二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: リリなの衛宮士郎に憧れたもの改 ( No.12 )
日時: 2012/11/18 10:33
名前: れ、れ、れ、霊 (ID: JryR3G2V)
参照: http://syaininngu

視点 弓矢(今まで雪地と書きましたが、アレンの姿の時に雪地にします。)

「…それでは今度こそ帰りますね」

士郎に引き上げてもらい。今度こそ、ホントに今度こそ窓から出る。

「それでは、本当にお別れです」

「待ってくれ。せめてこの傷を治したお礼がしたいのだが」

「だから僕ではn」

「そうか。だったらその人の代わりにお礼を受け取ってくれ」

はぁ〜もういいや。

「そうですか…では何をくれますか?」

「う〜ん。そうだね」

士郎は顎に手を当て、考えるポーズをする。

「それでは、もし貴方の家族の誰かが困っている時、勝手に助けていい許可をください」

「…それ、君にメリットないじゃないか」

「いいえ。もし勝手に助けた時、後々文句を言われたら面倒なので」

「…じゃあ僕からも。勝手に僕を助けた罰として、いつか僕が経営している『翠屋』いう店に来てくれ」

…意外と頭が柔らかい。

「何か言ったかい」

「いえいえ」

…そして鋭い。

「…じゃあ。また三年後に」

「三年…て、長くないかい?」

「ちょっと行く所がありまして。そしてやることがあります」

「そうかい。では、三年後に会おう」

「はい。それではお元気で」

俺は病院を飛び出し、家の屋根を足場にし、とりあえず。あの公園に行くのだった。

視点 弓矢OUT

視点 士郎

結局あの子は何だったのだろうか?
魔術師と言っていたが、本当に魔術師なのだろうか?
彼は何所にすんでいるのだろうか?
どのくらい強いのだろうか?

いろいろな疑問が浮かんでくるが、その疑問の種の子はもういない。
後三年待たなくてはならない。

「ああ。早く三年後にならないだろうか」

士郎は期待に満ちた表情を浮かべていた。

視点 士郎OUT

視点 弓矢

「さて、と」

俺は携帯を手に持ち、ある人物?に電話を掛ける。

Prrrrrr

ピッ、と電子音が消えた。

「おう。どうした」

「…どういうことだ」

俺は低い声で神に聞く。

「…何の事だ」

「とぼけるな。なぜ俺の他に転生者がいることを伝えなかった」

「…すまん。時間がなかった」
「一つ問う。あれは本当にセイバーか?」

「何を言う。正真正銘のお前が会っているセイバーだ」

「なら、“なぜ弱くなっている”」

そう。セイバーはもっと強かったはずだ。ギルガメッシュと戦っていた時のセイバーはもっと強かったはずだ。

「…それはマスターのせいだろう。あいつは力の使い方を理解していない。本来の力の半分しか出せていないのだ」

「そうか…」

「…お前、何を考えている」

「そっちこそ何を隠している?」

「…な「ごまかすな」…」

そう。神は何かを隠している・
明らかに故意的に転生者の事を隠していた。そして、俺の力が変化して行っている。さらには俺にだけ力の訓練をさせていた。これらは明らかに俺を試すようなことだ。
ここから導き出せる答えは

「神、お前、俺に転生者狩り。又は転生者の監視をさせること…か」

「…その通りだ」

とうとう神は観念したらしい。

「お前には後々伝えるつもりだったが…話そう」

そう区切り、神は俺に頼んできた。

「お前に、転生者の監視及び排除を願おう」

そう頼んできた。
その頼みを俺は

「いいぞ」

「そうか…ダメなら仕方がn…は?」

軽く答えた。
そして間の抜けた声が聞こえた。

「だから、その仕事受けてもいいぞ」

「…本当にいいんだな」

「くどい。仕事の内容を詳しく教えろ」

「…内容は、原作が始まってからこの仕事を始めてくれ。原作キャラクターを他の転生者に排除させないこと。また、原作に絶対介入しろ、以上」

「…それだけか?」

「今のところ、それだけだが。お前はこの仕事を引き受けることによって、報酬が手に入る」

「その報酬は?」

「自分で決めろ。一応なんでも叶えてやる」

「そうか…だったら」

 
「     。         。    」


「分かった。それじゃあ、また何かあったら電話しろ」

「じゃあな」

視点 弓矢OUT

視点 神

…何だってあんなものをお願いしたんだ。
あれを使えば、お前は確実に…
そう思いながら、あるものをあいつに送る。

「まあ、いいや」

視点 神OUT

視点 弓矢

…まだ隠しているな。
体の封印はとっくに解いており、元の姿のまま、そう思いながら街中を歩く。
時々、女子高生に絡んでいる不良をふっ飛ばしながら。

神は俺に『他の転生者に原作キャラクターを排除させるな』と言っていた。
そう、『他の転生者』と。
…他と言うことは、俺はどうなるんだ。
まさか、特別な転生者でもいるのか?
そして、詳しい理由を話していない。
…まだまだ分からないことがあるな。

視点 弓矢OUT