぶ。そしてストップボタンを押した。すると霧山は驚いた。
「あ〜!ぴったり30秒じゃないですか!!」
「おぉ〜すごいじゃないですか!」
真加出も霧山につられて言う。熊本は照れたように顔をニヤニヤにながら「まぁね」と言った。
NEXT……
警察なのにこんなことやってるって可笑しいですよね(笑
多分絶対ないと思います
- Re: また帰ってきた!時効警察 ( No.11 )
- 日時: 2011/07/29 17:52
- 名前: 凪 (ID: ObYAgmLo)
第一話『今回、三日月が拗ねている理由は知らなくてよし?!』
#2
霧山は片手にストップウォッチを持って、目をつぶっていた。
「これだッ!」
ストップボタンを押し、目を開けた。ストップウォッチは29秒59になっていた。霧山はため息をついた。
「あ〜残念!霧山ぁ」
又来が笑いながら勢いよく霧山の背中を叩く。霧山は顔を引きつらせながらも絶えていた。
「でも、これはこれですごいですよね」
真加出が霧山を励ますように言う。それを聞いた熊本は何か気に入らなかったのか小声でぼそっと言う。
「ま、到底僕には追いつけないね」
「よく言いますよ。さっきまで何回も練習してたくせに」
他人に聞こえてないつもりが、はっきりと聞こえていたようだ。サネイエがシュレッダーをいじりながら真顔で言った。それを聞いた熊本は苦笑いをした。
「あ、そういえば……三日月君、今日来ていないみたいですね」
しずかの姿をさっきから見ていない霧山は皆に言った。どこを見回してもいなかった。
「確かに見ませんね」
真加出が頷きながら言った。すると又来が「ああ」と呟き、霧山の方を見た。
「三日月の奴ね、ちょっと遅れてくるらしいんだ。なんでも……怪我した、とか言ってたな」
「怪我した!?」
霧山と真加出が同時に驚いた。霧山は又来に聞く。
「どこで?」
「家で。しかもベッドの上」
「ベッドの上!?」
またも、霧山と真加出が驚く。
「あの人、一体何をやって怪我したんですかね」
サネイエが苦笑いしながら言った。
「ベッドの上で怪我って変わっていますよね」
真加出もサネイエにつられたのか苦笑いしていた。
「ホント、変わってるよね」
熊本がうん、うんと小刻みに頷きながら、まだストップウォッチを手にしている。
「悪かったですね、変わり者で」
この声は——しずかの声。時効課にいた人が同時に声のしたところを探した。
「あ、いた」
霧山が指を差して声の出所を示した。しずかは時効課の入り口に立っていた。しずかは制服姿でぶすっとした顔で首にサポーターらしきものをしていた。
「お、おお……三日月君じゃないか」
熊本がビビりながら顔を引きつらせながらも笑顔を作って言った。
「何かオーラが漂っているような気がするんだけど」
サネイエが両手を伸ばして、しずかの頭の上で何かを支えるような形にした。
「重〜いオーラが漂っておりますぞ」
又来もつられてサネイエと同じようにする。しずかはイライラしながら腕を組み、言葉を放った。
「透き通ったオーラですよっ!」
NEXT……
本当だ。何とも言えないオーラが三日月さんの体の周りに漂っている。by作者(もう一回言わせるか! by三日月 しずか)
- Re: また帰ってきた!時効警察 ( No.12 )
- 日時: 2011/07/29 17:46
- 名前: 凪 (ID: ObYAgmLo)
第一話『今回、三日月が拗ねている理由は知らなくてよし!?』
#03
「三日月の奴、まだ拗ねてるよ」
又来が、しずかの様子をちらちらと伺いながら、聞こえないように小声で言った。しずかは又来の言う通り、拗ねてしまって一人で奥の方に椅子を持って行って座っていた。
霧山はそんなしずかの姿を見て、又来と同じように小声で言う。
「結構、根に持つんだ……三日月君」
「ねぇ…三日月君って案外、ネガティブかな?」
霧山の話を聞いた熊本は首を傾げながら言った。すると、又来、霧山、真加出、サネイエは顔を合わせて同時に言った。
「どうでしょうね」
「課長は、どう思うんですか?」
真加出が訊く。すると、熊本は恥ずかしそうに頭を撫でて言った。
「僕も、分かんないねぇ」
「じゃ、聞かないでくださいよ」
サネイエが目を、すっと細める。
「き、厳しいね」
熊本が顔を引きつらせる。
「まぁね」
「いや、褒めてないだろ」
又来がすかさず突っ込む。
一旦切ります