二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIARYTAIL 「悪霊憑き」 ( No.10 )
- 日時: 2012/10/11 16:07
- 名前: 有栖 (ID: FIlfPBYO)
〜魔風壁って何?〜
「あれ?」
しばらく、駅から歩いて行ってなんかいつもと違和感があるなって思って、
周りを見渡すと、ナツがいない事に気付いた
「やだ・・嘘でしょ!!?ナツがいないんだけどっ!!!」
まさか、おいてきちゃった!?
乗り物にすごく弱いのに、どうしよう?
「話に夢中になるあまりナツを列車においてきたっ!!!あいつは乗り物に弱いというのにっ!!」
エルザも同じ事、考えてたみたいで慌てる
すぐに駅にへと戻る
「そういう訳だっ!!!列車を止める!!」
「どっ・・・・どうゆう訳?」
急に、駅員の人に開口一番に話すエルザ
最初から全部話さないと伝わらないよ…
それに、たぶんナツ1人だけの為に列車を止めてくれるかどうか…
「ハッピー!!!」
「あいさー!!!」
最終的に、無理矢理列車を止めてナツを追いかける事に…
はぁ〜
「もう・・・・めちゃくちゃ・・」
「だな・・」
隣から声がして、そちらを見ると又グレイが服を脱いでいた
「服!!!なんで!!?」
なぜ脱ぐ必要があるのか疑問に思ったけど、すでにナツを追いかけるのが優先
近くのレンタル屋で魔道四輪車を借りてすぐに出発。
しばらく列車の横をずっと走っていると、ナツが飛んできて…
なんとか上に乗っていたグレイにあたって遠くまで飛んで行かなかったのが幸い。
「ハッピー!!エルザ!!ルーシィ!!ノエル!!ひでぇぞ!!!オレをおいてくなよっ!!!」
「すまない」
「ごめん」
でも、無事で何より!
「無事なもんか!!」
そういったと思うと、鉄の森(アイゼンヴァルト)に絡まれた…という話
それって、さっきエルザがいってた…
「バカモノぉっ!!!!」
いきなりエルザが大声で叫んで何事かと思ったら、なぜ話を聞いていないのかと怒りだす。
あんたが気絶させたせいだから
あきれて、言葉に出ない。
フェアリーテイルってこんな人達ばっかなのかなぁ…。
ノエルちゃんは、なんかずっと下うつむきっぱなしだし。
「なんかドクロっぽい笛もってた。三つ目のあるドクロだ」
その特徴に、何か引っかかる物があった。
どこかで見た事がある…
「三つ目のドクロの笛・・」
そうだ、あの時読んだ本でっ!!
「ううん・・まさかね……あんなの作り話よ……でも・・・・」
「もしもその笛が呪歌(じゅか)だとしたら・・子守唄(ララバイ)・・眠り・・死・・・・・・」
思い浮かんだ言葉を口にだしていく。
「その笛がララバイだ!呪歌・・・・“死”の魔法!!!!」
やっと真実までたどり着いてその呪歌(ララバイ)について説明する
その音色を聞いただけで大勢の人が死んでしまう“集団呪殺魔法”
説明している時、何かノエルちゃんから嫌な気配を感じたような気がしていた
まさか・・ね。この子が。
まだ幼いし…きっと大丈夫。何も起きないわ。
- Re: FAIARYTAIL 「悪霊憑き」 ( No.11 )
- 日時: 2012/11/17 21:56
- 名前: 有栖 (ID: FODM/zWG)
するとすぐに魔道四輪車のスピードを一気にあげるエルザ
とりあえず、その鉄の森が乗っていた列車が止まる駅までずっと走り続け、数十分でつく
何やら駅はすごくざわついていた
レールの反対側にいてもその声は聞こえる
どうやら鉄の森は列車をのっとったみたい
馬車や船なら分かるけど何故列車なんだろう?レールの上しか走れないのに…
ただし、スピードはある。まさか、それが狙い…?
まぁ軍隊も動いてるし平気だとは思うけどね
数秒、そこで止まって再び走りだす
さっきより倍の速度で、魔道四輪車は走っていた
隣に座っているノエルちゃんは、まだ下をうつむいたまま喋ろうとしてくれない
こっちから話しかけようとも何度か思ったけど出発してから何か様子がおかしい
初めてだから、こうゆう子なのかも知れないけど…
次についたオシバナ駅では、中が封鎖されている状態
しかも、なぜか煙が吹いている
とにかくここに鉄の森が潜んでいるかもしれない、という事で駅内に入る事に
しかも、ナツは私担当らしい・・・・・・
エルザが駅員に駅内の様子を聞こうとするがみんな頭突きされて気絶してしまう
これも、即答できない人を皆順番に頭突きしてしまうからだ
やっと即答できる人を見つけ話を聞く
もう軍隊が突入したらしいが帰って来ていないという
まだ戦闘中なのでは?という声があがった
奥に進むと、もうすでに軍隊は全滅。皆倒されている
そのままホームへと向かうと、そこに数え切れないほどの人が集まっている
たぶん、この人達が“鉄の森(アイゼンヴァルト)”
「貴様等の目的は何だ?返答次第ではただでは済まさんぞ」
「遊びてぇんだよ。仕事も無ェしヒマなモンでよォ」
遊びたい…?一体何をしようとしているの…
数秒立つと、鎌を持った人が風の魔法で飛び上がり拡声器に手を置く
「呪歌を放送するつもりか!!?」
「ええ!!?」
もし、本当にそんな事になったら大変じゃないっ!
どうにかしてでも防がなきゃ
鎌を持ってる人は、“権力”が欲しいといった
「残念だな。妖精(ハエ)ども」
そういって1人の青年がわたしの方に影の魔法を出す
それをさっきまで倒れていたナツが助けてくれた
「復活っ」
「今度は地上戦だな」
- Re: FAIARYTAIL 「悪霊憑き」 ( No.12 )
- 日時: 2012/11/18 19:22
- 名前: 有栖 (ID: FODM/zWG)
エリゴールが向こうのブロックへ入ってしまったので、ナツとグレイに任せる
それからすぐに2人の青年がナツ達を追いかけた
2人を追いかけたいがまずはこいつらを片づけてからだ
その時だった。私の不注意だ。
もっとノエルを見ていればよかった…
一瞬にして後ろから魔力が強くなったのを感じる
「ノエルッ!やめろっ!!」
「 Curse 」
あの時と同じだ
意識がなくなって“復讐”という心だけで動いている
初めて会った、あの日の事はノエルも忘れていて詳しい事は知らない
ただ大切な人を闇ギルドに殺された事は確かだ
今でもそれはノエルにとって忘れられない過去
私の言葉は聞こえていないらしく、ノエルの暴走が始まる
ホームにいた私とルーシィを除いた全員が次々と何かに操られているように動く
私とルーシィを除いた人達だけで殺し合いをしている
「何…これ…」
「ルーシィ、ノエルをとめるのを手伝ってくれ」
「えっ!?どうゆう事!?」
「説明は後だっ!強い刺激を与えれば終わる」
ノエルは、笑ってい。それも楽しそうに
すぐに魔法剣を出しノエルに突っ走る
だが、何かに邪魔されてなかなか近づく事が出来ない
荒療治だが、やるしかないか…
鎧を換装させ、ノエルに攻撃を与える
それだけでは、暴走は止まらなかったが隙が出来る
「ルーシィ!」
「えっあ!うんっ!!!」
後はルーシィに任せた
+++
「ノエルッ!やめろっ!!」
「 Curse 」
急にエルザが騒いだと思ったらノエルちゃんが魔法のスペルを言う
すると急に強い魔力を感じられた
嘘…こんな小さい子にこんな……
さっきまで大勢いた敵が仲間同士で殺し合いをし始める
「何…これ…」
「ルーシィ、ノエルをとめるのを手伝ってくれ」
「えっ!?どうゆう事!?」
「説明は後だっ!強い刺激を与えれば終わる」
ノエルちゃんの目は血のように赤くちょっと気持ち悪かった
ずっとその目を見ているのは私には無理だと思う
だからずっと下をうつむいていたのかって納得する
それより強い刺激を与えるって…どうすればいいの!?
えっと…タウロスは強すぎるしキャンサーは弱すぎ…だよね
他にでも攻撃系の星霊は…アクリエアスだって水がないと呼べないもん
イチかバチかでタウロスを出してみるしか…ない?
「ルーシィ!」
「えっあ!うんっ!!!」
ごめんね、と思いながらミノタウロスを開いてノエルちゃんを殴らせる
本当にごめんね
そのままノエルちゃんは吹っ飛んでいき強い魔力も消える
「ありがとう……私は、外にいる者たちに避難をするように呼び掛ける。
しばらく、ノエルと一緒にいてやれないか…?」
「別にいいけど…」
「すまんな」
そういって外に出ていった
その後にノエルちゃんの近くに寄る
大丈夫………かな…
さっきまで大勢いた人たちは全員、血を流して倒れている
生きているのかすら分からない状態
今でも信じがたいけどこれは全部、ノエルちゃんがやったんだよね
再び、ノエルちゃんの方に顔を向けると、もう目が覚めていた
いつ起きたんだろう
「………」
しばらくの沈黙が続く
遠くでこちらを見ているであろうハッピーも何もしゃべらない
「えっと……」
なんとか沈黙を遮ろうと言葉を発したがなかなか次の言葉が言えない
“大丈夫?”と聞けばいいんだろうけどその言葉も出なかった
「ごめんなさい。ルーシィさん」
初めてノエルちゃんの声を聞いた
目の色とは反対に深い悲しみの声色をしている
タイミングがいいのか分からないけど、エルザが戻ってくる
戻ってきたエルザの腕には血が流れている
外で何があったんだろうと思って心配する
「その傷は…?」
「外に巨大な魔風壁が出来ている。……ノエルは、大丈夫か?」
「私は大丈夫だよ。ねぇお姉ちゃん?魔風壁って何?」
「簡単にいうなら、魔法の風で出来た壁だな」