二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- D. Gray-Man
- 日時: 2009/12/26 16:11
- 名前: ХキャンベルХ (ID: BeNIg4Jd)
これはD. Gray-Man をそのまま書いた小説です。
どうか最後まで見ていって下さいネ(´・ω・)ノ゛
×注意提示版×
①)荒らしは禁止。
②)暴言や悪口は禁止。
③)オリキャラは一切募集しておりません。
④)おかしな点がありましたら報告お願いします。
⑤)コメントは募集しています。
以上です。
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- Re: D. Gray-Man ( No.3 )
- 日時: 2009/12/27 00:34
- 名前: ХキャンベルХ (ID: BeNIg4Jd)
—第1夜—『悪魔を狩る少年』1/3 続き
「チャールズ?」
チャールズは紐で円柱に巻かれていた。
「う・・うわぁ・・うわぁ・・うぅ」
よく見るとチャールズの顔には黒い星のマークがあった。
「うわぁ・・・うぅ」
ボキボキボキ・・・
いやな音とともにその星はどんどん増えていった。
そしていつのまにかその星でチャールズの顔は塗りつぶされていた。
「あ・・・あ・・・」
モアは声を出す事もできなかった。
バンッ
なにかが爆発したかのような音がし、あたりに煙がただよった。
そしてそこにはチャールズの服だけしか残されなかった。
「そんな・・・まさか・・・噂は本当に・・・」
スタスタスタ・・・
モアは戸惑いながらチャールズの方へ歩き出した。
「うっあぁ・・・何・・・苦しい・・・」
急に呼吸が苦しくなった。
すると少年はハンカチでモアの口をふさいだ。
「きゃあっ!!」
急な事にモアもびっくりしていた。
そして少年の肩をもちながら、階段の方へ非難した。
「気をつけてっこのガスは・・・有毒ですっ・・・彼は悪魔に殺されたんだ・・・」
少年は前を向いた。
「あ・・・悪魔・・・」
モアはそう言うとそのまま目を閉じた。
「ハッおまわりさんっ」
*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○
「っはっ・・・」
モアは目を開けた。
(明るい・・・?)
「あっ」
ガバッ
モアは体をおこした。
「おぉっモア気がついたか」
「んっ・・・あれ?ここは・・・」
モアは頭痛がする頭を抑えながら言った。
「そうだっ警部っ」
同じ警察官の老けた男はモアの手を掴むとある部屋の前に来た。
ドンドンドンッ
その男は拳でドアを叩いた。
「モア巡査が気がつきました」
「何ぃっ?」
カチャッ
男は歯をギシギシさせながら中へ入った。
「っはチャールズがっ・・・」
モアはチャールズの事を思い出した。
「分かっとる・・・」
男はモアを見ながら言った。
「んでっ今容疑者を取り調べておる」
警部が取り調べていたのは・・・
「んんっえ?」
「名前はアレン・ウォーカー」
そう、あの時の少年だ。
どうやら名前はアレン・ウォーカーと言うらしい。
「えへ・・・」
アレンはモアを見ながら苦笑いした。
ドンッ
警部は思いっきり机を叩いた。
「お前がやったんだろっ」
「ひぃぃぃぃっやってませんってばぁ・・・」
アレンはびくびくしながら言った。
「なんでそうなるんですかぁ・・・?僕は気絶していたおまわりさんをここへ運んできただけなのにぃっ」
「お前っ現場に居ただろぉがぁっ!それにこの手っ真っ赤じゃねぇかぁっ」
警部はどなりつけた。
「えっいや・・・これはもともと・・・」
アレンが言いかけた時だった。
ベリッ
手にしていた手袋が取れた。
そしてそこには緑色の宝石のような物が埋め込まれていた。
「はっ・・・」
モアもびっくりしていた。
「なんだこりゃあ・・・手に何埋め込んどるんだぁ?」
警部はアレンの手に指を指しながら言った。
「まったく・・・とんだいかれやろうだぁっ親から貰った体ぁ大事にしろよぉっ」
警部は怖い顔をしながらもう1度席についた。
「あのぉっハァ・・・」
モアはあきれながら言った。
「んんっ?」
警部はモアを見た。
「この少年はっ事件がおきるまで自分と一緒でした」
「はぁっ」
アレンはほっとし、ため息をついた。
「何ぃ??」
「警部・・・犯行現場にはかなり大型の銃器と見える弾痕が残っておりますっしかしながら・・・」
同じ警察と見える男が警部に言った。
「この少年の所持品は猫1匹と小さなトランクのみ今の所現場からはそれらしき銃器は発見されとりません」
バァアアアアアアンッ
警部は思いっきり机を叩いた。
「なぜ気絶などしたぁっモア巡査ぁっ」
「んっ・・・」
モアは目を背けた。
「申し訳ございません・・・」
警部はイスにもたれかかりながら掛かりながら言った。
「現場にいながら犯人の姿も見取らんとわ・・・」
するとアレンは手を挙げて言った。
「僕犯人知ってます」
「「何?」」 「「え?」」
警察はいっせいにこちらを向いた。
- Re: D. Gray-Man ( No.4 )
- 日時: 2009/12/27 14:29
- 名前: ХキャンベルХ (ID: BeNIg4Jd)
—第1夜—『悪魔を狩る少年』2/3
警察はいっせいにこちらを向いた。
「姿は見てませんがどうゆう者か知ってますっ捜査に協力させて下さい」
そしてアレンは少し微笑みながらまた口を開いた。
「犯人の名称は悪魔っ僕立場上よく出会うんですっ」
アレンは真っ赤な左手を出して言った。
「まだまだ人を殺しますっ早く止めないと手に負えなくなりますよ」
「悪魔?」
モアは言った。
そしてアレンは不思議な物が埋め込まれた手を見せながら言った。
「これは対悪魔武器ですっエクソシストってご存知ですか?僕は悪魔たいじ専門のクラーシマンなんです」
その時アレンの左目は何かに反応したかのように赤くなった。
そしてしばらく沈黙が続いた。
「エクソシストぉ?何だそりゃあ」
警部は疑うように腕を組みながら言った。
「ふっぅん・・・もういいよお前っとりあえず釈放っ俺は現場にもどる」
そして警部はモアの方を向いて言った。
「モア巡査ぁああっ!!お前はこいつを自宅でこいつの見張り番だぁああっ!!」
「「えぇ・・・」」
アレンとモアは目を真っ白にしながら言った。
*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○
「警官が死んだんだってさぁ」
「ひでぇありさまだったらしぃ」
通りすがりのやじうまが策から建物を見ていた。
「あの噂は本当さったんだぁ・・・」
「何かに取り付かれてんだよここわぁ・・・」
「なっ何があったんだ??」
そしてまた1人、また1人とやじうまが増えていった。
その後ろをピンクでカボチャの人形がついている傘をさした老けた老人が通りかかった。
「2年前っここで結婚したばかりの夫婦が事故にあったんだよ」
スタスタスタ・・・
*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○
はぁ〜〜〜〜〜〜・・・
ここはどこかの部屋の中。
車椅子に座った、よぼよぼの男の口から紫色をした煙がでてきた。
スタスタッ
そしてまるで上から舞い降りてきたようにあの老人が男の前に現れた。
顔は薄紫色で、耳は悪魔のようにピンッと長く、丸い眼鏡にとっても大きな口、そして青色の薔薇が巻きついたハット。
そしてあの傘。
煙の中から現れた。
「わがはいのかわいいぃ悪魔ちゃぁあんっもっともっと殺して進化するのでぇっす」
その老人は言ったその時。
「兄さんっ」
ドアの向こうからモアの声がした。
どうやらモアの兄らしい。
「ただいま兄さんっ体の具合はどう?」
「フフフフフフッ・・・」
老人は不気味に笑った。
キィ・・・カチャ
ドアがあいてモアが入ってきた。
「おかえり・・・モア・・今日は帰るの早いね・・・」
「ッハッ・・・兄さんっ最近ぜんぜん食べてないでしょ」
部屋のはしにはサラダや、パンがおぼんの上に置いてあった。
「だめだよちゃんとたべなきゃ」
モアは言うとおぼんの方へ歩いた。
「お腹いっぱいなんだ」
「はぁ・・・」
モアはため息をついた。
「ごめんよ・・・」
そして兄はもう1度口を開けて言った。
「でも・・・すぐに減る」
モアはそれを聞き兄の目の前でしゃがんで言った。
「がんばって・・・マルク兄さん」
どうやら兄の名前はマルクと言うらしい。
「天国の姉さんもそう願ってるわ」
そこには1枚の写真があった。
すると———・・・、
ドンッ
「こらっ暴れるなって」
アレンの声がドアの向こうから聞こえてきた。
うにゃぁああ
「んっ?」
モアはドアの方を見た。
ズドドドンッ
カチャッ
モアはドアを開けた。
コトンッ
絵がアレンの頭に落ちた。
「こらぁああ!!何やってんのぉっ!!」
モアは怒鳴った。
「現場へ行く気だったわねっ!!」
「ちょ・・・ちょっとだけぇ・・・ハハ」
アレンは苦笑いした。
「だぁああっめっ!!」
んにゃああおん
*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○
スタスタスタ・・・
アレンは猫を肩に乗せて窓の方へ歩いた。
(すぐ目の前なのに・・・警部さん達大丈夫かな・・・)
アレンは顔を下に向けながら思った。
「アレン君っ君ぃ本当に犯人が悪魔だと思ってるの?」
「えっあっはい?」
アレンは首を後ろに慌てて向けた。
「悪魔と言うのは昔の人が病気や災いに対する恐怖心から作り出した空想のキャラクターよ」
モアはページをペラペラとめくりながら言った。
「私は呪いや悪魔なんて信じてないわっ!そう言うの嫌いなの」
モアはアレンの方をキッと見た。
「はぁ・・・・」
アレンはため息をついて言った。
「えっと・・・僕の言ってる悪魔はそう言う物じゃないんです・・・」
「んっ?」
「悪魔とは兵器の名称です」
アレンは人差し指をピンッと立てて言った。
キーッ キーッ キーッ
車椅子が床をこする音がどこからか聞こえてくる。
「人類を標的と考えられた悪性兵器・・・それが悪魔です」
キーッ キーッ ・・・ッ
ドアの前で車椅子は止まった。
「普段は人の形をしているので人間と区別しにくいのですが・・・」
アレンが言いかけたその時だった。
バァアアンッ!!!!!!!
「「ハッ!!!!」」
モアとアレンは思いっきり開いたドアを見た。
そこにはマルクが居た。
「うぅ・・・わぁ・・・・うがぁ・・・」
マルクは苦しそうに上を向いた。
「マッマルク兄さんっどうしたの!?」
「あぁっ・・・うがぁっ・・・がぁ・・・」
その時、アレンの左目が反応して赤くなった。
「ッハッ」
アレンが見たのは、マルクの上に立っているウェディングドレスを着た骸骨だった。
「うぅ・・・うぁがぁああああああああああああっ!!!!!!」
マルクの目がパッと開いた。
「うわぁあああああああっ!!!!!!!!」
すると、マルクの体から変な丸い形をして真ん中に人の顔がありチャールズの時の黒い星のマークがある物体だった。
モアは全く声が出せなかった。
まるで成長の早い花が咲いてくるかのようだった。
「何よ・・・これ・・・」
そして、大きな銃器が出てきたかと思うとモアの方へ向けられた。
ウィーーーーンン ガシャッ
バァッッン!!!!!
「ッハッ」
モアが打たれようとした。
アレンはそこに飛び込んで来た。
「うぉおおおおおっ!!」
バッバッバッバッバッ
紫色に光った弾丸はモアに向かって打ち放たれた。
それをアレンは片手で受け止めるとそのまま隣のあの建物につっこんでいった。
「「「んっ?」」」
そこに居た警察や警部は窓の方を見た。
*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○
「だ・・・大丈夫ですか・・・モアさん・・・」
アレンが飛び込んできたとこは大きな穴が開いた。
警察はその1個下の階にいたらしく怪我はなかった。
「こ・・・ここは?ど・・こ」
「む・・・向かいの教会です・・・」
シューーーーーッ
アレンが受け止めた弾丸を見てモアは言った。
「嘘・・・あなた・・・弾丸を受け止めたの!?」
モアは甲高い声で言った。
モアはその弾丸に触ろうとした。
「触らないでっ」
アレンは手を引っ込めた。
「悪魔の弾丸ですっこの弾丸には毒のウイルスが含まれています」
アレンは弾丸を見つめた。
「悪魔は自らの体をコンバートしてこの弾丸を打ち出すんです」
アレンは弾丸を床に置いた。
コンッ
「打ち込まれるとウイルスが急速に体内で侵蝕して・・・」
アレンの腕の中に居た猫は見る見るうちに黒い星で埋め尽くされて粉々になった。
パァアアンッ
「ハッ」
モアは驚いた。
「助けられなくて・・・ごめんよ・・・」
アレンは猫に誤った。
そしてモアは悲しくなり顔を下に向けた。
「マルク兄さんは・・・どうしちゃったの・・・」
モアは弱弱しく言った。
「モアさん・・・悪魔は人間の皮をかぶって社会に進入するんです・・・あれはマルクさんじゃない・・・」
アレンはモアに1歩1歩近づいて言った。
「マルクさんを殺しなりすましていた・・・悪魔です・・・」
「ッ・・・兄さんが・・・殺されてた・・・?」
「ッハ来てっ」
アレンはモアの手を引っ張って物影に隠れた。
バァアアアアアアンッ
壁からいきなり悪魔が現れた。
「こらぁああああああっ」
警部が階段を登りながら叫んでいた。
「お前らここで何してるーーーーーーーーーーっ」
「「えっ」」
「警部っ!!!」
アレンは驚いたように言った。
「な・・・っなんじゃこりゃあ・・・」
警部は少し戸惑っていたがすぐに命令を出した。
「撃てぇえええええええええっ!!!」
パンッ ピュンッ パンッ パンッ
いっきに銃で撃った・・・が・・・、
「銃じゃダメですっ!!!逃げて下さいっ!!!」
アレンはそう叫んだ。
しかし・・・逃げる間もなく悪魔が警察を見た。
「「「「う・・・うわぁ・・・」」」」
(や・・・やめ・・・て・・・)
モアは心の中で叫んだ・・・が・・・、
バッバッバッバッバッバッ
「うわぁああああああっあああああああああっ!!!!!!!!!!」
モアは目を疑った。
もう何もかもが全く分からなくなった。
チュドォオオオオオオオンッ
あたりは煙で真っ白になった。
「警部・・・・・・・・・」
「みんな・・・・・・・・」
「ッハ・・・・・・・」
ツゥ・・・・・・
モアの頬に涙がこぼれた。
「こっこの化け物っなんで殺すのよっ!!なんでっ」
モアは涙をこぼしながら悪魔に言った。
「言っても無駄ですっモアさん」
アレンが言った。
「望んでやってるわけじゃない・・・兵器として進化するようにプログラムされてるんです・・・」
アレンは落ち着いた口調で言った。
「あっあれはただの殺人マシーンよっ!!」
「違う・・・悪魔は魂を内臓した生きる兵器なんですっその魂は製造者に支配され罪にくなし己の姿に絶望し現実を憎悪する・・そんな魂のフラストレーションは悪魔を進化させるエネルギー元になるんです」
そしてアレンは悪魔を見つめながら言った。
「あの悪魔にも誰かの魂が入れられているっその人はきっとマルクさんと絆が深かった人っ」
「ハッ」
モアは何かを思い出したようだ。
「悪魔は・・・奇怪と魂と悲劇を材料に作られるんです人は誰しも・・心の中に闇がある・・・悲劇によって悲しみが深くなった所に製造者が現れ悪魔を売る」
「悲劇・・・・」
モアはそうつぶやいた。
- Re: D. Gray-Man ( No.5 )
- 日時: 2009/12/27 15:28
- 名前: ХキャンベルХ (ID: BeNIg4Jd)
—第1夜—『悪魔を狩る少年』2/3 続き
モアはそうつぶやいた。
*○*○*○*○*○*過☆去*○*○*○*○*○*
「「ッハ」」
マルク兄さんと姉さんは私の方を見た。
ここは教会。
ウェディングドレスを着た姉さんとそしてマルク兄さん。
そこに私はつまらなさそうに居た。
「フンッ」
私は目をそらした。
「まだモアと喧嘩してるのかい?」
「だって・・・警官になるなんて反対だものっ父さんと母さんを殺した犯人を捕まえたいだなんて・・・」
姉さんは下を向いた。
今にも泣きそうな表情をしながら。
「クレアっモアは何も復讐の為に警官になるんじゃないっ僕らがずっと幸せに暮らせるよう守りたいんだそうだ」
どうやら彼女の名はクレアと言うらしい。
「ッ信じようっモアの気持ちを・・そして神のご加護を神は信じる者を裏切る事はしないよ」
メシメシッ
まだみんなは知らなかった、この不思議な音を。
「そうねっ信じるわっ」
メシィッバキッ
「っあ」
シャンデリアが二人の上に落ちてくるのだった。
「うわぁああっ!!」
「ああああっ!!」
クレアはとっさにマルクを押した。
他の人達も叫んだっ
ガシャアアアアアアアアアアアンッツ
「うわぁあああっ!!」
ゴーンッ
丁度金が鳴った。
「ひぃぃいいいっうわぁあああああっ」
マルクは顔の色を真っ青にしてシャンデリアを見つめた。
クレアが下敷きになっているシャンデリアを。
とっさにモアもマルクの所に来た。
「姉さん・・・」
- Re: D. Gray-Man ( No.6 )
- 日時: 2009/12/27 23:25
- 名前: ХキャンベルХ (ID: BeNIg4Jd)
—第1夜—『悪魔を狩る少年』3/3
「姉さん・・・」
「ク・・・クレアァアアアアアアアアア」
マルクは叫んだ。
*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○
マルクはいつの間にか不思議な空間に居た。
「はいっこんばんわ」
それはあの老人だった。
「これはわがはいの作った魔道式ボディー」
そこには真っ黒の人間の形のプラモデルのような物があった。
そしてその物の頭のてっぺんにはあの星のマーク。
「魂を取り込み復活させますっ憎き神からクレアを奪い返すのです」
老人はニタニタと笑った。
「ッハッ」
マルクの目から涙が消えた。
「その為にはあなたの協力がいるんですがねぇ?」
そして老人はマルクを見た。
「クレアと絆のあるあなたの〝呼び声〟が・・・」
そしてマルクは言った。
「クレアの魂を呼び戻す事ができる・・・」
「そう」
老人は首を縦に振り言った。
そしてそのまま姿を消した。
「っはぁ」
マルクは顔を輝かせながらその物体に近づいた。
そして満点の笑顔で叫んだ。
「クレァアアアアアアアアアアアアアアアアッ」
すると上から紫色に光った物がその物体に落ちてきた。
そしてその物体は青白く光った。
そして頭の上に【クレア】と刻まれた。
カタカタッ カタタカタッ
その物体の口が動きだした。
『マ・・・マルク・・・』
「クレアッ」
マルクが笑ったその時、
『何て事を・・・どうして私を悪魔にしたの?』
クレアはキンキンの甲高い声で言った。
『もう逃げられないっ』
マルクはびっくりした。
「へ?」
するとマルクの肩に手が置かれた。
「こらぁお前はわがはいの物ですっ」
あの老人はガッラガラの声で言った。
「命令です」
老人は人差し指を立てて言った。
「この男を殺してかぶりなさいっ」
カタッ カタッ
1歩1歩前へ悪魔にされたクレアがマルクに近づいた。
『うぅ・・・』
クレアは手で頭を押さえた。
『ウワァアアアアアアッ』
「うわぁああああああああっ」
グシャッ
嫌な音と共にマルクの声が響いた。
そして殺されたマルクをクレアはかぶるのであった。
ピキピキッ クシャグシュッ
バキバキバキィッ
そしてクレアはマルクになりすました。
「HAPPY BRSDY 出来上がりぃ」
老人はそう言った。
*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○
「っは・・・」
アレンは暗い顔をした。
「そんな・・・これが・・・これがあのクレア姉さんなのぉおっ!!」
モアは吐き捨てるように言った。
ジロッ
その声に気づいたのかモアとアレンの方を悪魔が見た。
パタンッ
「うっ・・ふぁっふぇっうっうっ」
モアはしゃがみこみ泣いた。
スタスタスタッ
アレンは悪魔の前に歩いてきた。
そして———・・・、
シュッ
あの赤い手を隠していた手袋から緑色の光が出てきた。
「僕に宿る聖なるクロスよっ今っ闇を破壊する力をっ」
アレンは言った。
そしてアレンの真っ赤な左手は見る見る内に銀色で前の手の20倍大きく鋭くなった。
「哀れな悪魔に魂の救済をっ!!!」
「うううっうわぁああああっ」
グサァッ
「ごめんよ・・・今・・・楽にしてやるから・・・」
そして悪魔は消えた。
「どうか安らかに・・・ミセスクレア」
「うっ」
ポチャン
モアの目から涙がこぼれおちた。
「うぎゃあああああああああっ」
悪魔は叫びながら破滅した。
パリンッ
そして今までかぶっていた物が壊れ、中から本物のクレアが出てきた。
「ありがとう・・・」
クレアはそのまま青白い炎と共に消えていった。
「っはぁっ」
モアは息を飲んだ。
そして目を丸くしてその光景を見つめていた。
*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○
綺麗な三日月の夜。
「天国で結ばれてるよね?クレア姉さんとマルク兄さん」
「そうですね・・・きっと」
モアは体操座りをして目を伏せていた。
アレンは三日月をずっと眺めていた。
そしてアレンはふとつぶやいた。
「千年伯爵・・・」
そう、あの老人の名は〝千年伯爵〟。
「製造者の名前です彼は今っ人類終演のシナリオを演じている・・・終わらせるのはエクソシストの役目です」
アレンは目を瞑り、手を胸にあてた。
するとアレンのコートからティムキャンピーが出てきた。
そしてアレンは手にティムキャンピーを乗せて立った。
「ティムキャンピー・・・」
アレンはうつむいているモアの方を見た。
そして礼をした。
「ッ・・」
モアも座ったまま礼をした。
- Re: D. Gray-Man ( No.7 )
- 日時: 2010/01/04 17:20
- 名前: 秋空 (ID: y5qheDIH)
キャンベル様,初めまして♪
同じくREBORNの小説書いてる者です^^
原作に沿って書いていらっしゃるんですね?
文章や効果音の書き方が上手です!
更新頑張って下さい!
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