二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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REBORN 開闢の大空へ 5/24ストーリー更新!!
日時: 2010/05/28 14:42
名前: 秋空 (ID: y5qheDIH)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=15945

ご来店下さり有難う御座います^^
明けましておめでとう御座います♪
これからも見捨てないで貰えると嬉しいです!!

〜目次〜
>>3:キャラクタ設定&今までの物語
>>5:Ep2.15話更新
>>10:Ep2.16話更新
>>12:Ep2.17話更新
>>15:Ep2.18話更新
>>22:Ep2.19話更新
>>27:Ep2.20話更新
>>37:Ep2.21話更新
>>41:Ep2.22話更新

番外編
>>25 ルッスーリア死亡前台詞集
>>35 ザクロ死亡前台詞集
>>44 死霧智死亡前台詞集

〜お客様〜
翡翠様・智那様・詩己様・鴉 黒羽様・紅様・梨桜様
白兎様・風梨様・LIFE様・華様・クロア様・黒月*綺空様
兎月様・しき様・苺飴様・樹里亜様・ラーイサ様・シフォン様
朝陽様・柊瑞希様・椎名 ちえり様・瀬姫羅様・志筑様・璃亜様

ご来店真に有難う御座います^^

〜〜小説注意事項〜
1.私やREBORNが嫌い。オリキャラが嫌い。荒しに来たなどという方は邪魔です。
2.更新が亀な上に不定期です。付き合える人のみ宜しくです。
3.グロイ描写やエロい描写が所々入ります。苦手な方はリターンです。

〜プロローグ

血の臭い香る抗争の地……
イタリアのマフィアの抗争により潰れ去った街………
瓦礫の隙間からは血が流れ街道には死骸の群れ…………
清冽なマフィア間同士の殺し合い…
それを砕きて殺し合いの規模を極限まで小さくした功労者が居た……


           名をボンゴレファミリー……初代ボス…?????


                                        〜end〜

〜お知らせ〜
フレンドコード(?)の所に違うREBORNの小説のテンプレ貼ったです^^
近道近道★

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Re: REBORN 開闢の大空へ 久々更新,コメ求む!! ( No.10 )
日時: 2010/02/13 19:39
名前: 秋空 (ID: WlsPDN8U)
参照:  

コメント有難う御座います!

智那へ
勝手に設定造っちゃってゴメンね?
嫌だったら直すよ!

璃亜様へ
コメント有難うです^^
HN変えたんだね?
改めて宜しくなのですハイハイぃ♪


REBORN 開闢の大空へ 第十六話「闇に巣食う魔物 Part1」

ズン


ズズズン……


ゴシャァ!!!



勇壮なる岩山の上で二人の男達が全力でぶつかりあう。
岩が小石のように粉砕されまい上がり砕けて風に流されていく。
二人の攻撃力の高さが理解出来る。ザクロの力は嵐…攻撃的な力だ。
しかし,シルバニアの力は雨…鎮静と言う攻撃的とは言えない力だ。
それで,余裕でザクロの攻撃をはじいている様は実力の優劣を物語っていた。


ザザァ…ザクロ「くははは!てめぇの攻撃なんざあたっても痛くもなんともねぇさ!!」
ズッ…シルバニア「俺の雨亀はふだん防御型でね…?
攻撃をするってぇと面倒がって逃げたがるんだ。
だから,ゆっくりこいつの攻撃力を生かせるフィールドを造らなきゃならない」

ザクロ「何を言ってる」
シルバニア「料理の下準備が大事なように…戦いも下準備が大事だ……
俺の下準備は終った。お前の未来は敗北一色……だ!!」



カッ…


ザクロの周りを水の竜がうねる。
ザクロはそれに嵐の力を叩き込むが効果がない。
水の竜はグルグルと回転し鋭い。
ザクロはその時思い出していた。水を勢い良く噴射するとダイヤモンドすら切れることを。
この回転する水の竜はその巨大バージョンの檻だと言うことを。
水の竜がザクロを囲むようにして近付いてくる。
逃げ場はない。
ザクロは青褪めた表情で防御に全力を注いだ。



ドパアァァァァァン!!!ザクロ「ぐがああああああああああああああああああ!!!」


シルバニア「お前の甲殻のレベルに合わせて加減はした。
そうじゃなきゃお前が死ぬからな。お前は大切な駒だ。生きていてもらわないと困る」


ドシャァ…ザクロ「はっはっはっはっは…」
シルバニア「よし,生きてるな?」
ザクロ「強ぇじゃねぇかてめぇ…この修羅解放をして勝てなかった相手はいねぇぜ!」


シルバニア「それはてめぇが弱い奴とだけ戦ってたからさ」



普段は逃げることを優先し防御しか出来ない男と目される男だ。
古株としてザクロもシルバニアの事は知っていた。
しかし,強くはない。唯逃げるだけの男と認識していた。
それが本当はこの実力なのだ。
魅入られた。ザクロはシルバニアの靴にキスをするかのように座り込んだ。

その様を上から見下ろしシルバニアはニヤリと笑う。一つ目の課題はクリアしたからだ。



==========================================

〜ベルフェゴール・ルメルー・ルッスーリアサイド〜

彼等がリング採掘班を変更してからちょうど1週間になった。
メンバー同士次第に打ち解けあい関係も明白になってきた。
ベルフェゴールとルメルーは詩唄の件や性格の問題でいつも衝突する。
それをその中で一番まともなルッスーリアが母親のように止める。
このメンバーの掛け合いはそんな感じだ。
今日は彼等はロシアの峰峰を尾根伝いに歩いている。
雪に包まれた似た様な風景が続き風は冷たい。
気の短い2人は喧嘩をしながら登っている。

ルメルー「おっせぇんだよ王子!」
ベルフェゴール「黙れよ!王子は一番ゆっくりして良いんだよ!
そもそも,王子のペースに合わせるのが諸市民だろうが!」

ルメルー「誰が小市民だ!?俺様はルメルー様だぞ!!」

ベルフェゴール「小市民だろうが!!」
ルメルー「やるか?」

ジャキン…ベルフェゴール「にっしっし…此処で戦ってみる近距離戦のてめぇじゃ…
俺のところ来るまでにナイフ避けきれないで足滑らせて下まで真っ逆さまだぜ?
多分…間違いなく死ぬよ…まっ,俺の詩唄が独占できるんだから良いけどな♪」


ルメルー「詩唄は俺の物だぁ!!」

ダンダン…
ガシィ…ルッスーリア「んもぉ〜,女の子を物扱いするようじゃ持てないわよ?」
ルメルー「……てめぇはおかんか!?」


喧嘩のせいで一触即発になる。
ベルフェゴールとしては本気で恋のライバルを減らすためにも此処でルメルーを消したいようだ。
ルメルーは断崖絶壁をまるでレイヨウの様にベル目掛けて飛び降りていく。
その手に刃を携えベルフェゴールを一刀両断する気だ。
それをルメルーとベルの間に居たルッスーリアが止める。
ルッスーリアの気色悪い説教にルメルー達は嫌気がして喧嘩を止めた。

そんな時だった。


ズガァン…

ルッスーリア「いやぁ!?何の音!!」
ザクロ「よぉ,先着は色物オカマか?此処はおめぇらにとっての地獄だぜ?」

崖を登り広けた場所がある。
そこのちょうど真ん中に奇妙な姿の人間が居る。
ボックス兵器を開放したザクロだった。
同盟を組んだ筈の男が何故目の前で自分たちに殺気を振り撒いているのか…………


ベルフェゴール「何だ血迷ったか?」
ザクロ「別に血迷ってなんかいねぇよ白蘭様の気が変わっただけさ」

ベルフェゴール「しし♪所詮,色物か……主が血迷ったってな!!」

ブン…

もう敵だと理解しベルフェゴールは楽しそうに刃を投げる。
最近,リング探しばかりに専念していて殺しを忘れていたのだ。



                   ———殺しは好きだ




                             それなのに最近出来ない___



<たっぷりウサ晴らししようじゃねぇか!!>


心底楽しそうにザクロにナイフを投げる。
その刃はザクロに当たるが弾かれ雪の絨毯に堕ちた。


ルメルー「投げナイフなんかじゃ傷はつかねぇらしいな…」
ベルフェゴール「何が言いたいの?」

ルメルー「役立たず」
ベルフェゴール「チッ」

ルメルーの言葉に苛立ちベルは舌打ちをした。


__________________________________________



〜雲雀・フラン・フォール・リーサイド〜

一方,雲雀恭也及びフォール・リー,フランの組はと言うと完全にばらばらだ。
雲雀はそもそも他人と足並みを合わせるのにも
理由が必要な人物だから他の2人とは会話などしない。
フォールとフランはと言うとフォールに恋心を感じたフランが
一方的にフォールに声をかけて煙たがられている状況だ。
無論,雲雀優先の旅となっている。

フラン「フォールさん,ユーはどんなお花が好きですか?ミーは白い白い純朴なユリが似合うと…」
フォール「そうかしら……私は紫が好きだわ。貴方にとっては毒々しい趣味かしら?」

フラン「いえ,ユーには高貴でしかし深みのある紫も良く似合うです」
フランは顔を赤らめながら冷たく受け答えだけするフォールに熱心だ。
甘えん坊で好きな物には目の無いフォールだがフランのずれた感覚のせいでそれを見抜けず
逆に寒々とした関係となっている。


フォール「フランちゃんは可愛らしいピンクが似合うな」
フラン「OH!ピンク綺麗な色で大好きです♪ジャッポーネの桜は素敵でしたよ♪」

フォール「桜…見たいな!!」
フラン「暇が出来たら見に行きましょう♪」

フォールの甘えようと言う意思を忘れきれない言葉がフランの胸にしみる。
フォールの思いと趣味に気付いた瞬間にこの2人は急接近するように見えた。

雲雀「下らない話は良いから疲れたから休もう」

その雲雀の言葉に「チッ」と舌打するフランだった。


ガサッ…フラン「ホワット!?」
フォール「何か居るね……ふふっ,誰かな?」

自分達に自らの存在を気付かせる音。
そして,明確な殺気……実は戦闘狂であるフォールは久し振りに血を見れると楽しそうだった。



                                          END


NEXT⇒第十七話「闇に巣食う魔物 Part2」

〜ちょっとじゃれ合い〜

ベルフェゴール「詩唄可愛いよなぁ♪」
ルメルー「俺の嫁だ!!」

フラン「NO!詩唄さんなんてカスです!!一番美しいのはミーの嫁のフォールさんです!!」

ルメルー「餓鬼の分際で!」
ベルフェゴール「ししっ,生意気…ムカつくカエルにはお仕置きだ!!」
フラン「やる気ですが?負けませんよ…へたれ兄弟!!」

ルメルー「んだと!?」
ベルフェゴール「へたれはてめぇだ!女みたいな顔しやがって!!」

ユラァ…


ゾクゥ…ベルフェゴール「何か悪寒が…」
ルメルー「俺一抜けた!」

ガシィ…フォール・詩唄「うるせぇんだよ!!!!」

ズガシャアァァァァン!!!フラン「お助けえぇぇぇぇぇぇぇぇ」


Re: REBORN 開闢の大空へ 久々更新,コメ求む!! ( No.11 )
日時: 2010/02/13 19:41
名前: 志筑 ◆aIk.35GwhE (ID: JryR3G2V)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_l/view.html?36412

ちーす☆

久しぶりだね秋空w
元気だったかぁああ((殴w
僕は…煩いくらいに元気してたぜw

そいじゃーまた更新ファイト><

Re: REBORN 開闢の大空へ 久々更新,コメ求む!! ( No.12 )
日時: 2010/02/13 20:37
名前: 秋空 (ID: WlsPDN8U)
参照:  

志筑へ
すげぇ元気ですねぇ(笑
私は少し気圧され気味だ……
まァ,頑張るのだよ♪


REBORN 開闢の大空へ 第十七話「闇に巣食う魔物 Part2」


コツン___コツン___コツン___

足音が近付いてくる。
自然とフラン達の緊張感が上がっていく。
どの様な大男なのか達人なのか......今まで気配を感じさせなかった奴。

コツン___智「やァ___久しいな雲雀君?」
雲雀「君は——————誰だい?」

コケー___フォール「貴方,何で私のほうは見ないんですか?」
智「強い奴の方が好きだ…ってか,忘れたのかい?」

雲雀「一週間以上会わない奴は生憎と忘れるんだ___記憶から消される」
智「素晴らしい。素晴らしく面白いなお前...脳みそ調べてやろうか?」

雲雀「ゴメンだね」

現れた男,小柄で黒髪黒目の男…少し前ヴァリアーをピンチのどん底に落とした男。
イグランティカ霧の守護者血霧智だ。
それを雲雀は本当に忘れたという。事実,頭の片隅にも智の記憶は雲雀には無い。
雲雀にとって血霧智級の猛者もその程度なのだ。

フラン「気を緩めないで下さい…既に幻術が発動しています。」

〜♪〜〜〜♪♪〜〜♪〜♪〜〜♪〜〜〜♪♪〜〜
突然響く音楽。
頭がぐら付く。

智「音楽は好きか?」

雲雀「わぉ,仔猫ちゃんかい?」

智「残念,子犬だよ」

猫踏んじゃったの音楽と同時に突然空間が湾曲しパイプオルガンを悠然と弾く
智の姿が現れた。
悠然と,綺麗な手付きでまるでプロの様な……その様にフランは見惚れる。
瞬間,空間を斬り裂き何百もの小さな然し,獰猛そうな犬が現れ飛び掛ってくる。


ガブッ...智「悪いが___一番強い君からサボテンになって貰うよ」
ボタボタ___雲雀「サボテン?赤い薔薇の間違いじゃ無いのかい?」

智「う〜ん,分んないや……」



                                ___兎に角死んデ♪




              ガブッ___ガブッ___ガブッ___



バチャバチャバチャバチャ___フラン「雲雀さん!?」


幾匹の子犬の牙が雲雀に減り込み血が噴出する。
地面は滴る血で染まる。
如何に幻覚とは言え痛みはある。
リアルな痛みだ。本当に血は出ていないとしてもあれ程の痛みなら人は死ぬ。



                  <まサか___雲雀恭也ガ死ぬノ?>


2人は呆然とした。
然し___


雲雀「詰らないね。いや,下らない…あの十年後の世界の騎士や骸と比べれば子供騙しさ」

ドッ___智「なっ?」

智は全く何も無かったかのようにケロッと立っている雲雀に驚き口をあける。
瞬間___雲雀が跳躍する。
たった,一跳躍で智との距離を詰める。


雲雀「君は———油断しすぎ_____」


ドゴォ!!!


智「カハァ___!!」


ドザァ___智が吹飛び地面に叩きつけられる。

雲雀は解けた幻影を確認し追撃をする。
智は強靭なタフネスで立ち上がり雲雀の攻撃をかわす。

智「強いな___猪みたいな猛攻だ。しかし,猪は変則的じゃない。いや,君も___」

フッ___雲雀「猪よりは変則的な積りさ」

雲雀の猪突猛進な振りをした攻撃をかわしながら智は挑発とも取れる台詞を言う。
智自身は挑発の積りは無いが___そんな智の攻撃苛立ち雲雀はフェイントを入れる。
天才的な変則的フェイント___智は釣られて顔を地面に近付かせカウンターを喰らう。


フォール「凄い___凄い凄い!!」

ウズウズ...フラン「フォールさん_____?」
フォール「雲雀恭也…僕にもやらせて!!」


フォールは飛び散る血を子供の様なキラキラとした目で見る。
そして,ついに我慢できなくなったのか雲雀に懇願するように言う。
雲雀は動きを止める事無く答える。

雲雀「良いよ___君も戦いが好きそうだ———」

「鬱憤も溜ってるだろう」と付け足し彼は戦線を引く。

フラン『ホワット?あの雲雀恭也が___敵を譲った!?同族__だかラ?』
雲雀「彼女の強さに興味がある」

雲雀は不思議がる少年フランにそう言った。
フランは心の底から雲雀は雲雀なのだと思った。

智「くっ,逃げるか雲雀…恭也!!?」
フォール「あの殿方は唯,女の我侭を聞いただけだわ」

智「___そうか,生贄を捧げるのか」
フォール「僕は弱くない」


フォールは馬鹿にしきった表情の智にそう告げた。



________________


一方,ベルフェゴール及び,ルメルーとルッスーリアの組は___


ガキィン…ルメルー「硬いな。恐竜の肉ってのは斬った事がねぇがこんなに硬いのか?」
ザクロ「馬鹿が!俺が特別なのさ!!」

ドドドドドド...ベルフェゴール「ナイフの雨だ。鱗の隙間に刺さるかな?」


___ボタボタ…ベルフェゴール「刺さった♪血の色も赤いみたいだな。
恐竜って言うと貧血で血が青いイメージだぜ?」

にやりと笑みを浮かべて余裕綽々のベルフェゴールだ。
いかに強力な装甲といえど稼動部分や鱗の隙間はある。それを理解した。
そして,血が出ると言う事は死ぬと言う事だ。
死の無い戦いなどつまらないと思うベルフェゴールにとっては最高のスパイスだ。

ルッスーリア「ふふっ,勝てるつもりで居たみたいだけど生殺しね?」
ザクロ「ふん,この程度の損傷___太古の生命力で直ぐ再生だ」

ズズズズズッ___ルメルー「だが,此方が有利だ」
ルッスーリア「そうね。ダメージを与えるにはこちらが有利。
そして,こっちには回復のエキスパートのあたしが居るんだから♪」


そう,完全にルメルーたちが有利だ。
リアル六弔花のなかでは少し鈍重なザクロの攻撃をスピードの高いルメルー達は幻惑できる。
攻撃は多少だがダメージを与えられる。ルッスーリアのボックス兵器でダメージは無い。
だが,ザクロは笑う。



ニタァ___フッ…フハハハハハハハハハハハハハハハハハアァァァ———————


ベルフェゴール「何がそんな可笑しいんだ?こっちが有利だぜ?
こっちはメインボックス兵器出してねぇのが2人も居るしな…」
ルメルー「寒さで頭がやられたか?修行が足りねぇ」


ルメルーとベルフェゴールは毒づく様に言った。

ザクロ「1人で来ると思ったのか?だからてめぇらは死ぬんだ」

ボゴォ…ルッスーリア「何!?」

突然,雪の下から刃が襲う。
ルッスーリアを一突きする。
回復と言う戦いの要であるルッスーリアの太陽孔雀は自らの回復は,
1人に限定してやらなくてはならないと言うルールが有る。
詰り彼がやられるとこの三組は一気に振りになる。


ルメルー「マジか___誰が?」
ザクロ「だ———レだろうな?」


ズゥン!!!


ドッドッドッドッド___ルッスーリア「あっ…ガハァ」


腹から腸を出しながら止まらない血で雪を染めてルッスーリアは命を閉じた。
それを見ていよいよピンチだと2人は思う。

吹雪の中,ルッスーリアを刺した正体が現れる。

シルバニア「茶番劇はそろそろ終ろうか」
ザクロ「観戦し過ぎだ」

シルバニア「お前演技旨すぎるんだよ」


マフィアなら誰もが知っている男が其処には立っていた。

ベルフェゴール「やれやれ———冗談だろう?」


この寒さによる幻覚ならどれ程良いかとベルフェゴールは思った。



                                       END


NEXT⇒第十八話「闇に巣食う魔物 Part3」

〜ちょっとじゃれ合い〜
了平「極限に出番はまだかぁ!?」
ラル「まさか忘れられてる?」

ディアブロ「有り得るな…我等が主なら」
了平「おい!秋空!!極限に信頼されていないぞ!!それでも良いのか!?」
秋空「___次回出るから!!ちょっと待って(涙」

ラル「出せよ___出さねば俺の存在を皆が忘れてしまう」
ディアブロ「それ言うなよ———俺,空気なんだから(涙」

Re: REBORN 開闢の大空へ 久々更新,コメ求む!! ( No.13 )
日時: 2010/02/14 13:38
名前: 璃亜 (ID: uI/W.I4g)

ベルたちピンチだァ!!
ヤバいよwwwこの後どうなるんだァ!?

やっぱ凄かったわ…っっ
続きも頑張って☆

Re: REBORN 開闢の大空へ 久々更新,コメ求む!! ( No.15 )
日時: 2010/02/28 18:00
名前: 秋空 (ID: j62VnjSr)
参照:  

璃亜様へ
コメント有難うなのですぅ♪
もっとも〜っと,ベル達追い込んで行くよぉ?


REBORN 開闢の大空へ 第十八話「闇に巣食う魔物 Part3」



目の前の2人の男__
ルッスーリアが死に一気に不利になった2人。


ルメルー「あんな気色悪ぃ野郎でも居なくなると寂しい物だな」
ベルフェゴール「っていうかそれ以前にやばくね?」


ザクザク___

固めの雪に堕ちる足音がザクザクと騒ぐ。
地力で勝るザクロたちが悠々と距離を狭めていく。
ルメルー達は軽口を叩きながらも隙を見せずに少しずつ後ろに下がる。
血塗れで横たわるルッスーリアが横に居る。
ルッスーリアは相当ベル達より後ろで戦っていたから
あっという間に其処まで追い込まれたかと感じる。


ザクロ「もう,逃げ場は無いぜ?」

ヒュ〜…ベルフェゴール「この崖から飛び降りたらどうなるかな?」
ガチガチ___

防寒服を幾ら着込んでも寒いこの高山__歯をガチガチと鳴らせながらベルは問う。
それに対してシルバニアが冷静そうに言う。

シルバニア「死ぬだろうな。原形留めず酷い有様だ。白い雪の絨毯に血の花が咲く」
ピクッ___

ガシィ!!ルッスーリア「逃げて!あたしはもう駄目だけどあんた達は逃げるくらい出来るでしょ!!」

死んだはずの骸が動いたのだ。
ルッスーリアの叫びに何の反応も無いようにベル達は崖を警戒に降りて行った。
然し,本当はベルフェゴールは嬉しそうだった。「あの野郎根性見せやがって…」
小さく呟くベルフェゴールだった。

それに対してルメルーが一言___「絶対逃げ切って事の次第を伝えようぜ」と,
ルッスーリアの思いを汲むように言った。

シルバニア「うざってぇ…オカマだ!」
ドガァ…

ドザザザッ…ルッスーリア「オカマでも……戦士よ」
スッ___


そう,凄んで見せてルッスーリアは2人とも自分に目を向けていることを確認して晴孔雀に命じる。

ルッスーリア「光源極大…」

バサァ…
カッ______


その彼の言葉と同時に晴孔雀は羽と尾を極限まで広げ光り輝かせる。
強力な熱量と光が当たり一面を焦がす。思わずシルバニアもザクロも目を閉じる。
それでも目がヒリヒリと焼けるほどの光だ。


ザクロ「ぐああぁぁぁぁぁ!?何も見えねぇ!!」
ドンドンドン…シルバニア「馬鹿野郎!目が利かねぇのにやたらめったら攻撃すんな!!
同士討ちになるぞ!」

ザクロが周りを狙いもつけずに攻撃する。
ルッスーリアは一歩も動いていないのに当たりもしない。
その様を見ながらルッスーリアは勤めて冷静なシルバニアのほうへ向かう。

ルッスーリア「シルバニアちゃんの言う事が正解!」
バキィ…シルバニア「ぐあっ!」

ドサァ…ルッスーリア「はぁはぁ…はぁ…甞めないでよねぇ♪」
シルバニア「三日天下で終わりさ…所詮,表でヌクヌクと遊んでるお前なんざ…」


ルッスーリアの蹴りを受けて吹飛びながらも卓越した体術と下が雪だった事で
大したダメージの無いシルバニアは立ち上がる。そして,ボックス兵器を発動する。


ルッスーリア「何かする気?させないわよ…ねぇ,晴孔雀!鋼鉄の翼を見せておやり!!」

ブワアァ…

ドッドッドッドッドッドッド…


晴れの活性の力により硬化強化した羽毛を晴孔雀は勢い良く複数吹き飛ばす。
ザクロはその強靭な肉体でそれを余裕で防ぎシルバニアは雨亀を盾にしてそれを防ぐ。
その間にシルバニアは雨蚊により光の目晦ましを鎮静させ目を復活させる。

ルッスーリア「どう?結構戦えるでしょ私…一瞬って言う割には時間掛かってるわよぉ?
もう,彼是10分立ってる…あの子達だってプロの戦士…10分有れば追うのも大変になるわよ」

ダン…

そう言いながらあわよくば止めを刺そうとシルバニアにルッスーリアが向かう。
雨亀で周りをガードして入るが隙間はある。余裕で攻撃は当てれる。
彼は分っていない。シルバニアが既に視界を回復している事を。


カチッ…シルバニア「馬鹿が…あの雪原の下から現れた俺…何も仕掛けていないと思ったか?」
ルッスーリア「どういうこと?」

ニタァ…シルバニア「雨小亀……時限噴水!!」


ドパパパパパパパパパパパ!!!


                    ズガァ___「カハァッ!?」


ドザァ…シルバニア「仕掛けていたのさ…数百の小亀の卵達を雪の下にな。
最も,時限なんて言っておきながらあれは目視による自分で発動させるタイプなんだがな」

シルバニアは噴水をモロに喰らい雪の上で喘ぎのたうつルッスーリアを見下ろしながら言う。
何故,雪の下でシルバニアはそれほど自由自在に動けたか…
理由は鎮静の炎で周りを包み雪の中で動いていたのだ。
その事からもこの男の炎裁きの熟練度が分る。

ルッスーリア「凄いじゃない___はっはっは,晴孔雀ちゃんも力尽きちゃったし…
でも…もう少し早くやるべきだったわね…はぁはぁ…もう,ベル坊や達相当下まで…」


ザクロ「ふぅ,目もようやく回復だ」
シルバニア「止め刺してやっておけ…俺ぁ,下の餓鬼たちに会いに行く」

そう言ってシルバニアは雨亀の上に乗る。
雨亀は強力なジェット噴射で高速で山を降りるように進んでいった。
シルバニアの最速移動術が是だ。時速にして100は下らない。


ルッスーリア「何よあれ…卑怯じゃない!?」
ザシュッ…ザクロ「ったく,あの旦那…ゴミ掃除させて先にメインデッシュ行くかよ」

ザクロはルッスーリアに止めを刺して愚痴を言いながら崖を降りた。
体重の重いザクロは身長にゆっくりと……
シルバニアが倒しちゃってるんじゃないかと心配しながら降りる。


__________________


了平・ラル・ディアブロサイド___

各々のメンバーに動きが有る。
何故だろう…空気が動くのには連動性と言う物が有るのだろうか?
了平達の組にも動きが有った。
その動き___それは突然,アーシェの所属するファミリー・ツヴァラサットファミリーに,
紹介されたのだ。ツヴァラサットファミリーがイグランティカと手を組んだのは,
まだ,情報として知られていない。イゴールが完璧な隠蔽を行ったからだ。
然し,元々交友関係に無い寧ろ仲の悪いツヴァラサットの誘いに乗ったのは…
ツヴァラサットもイグランティカを嫌っていて共通の敵の為に合同できると踏んだからだ。

会合の席___
(回想)

アージェ「さぁ,俺の所のコック達が腕を奮って造った料理だ。喰ってくれ」
ラル「毒でも盛られて居まいな?」

アージェ「馬鹿を言え…友好関係を造りたい一念で君たちを招待したのだ。
毒など盛ったらそれこそこの宴がパ〜になるだろ?」

了平「おぉ!!極限にこんな旨い料理は食った事が無い!」
ラル「馬鹿…」

アージェ「お褒め戴き光栄だ。我がファミリーは料理で生計を立てていてね?
その伊勢海老の大胆な料理___料理長スミルノフの自信作だ」

美味しそうにラルの静止を聞こうともせず料理に手を出しかぶり付く了平。
思い返せば腹は減っていた。最近,経費の削減の為に食事代を削っていたのだ。
その上,高級感漂う食欲をそそる料理の数々…手を出したくなるのは分る。
しかし,相手の策謀で毒等が盛られている可能性だってあるのだ。
ラルは嘆息する。

アージェ「そんなに疑わしいなら試してみるか色々と…全く何一つ怪しい所は無いさ?」

自信満々に言うアージェ…ラルとディアブロは彼の言うとおり料理一通りの臭いなどを調べた。
無論,毒が有るか無いか計る機械を使い丁寧に…

アージェ「どうかな?」
ディアブロ「確かにねぇみたいだ…」

アージェ「じゃぁ,冷めないうちに早く召し上がりな」

了平「ふむ!これも美味!!ソースの味とぷりぷりの歯応えが見事にマッチしている!」

______

その様が是だ。
安心しきって料理を楽しんだ。
確かに料理にも飲み物にも毒などは盛られていなかった。
だが,彼等は1つの見落としにより意識を混濁させアージェに捉えられた。
今は暗闇……何も無い空間に3人で縛られリングを取られて放置されている。

了平「迂闊…」
ディアブロ「迂闊すぎだ」

サスサス…ラル「貴様!!何,俺の尻を触っているんだ!?」
ディアブロ「知るか!この暗さじゃ尻も胸も有ったもんじゃ」バキィ…

ラル「足だ…分るか?」
ディアブロ「はい,女王様」

ラル「取り消せ。俺はまだまだ乙女だ」
ディアブロ「どこがだ!!鬼教官だろ!!そもそも…てめぇはSM女王だ」
バキィ…ラル「嫌なんだ…お前を蹴るのだって疲れるんだから」

ディアブロ「………はい,すみません…もう良いです」


暗闇の中で少しでも気を紛らわそうと軽口を叩きあう。
この先,どうなるのか…人質に取られるのか。殺されるのか?
どうやって脱出するか考えながら今は暗闇の恐怖を和らげあった。

__________
ベル・ルメルーサイド


ルッスーリアのお陰で彼等は崖を下り山裾を下り相当の距離を移動していた。
然し,彼等の目の前に巨大な亀に乗ったシルバニアが現れた。


ドドドドドドド…シルバニア「夢は見れたか?」
ベルフェゴール「マジかよ?あのオカマ役立たねぇ!」


思わず毒付くベルフェゴールだった。


                                          END

NEXT⇒第十九話「闇に巣食う魔物 Part4」



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