二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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バトルテニス=バトテニ=
日時: 2009/12/13 16:16
名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)

こんにちは、亮と申します。
  続くかどうかは分かりませんが、バトテニ小説を書こうと思います。
  どうか見守ってくださいッッ
  ご意見・ご感想お待ちしてます

  消えちゃったんで立て直しました
  



注意事項  >>1

参加者名簿 >>2


 【序章】 >>3


 【一章】 1〜18http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13626
      19 >>4


 【二章】 20〜25http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13943
      27〜>>5>>7>>12>>17

27から書いていますッ
読んだことのない人は、目次から順番に読んでいって下さい。

※何故か26がなくなってしまいました。
“会議”という話しで、香澄達5人がこれからのことを話し合い、赤也のデイバックの中からレーダーが出てきます。そして放送がかかる・・・という流れで27に続きます。

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Re: バトルテニス=バトテニ= ( No.1 )
日時: 2009/12/11 17:51
名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)

※注意事項
  
  この小説は“バトテニ”です。
  “バトテニ”とは、話の中で“テニスの王子様”のキャラ達が殺し合いをします。
  アナタの大好きなキャラが、誰かを殺すかもしれませんし、
  アナタの大好きなキャラが殺されるかもしれません。
  血表現やグロイモノも痛い表現も含まれています。
  「そんなの許せないッ」という人は読まないでください。
  
  この“バトテニ”小説は“バトルロワイアル”をよく知らない亮が書くので、
  他の“バトテニ”小説とは設定が多少異なる場合があります。
  それに最終日の生存者は1人ではありません。

  これらの注意事項を良く読んだ上でこの“バトテニ”小説を読んで下さい。
  苦情は一切受け付けません

Re: バトルテニス=バトテニ= ( No.2 )
日時: 2009/12/11 17:51
名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)

参加者名簿


   参加校 青春学園 氷帝学園 立海大付属
   
   1芥川慈郎
   2跡部景吾  
   3一ノ瀬香澄(ヒロイン・青春学園)
   4乾貞治
   5越前リョーマ
   6大石秀一郎
   7鳳長太郎
   8忍足侑士
   9樺地宗弘   
  10河村隆 
  11海堂薫 
  12菊丸英二
  13切原赤也
  14真田弦一郎
  15宍戸亮
  16ジャッカル桑原
  17滝萩之介
  18手塚国光
  19仁王雅治
  20日吉若
  21不二周助
  22丸井ブン太
  23向日岳人
  24桃城武
  25柳生比呂士
  26柳蓮二
  27幸村精市

Re: バトルテニス=バトテニ= ( No.3 )
日時: 2009/12/11 17:52
名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)

     


         【序章】 -始まり-



        あの日、まだ中学生だった私たちは、
        全国大会を終え、
        その勝利に溺れぬように、
        また、悔しさからはい上がれるように、
        合同強化合宿に出掛けた。
     
        全国大会で顔を合わせた、“戦友”達。
        一緒にたくさんのことを乗り越えてきた、“仲間”達。
     
        そんな戦友達と、大好きな仲間達と、
        大好きなテニスをしに行った。


        ・・・ただ、それだけ。 
        それだけなのに。

    
        まだ、中学生だった私たち。
        まだ、子供だった、私たち。

        そんな私たちには残酷すぎる現実。
        信じられない、信じたくない。
        でも、信じなくてはいけない、現実。

    
        何故、あんなことになったのか。
        何故、大人達は私たちに、あんなことをさせたのか。
        何故・・・裏切ってしまったのか。
  
    
     

        あれから時が経ち、私は大人になった。
        でも、あの日抱いた疑問の答えは見つからない。
        大人になっても、私1人じゃ分からない。
        何も、分からない。


     
     
        ねェ、皆。
        生き残ったのは本当に、本当に・・・ 
     
     
        ——————私だけなの?
     

Re: バトルテニス=バトテニ= ( No.4 )
日時: 2009/12/11 17:52
名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)

19 芽生え




どうすればいいんだ?

俺がタカさんに託された思い。
それは“香澄を守る”ということ。
だけど、どうすればいいんだ?

守るったって、誰から守るんだ?
“守る”ということが“優勝”させてやるということなら・・・
ここにいるヤツを殺して、香澄だけを行き残させれば良いのか?

・・・それは違う。
そんなことをしても、香澄は守れない。
それどころか、深く傷つけてしまう。

だったら、俺は・・・

この運命から逃れたい。
大人達に逆らって、運命を変えたい。


皆で、生き残りたい。


「生き残ろう、皆で」(桃)


桃が突然言った。
決意に満ちた眼差し。
何としても生き残りたい。
1人でじゃなく、皆で。


「ムリに決まってんだろ・・・優勝者は1人って決まってる」(海堂)

そして言葉をつまらせた。
きっと、跡部のコトを考えたんだろう。
むやみに爆発のコトを口に出したら、日吉のコトを思い出させてしまうかもしれない。

海堂が黙った理由を察した跡部は、自分で言った。

「最後まで残ったとしても、首輪が爆発して皆が殺される」(跡部)

跡部は、強くなったのかもしれない。
日吉のことは忘れない。
だけど、日吉の死が教えてくれた現実。
これを静かに受け止めていた。

「気ィ遣わせたな、海堂」(跡部)
「そんなことないッスよ・・・」(海堂)


香澄は思った。
竜崎先生と・・・大人と・・・正々堂々戦えば・・・

私たちは、この運命から逃れることが出来るかもしれない。


「戦おう、大人と」(香澄)

Re: バトルテニス=バトテニ= ( No.5 )
日時: 2009/12/11 17:53
名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)

 27 主催者



「皆さん、初めまして☆ 中務っていいま〜す
 ここからは俺がこのゲームの監督だから、ヨロシクねッ」(中務)


聞こえたのは、男の声。
竜崎先生ではなく、男の声。
やけに明るく、“初めまして”なんて言って、自己紹介までした。
誰なんだ、この男は。


「まず、死亡者の確認と禁止エリアを言うね。
 えっとね〜青春学園、河村隆くん、氷帝学園、滝萩之介くん、立海大付属、柳蓮二くん、仁王雅治くんの 4人だよ〜 残りは23人! 頑張ってね!
 それと、禁止エリア! A-2、C-7・・・D-8も禁止エリアね。 死にたくない人は速やかにそこを 出ること」(中務)


「ここは・・・禁止エリアだな」(跡部)
「ですね」(香澄)


それよりも・・・この男は誰なんだ?


「竜崎先生は、どうしたんだ?」(海堂)


あんな裏切り者のババァ、知ったこっちゃねェけど。
やはり、恩師だ。
気になってしまう。


「あッ そいうえば皆、俺が何者なのか気になってんでしょ?」(中務)


まるでこっちの様子を見ているかのように、中務が言う。


「俺はねー・・・このゲームの主催者ってヤツかな。
 それと、キミたちの大好きな竜崎先生は、途中からこのゲームに反対し出しちゃってさー
 めんどくさいから・・・」(中務)


まさか・・・まさか・・・
この男は・・・


「眠って貰ったよ」(中務)


“眠る”
中務の言う“眠る”は“死んだ”と言うことなんだろう。
まるで日常のことのように、平然と言う。


そのまさかだ。
中務は、竜崎先生を・・・殺したんだ。


「竜崎先生・・・」(香澄)


香澄が呟いた。
目には、涙が滲む。

“反対した”
中務の言葉が、頭の中にこだまする。
竜崎先生は、もう、心を失ってしまったんだって。
私たちを見殺しにして居るんだって。
諦めていた。
すがることも出来ないほど、あの人の目は冷たかった。
だけど・・・心を失っては居なかったんだ。
私たちのために・・・反対してくれたんだ。

なのに、なのに、私たちは。
裏切り者と決めつけ、憎み、恨むことしかしなかった。
誰も、それでも尚信じようとはしなかった。


「ごめんなさい・・・先生・・・」(香澄)
「香澄・・・」(桃)


桃は、香澄の肩を静かに抱いた。
桃の目にも、涙が滲んだ。

強くなるって、決めたのによ・・・
涙って、こんなに簡単に出てくるモンなんだな。


「青春学園の諸君、ゴメンね?」(中務)


“ゴメンね”
そんな言葉で片づけるのか。
人の死を。


「ここまでにしようかな、今回の放送は。 んじゃ、次からはちゃんと6時間ごとに放送するよッ
 またね☆」(中務)



放送が終わった。
5人は静まりかえる。

あまりにも、突然すぎる出来事。
新しい敵の登場。
ムカツクはどに明るい、このゲームの主催者。

最低だ。


「出ましょう。 禁止エリアなんで、危ないです」(香澄)

冷静に香澄が言う。

「あ、あァ」(赤也)


皆を支えたい。
私には、それぐらいしか出来ない。
いつも笑っていよう。
それだけで、安心する人が居るならば。


「頑張りましょうねッ 必ず、生き抜こうよ!」(香澄)



香澄がそう言って振り返る。


その時思ったんだ。

こんな状況でも、いつもと同じように笑顔を作れるキミが、


すごいって、思ったんだ。


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