二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIARYTAIL 「悪霊憑き」 ( No.1 )
日時: 2012/03/23 21:41
名前: 有栖 (ID: PCp3bZQ1)

〜君は何?〜




「うわぁぁぁぁぁああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「なっ!なんだよ!?こいつ!!」

人気のない裏路地でおじさんは、殺されてしまった。
目の前で殺されてしまった。
大切な人をまた1人、殺されてしまった。

なんで殺したの?

違う!

私が殺したんだ!

私の不注意で。

身代りになっておじさんは殺されてしまったんだ!

まただ、また私は・・・

「見てないで、殺してよ。あいつらを、殺してよ。」

「何言ってんだ?こいつ」

「いいから早く始末しようぜ、このおっさん」

「どうして、君達はいつも見てるばかりで助けてくれないの。」

「そうだな」

黒い人達がおじさんに銃みたいなものを向けている。
もう、動けないのにもっと暴行しようとしてる。

「やめて。」

「その人にそれ以上、傷を増やさないで」

「さっきからごちゃごちゃうるせぇなぁ?お前から先に殺ってやろうか?」

「黒い人達に呪いを Curse 」

勝手に口が動いた。
まるで、なにかに憑かれているようなそんな感じだった。

Re: FAIARYTAIL 「悪霊憑き」 ( No.2 )
日時: 2012/03/23 22:07
名前: 有栖 (ID: PCp3bZQ1)

「うわぁぁ!」

「おっおい!?どうし・・・うぐッ!!」

そういった瞬間、次々と黒い人達が倒れて行った。
次々と。 そう、次々と。

それは、快感だった。
気持ちがいい。

とっても。とてつもなく気分がいい。

「今までの復讐を。君たちに復讐を」

”殺し”は、とても気持ちがよかった。
こんなにも気持ちがいいものとは思わなかった。思えなかった。

次々と死んでゆく、倒れ行く人達を見て、すごくおもしろかった。
そこらどこらで、赤い液体が飛んだ。

空が赤かった。
月も。人間も、地面も、みんな。赤かった。


「駄・・目・・・・だ・・・」

まだ、生きていた。
おじさんが生きていた。

「見て。敵をうった。私は、頑張ったよ? 私を褒めて」

「殺・・・して・・は・・・・い・・・・な・・・・」

「ねぇ、この真っ赤な世界はとても素敵だよ。これで、おじさんを傷つける奴は誰もいない。」

「ら・・・・n」



+++



誰かが、叫ぶ声が聞こえた

「なんだ?」

私はすぐに、その声がする方へ走る。

声をたよりに探していると、血が飛んでいるのが見えた。
何事かと、そこへ向かうと血の海になっていた。

何人もの人が倒れている。おそらく全員闇ギルド。
その死体の真ん中に1人の幼い少女が立っていた。

まっすぐになショートストレートな紅い髪に赤い瞳。
それが本当の色なのか分からないほどに血に濡れている。
少女は、狂ったように笑っていた。

「何をしてるんだ!?」

「君は、何?君も黒い人?」

「黒い人?なんだそれは」

声が、さっき叫んでた人の声と似ていた。
まさか同一人物か?

「この人達と同類?」

悲しい声で、悲しい瞳で少女は言った。

「私の大切な人を殺そうとしてる人?」

「私は…」

「あぁ、そうなんだね。同じ人なんだね」

まだ何もいってないのに、自己解決されてしまった。
すると、いきなり巨大な魔力と微量の殺気が感じられた。
魔力の暴走か!?

すぐに、鎧を換装させ、戦闘体制に入った。