二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【ポケスペ第1章】 君と私の旅路 
日時: 2010/01/09 17:31
名前: 亜月 ◆LW1MLyeKg. (ID: 8Sk6sKy2)
参照: OP そうマンキンのアレです← あの神MADを見てこうなった

9代目キター(ぇ
シルバーが表紙ですよ!! 嫁のシルバーが表紙ですよ!!
大事な事なので2回いいますた←

この小説は、ポケットモンスターSPECIAL(通称ポケスペ)の第1章(1巻〜3巻)を原作沿いに書いたもので、オリジナル要素を加えた小説です
ネタバレも含まれますので嫌な方はプラウザの戻るクリックをお願いします。
後CP(カップリング=カップル)が、
レイエorレブルorレカス‥じゃないので覚悟を。

君と私の旅路=君旅


[>夢月ノベル

*.。。。.オリキャラ.。。。.*
ホワイト>>1

☆*—本編—*☆
【ポケットモンスターSPECLAL 君と私の旅路】
1.白、それは始まりを意味する>>2
「たとえどんな奴が相手だって、オレ様の敵じゃないぜ! なあ!」
2.幻のポケモン>>3
「オ……オレが、負けた……?」
3.負けた>>4
「レッド、大丈夫。大丈夫だから……」
4.狙い>>5
「……俺さァ、〝ホワイト〟っつー女気に入った♪」
5.はじめてのポケモン>>6
「あ、オレの名前はブラック。君は?」
6.トキワの森>>7
「ポケモン図鑑!?」
7.木の上から>>8
「あ、いやなんでもない。お前に話すのは少し早い気がするからよ」
8.ギャラドスと少女1>>9
「助太刀しますよ♪」
9.ギャラドスと少女2>>10
「なんだ? お前もレッドみたいにどこまでもついてくるのか?」
10.オツキミ山、そして同じころに。>>11
「……なぜおまえはライトブルーを……ライトの存在を知っている?」
11.脱出>>20
「……面白い展開を広げてくれそうねぇ…」

*:._.:*~番外編~*:._.:*
【学パロ】
オレンジVS不良>>18
「黙れ不良。お前にもボッコボコにしてやんよ?」



†*:;;季節限定企画;;:*†
【お正月SPECIAL企画】
初詣>>14
「じゃあ次は……おみくじを引いてみる?」
羽根つき、ペア決め>>15
「アタシの用意したコスプレ衣装を着るのが罰ゲームよ!!」
羽根つき大会1>>16
「なんでオレンジはあんなに自信満々で……」
羽根つき大会2>>17
「……アイツは昔から……よく物を振る奴だった……」


[>絵・歌・詩など

○o。。oキャラ絵o。。o○

。+.。゜:;キャラソン;:゜。.+。
ホワイトキャラソン【God Knows...】
http://www.youtube.com/watch?v=jsBYeh3yXqY
ブラックキャラソン【you/ブラックver.】>>19

*・:,・.。イメソン。.・,:・*
OP【Northern lights】
http://www.youtube.com/watch?v=Xfgct26S6rc
ED【タイプ:ワイルド】
http://www.youtube.com/watch?v=lZqaK1WVLCo&feature=related
架流サマ作詞【マイ・ストーリー】>>12
海美サマ作詞【明日に向かって】>>13

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Re: ポケスペ第1章 *君と私の旅路* コメ禁止 ( No.5 )
日時: 2010/01/07 16:22
名前: 亜月 ◆LW1MLyeKg. (ID: 8Sk6sKy2)
参照: ホワイト・???視点

4.狙い

トキワシティ————。

「よーし、いい子だ」

私たちはニャースを追いかけてトキワシティまで来た。そしてレッドが無事にモンスターボールに収める。
そして後1匹になった。

「しかし……追いかけているうちに、トキワシティまで来てしまうとは……老体にはこたえるわい」
「でもあと1匹です博士!!」
「そうですよ! あとはフシギダネだけですよね」

レッドと私ははりきっていたが、博士は「う〜ん」とうなる。
するとレッドは急に叫んだ。その先には逃げ込んだフシギダネ。私たちはすぐ追いかけたが、フシギダネはなにかの建物に入って行った。
……トキワジム? 閉鎖中? しかし今はそういう事を考える状況じゃなかった。

その建物の中は暗くて、クモの巣もあったほど。
しかも何かの銅像もあった。
あたりをキョロキョロと探していると、後ろのあたりでフシギダネが居た。

「さ、おとなしくこっちへ来……」

突然フシギダネは博士に突進し、博士は怒りだした。
……フシギダネは警戒している。これは……? と思い、フシギダネに近づいた。

「怖がらないで、フシギダネ」

私はゆっくりとフシギダネに近づき、思考を読み取った。
私には、ポケモンのある限りの過去を辿る事が出来る。フシギダネにもきっと何か……と感じた。

しばらく記憶を辿り、私は我に返る。
……外に出るのが、フシギダネははじめてなのか。だから……警戒していたのね。

「外に出るのはじめてだもんな」

レッドが私の発言しようとした事を先に言って、びっくりした。正直、私の考えが読まれているんじゃないかって、少し思いこんでしまった。

「研究所で見たとき、ほかのポケモンとは別にしてあったよな……自分以外の生き物を見るの、はじめてだったんだろ?」

レッドは……すごい。
私は思考……記憶を読まなきゃ気がつかないのに、レッドはさっき研究所にいた短い間で、そんな事を見ていたんだって…………正直、すごいと思う。

気がつけば、フシギダネはレッドになついていた。その場面は、博士も言葉が出なかった。
するとおかしな音がして、入口を見ると……。


—???視点—

「ふぅん……レッドに、ホワイト……ねぇ」

オレはトキワシティに生えている木の上で、レッド、ホワイト、オーキド博士の3人の様子をうかがっていた。
……横には〝サンド〟ってポケモンがいる。

オレは望遠鏡で様子を見ているのにも飽きて、ポケギアという物で、とある人物に連絡を取った。

「もしもーし、あ、〝ブルー〟?」
≪あー〝ブラック〟? その後様子はどうなの?≫
「相変わらず特に展開もないみたいだけどー」

リュックから、さっき買った食パンを口に運びながら〝ブルー〟というオレと同じ行動をしているオンナと連絡を取っていた。

≪? なんかあったの?≫
「……俺さァ、〝ホワイト〟っつー女気に入った♪」
≪はぁ!? アンタ正気!?≫

そう。あの〝ホワイト〟とゆー同年代のオンナに興味を持った。というか、好意を持った。
どうやらレッドっつーアホ少年はホワイトにアピールしてるが……本当はオレのほうがアピールしがいがあるけどなー。

「っつーわけで、オレの恋を応援よろしくなー!」
≪……本来の目的を忘れないでよ≫
「わーってるわーってる!! んじゃーなー!」

オレはポケギアの電源を切ると、木から落ちる際綺麗に着地をした。
するとトキワシティのジムから大きな音が聞こえた。

何かを倒したのだろうか?
それにあそこから光が差し込んでいる……ソーラービームあたりでもうっただろう。

「よし、行くかサンド!!」

オレはトキワシティを後にし、トキワの森へ向かうのだった。

Re: ポケスペ第1章 *君と私の旅路* コメ禁止 ( No.6 )
日時: 2010/01/07 16:30
名前: 亜月 ◆LW1MLyeKg. (ID: 8Sk6sKy2)
参照: ホワイト・ブラック視点

5.はじめてのポケモン

「るるる〜るんる〜るる〜♪」
「ホワイト、ずいぶんテンション高いな〜」

私とレッドはトキワの森へ向かう途中だった。
だってさっき、博士からレッドと私に〝ポケモン図鑑〟をくれたから!!
これで私もレッドと同じ目的になって嬉しいなぁ……。

「でもホワイト、ポケモン持ってないだろ?」
「うん、だからトキワの森でなんかポケモンいたらなーって……」

私はレッドと歩いていると、突然レッドが大きな物体……大きなポケモンらしきものに連れ去られてしまった。

「レッド〜〜〜!!」

私は大きな声でレッドを呼ぶが、その声はしだいに届かなくなっていった…………。

どうしよう……私、ポケモン持ってないし、レッドが居なかったらどうにもならないし……。
もし、大きなポケモンや凶暴なポケモンに襲われたら……このうすぐら〜い森で永遠に過ごすことになるの……?
それは絶対避けたい!! 1秒でも早くこの森から抜け出したいよ!!

「……どうしたの? 君?」
「……え?」

私はうずくまって泣いていると、上から声がして、見上げると……。

黒い瞳、黒い髪、私を見るそのまなざし……。
一瞬ドキッとしてしまった。
真っ黒の瞳には私がしっかりと映っている。

「……実はさ、オレこの森を一人で抜けれるか心配なんだ」
「……え?」
「君、ポケモン持ってないんでしょ? 俺聞いちゃったんだ。さっきの男の子を追いかけると同時に、一緒にこの森を出ないか?」

その黒に包まれた綺麗な男の子は、こんな私に手をさしのばしてくれた。
私はその手をしっかり握って、一緒に森に出ることになった。


—ブラック視点—

……上手い、上手すぎるオレの演技!!
ホワイトをまさか落としちゃうとはねーオレも成長したってことだろうな。
……これならこの森でプロポーズ出来るんじゃね?
まぁ調子に乗りすぎたけど……この森でホワイトと完全に恋人になるのが目標としよう!!


「えっと……」
「あ、オレの名前はブラック。君は?」
「ほ、ホワイトです。よろしく!」

知ってる。
ホワイトは顔を少し赤くさせながらそう言った。

「……ブラック?」

ホワイトは俺をのぞきこんでくる。
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおちつけオレ!!
相手は好きな人、動揺を見せたら逆に不自然だ!!
れ、れ、れ、れ、れれれ冷静になるんだ冷静に!
そうじゃなきゃオレの計画が台無しだッ!

「あ、そういえばここでポケモンを捕まえるんだろ?」
「え? なんで知って……」
「あ、い、いやポケモン持ってたいだろ? だから……」

オレは焦りを見せないように出来る限り頑張った。
焦りを見せてはさすがのホワイトも「?」と感付いてしまうだろう。

すると草むらから〝ガサッ〟と音がして、振り向くと傷ついた野生の〝ガーディ〟が出てきた。

「あれは……?」

ホワイトはバッグから何かを取りだした。あの赤い箱は……ポケモン図鑑。
ホワイトはレッドと一緒にポケモン図鑑を貰ってたのか……。

「ガーディ……自分のなわばりにいるはずなのにどうしてここに……?」

ガーディはフラフラしていて、オレは急いでリュックから〝きずぐすり〟を取り、ホワイトに渡した。

「これは……」
「〝きずぐすり〟力量の低いポケモンはこれさえあれば大丈夫だ」

ホワイトはきずぐすりを使うと、ガーディは元気になった。すると急にホワイトの胸に飛び込んだ。

「……が、ガーディ?」
「どうやらガーディはホワイトと一緒について行きたいんじゃないか?」
「ほ、ホント!?」

ガーディはしっぽをバタバタと大きく動かす。
そして、ホワイトはガーディをゲットしたのであった...

Re: ポケスペ第1章 *君と私の旅路* コメ禁止 ( No.7 )
日時: 2010/01/07 16:33
名前: 亜月 ◆LW1MLyeKg. (ID: 8Sk6sKy2)
参照: ホワイト視点

6.トキワの森

「んー……」

私はブラックと喋りながらもレッドを探していた。
大きいポケモンに連れ去られていたけど、森の中にいるのかなぁって。

後出口までもうそろそろ……かな?
そうしているうちに、聞きなれた声が聞こえた。

「……の……!! よ……も!」
「おっと!! お……い……モン……きた……ポケモン……ぶつ……あっ……ない……ずだぜ」
「……?」

レッドと……誰かが話している声が聞こえた。しかし、ところどころ聞こえない部分があって、こっそり近くまで行って草むらにブラックと一緒に隠れた。

「お前はあの時の! なんでお前がここに……」

レッドと……あ! 思いだした!!
ミュウと戦ったヒトカゲのトレーナーだ!
でも、どうしてここに? という考えはレッドと同じだった。

そしてとても大きな音が聞こえ、メリメリ……と音を立ててやってきたのは……。

「うわあああ!」
「待ってたぜガルーラ!」

……ガルーラ? ガルーラってポケモン? もしかしてそれを捕まえにトキワの森まで……。

ヒトカゲに指示を出し、ヒトカゲはたくさんの炎を口から出し攻撃をする。
そしてヒトカゲのトレーナーは赤い箱のようなものを出す。
……見たことあるな、あの箱。と思ってよく見ると、あれはポケモン図鑑だった。

「ポケモン図鑑!?」

レッドは自分のポケモン図鑑と、ヒトカゲノトレーナーのポケモン図鑑を見比べて驚いた。まぁ無理もないけど……。

「……〝おじいちゃん〟がオレ以外に、二人にポケモン図鑑を授けたと聞いたが……その一人がまさかこんな奴とは……アハハハハ!!」

……おじいちゃん? って事は……まさかオーキド博士の孫……って、この人だったの!?

「まったく、この程度の奴の図鑑とは……見てろ! オレが手本を見せてやるぜ!」

ああいうのを、ナルシストって言う…………のかな。
まぁレッドも似たような感じだけど……。
そのオーキド博士の孫……ヒトカゲのトレーナーはヒトカゲに指示を出し、ヒトカゲはまた口から炎を放って、ガルーラの直撃。ガルーラの体力ももうわずかだ。
そしてヒトカゲのトレーナーはガルーラにモンスターボールを投げた。

「……ちっ、もう1発だ!」

ヒトカゲのトレーナーが何度も何度もボールを投げてもガルーラははじき返してくる。

……明らかにおかしい。体力はもうなく、立っているのも限界のはずなのに、ボールを跳ね返す力はあるなんて……おかしい。
……そしてガルーラが支えているのはお腹の……もしかして!!

「オイオイ、こいつはオレの獲物だぜ。横取りする気か?」
「そうじゃない! このポケモンのお腹には……」

レッド……もしかして私の考えと一致したって事……?
……本当、レッドは最初はバカで頼りなくてそれを口に出すのはあれかなぁとか思ったけど……。

「……すごい」
「ん?」

私は小さくレッドに向かってそう呟いた。
本当、レッドはすごい、すごいよ…………。

「お腹の赤ちゃん……大丈夫か!?」
「え?」

レッドはガルーラに近づき、お腹の様子を見る。
ヒトカゲのトレーナーはそれに気付かなかったよう。……本当に博士の孫なの?

「やっぱり弱ってる……毒ポケモンにでも刺されたのか?」

レッドは……〝どくけし〟を取り出し、弱っているガルーラの赤ちゃんに使った。
きっと……一度でも攻撃を食らったら死ぬと思って守ってたのかな。レッドもそう言ってるし。

ガルーラは再び歩き出し、森の奥に戻って行った。

「すごいよねレッドは! ね、ブラッ……」

そこにはブラックの姿は既になかった。
……飽きて帰っちゃったのかな? まぁいいや。

「……あ、ホワイト!?」

私はレッドと再会し、ヒトカゲのトレーナー、博士の孫の……〝グリーン〟とも別れ、私たちはトキワの森を出た。

Re: ポケスペ第1章 *君と私の旅路* コメ禁止 ( No.8 )
日時: 2010/01/07 16:43
名前: 亜月 ◆LW1MLyeKg. (ID: 8Sk6sKy2)
参照: ブラック視点

7.木の上から

「ふう……」

危なかったぜ。まさかレッドが自力でカイリューから降りるとはな。
そして運よく木に落ちてなんとか助かったとか。
……ちなみにカイリューは俺のポケモン。本当は誰にもバラしたくないが。
こんな大きなポケモンを持っていたら驚かれるだろうし。

「……それにしても……」

俺はカイリューに乗って上空からレッドとホワイトの様子を見る。
……グリーンもいる。どうやらジムだかなんだかの話をしているらしい。
興味ないけどな。
……ホワイトはレッドの応援とかだろう。アイツはジムに挑戦できるレベルじゃない。

俺はニビシティに生えている木の上でポケギアを再び出した。

「……もしもしー?」
≪あ、ブラック? その後の様子は?≫
「レッドとグリーンって奴がジムに挑戦しようとしてると言った方がいいな?」
≪ふーん……≫

ここからは見えないが、どう考えてもブルーの顔はニヤニヤしているに違いない。
俺はブルーと連絡を取った後、〝とある人物〟に電話をかけた。

「……もしもーし?」
≪……もしかして兄さん?≫
「オレンジ? オレンジなのか?」

高い声で幼い8歳の女の子の声。そして〝兄さん〟と呼ぶ声。……オレンジだ。
オレンジは、分け合って俺とブルーと……同い年の男の子と兄弟関係に至っている。
今はきっとどこかの隠れ家にいるのだろう。

≪どーしたの? なんかよーじあんのー?≫
「……いや、特にないけど……」
≪カントー地方ってどんな風なのー?≫

オレンジにそう言われて、「うーん」と唸る。
オレンジの住んでいる〝ジョウト地方〟と大抵変わらないと思うんだがなぁ……。

「あ、そういえば……」
≪どーしたのー?≫
「シルバーいる?」
≪あ、うんちょっと待っててー≫

オレンジは雑音が入らないようにポケギアを抑えようとしたのか、指で押さえる雑音が入った。という事は、やりとりも聞こえてしまうのではないか?

≪シルバー! 兄さんから電話ー。でないと寂しくて泣いちゃうってー≫

……おいおい、誘い方誘い方!!
俺は寂しくても死ぬようなウサギじゃないぞ?
って言っているのにシルバーは電話に出るのか。

≪いつの間に情けなくなった? 兄さん≫
「シルバー……それは聞き間違いのどれでもないんだぜ?」
≪それより……急に電話してなんかあったり……≫
「……特に何もないが……」

そうだな……一応ブルーは元気だよって伝えとくか。あいつはシスコンだしな。まぁ俺はロリコンでもショタコンでもねーけど。
後は……俺の事でも大まかに報告しておくか。

≪そうか……≫
「一応オレンジにもそう伝えておいてくれ。あと……」
≪……?≫
「あ、いやなんでもない。お前に話すのは少し早い気がするからよ」

きっとシルバーは電話の向こうで「?」な顔をきっとしている。
うん、早い早い。だからあえて言わないでおこう。

……そして俺はジョウトに住んでいる……〝血の繋がらない弟と妹〟との連絡を終えた。


下を見下ろすと、ピカチュウとレッドとホワイト。
……そういえばピカチュウは2匹いるが……レッドとホワイトで捕獲をしたのか?
……ホワイトのピカチュウはなついているが、レッドのピカチュウは……なつくどころか、手なずけてられてない。


……本当へジムに挑戦する気なのか?

Re: ポケスペ第1章 *君と私の旅路* コメ禁止 ( No.9 )
日時: 2010/01/07 16:45
名前: 亜月 ◆LW1MLyeKg. (ID: 8Sk6sKy2)
参照: ホワイト視点

8.ギャラドスと少女1

「結局、グレーバッジを手に入れたのはオレとグリーンだけか……」

レッドはグレーバッジを手にし、それを見つめながらそう呟いた。
今は夕方。トキワの森で捕まえたガーディ、〝アディ〟と、レッドのピカチュウと共にイタズラしていたピカチュウ、〝カチュ〟をボールから出していた。

レッドのピカチュウは少しツンとしている。
フシギダネとニョロゾはピカチュウを見つめていた。

「お前も今日からオレたちの仲間だぜ。ほら、友情の握手だ」

レッドはピカチュウに手を差し伸べる。そしてピカチュウも手を出す……が。
……ピカチュウの目がギラリと光って、ニヤリと笑った。これはもしや……。

「うわあああ!?」

予想通り。ピカチュウはレッドに電撃を浴びさせた。
その後も、鬼ごっこ(?)のようにレッドはピカの電撃から逃げていた。
私は……ニョロゾとフシギダネと一緒に見守っていた。


レッドとしばらく歩いていると……ん? なんか女の人がでっかいポケモンを相手に……。
!! あれは凶悪で噂の……ギャラドス!?

「ヒトちゃん!」

水攻撃を受けたヒトデマンにすぐ駆け寄る少女。
……あんなでかいポケモンは、相当な実力がなきゃ倒せないかも……。

「レッド……」
「……助太刀するか」

レッドと私はお互いに頷く。そしてギャラドスと女の子が居る方向へ向かった。

「ずいぶんでっけえのを相手にしてるじゃんか」
「助太刀しますよ♪」

私とレッドはモンスターボールを構える。
女の子は私たちを止めようとするが、レッドはお構いなし。
私はカチュを、レッドはフシギダネを出した。

「ポケモン……! あなたたちもポケモントレーナーなの?」
「ええ!!」

するとギャラドスは攻撃のたいせいに入る。
これはさっきも見たような光景。もしかして……。

「〝ハイドロポンプ〟よ! 気をつけて!」
「…………」
「……て、……!!」

私はカチュに小さな声で指示を出す。
と共にギャラドスのハイドロポンプの中から回転しながらカチュが出てきた。
そして綺麗にスタッと着地成功。
フシギダネはと言うと……。

「……あれ?」
「へへ、水系の攻撃は草ポケモンにゃ効かねーぜ」

女の子はポカーンとしている。まぁ、常識的(?)に考えてそうだけど……まぁダメージを受けるときは受けるけど……。
つまり、ギャラドスの攻撃は少し威力が低いことが分かる!

「よし、こんどはこっちの番だな。やれ! フシギダネ!!」

フシギダネは背中のタネからタネを出した。あれはやどりぎのタネだ。毎回ポケモンのダメージを奪って自分の体力を回復させる、なんというか……鬼畜な技。

さすがのギャラドスもやどりぎのタネにしめつけられ、体力をどんどん奪われていった。

「よし、今のうちよヒトちゃん。〝じこさいせい〟!」

女の子のヒトデマンは、じこさいせいをし、体力を回復した。
女の子のヒトデマンも結構強そうだな〜。じこさいせいなんて使うからそうとうだろうなぁ……。

「では最期はトリプル攻撃と……」
「いきますか!!」
「フシギダネ!」
「ヒトちゃん!」
「カチュ!!」

ギャラドスも怒りだしてきたので、また暴れるだろうと、3人で頷いた。
そして3匹のポケモンを構える。

「〝つるのムチ〟!」
「〝バブルこうせん〟!」
「〝でんきショック〟!」

私たちのトリプル攻撃で、ギャラドスは相当はダメージを受けた。
そして仕上げは、レッドのモンスターボール。

「よっしゃあ、いただき!」

レッドはギャラドスの捕獲に、見事に成功した。


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