二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 青年ルークと新たなる冒険(リレー小説)
- 日時: 2010/02/28 20:34
- 名前: シャルロッテ・グランロッシュ (ID: qZXNCSUo)
レイトン教授とルークが別れてから6年後、霧深いロンドンの海に、一艘の船がやってきた。「懐かしいなぁ、ロンドン…」それはルークの乗った船だった。
霧が晴れて、ビッグ・ペンの時計台が見えたとき、ルークは懐かしさに胸がしくしくと痛み、何だか泣きたいような気分になった。「僕も入学するのか、先生が教えている、グレッセンヘラーカレッジに…」
そう、ルークは現在19歳。これから、レイトン教授が教鞭をとっているグレッセンヘラーカレッジで大学生活を送るために単身ロンドンに帰ってきたのだ。
だが、このとき、ルークはまだ知らなかった。これからは自分が、仲間と共にに謎解きの大冒険に出発することになるなんて…
************************************************
プロローグは以上です。皆さん、ふるってご参加ください。よろしくお願いします!
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
- Re: 青年ルークと新たなる冒険(リレー小説) ( No.52 )
- 日時: 2010/03/13 18:21
- 名前: シャルロッテ・グランロッシュ (ID: qZXNCSUo)
第4章 水晶ドクロを手に入れるには? そして、次の行き先は?
取りにくい、何と言っても取りにくい! 何せ水晶ドクロは…展示品なのだから!
「どうしよう…」
「どうかされましたか?」
僕達が困っていると、親切そうな学芸員の女性が話しかけてきた。
「あのっ、これ、本物、でしょうか?」
僕は緊張しすぎて変なことを言ってしまった。
「はい、正真正銘マヤの水晶ドクロです」
そんな僕にも、学芸員さんはニコニコ顔で答えてくれる。
「こちらを譲っていただくことはできないですよね?」ケイティが尋ねた。ダメ元で聞いたのだろう。
「もちろん、貴重な展示品ですので」
「じゃあ、もし今ここで私達が盗ろうとしたら…?」
ジュリアがとんでもないことを尋ねた。それだけ必死になっているのだ。
「もちろん……警報器を鳴らさせていただきます」
学芸員さんは言葉の前半は笑っていたが、後半には声が低くなり、目が鋭くなった。
「お願いです、全世界の運命がかかっているんです!」とジュリア。学芸員さんの袖や胸をつかみ、必死で訴えている。
「ウ…ウフフフフフ! いいでしょう。館長に相談してきますわ」学芸員さんは最初は驚いていたが、大笑いしてから、博物館の奥の"STAFF ONLY"の扉に入っていった。
しばらくして、学芸員さんが、黒いスーツと赤い蝶ネクタイをして、中のシャツがでっぷりふくらんでいる人を連れてきた。
「館長から許可が出ました」
「やったー!」
僕らは大きな声になりそうなのをこらえて喜んだ。
「ただし、」館長が威厳のある声を挟んできた。
「ワシの出す課題を達成できたら、の話じゃがな」
ウインクしてきた。
「何ですか、課題って」ジュリアの声が半分怒っている。
「それは…」館長さんがもったいぶった声で発表する。
************************************************
ここまでです、続きをどうぞ。
- Re: 青年ルークと新たなる冒険(リレー小説) ( No.53 )
- 日時: 2010/03/13 20:48
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
すごいな・・・(汗)
- Re: 青年ルークと新たなる冒険(リレー小説) ( No.54 )
- 日時: 2010/03/13 21:07
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
第4章の続き
その一言が気になった僕たちはすぐに話しかけた。
「そ、それは・・・?」
「それは考古学に関する問題だ。それを解いたら譲ってやるぞ」
館長は僕らを見回しながらも、ニヤリと笑った。
「・・・え?考古学に関する問題・・・?」
ケイティは僕とジュリアを見て思わず首を傾げた。
「子供には解くことができないと思って、大学生である僕たちに問題を出したんだよ」
僕はケイティを見て答えながら呟いた。まあ、考古学を専攻としているのだから・・・その問題とやらを解いてやろうじゃないか。
- Re: 青年ルークと新たなる冒険(リレー小説) ( No.55 )
- 日時: 2010/03/14 11:41
- 名前: シャルロッテ・グランロッシュ (ID: qZXNCSUo)
「では、問題を出すぞ」館長はもう一度僕らを見回した後、言った。そして、咳払いをしてから、
「ハインリッヒ・シュリーマンとジャン・フランソワ・シャンポリオンの成し遂げた偉業をそれぞれ答えた後で、2人の共通点をあげよ」と言った。
ハインリッヒ・シュリーマン———ドイツの考古学者で、考古学の父とも言われている。
ジャン・フランソワ・シャンポリオン———フランスの古代エジプト学の研究者。
どちらも考古学の分野では非常に有名で、偉大な人物だ。
「どうじゃ、答えられるかな?」
あの意地悪そうな笑顔、僕達が答えられないと高をくくっているな、よーし…
************************************************
ここまでです、続きをどうぞ。
- Re: 青年ルークと新たなる冒険(リレー小説) ( No.56 )
- 日時: 2010/03/14 21:24
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
15分後・・・
数秒、僕たちは時間をかけて考えながら思い出そうとしていた。
「うーん・・・共通点かぁ・・・」
僕は腕を組みながら考え込んだ。大学にいる時、考古学の授業で時々、よく居眠りしていたから聞いてなかったような気がしてならない。というのも、シュリーマンとシャンポリオンの2つの共通点とはいったい何なのか・・・
「ルーク、何か思い出せないの?」
ケイティは呆れながら質問してきた。
「それを言われても・・・あっ!」
不意に思い出したのだ・・・それは考古学の授業でレイトン先生が何か語っていたことだった。確か・・・その2つの共通点みたいな話だったような気がする。
「そうか、分かったぞ!」
僕は手をポンと叩いた。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
この掲示板は過去ログ化されています。