二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ハリー・ポッター [友達]
- 日時: 2010/01/30 21:07
- 名前: 杏樹 ◆cjsQ37oB4w (ID: MXERWh7v)
こんにちは^^
ハリー・ポッターの小説を書きたいと思います。
更新は時々途切れます(笑)が、どうぞ宜しく。
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- Re: ハリー・ポッター [友達] ( No.2 )
- 日時: 2010/01/30 21:05
- 名前: 杏樹 ◆cjsQ37oB4w (ID: MXERWh7v)
一通り荷物が片付いた。
[散歩に行ってくるね]
シャーペンでこう書いて、お母さんに見せた。お母さんが頷く。
靴を履いて外に出る。太陽が眩しい。
左手には小さいバックを持っている。中身はメモ帳とシャーペン。人とやりとりするには欠かせない物。
ふと、右手を上げて腕時計を見る。午後3時ちょっと過ぎ。
この辺りの道は全然知らないし、どこかに行こうとも思っていない。ただ、ぶらぶら歩くだけ。
小さな公園を見つけ、ブランコに腰掛けた。あまり気持ちの良い公園ではない。缶や瓶、お菓子のゴミや古い新聞などが散らかっている。ゴミ箱はあるのに──。
ポテトチップスの袋を拾い上げ、ゴミ箱に入れる。次に目に入ったのはオレンジジュースの缶。そんな調子で数分間ゴミを拾い続けた。その成果もあり、公園は結構キレイになった。
「ここ……君がキレイにしたの?」
少年の声がした。声のした方を見ると、1人の少年が立っている。細身で小柄で、真っ黒でクシャクシャな髪をしている。目の色は深緑。
私は頷く。
「凄いね……。ここ、結構汚かったからね」
少年が言う。私は反応しない。
「君、名前は? 僕、ハリー・ポッターっていうんだけど」
私は無言でバックからメモ帳とシャーペンを取り出す。
[レイシア・シャーク]
と書いたメモをハリー・ポッターに見せる。
彼は少し戸惑った様子。わざわざメモに書くなんて……って感じ?
「えっと、レイシア? レイシアは何歳なの? 僕は12歳。7月31日で13歳になるんだけどね」
私は、またメモ帳に文字を記してハリーに見せる。
[12歳。同じく、7月31日で13歳になる]
「へえ、同い年か……ってか、誕生日も一緒なんだね!」
「…………ね、レイシアさ、どうして喋らないの?」
ふいに、ハリーが聞いてきた。私は溜息をつく。
[話せないから]
この文字を見て、ハリーは私の目を直視してきた。
長い沈黙。でもハリーは、それ以上深く聞こうとはしなかった。
時計を見ると、もう4時をまわろうとしていた。私は立ちあがって、歩き出した。
「帰るの?」
ハリーが訊いた。私は頷く。
「明日──また、ここに来て。僕もまた来るからさ!」
私は振り返った。他は何も反応しない。
この公園は、家からそう遠くないみたいだ。5分弱で家に着いた。
明日、また行ってみようかな───。
- Re: ハリー・ポッター [友達] ( No.3 )
- 日時: 2010/02/01 17:26
- 名前: 明菜 ◆wSaCDPDEl2 (ID: QfxSjaEX)
- 参照: おしゃべりとハリポが大好き*☆
小説みーっけたv
”喋れない主人公とそれを助けるハリーの恋”
というフレーズが頭に浮かんだ私はバカです←
(そういうのも読みたいけどwww)
13歳ってことはリーマスが出るのかな?!
楽しみにしてます♪(^^*)
- Re: ハリー・ポッター [友達] ( No.4 )
- 日時: 2010/02/01 19:59
- 名前: 杏樹 ◆cjsQ37oB4w (ID: MXERWh7v)
★明菜
な、ちょ、実はまさに”喋れない主人公とそれを助けるハリーの恋”みたいな感じなんだけど…
明菜はバカじゃない、天才だ!
そ、リーマスを出そうと思って13歳にしたんだもんっ
というか、私の書く小説はみんなリーマスが出るような気がする…
- Re: ハリー・ポッター [友達] ( No.5 )
- 日時: 2010/02/02 17:31
- 名前: 明菜 ◆wSaCDPDEl2 (ID: QfxSjaEX)
- 参照: おしゃべりとハリポが大好き*☆
うわぁぁぁぁぁ♪マジでか★
楽しみやぁwww
できればハリーのカッコいい姿が見たいvv(ぉぃ
リーマス出るんだ〜
この1年は結構平和だから1番好きだぁ♪
応援してるよb^^
じゃあ、自分の小説の続き書いてきますv
- Re: ハリー・ポッター [友達] ( No.6 )
- 日時: 2010/03/05 20:58
- 名前: 杏樹 ◆cjsQ37oB4w (ID: MXERWh7v)
どうしてだろう。また、この公園に来てしまった。ハリーも来るって言っていたし……、一人で待たせておく訳にはいかないかな、とは思ったけど……。
私にとって、人とやりとりすることは苦痛以外の何物でもなかった。
文字で表さないと気持ちは伝わらないし、それはかなり面倒くさい。相手は、私が黙っていることを良いことに、私のことをズケズケ訊いてくる。
ハリーと会うということは、必ずやりとりをしなければいけないということに等しい。
どうしてここに来たのか、私には全く理解できなかった。
───でも、ハリーとは昨日、あまりやりとりしなかったし……。普通の人といるよりは、ずっと楽。
ブランコに座って待っていると、ハリーが走って来た。
「遅れてごめん!」
ハリーは息を切らせている。……何があったんだろう。
「ちょっとね、叔母さんともめちゃって」
呼吸を整えながら、ハリーが言った。
[叔母さん?]
さらさらっとメモに書き、ハリーに見せた。
「え、ああ、僕ね……。僕が幼い頃に両親が死んじゃって」
一呼吸置いて、前髪を手で押さえながらハリーが続けた。
「ほら、この傷痕……見える? 両親が死んだ時にできた傷なんだ。僕、両親と過ごした記憶なんて、全くないんだよね。唯一残っているのはこの傷痕……。皮肉だよね」
ハリーの緑の目は、悲しそうに笑った。
「何でだろう。僕、普段は自分からこういうこと話さないのに。レイシアなら話せちゃう」
沈黙。
何て返事していいか分からない。でも、ハリーも辛いこと話してくれたんだし、私も、私のことはなさなきゃ……。
[私ね、虐められてたの。でも、私に不思議な力が働いて……ハリーは信じないかもしれないけど]
こう書いたメモをハリーに渡した。読んだよ、という合図だろうか、ハリーが頷いた。
[いつも間一髪のところで助かって。でも、その力のせいで、人を一人殺してしまったの]
ハリーは、そのメモを読むと、私の顔を見た。
[それから私、話せなくなって。それが原因で、両親も離婚したの]
ハリーに手渡す。微笑んでみる。
次の瞬間、どうしてだろう。
私はハリーに抱きしめられていた。
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