二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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銀魂? 壬生浪日記帖
日時: 2009/12/27 14:09
名前: コナ (ID: KCnf7FEj)

—あらすじ—

侍の国。俺達の国がそう呼ばれていたのは今は昔。

20年前宇宙そらからやって来た。「天人」の台頭により、幕府は不平等条約を結び開国した。

だが、天人を討ち払い国を護る思想「攘夷」を持つ。
侍達はこの日を境に幕府派と天皇派に分かれた。
その侍達の対立は度々江戸を騒がしていた。

そこで幕府は、治安を収める為、ある組織を設立した。
それが、俺達「真選組」だ。

そんな俺達の日々を描いたコメディー時々シリアスな物語である。



どうも。こんにちは、コナです。
この小説は、銀魂ではなく初期設定の真選組物語です。
初期魂苦手な方は、退出してださい。
またキャラの情報が少なすぎるので、史実寄り&コナの妄想が混じっているのでご注意を。

銀魂より史実に沿った設定が多いですが、コナの解釈で設定しています。全て正しくありません。
実在した、隊長格オリキャラも出てきます。

それでも許せる方はどうぞ。荒らしはダメだぞ☆

ついでに、ギャクのイメージソングは東京事変の母国情緒。シリアスは話によります。



登場人物紹介>>1


—目次—

第一訓「平和って一体なんですか?」>>2

Page:1



Re: 壬生浪日記帖 ( No.1 )
日時: 2009/12/27 12:55
名前: コナ (ID: KCnf7FEj)

どうでもいい、登場人物紹介。
名前は史実通りですが、殆どオリキャラだと思って下さい。


近藤勇
真選組局長。サングラスとあごひげが特徴。
もうすぐ三十路だが、見合いでお相手探し中。
よい縁談があれば彼に教えてください。

土方歳三
真選組副長。普段はマイペースで少々バイオレンスな男だが、剣を抜けば凄腕の剣士へと変わる。へビースモーカー。

沖田総司
真選組一番隊隊長を務める、唯一の女隊士。
隊長格の中では剣の腕はぴか一。
刀を仕込んだ番傘で戦う、好きなものはお菓子といたずら(主に土方)

永倉新八
純朴で好青年な二番隊隊長。
常識人の定なのか、主にツッコミ担当。
しかし某駄眼鏡より気が弱い。
やるときゃやる男です。

斎藤一
三番隊隊長。
寡黙で真面目な青年。
土方より目つきが悪くあまり感情的にならない為、近寄りがたい雰囲気を放つ。見た目に似合わず天然。

原田左之助
槍使いの十番隊隊長。
赤髪のモヒカン頭で総司から、「鶏」または「サノトリ」というあだ名で呼ばれる。
豪快かつ熱血漢、男気あふれる人物。

Re: 壬生浪日記帖 ( No.2 )
日時: 2009/12/27 14:10
名前: コナ (ID: KCnf7FEj)

第一訓「平和って一体なんですか?」

特別武装警察真選組の屯所にある縁側で、茶をすする男二人がいた。

がたい体型の赤いモヒカン頭の男と、華奢な体躯の切り揃えた黒い前髪で同色の切れ長の双眸を隠している男がいた。

モヒカンは、すずめと天人の飛行艇がのんびりと散歩する空を見上げて呟く。

「平和だなぁ」
「……」
切れ長の男は、何も答えずお盆から饅頭を一口食べる。

「これで、事件が起きなきゃいんだけどな」
全くだ。年々増え続ける、幕府派と天皇派の乱闘事件に追われ、こういう時間が少なくなっているのだ。
だがそれが全てではない。

「沖田の馬鹿が、騒ぎ起こさなかったら…尚良し…」

そう、これが答えだ。一番隊隊長沖田総司のいたずらは真選組の名物であり、短気な副長土方歳三は沖田を追いまわす。
非常に騒がしく迷惑な話だ。

「まあな、それと斎藤…総司に聞かれたら殴られるぞ」
モヒカン男原田左之助は、淡々と話す斎藤一に警告する。
沖田の悪口を言った者は必ずと言っていい程、愛用の番傘で殴られる。その被害者は多数

斎藤は饅頭を食べ終わると知らんと言ったような表情で、無言で湯呑に口をつける。

「…」
何も答えなくなった原田は、しばらく饅頭を頬張っていた。
その時。
騒がしい足音が背から聞こえたが、やんだ。
その主は案の定…。

「あ、一とサノトリ。ちょっと助けてっ」
沖田だった。足音がやんだのは、原田達を見かけたかたであろう。

「また何かやらかしたのか」
原田はニヤニヤと笑いながら、肩を切らす沖田を笑う。
斎藤は、前髪の隙間から光る鋭い眼で沖田をただ睨んでいた。

「はは、実はさ…」
「待てゴラァッ総司!!」
向こうから白髪頭の男土方が、怒声を上げ物凄いスピードで追ってきた。
しかし、その怒りに満ちた顔は怖いというよりどこか笑える。

なぜなら、沖田が土方の仮眠中。顔に様々な落書きを施したからだ。
それは、社会の教科書に載っている偉人の写真の落書きレベルだ。

「あ、やべっじゃあね!」
風の如く、沖田はその場を後にする。
原田は一瞬だが、面白く書かれた土方の顔を見て。
吹き出し、お腹を抱えて笑い始めた。

「何笑ってんだ…原田」
土方の癇に障ったのか赤い凛とした目で原田を睨む。
「ちょ、副長ぉこっち見ないでくださ…ぎゃはははははは!!」
斎藤は笑いまいと口を抑え必死に耐え、体を震わせている。

「俺を笑った奴は、切腹だァって事で、お前ら後で覚えとけよ」
「そんなぁ、副長ぉ勘弁してくださいよぉー!」

原田の言葉はむなしく、物騒な捨て台詞を残し沖田の追跡を再開した土方に届かなかった。



「平和ですね、局長」
「ああ、平和だな」
その頃隣の和室で、のんびりと囲碁を打つ局長近藤勇と二番隊隊長永倉新八が騒ぎを聞いて、そう呟いた。

ああ。本日は晴天なり。

Re: 銀魂? 壬生浪日記帖 ( No.3 )
日時: 2010/01/01 18:06
名前: 水仙 (ID: nWEjYf1F)

新年明けましておめでとうございます!

はじめまして、水仙といいます!

ものすごく面白い作品ですね! 

あまりにもお上手なので尊敬してしまいます・・・(^_^;)

それでは更新待ってます(^_^)/~


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