二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【REBORN!】愛しマリオネット【ヴァリアー】
- 日時: 2010/01/11 22:09
- 名前: マカロ ◆PRcpTJH3Gc (ID: GsncfwNf)
うん、もう前書き(?)とかめんどくさいなぁー←
どうも、マカロでぇーす
なんか久しぶりにかきたくなった♪
主人公の名前とかは物語のいきさつで知っていただきたいです・・・w
めんどいとかじゃなくて
お話の設定的に。w
うん、じゃぁ
ゆっくりしていってねぇー♪
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- Re: 【REBORN!】愛しマリオネット【ヴァリアー】 ( No.1 )
- 日時: 2010/01/11 22:17
- 名前: マカロ ◆PRcpTJH3Gc (ID: GsncfwNf)
00
・・・体中が痛い
・・・体中が冷たい
こんな檻の中で死んでいくのだろうか?
もういいか・・・どうせこの先生きたって・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いや。
やっぱり死にたくない。
怖い。怖い。怖い。
誰か助けて。
一生奴隷でもいいの。
一度でいい。
もう一度
あのおっきい空を見上げさせて・・・
————キィ
「・・・ぁ」
数日何も飲まないとノドが乾いて声が出ない。
だけど、言いたい。
檻が開いた音がした。
そして目を開けるとホントに檻が開いていた。
その檻の中に立っている人に。
一目でわかる。
ここの警備員達じゃない。
服装が裕福さをあらわしている。
だから大体のことは察しがついた。
いいたい。
「ホントにこんなのでよいのでしょうか・・・?;」
「あぁ。」
「ですが向こうにもっといい子が・・・」
「うるせぇ。」
「すっすいません!!!!」
「・・・・・・が・・・と・・・・」
「あ?」
「01番!!かってに話しかけるんじゃない!!!」
「あり・・・・・がと・・・・・」
ニッコリ微笑みかける私に同様したのか
さっきまでの眉間のしわが一瞬消えた。
そして大きい声で笑い出す。
「売られて嬉しいか。」
この人にとってのその言葉は
私を傷つけるためのものだったのだろう。
しかしその頃の私にとってはただの純粋な質問。
だから純粋に答えた。
「うん。」
また同様したように笑みを止める。
今日からこの人が私のご主人様。
何をされても従うべきご主人様。
そう思ってた。
あの頃は。
- Re: 【REBORN!】愛しマリオネット【ヴァリアー】 ( No.2 )
- 日時: 2010/01/11 22:28
- 名前: マカロ ◆PRcpTJH3Gc (ID: GsncfwNf)
01 売られ子はピエロ
ベ「おいルッスーリア、それちょっとちょーだい。」
ル「んま、ベルちゃんったらまたツマミ食い?」
ス「う゛お゛ぉぉい!!!!!もうやめろぉ!!!!」
それは『あの事件』が起こる数ヶ月前。
そう・・・九代目襲撃の・・・。
————ギィィ
ス「お、ボスが帰ってきたな。」
ル「えー?なんでわかるのよスクちゃん。」
ス「扉が開く音したろうが。」
ベ「センパイ耳いいよね」
ガンッッ
パリーンッ、ドガッ
「「「!!!?」」」
ス「帰るなりいきなりご立腹かぁ!?」
ベ「いってこいよセンパーイ」
ス「なんで俺が・・・!!!」
ル「いーからいーから♪」
言われてしぶしぶと走って大広間を目指すスクアーロ。そして目を見開いてその光景を疑う。
ス「XANXUS・・・・?何だその小汚ぇガキはぁ・・・」
X「・・・・・・・・。」
XANXUSは答えるどころかスクアーロのほうを見向きもしない。ただ、じっと誰も知らない小床にたたきつけられたさな女の子を見つめて、不機嫌そうにしている。
?「・・・・・・・・・痛い・・・・」
X「・・・・・フン。当たり前だ・・・。」
?「でも・・・大丈夫・・・・。」
スクアーロとXANXUSは驚愕する。
いくら素手で殴ったとはいえ、こんな小さな女の子がXANXUSのコウゲキを受けて尚、立ち上がっているのだから。
X「何がおかしい。」
?「・・・?別におかしくなんてない・・・。」
X「・・・何故そこまでして立ち上がる。カスの分際で。」
?「そうしないと・・・・生きれないから・・・・」
X「あぁ?」
?「アナタ・・・たちとは・・・違う・・・・」
ガッッ
XANXUSはもう一度その女の子を殴って自分の部屋へと向かっていった。
唖然としていたスクアーロはハッとして女の子へ駆け寄る。
ス「だ・・・大丈夫かぁ?」
?「うん・・・・」
気付けばギャラリーは増えていた。
ベルやレヴィ、ルッスーリアやマーモンまでもがそろっていた。
マ「なんだい、そのこは。」
ル「さぁ、見たことないカオねぇ〜」
ベ「九代目の親戚とか♪しししっ♪」
いや・・・違う。そうスクアーロは悟った。
なぜならスクアーロはわかっていたからだ。
XANXUSがこの女の子に興味を抱いている事を。
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- Re: 【REBORN!】愛しマリオネット【ヴァリアー】 ( No.3 )
- 日時: 2010/01/11 22:39
- 名前: マカロ ◆PRcpTJH3Gc (ID: GsncfwNf)
02 ピエロは笑う
あれから何年たっただろう?
襲撃事件から・・・XANXUSが・・・再び目覚めてから。
ス「う゛お゛ぉぉい、起きろニーナ。」
ニ「んん・・・・センパイ?」
ス「朝飯できてんぞぉ。」
『ニーナ』。
それが私の名前。名字はありません。
でも名前があるだけで十分幸せ。
真っ黒でフワッとしたボブ風の髪型はルッス姐さんに似合うと言われてやっている。
まぁ元からフワフワしてたけど・・・。
ニ「おはようベル、マーモン、ルッス姐さん。」
ル「おはよ〜ん♪おそかったじゃなーい!」
ベ「昨日任務遅かったもんな。」
ル「そう、がんばってたのね!」
ス「おいニーナ。これボスにもっていけぇ。」
ニ「はぁーい。」
朝食を持って落とさないようにボスの部屋にいく。
ボスの名前はXANXUS。
かわってるよね?Xが2個ついてる。
きっとこれはボスが『10代目』って証。
————コンコン。
X「・・・・入れ。」
ニ「はい、ボス。朝ごはん。」
X「・・・・・・・・。」
ニ「ボスー?食べないの?」
X「テメェが出て行ったら食べる。」
ニ「はいはーい。」
バタンッ
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ニ「今日もまた・・・か。」
アイサツ、なし。
食べる気、なし。
こっち向く気・・・・、なし。
ニ「まぁ・・・いいや♪」
今日もまた、私は明日に向かって進むために、戦い、殺し、嘆き、泣く。
明日に向かって進むために?
ううん・・・間違えた・・・・・。
全てはボスの・・・
XANXUSのために。
- Re: 【REBORN!】愛しマリオネット【ヴァリアー】 ( No.4 )
- 日時: 2010/01/11 22:54
- 名前: マカロ ◆PRcpTJH3Gc (ID: GsncfwNf)
03 笑う子は幸せ
昨晩
あれー。なんか目暑い。
おかしいな・・・・。
『こんなに殺れて嬉しいはずなのに。』
ス「・・・ニーナ?」
ニ「ん?」
『こんなに役に立てて嬉しいはずなのに。』
ス「・・・泣いてんのかぁ?」
ニ「アハハハ———。センパイってデリカシーないね。」
『ボス・・・・・・・。』
ス「悪ィな。デリカシーなくてよぉ。」
ニ「ううん。いいの。変に気つかわれるよりマシ。」
ス「大丈夫かぁ?」
差し伸べられた手を思わず叩いて体を後ろに倒す。
怯えた目で見ればスクアーロはわけもわからず目を閉じて後ろを向いた。
・・・・ごめん。
ニ「アッアハハハハハ!!ごめんごめん!」
ス「・・・」
ニ「センパイ手に血ついてんじゃん。手汚したくなくてー」
ス「ッハ・・・よく言うぜぇ・・・・テメェなんて全身血だらけじゃねぇかぁ。」
ニ「うん・・・・そうだね・・・・」
血だらけ。
その言葉を耳にして背中がゾワッとした。
でも・・・怖いのは私だけ。
ボスはきっとこれを望んでる。
私が少しでも戦力になれば・・・そう私も望んでる。
だから大丈夫。
怖くない。怖くない。怖くない。
ス「帰るぞぉ」
単調なしゃべりが胸に突き刺さる。
うん、ともはい、ともいえずにただその背中を追いかけた・・・。
* + * + * + * + *
ニ「あー。今日はお休みかぁー。」
暇だなぁ。って別に任務もイヤなんだけど。
・・・あ。
今のイヤっていうの取り消し!!!
取り消しね!!!イヤじゃないってわけじゃないけど・・・
コンコン。
ニ「む?はぁーい。どうぞぉー。」
ス「・・・はいるぞぉ。」
うぇ?センパイ?
私の部屋にくるなんてめずらしぃー。
ニ「ん、どうしたんですか?また任務?」
ス「いや・・・・」
ニ「?じゃぁ何ですか?私なんかしましたっけ?」
ス「・・・・・・」
ス「大丈夫か?」
その一言で、世界が止まった。
え?今、なんていった?
「大丈夫」?
何が?え?私?どうして?
ニ「すいません、センパイが何をいってるのかよく・・・理解できないです。」
ス「今まで触れなかったがお前何なんだ?」
ニ「え?私は私。ニーナです。」
ス「本当に『ニーナ』なのか?」
ドクン。ドクン。
心臓の音がうるさい。
ニ「だから・・・何を言ってるのか・・・・」
わかんない。
ス「・・・悪ぃなぁ。そうだよなぁ・・・・。」
ニ「・・・・・センパイ?」
ス「お前が覚えてるかどうかすら・・・わかんねぇのに」
覚えてる?何を?
ねぇセンパイ
アナタはワタシのナニをシッテいるのデスか?
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