二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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黒執事
日時: 2010/02/16 17:51
名前: チェシャ猫 (ID: vOrEmgsE)

コツコツと長い廊下にセバスチャンの足音が響く

「坊ちゃん?何処に行かれましたか?」

普通の声音でも廊下に響く。すると、一つのドアが開いた

「……」

そこに、居たのは…
藍色の艶のある髪の毛、右目は青色、そして…左目に眼帯のセバスチャンよりも一回り小さい青年だ

「…坊ちゃん?」

瞳を見開きセバスチャンは聞くと青年は肩をびくりと震わす

「…僕で…悪かったな…」

15歳のシエルとは少し低めの声音で言う

「坊ちゃん、夜食の準備が出来ております…」

深々と頭を下げシエルに背を向ける

「御前は、僕の格好を見ても可笑しいとは思わないのか?」

眉間に皺を寄せ聞く

「思ってもいませんよ、坊ちゃん…『小さくても』大きくても私の主人は貴方様だけですから…」

にこりとシエルに微笑みかけ答えた

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Re: 黒執事 ( No.1 )
日時: 2010/02/16 18:00
名前: チェシャ猫 (ID: vOrEmgsE)

「…っ…小さくても、とはどう言うことだ!?」

怒りを隠しきれない様子で眉間に皺を寄せ聞く

「貴方様は15歳でも小さい…と言えば小さい方なんですから…小さいと言うのは当たり前でしょう?」

とセバスチャンが口を開くと、ぶちっとシエルの方から糸が切れる音が聞こえる

「小さい小さい言うな!今は、御前とはあまり変わりは無いんだから!!」

セバスチャンを指差し言うと、くすっとセバスチャンは微笑む

「夜食が冷めてしまいますよ?早く行きましょう?御主人様…」

—マイロード…御主人様…こいつは人を宥める時だけ、口にするんだよな…

そう思い、はあ…と大きなため息を付きセバスチャンの前に行き

「お腹がすいたから…行くとする…」

と言い、廊下を進んでいく


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