二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【REBORN】神なる者達-イタリア編-
- 日時: 2010/01/24 23:10
- 名前: 興野南 (ID: nWdgpISF)
神界とイタリアスレッドを分けました
イタリア編では7^3以外の人間達の動きをします
神界編はこちら
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15444
興野が苦手
オリジナルキャラや設定が嫌い
アニメアンチ
これらの方は見ない事をお勧めします
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- 【REBORN】神なる者達-イタリア編- ( No.1 )
- 日時: 2010/01/24 23:11
- 名前: 興野南 (ID: nWdgpISF)
神界に行ったボンゴレファミリーとアルコバレーノが第一の困難にぶつかっているとき
地上でも大きな波乱が待ち構えようとしていた
日本の並盛に到着したディーノ
しかし何かが違う
マフィアのボスとしての勘なのか、そう頭の中で強く思った
ミルフィオーレが撤退した事以外の何かを感じる
一体何があったのか?
何も知らないディーノは鞭を手に並盛の町中に踏み込もうとした時
「ボンゴレファミリーは神なる者の元に行っちゃったわよ」
「お前は神野アルス」
何年か前に出会った少女、神野アルス
自分は魔女と人間のハーフと言ったり、良く分からない少女だが今もまた訳が分からない事を言う
神なる者は伝説であって実際にあるわけじゃないのにそんなところに行けるわけはない
なのに何を言い出すか
「何てね、兎に角ボンゴレファミリーは貴方よりもっと良い鬼教師が強くするからいないよ」
茶化すような口調の割に納得できる言葉
そんな自分を考えると彼女が魔女というのはうそではないかもしれないとまで思える
「だから貴方はイタリアにもどりなさい。アレンもミルフィオーレサイドだってさ」
「何だって!?」
アレンという言葉に一気に空気は凍る
リボーン亡き後に最強のヒットマンを継いだ少女
もし彼女がイタリアを攻撃したらどうなるか
想像するだけでゾッとする
それと同時にイタリアではミルフィオーレに対抗するマフィアが切り殺されているという噂が大きくなっていた
「さすがは秋煉♪」
「……」
屍の上を白蘭と汚れ一つも付いてない刀を手に立つ少女がいた
- 【REBORN】神なる者達-イタリア編- ( No.2 )
- 日時: 2010/01/24 23:11
- 名前: 興野南 (ID: nWdgpISF)
残された入江とスパナ
二人はその場で立ち尽くすしかなかった
科学者として否定していたものの崩壊とボンゴレファミリーの消失
ショックとしか言いようがない
このまま何もしたくないとまで思えてくるほどであった
しかし
「人間は本当に何もしないんだな」
「!?」
誰もいないのに聞こえてきた声にあたりを見回す二人
しかし誰もいない
空耳なのかそれとも神なる者なのか
そんな事はどうだって良い
自分達は動かなければならない
技術者として精いっぱい彼らに貢献しないといけない
二人は拳を握り歩む
- 【REBORN】神なる者達-イタリア編- ( No.3 )
- 日時: 2010/01/24 23:12
- 名前: 興野南 (ID: nWdgpISF)
「で、これからどーするよ。ボス」
一部始終を見ていたヴァリアー一同
何時でも自信満々でどんな事があろうと堂々とし、慌てる事がない彼らも多少なりとも動揺が隠せなかった
伝説と言われたすべての頂点足る存在神なる者が本当に存在し、彼らが動いているとなんてすんなりと受け入れられるものではない
そしてすべての頂点足る存在と7^3の7人が協力して立ち向かおうとしている
自分達が介入する必要はあるのか
絶対的な成功率がないと動かない事をモットーとしているヴァリアーとしては自分達はどうすべきか悩むところだった
「人間はさっさとオレ達妖怪にひれ伏した方が良いんじゃないか?」
ヴァリアー隊員では無い声と殺気
ヴァリアー幹部全員に緊張感が走る
その先にはさっきまでいなかったはずの男がいた
「誰だ手前は」
何時もと変わらない中にも緊張感を含んだザンザスの声
何時でも攻撃できるようにと銃を構える
他の一同も同じく臨戦態勢に入り、いつものような戦いを楽しむ表情は消えていた
「お前ら人間なんて瞬殺してやるよ」
男は手から大鎌を出現させ、振りかざそうとした時
「やめろ、ギル・カーツ」
同じく男の声が聞こえる
聞こえた場所に藍色の炎が集まると同時に男が現れる
「これは幻術なのか?」
「分からないですね…」
ベルフェゴールの問いに幻術師フランが答えるも先ほどの適当さは身を潜め、緊張が隠せない
「突然来て戦おうとするのは礼に反する」
「相変わらず生真面目な奴だな、ゴラム」
大鎌使いであろう男、ギル・カーツを諭すゴラム
それに呆れつつも渋々とギル・カーツは応じ持っていた大鎌を消失させる
それら一部始終にヴァリアーは一々動揺し、汗を流したのは彼らの強さだろうか
「我ら、妖怪は人間社会で迫害された妖怪を救い妖怪の安寧の為に人間からこの世界を取る事を決めた」
「意味が分からねえぞぉぉぉ。妖怪が何だっていうんだぁ」
スクアーロの問いかけ
しかしどちらも答えない
知るわけもない
妖怪を拒否して生きている人間がすべてを知ってるわけなど無いし、それで理解してくれるような生き物でもない
今までずっと見続けてきた、仲間達の心の悲しみを
だからこそ仲間の為に自分達はここにいるのだから
そう考えつつ、ゴラムは目を開きヴァリアーを見た
「十日後、私達妖怪はこの世界を強襲する。血を見たくなければ今すぐに世界中に妖怪にひれ伏すよう伝えろ」
「ドカスが」
最強であるボンゴレがある限りそんな勝手は許されない
勝手な言い分に短気なザンザスは銃を構え討とうとする
だが
「ボス、どうしたんですか!?何故撃たない」
レヴィがいつまでも撃とうとしないザンザスに問いかけるもザンザスは答えようとしない
フランが何かに気づいたようでゴラムを見る
「幻術で銃を暴発させようとしてる」
機械すらも翻弄させる幻術
それだけでも相当の幻術師である事が理解できるがそれよりも幻術師がすぐに気付かないレベルの幻術を使う事
かなりのレベル
「貴方達の卑小さが分かっていただけたか。それなら降伏する事を願う」
もう血は見たくないのだから
そして二人は帰って行った
- 【REBORN】神なる者達-イタリア編- ( No.4 )
- 日時: 2010/01/24 23:15
- 名前: 興野南 (ID: nWdgpISF)
圧倒的な実力を持つ集団
暗殺のプロフェッショネルである彼らは自分達ではどう足掻こうと絶対に歯が立たないとすぐに気付く
ならこのまま絶望に打ちひしがれ逃げまどう彼らでも素直に降伏する彼らでも無かった
「カスが」
ザンザスの指すそれは先ほどの二人の事
自分達を見下し、降伏しろとまで抜かすなんてヴァリアーにとっては愚の骨頂
例え直接戦えば確実に負けるとしても何とか勝つ方法を見つけ勝つ
これがヴァリアーだ
ボンゴレ最強部隊としてのプライドと闘争心が燃える
しかしどうやって勝つかが問題
普段あまり頭脳を使わない、情報収集は部下に任せてる彼らにとっては悩むところだ
「ボンゴレ傘下だったファミリーや三下の神なる者がこの期間にボンゴレに攻め入ろうとしてるらしいわよ」
端末からのアルスの声に視線が集中する
アルスはペラペラと詳細情報を話す
魔女としての力はここにあると言えようか
しかし、ヴァリアーにとってそんなことどうでも良く、その情報から自分達の今後を算段する
「私とディーノ、ロマーリオは今からイタリアにもどるわ。たぶん明日の昼には着く。草壁には情報収集を頼んだわ」
草壁なら何とかなるでしょと信頼なのかただの楽観視なのか分からない言葉を発するアルス
突っ込みがいないヴァリアーは何も言わず聞くだけ
これだけの情報が集まれば後はこれしかない
「じゃあ、オレ達はそいつらをつぶしに行くぞ」
作戦隊長の言葉で10日が決まった
「あんな奴ら、又会ったら今度は一瞬で殺してやるよ。大量殺人でもすりゃ黒斗も動きそうだし」
「相変わらず覇道黒斗をライバル視しているな」
ヴァリアーの弱さを知り、これからの事を予想して顔を緩まるギル・カーツ
よほどこれからが楽しみなのか声も弾み、眼だけでは無く口元まで弧を描いている
「そりゃ当り前だよ。俺はあいつに恥をかかされた」
ゴラムもその時既に妖怪七君だったため良く知っている
強さに絶対的な自信と妖怪七君としてのプライドを兼ね備えていたこの男が覇道黒斗に敗北し、降格させられた日の事を
悔しさをばねにし、ここまで登り詰めた思いはきっと誰にも分からないし分かってはいけないものだろう
自分だって分かって欲しくないものがあるから理解出来る
だが大量殺人してまで勝利して何が得られるのだろうか?
自分は妖怪の苦しみを救うためにここにいる
だが憎しみは憎しみしか生まない事くらい知っている
「楽しみだなー」
「……」
弾む声に複雑な気持ちが生まれた
後書き
イタリア編です。神界編は今考え中です
というか何度も落ち過ぎで泣けてきます
- Re: 【REBORN】神なる者達-イタリア編- ( No.5 )
- 日時: 2010/01/24 23:16
- 名前: 興野南 (ID: nWdgpISF)
秋空様
哭辿様ですか…?
何度も知らない間に落ちていたので気づきませんでした。
本当にすみません、わざわざありがとうございます
落ち過ぎで泣きそうです
ログがなかったらもう終わりです
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