二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 水銀燈の一日
- 日時: 2010/02/27 21:00
- 名前: りんこ (ID: R4l9RSpR)
私は薔薇乙女第1ドール大好きっ子のりんこです
これからだぁぁぁぁい好きな水銀燈ちゃんの
一日を語っていこうと思います。
つまらなくなっちゃうときもあるかもしれませんが
最後まで付き合って下さい。ではよろしく
第一話
〜ミーディアムとの絆なんて・・・〜
(ミーディアムなんて・・・私には必要ないもの)
水銀燈は風にドレスの裾をはためかせ溜息をついた
今、水銀燈はめぐと契約をするか、しないか
悩んでいた。
したところで何も変わらないことは分かっていた
(めぐ・・・貴女は・・・)
寝息をたて寝ている少女に向かって 水銀燈は声をかけた・・・。
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- Re: 水銀燈の一日 ( No.1 )
- 日時: 2010/03/06 13:54
- 名前: りんこ (ID: R4l9RSpR)
第2話
〜私は・・・〜
「・・・?水銀燈、来てたのね」
ベッドで眠っていた少女が瞳を開き、水銀燈の背中を
見つめながら声をかけた。
「・・・目覚めたのね・・・」
水銀燈は少し考えてからポソっと言葉を吐いた
「えぇ。残念ながら」
少女はふふっと微笑んで黒く長い水銀燈の髪を撫でた
「っ!?なにを・・・!!」
水銀燈は自分の頭の上にのせられた手を振りほどいた
「気安く触らないで!!」
キッと少女<めぐ>を睨みあげた。
「いいじゃないお人形は女の子に撫でられるものよ」
そう言うと水銀燈を自分のベッドに寄せ付けた
「・・・・・・」
水銀燈はもう反撃をする気もなくされるがままに
ベッドに身を倒した
薔薇乙女シリーズ・人形師<ローゼン>に造られた、
生きているかのように動く人形。
お互いの魂を賭け、究極の少女<アリス>になる為に
戦い続ける勇気あるアンティークドール
すべてのローザミスティカを手にした時、お父様の愛
を手に入れられる。
水銀燈はアリスを夢見ていた・・・・。
- Re: 水銀燈の一日 ( No.2 )
- 日時: 2010/03/22 11:39
- 名前: りんこ (ID: R4l9RSpR)
第3話
〜貴女に私の気持ちなんか分からない!!〜
(ん・・・?)
窓から溢れる太陽の光を浴びて、水銀燈は目覚めた。
となりでは黒髪の少女が寝息をたてて眠っていた
(昨日のまま・・・寝てしまったの?)
昨晩、水銀燈はめぐのベットで寝てしまっていた
(私としたことが・・・)
ベッドから腰を下ろし、前を向くと
病室に設置されている鏡が波立っていた・・・
「そこにいるのは誰?姿を現しなさい!!」
水銀燈の声が静まっている病室に響いた
「うふふふふふ・・・そんな声あげないで?ふふ」
鏡からズルッと白いいばらと一人の少女が出てきた
「貴女・・・誰?」
水銀燈は警戒したような瞳で少女を睨みつけた
「私は薔薇乙女第7ドール・・・雪華綺晶・・・」
うっすらと透きとおった瞳を優しく水銀燈に向ける
「くく・・・私は薔薇乙女第1ドール水銀燈」
水銀燈は呆れたように言葉を吐いた
「のこのことこの水銀燈の前に現れたものだわねぇ
ずたずたのジャンクにしてあげるわぁ」
面白おかしく笑うとキッと少女を睨む
「威勢がいいのは口先だけ・・・仕掛けてこないのはこの子がいるから?」
雪華綺晶はめぐの頬をそっと撫でる
「お父様が愛しいのね?私も貴女を愛しているわ・・
貴女の望みどうり、パパを殺してあげてもいい」
「馬鹿にしないで!!貴女に私の気持ちが分かるわけないじゃない!!!!!!」
二人の間に涼しい風が吹き通った・・・・
- Re: 水銀燈の一日 ( No.3 )
- 日時: 2010/03/23 21:03
- 名前: りんこ (ID: R4l9RSpR)
第4話
〜お父様〜
「いいえ・・・わかるわ・・・貴女の気持ち」
瞼を閉じ、胸に手を添える
「愛しい・・・あぁ何て愛しいの・・・。殺したく なるほど愛おしい・・・そうでしょう?」
にっこりとほほ笑むと鏡に手を添える・・・
「またお出迎えに参りますわ、黒薔薇のお姉さま」
と言うと、いばらとともに消えて行った・・・
「お父様・・・貴方は・・・何故?わ・・たし・を」
水銀燈は項垂れながら大きな空に瞳を向けた
「何故、私をお造りになられたの・・・?」
- Re: 水銀燈の一日 ( No.4 )
- 日時: 2010/03/30 14:46
- 名前: りんこ (ID: R4l9RSpR)
第5話
〜人工精霊〜
—深夜— 皆が夢の世界へ降りたっている時間
水銀燈の隣で淡く灯っている、メイメイが心配そうに彼女の顔を覗き込んだ。
「・・・・メイメイ・・・・」
水銀燈は消えてしまいそうな声でその名を呼んだ。
人工精霊とは薔薇乙女達が一人一つ所有している
いわば、サポーター
この子たちがいなければ薔薇乙女は活動出来ないのだ
主人を供し、相手から守るのが人工精霊の役目。
水銀燈の人工精霊はメイメイだった
「・・・なあに?」
水銀燈は慌ただしく灯るメイメイに瞳を向けた
するとメイメイは窓の外に姿を消した
「メイメイっ!?」
水銀燈は窓の外に顔を出した
「っ・・・!?」
水銀燈の前には紅色のドレスとケープと纏った少女がメイメイではない別の人工精霊と共に立っていた
二つに結ばれているツインテールに凛とした瞳
「お久しぶり・・・水銀燈」
蒼い瞳で水銀燈を見つめる少女
「し・・・真紅・・・」
水銀燈は白い月の下で少女を見つめかえした
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