二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *—図書館から世界は回る ( No.1 )
- 日時: 2012/09/17 19:01
- 名前: 臨 (ID: JMwG2Hoo)
>メモ—とある
*上条姉主(上条 詩衣)
上条詩衣はすでにぼろぼろだった。何度も倒れた。足だってすでに立っているのがやっとだった。
それでも詩衣は立ち上がることをやめない。たった一人、大切な者の為に。
「なぜ。そこまでして、立ち上がる。意味はあるのか。」
「意味なんて、あってもなくても一緒よ。それに、私は残念ながら負けず嫌いでねぇ。…私の魔法名はanima030。さぁ魔法名を名乗ってもらおうかしら。」
「ふっ…俺の魔法名はsacrificium444。貴様が勝てるはずもない。」
ぼわりと詩衣から殺気が膨れ上がり、熱風が吹き荒れた。
♀♂
「だから、言ったろう。勝てるはずもないと。」
上条当麻には、何が起こっているのか理解できなかった。
なぜ、自分の姉が血まみれな癖に立っているのか、なぜその目の前にいる男は無傷で笑っているのか。
「詩衣?」
「…っぅ。当…麻!?なんで、ここに…?」
「ほう、そいつが。」
ふつと呟く笑みを浮かべた男に詩衣から放たれたと思われる熱風が襲いかかる。
それを軽々と避けて見せる男と口から血を吐き出す詩衣が当麻の視界に入った。
「詩衣!?なんで…。」
よく見ると詩衣はぼろぼろではあるが目立った外傷はなかった。
しかし、服の中からは滲むように血が出ているのが一目でわかった。
—土御門も…。
「詩衣、まさか魔術を!?」
「…っそうよ。私は必要悪の教会の一員だからね。」
「詩衣は学園都市の生徒だろ!?だったら…!」
「当麻は黙ってて!これは私の戦いよ。魔法名を名乗ったからには、私は命を懸けて守らなくちゃならない!」
「なんだよ…それ…。知らねぇよ!詩衣が守りたいものも全部俺が守るから!もうやめろよ!」
「…当麻が守るんじゃ意味がない!」
「けど!」
「…ふぅ、貴様その女の弟か。そうか。なら言っといてやるが、その女が守ろうとしているのは貴様だぞ。」
「…は。」
—あとがき—
落ちが見えないので、ここらで切っておきます。
これも一応長編ネタの一部だったりするので、メモなのですが…。
あとで詳しい設定書こうと思ってます。
ちなみにこれを書いている途中で5回ほど消えました…。