二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- バトテニ−地獄−
- 日時: 2010/02/07 17:15
- 名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
こんにちは。 亮です。
前のスレのURLが使用禁止ワードになってるみたいですね((汗
60話まで来て、キリもいいし、スレの整理をかねて新しく立て直しました。
−無駄な感情−に更新している小説をこっちに移すだけなので、たいしたことはしませんが((笑
19話を除く、8話からから26話までの
データが消えてしまって無いので、多少分かりづらいかもしれません。
ご了承下さい。
こっちの整理に時間が掛かるので、新しい更新は−無駄な感情−のほうを見ていただけると助かります。
↑意味不明ですね・・・
ま、どっちも更新する、というコトです。
気軽にコメ・感想・アドバイスなどお願いします〜
意味不明な表現や、誤字なども含まれると思うのでどんどん指摘してくださいねッ
では、始まります。
俺たちは、何処で道を踏み外したのだろう。
何処で何を間違えたのだろう。
どうして、あの日、俺たちは離ればなれになってしまったのだろう。
キミは今、何をしている?
この空の下。
きっと何処かで生きている。
- Re: バトテニ−注意事項− ( No.1 )
- 日時: 2010/02/05 22:22
- 名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
この小説は“バトテニ”です。
“バトテニ”とは、話の中で“テニスの王子様”のキャラ達が殺し合いをします。
アナタの大好きなキャラが、誰かを殺すかもしれませんし、
アナタの大好きなキャラが殺されるかもしれません。
血表現やグロイモノも痛い表現も含まれています。
「そんなの許せないッ」という人は読まないでください。
この“バトテニ”小説は“バトルロワイアル”をよく知らない亮が書くので、
他の“バトテニ”小説とは設定が多少異なる場合があります。
それに最終日の生存者は1人ではありません。
これらの注意事項を良く読んだ上でこの“バトテニ”小説を読んで下さい。
苦情は一切受け付けません。
- Re: バトテニ−参加者名簿− ( No.2 )
- 日時: 2010/02/05 22:22
- 名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
参加校 青春学園 氷帝学園 立海大付属
1芥川慈郎
2跡部景吾
3一ノ瀬香澄(ヒロイン・青春学園)
4乾貞治
5越前リョーマ
6大石秀一郎
7鳳長太郎
8忍足侑士
9樺地宗弘
10河村隆
11海堂薫
12菊丸英二
13切原赤也
14真田弦一郎
15宍戸亮
16ジャッカル桑原
17滝萩之介
18手塚国光
19仁王雅治
20日吉若
21不二周助
22丸井ブン太
23向日岳人
24桃城武
25柳生比呂士
26柳蓮二
27幸村精市
- Re: バトテニ−序章− ( No.3 )
- 日時: 2010/02/06 19:52
- 名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
【序章】 -始まり-
あの日、まだ中学生だった私たちは、
全国大会を終え、
その勝利に溺れぬように、
また、悔しさからはい上がれるように、
合同強化合宿に出掛けた。
全国大会で顔を合わせた、“戦友”達。
一緒にたくさんのことを乗り越えてきた、“仲間”達。
そんな戦友達と、大好きな仲間達と、
大好きなテニスをしに行った。
・・・ただ、それだけ。
それだけなのに。
まだ、中学生だった私たち。
まだ、子供だった、私たち。
そんな私たちには残酷すぎる現実。
信じられない、信じたくない。
でも、信じなくてはいけない、現実。
何故、あんなことになったのか。
何故、大人達は私たちに、あんなことをさせたのか。
何故・・・裏切ってしまったのか。
あれから時が経ち、私は大人になった。
でも、あの日抱いた疑問の答えは見つからない。
大人になっても、私1人じゃ分からない。
何も、分からない。
ねェ、皆。
生き残ったのは本当に、本当に・・・
——————私だけなの?
- Re: バトテニ−序章− ( No.4 )
- 日時: 2010/02/09 18:52
- 名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
平和
全国大会が終わって一週間。
青学テニス部にはいつもの練習風景があった。
「みなさん、おつかれさまですッ ドリンクですよ〜」(香澄)
青学テニス部のマネージャーの香澄は、レギュラー達に練習後のドリンクを配る。
このドリンクは香澄の手作り。
マネージャーの仕事は主に、レギュラー達の世話だから、健康に良いモノを乾と作っているのだ。
香澄のは乾とは違って、飲みやすく、おいしい。
だからみんな、香澄が配るドリンクを楽しみにしている。
キツイ練習の後の、至福の時間だ。
「ありがとう」(大石)
「サンキュー」(タカさん)
「助かるよ」(不二)
「ありがとー」(英二)
「桃と海堂とリョーマもドリンクだよッ」
「ん、悪いな」(海堂)
「ありがとうッス、先輩」(リョーマ)
「待ってましたァ!」(桃)
「「「!?」」」
「な、なんだよ、この味は・・・ッ」(海堂)
「フツーのドリンクじゃないだろ・・・」(桃)
「ま、まさか、コレ・・・」(英二)
皆、一斉に香澄と乾の方を見た。
「えへへッ それは私じゃなくて、乾先輩が作った【新】ペナルティーだよ〜」(香澄)
「今回のも自信作だ」(乾)
「香澄ちゃん・・・;」(大石)
「香澄ッ また乾と手ェ組んだなッ」(英二)
「汚いッスよ! 乾先輩ッ」(桃)
「香澄は一言も“自分が作った”とは言っていない。だまされる方が悪いぞ」(乾)
「それが汚いって言ってるんですよ!」(桃)
桃と乾が口げんかを始める。
香澄が配るドリンクを、部員が楽しみにしているのを知っている乾の作戦は、今日が初めてじゃない。
だけど、皆、だまされる。
皆、香澄のことが好きだから。
香澄のことを、大切に思っているから。
その度に、桃と乾の口ゲンカが始まる。
香澄は、そんな光景大好きだ。
「まァまァ、ケンカは止めなよ」(タカさん)
「そうだよ。それにコレ、おいしいよ?」(不二)
「乾先輩の自信作ですもんね」(香澄)
「「「それはお前らだけだろッ」」」
「「え」」(不二・香澄)
「2人の味覚、どうかしてますよ」(リョーマ)
「あーッ 言ったなこのヤロー」(香澄)
「止めろ、香澄、越前。集合だ」(手塚)
「「はーい」」(リョーマ・香澄)
手塚はレギュラーを集め、明日からの合宿の説明をした。
竜崎先生は同行しないらしい。
香澄は、それが不思議だった。
だけど気にかけなかった。
合同合宿だから、他校の先生がくるんだろう、そう思ったから。
「氷帝と立海大との合同合宿だ。油断せずに行こうッ」(手塚)
「「はいッ」」
ここのチームが大好きだった。
皆、イイ人。
皆、優しい。
皆・・・信じられる、信頼できる。
平和だった。
それがあまりにも当たり前すぎて、全く感じていなかった。
“平和”なんて言葉、当たり前すぎた。
・・・でも、違ったんだ。
“平和”って当たり前じゃなかったんだ。
共に越えてきたたくさんの試練。
笑ったり、泣いたり、ケンカしたり、悔しがったり。
そんなことも、振り返らなかった。
毎日が楽しくて、平和で、明日も、その先もきっと続く。
そう思っていたから。
- Re: バトテニ−序章− ( No.5 )
- 日時: 2010/02/05 22:29
- 名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
02 出発
「おはよー」(香澄)
「おはよう。今日から合宿?」(母)
「うん」(香澄)
香澄はいつものように起きて、いつもの朝食を食べた。
家族と、他愛のない会話をしながら。
「まだ行かなくてイイの?」(母)
「うん、桃が迎えに来てくれるんだ。その後2人でリョーマのトコロに行くの」(香澄)
「そう・・・“桃”って、武くんのこと?」(母)
「そうだよ」(香澄)
「相変わらず親切ね、武くん。昔っからアンタの面倒見てくれて」(母)
「まァね」(香澄)
桃と香澄は幼なじみだ。
家が近所で、親同士も仲が良い。
2人は、いつも一緒にいた。
“桃”とか“桃ちゃん”っていうあだ名を考えたのも香澄だ。
「おーいッ 香澄ッ 迎えに来たぞー!!」(桃)
「あッ 桃が来た。 それじゃ、行ってくるね」(香澄)
「・・・行ってらっしゃい」(母)
「うん、行ってきまーすッ」(香澄)
香澄はいつものように出掛けた。
後ろを振り返ることはなかった。
「おはよう、桃」(香澄)
「オッスッ 急ぐぞ! 遅いと、越前がうるさいからな」(桃)
「うんッ」(香澄)
香澄は桃の自転車の後ろに飛び乗った。
そして桃が、スピードを出して自転車をこぐ。
そんなのはいつものことだった。
でも、香澄は知らなかった。
香澄の母が、2人の後ろ姿を、涙を流しながら見つめていたことに。
香澄と桃は、リョーマの家に寄って、学校まで行った。
すると、もうレギュラー全員集まっていて、この3人を待っている・・・という感じだった。
「「「おはよーございまーす」」」
「遅れてすいませんッ;」(香澄)
「すんません」(桃)
「早く乗ってッ 遅れるからな」(大石)
「「はいッ」」
バスに乗ると、香澄はやはり、違和感を感じた。
竜崎先生がいないと、やっぱりおかしい。
今まで、一度だって来なかったことはないのに。
「お、来た来た」(タカさん)
「遅いぞー 3人ともォ」(英二)
「・・・越前が寝坊でもしたの?」(不二)
「違いますよ、桃先輩が香澄先輩と2人で仲良くゆっくり話してたから・・・」(リョーマ)
「「なッ?!」」
「えーッなんだよソレーッ 桃ォ!?」(英二)
「え、あ、イヤ、別にそんなことしてないッスよ!」(桃)
「そうですよ!普通に話してただけですッ」(香澄)
「どうだかッ」(英二)
「仲良しだもんね、2人とも」(不二)
「・・・いいデータが取れた」(乾)
楽しい。
こうやって、皆で話して、ふざけているのが。
笑いが絶えない。
これって、いつまでも続くことだよね?
これがなくなるコトなんて、絶対ない。
なくなるなんて、あり得ない。
“永遠”だよね。
変わらないよね。
そう信じて疑わなかった。
疑う理由も、なかった。
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