二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【スマブラX小説】The Promise ( No.65 )
- 日時: 2012/10/11 02:48
- 名前: SHAKUSYA ◆fnwGhcGHos (ID: ptFz04.o)
- 参照: 第四篇/Let's Cooking! & Fight!(サァ “大乱闘” イタシマショウ)
命からがら私とオリマー隊長、そしてピクミン達はその渦中から抜け出した。カレーもちゃっかり確保済みだ。
「二杯目はぼくのものだぁぁぁぁあああ」
「オレの獲物に手を出すなぁぁぁああ」
「一番の功労者たるボクにお代わりとはあるべきなのですぅぅぅう」
一方でメンバーはあっという間に一人一杯を平らげ、昼食開始十秒にしてお代わり合戦が始まっている。一人一杯はちゃんと皆で分けるところが中々紳士的で面白いのだが、二杯目以降は普通に醜(みにく)い。
この空気にあえてBGMをつけるならば、マリオブラザーズ3の「飛行船のテーマ(オーケストラ編曲)」がいい感じだろう。ジョー○のテーマとか、ダー○ベイ○ーのテーマとかでも可だと思う。
「ぼく等にも欲しいなあ、お代わり……?」
「一応ボク達がんばったんだけどなー? お代わりしても、いいよねー?」
「俺ら大人陣がどんだけお前ら子供軍団をかばったっけなあ? 俺らが先だよなぁ?」
カービィやらファルコやらヨッシーやら、はたまたネスやらフォックスやら、軽・中量級の闘いはかなりアツい。
「全く、こやつ等は——毎度思うが、もっと大人しく食えんのか」
「カービィにそんな高級なことを求めるのはやめた方がいいゾイ」
「ヨッシーにそれはダメだろ。食えって言ったらキラーも食うんだぜ、あいつ」
しかし、ガノンドロフやデデデ大王やドンキーあたりの、所謂重量級は割と大人しくカレーを食べている。
「お代わり、行きます?」
「ちょっとムリだなぁ。だって、あれだよ?」
あと、一番怪我をしているはずの台所組二人が完全に空気だ。しかしながら二人とも食が細いのか、山盛りの一杯をキレイに平らげた後は惜しげもなく片付けた。重量級組はデデデ大王がお代わり合戦に参加、他の重量級は台所組と同じく片付けて、やってらんねーぜといった感じでリビングを出て行く。
そしてそれを台所から眺めて、私とオリマー隊長は言葉を交し合った。
「追加、作ったほうがよくないですか?」
「……いや! 止めておく。あれで大体普通の人間の百人前近い量を作って、冷蔵庫の中身が半分以上消えうせているんだ。あまり使いすぎると、明日の分がなくなってもっと酷い目に遭うからな」
百人、前……?
「あれだけ作っても此処では大体六十人前。全く、皆の胃袋は一体どうなっているんだ。頭が痛いね」
やれやれ、と頭を抱えるオリマー隊長。その動きを真似してピクミンも一斉に頭を抱える。私も頭を抱えて溜息をついた。これから毎日あんな量を見続けなければならないかと思うと、ぞっとする。色んな意味で。
To be continued...
最初の描写のない人たち、大体想像できるでしょうか?
わかんなかった、って人のために一応答え。
カービィ→ファルコ→ヨッシー→ネス→ピカチュウ→フォックス→ガノンドロフ→デデデ大王→ドンキーコング→リンク→ルイージ
こんな感じの順番です。
デデデ大王とか普段はあまり出てこないキャラなんですが、料理回になると出張ってきます。