二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 最果て‘銀魂’
- 日時: 2009/12/01 18:38
- 名前: 付和雷同 (ID: VCtwSh2/)
なんか一回消えてしまいました。
まぁ、こんな事じゃくじけませんよ僕は!
変わってるとこあるけど・・・
気長に読んでください!
жプロローグ
生まれてきてはならない存在だったのかな。
なぜここにいなきゃなの。
つらい。
つらい。
存在価値は血塗れた戦場だけ。
生臭い血の匂い。
引き裂いた死体の山。
もう・・・・・・・・疲れた。
人間としての存在を許されなかった。
人間じゃないのなら・・・
「おまえは死神だ。」
- Re: 最果て‘銀魂’ ( No.8 )
- 日時: 2009/11/22 15:09
- 名前: 付和雷同 (ID: VCtwSh2/)
目を開けると、最初に見えたのは今まで見た事のない知らない場所の天井だった。
辺りを見わたそうと首を回す。
「おっ、起きた。」
「!?」
そこにいたのは銀髪の男。
少女は飛び起き、銀時から逃げるように部屋の隅まで瞬時に移動し、背中に手を回した。
しかし、背中にあるはずの物がない。少女の手は宙を掴んだ。
「もしかして、これ探してる?」
驚きをあらわにしている少女に向かって、銀時は手に持った鎌を見せた。
「・・・返せ。」
「だーめ。お前みたいなのがこんなもん持ってちゃ危ねー事山の如しだって。
それに返したら、襲うだろ?」
ニヤっと笑いながら銀時は少女に言った。
少女を布団に寝かせるさい、少女のマントを脱がせた銀時達は、背中に括り付けられていた鎌を発見し、念のために持っておいたのだ。
「たく、最近のガキは、恩人に襲い掛かろうなんざどういうしつけを受けたんだ。」
「・・・・っ」
少女が急に床に突っ伏した。
(たっ立てない・・・。)
銀時は慌てて駆け寄り、少女を抱きかかえると、もう一度布団に寝かせた。
「おいおい、無理は禁物だぜ。傷だらけだし、ガリガリだし、良く今まで耐えられたもんだな。
さすがの銀さんもビックリだよ。」
少女は、ぼろぼろの半袖と半ズボン姿だ。
どちらのサイズも少女には大きすぎているため、露出度が大きい。(銀時と新八は目のやり場に少々困った。)
そんな少女の肌には、無数のかすり傷やら痣、みみず腫れ、そして斬られたり撃たれたりしたような傷もあった。
神楽が一応体を拭いたが、体中痛々しくかったため、あまり触れられなかった。
(この男からは、危険な人間の匂いはしない。)
少女はどうしようか迷っていた。
(逃げるべきか、でももうそんな力ないし・・・)
スーっと障子が開いた。
少女は身構えようとするが、力がはいらない。
そこに立っていたのは、眼鏡をかけた少年と、チャイナ服の少女だ。
部屋の中にいい香りが充満した。
「あっ起きたんですね。お粥つくったんですけど食べますか?」
- Re: 最果て‘銀魂’ ( No.9 )
- 日時: 2009/11/20 19:16
- 名前: 付和雷同 (ID: VCtwSh2/)
お久しぶりです。
この頃、パソコンを使えなかったので、全然更新してませんでした。
(ごめんなさい。)
ではでは、はじまり〜。
新八の手にある粥を見たとたん、少女は警戒を完璧に解いた。
この体からして、長い間ろくな物を食べていないのが分かる。しかし、もともと食べ物には弱いようだ。
新八が、わざわざ自分が食べさせようと少女の横に腰を下ろした。
しかし、少女は新八の手から鍋ごと粥をひったくると、神楽にも負けないくらい豪快にそれを飲み干す。
当の本人の神楽はそれを羨ましそうに凝視していた。
少女は、食べ終えて空になった鍋を見つめた。
そして、顔を上げて銀時達三人の顔を見回す。
「・・・あったかい」
ちょっと微笑みながらそうつぶやいたかと思うと、そのまま少女は、バタっと布団にたおれこんだ。
「!?おいっ!」
驚いて駆け寄る銀時達だが、ふっと安心した表情になった。
少女からは、心地良さそうな寝息が漏れていた。
- Re: 最果て‘銀魂’ ( No.10 )
- 日時: 2009/12/01 11:20
- 名前: 付和雷同 (ID: VCtwSh2/)
少女が起きてきたのは日が沈む少し前だった。
銀時と神楽がソファーに寝転びながらテレビを見ていて、新八が今日はもうそろそろ帰るか、などと考えている時に障子がスーっと開き、少し顔色が良くなった少女が部屋から出てきたのだ。
「あぁ、起きたんですね。具合はどうですか?」
「大分いい。」
少女は一言だけそう言うと、部屋の隅に置いてある黒マントと鎌の元に歩み寄った。
そして、鎌を背に括り付け、黒マントを羽織った。
「おいおい、何してんだ。」
それを、横目で見ていた銀時が問う。神楽はテレビを見たまま振り向きもしない。
少女は玄関の方へ歩み寄りながら答えた。
「安心しろ。汝らを巻き込むつもりはない。」
「は?いやいや答えになってないんですけど。」
「あの飯はおいしかった。礼を言う。
世話になったな。」
そう言って少女は扉に手を掛けた。
「おい。お前には、帰る場所はあんのか?」
少女の動きがピタっと止まる。
「・・・帰る場所?」
「あぁ、人間には誰しも帰る場所を持ってるだろ?」
「・・っ」
それを聞いて少女は顔を歪めた。
「なぁ、どうなんだ?」
「・・・・ない。僕は・・人間じゃないから。」
「何言ってんの?お前は人間じゃん。」
「違う。・・・認めたくないが。
だって今、ぬしだって帰るところがなければ人間じゃないって言った。」
「・・・・だろうと思った。」
銀時はうーんと伸びをした後、ソファーから立ち上がり少女に近づく。
そして中腰になり、目線の高さを自分の頭一つ分程小さい少女に合わせた。
「なぁ、知らないかもしれないが、ここはあの有名な万事屋銀ちゃんだ。依頼されればなんだってやってやる。
もちろんこれは頂くがな。」
銀時はニヤっと笑いながら、親指と人差し指を合わせて円を作った。
いまいち、少女は理解できないらしい。困惑した表情で銀時を見つめた。
「つまりだな。」
そういうと銀時は、新八と神楽を呼び寄せ、自分の隣に二人が立つと、二人の首に腕を回して引き寄せた。
万事屋三人は少女を見つめる。
そして声を重ねて言った。
「頼まれればお前の帰る場所になってやることもできるんだ!」
- Re: 最果て‘銀魂’ ( No.11 )
- 日時: 2009/11/22 16:00
- 名前: 空雪【そらゆき】 (ID: y7oLAcgH)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13492
ちょっ・・・・・
あまりの凄さに言葉が出ないんですけど・・・・・。
一言でまとめると、
す・ご・す・ぎ・る・★
天才ですね!!
やばいですww
続き、頑張って書いてください!!!
- Re: 最果て‘銀魂’ ( No.12 )
- 日時: 2009/11/23 10:14
- 名前: 藍那 (ID: cnghTjAY)
お久しぶりいです^^
大食いですか、いいですね^^
私も病気ん時くらい食欲失くせって言われるん(きいてねーよ
更新待ってます^^
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