二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- *:;;;:☆学園アリス〜一人じゃない〜☆:;;;:*
- 日時: 2010/03/08 20:16
- 名前: 氷華 ◆nGNdX8RhyY (ID: y0rzhgv.)
- 参照: http://movie.moe-cd.com/channel/watch/25052?src=search&kw
はじめまして!!ここで小説を書くのは初めての氷華でございます!
学園アリスが好きで、学園アリスの小説、書いてみたいな〜と思って始めることにいたしました!!
参照が学園アリスのはずでございます(たぶん
温かい目で見守ってくれたら幸いです^^;
あ、最低限のルールは…大丈夫ですよね?荒らしとかやりませんよね?やったら…通報への道を知らず知らず進んでるかもしれませんよ?
それでは、よろしくお願いします。
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>物語目次
プロローグ>>1
第一話>>2 さびしい
第二話>>3 アリス学園
第三話>>4 アリス
第四話>>5 友達
第五話>>6 B組のみんな
第六話>>7
>番外編目次
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>登場人物(オリキャラは☆マーク)
一月 海羅 (いつつき みなも 女『☆』)
この物語の主人公。
事故で両親を亡くし、町をさまよっていたらアリス学園の門の前で蜜柑と出会い、入学することになった。
夢のアリスを持っている。
佐倉 蜜柑 (さくら みかん 女)
蛍を追ってアリス学園にやってきた。鳴海に入学を誘われた。
無効化のアリスを持っていることに気づく。
今井 蛍 (いまい ほたる 女)
村の学校を守るためにアリス学園に転校した。
発明のアリスを持っており、いろんな物を開発している。
飛田 裕 (とびた ゆう 男)
みんなからは委員長と呼ばれている。
幻覚のアリスを持っている。
日向 棗 (ひゅうが なつめ 男)
最年少にして学年トップの成績。
炎のアリスを持っている。
乃木 流架 (のぎ るか 男)
棗が一番信用している。棗の親友。
動物フェロモンのアリスを持っている。
正田 スミレ (しょうだ すみれ 女)
ファンクラブ会長。蜜柑にパーマと呼ばれている。
動物的直観力・聴嗅覚のアリスを持っている。
鳴海先生 (なるみせんせい 男)
蜜柑のアリスに一番最初に気づいた。
フェロモン体質のアリスを持っている。
毛利 玲生 (もうり れお)
反アリス学園の組織に入っている。
声フェロモンのアリスを持っている。
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>お客様
>お客様の小説
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- Re: *:;;;:☆学園アリス〜一人じゃない〜☆:;;;:* ( No.1 )
- 日時: 2010/03/06 16:29
- 名前: 氷華 ◆nGNdX8RhyY (ID: y0rzhgv.)
- 参照: http://movie.moe-cd.com/channel/watch/25052?src=search&kw
「久々のお出かけね」
「そうだな!楽しみだろ?」
お父さんらしき人が後ろの席に座っている女の子に話しかける。
「うん!」
ある人家族を乗せた一台の白い車が海へ向かっていた。
すぐ横の窓を見ると海が見える。
もう少しで、家族みんなで楽しい時間をすごすはずだった--------
目の前には車。
危ないと思う時間もなく、
ド ンッ!
何がおこったか分からない。
見えるのは赤い液体だった……。
気が遠くなるのが感じる。
ああ、ここで死ぬんだ。そう思いながら意識を手放した--------
気がついた時は病院のベットで寝かされていた。
「ここは……?うっ!」
全体に響くような痛み…。
ここはもしかして天国なのかな?そんなことを本気で思っていた。
「目が覚めた?」
「ん……?」
目に入ったのは看護師さん。
「あなたね、車に乗っていた時に衝突事故にあったのよ?覚えてる?」
「うん……。お母さんとお父さんは!?私が無事なんだから……無事だよね!?」
看護師さんは困った顔をしながら言った。
「落ち着いて聞いてね?あなたのお母さんとお父さんは……
お 亡 く な り に な っ た わ
」
「え…… 」
よく意味が理解できなかった。
いや、信じられなかった。
「死んだ?うそでしょ?今日はエイプリルフールだったっけ?あはは…… 」
「…… 」
看護師さんはだまっていた。
ごまかしたかった。さっき聞いた言葉を、打ち消したかった。でも……やっぱりできなかった……。
- Re: *:;;;:☆学園アリス〜一人じゃない〜☆:;;;:* ( No.2 )
- 日時: 2010/03/06 18:23
- 名前: 氷華 ◆nGNdX8RhyY (ID: y0rzhgv.)
- 参照: http://movie.moe-cd.com/channel/watch/25052?src=
第一話 さびしい
「ただいま」
帰ってくる声はない。そんなのわかっていた。
あの事故から一週間。やっと退院できた。
明日から、この家には帰ってこない。親戚の家で住むから。
「…… 」
いつも家族みんなでいたリビング。
よくちっちゃいころに一人で寝るのが怖くてみんなで寝たベッド。
でも、家には誰もいない……。
「お母さん、お父さん。なんで私を置いてったの?なんで…… 」
私は家を飛び出した。
さびしさをまぎらわせたい。まぎらわせることはできないなんてわかっていた。でも、あの家にいると……さびしくなって、天国のお母さんとお父さんを悲しませちゃうから……。
「お母さん、お父さん……!私、さびしいよ…… 」
でかい建物の門の前に座って静かに泣いた。ここだったら人通りも少ないし、静かに一人で泣ける……。
『一人で……』
家族って身近にいるのは当たり前って思ってたけど……居なくなったら、さびしすぎるよ。
「ん?あんた、そんなところでなに泣いてるん?」
「ん……?誰?」
振り返ると茶色い髪で二つ結びにしている女の子が居た。
「大丈夫か?何かあったんか?相談相手になるで?」
「え、えぇっと……あ、あなたは……?」
「うち?うちは佐倉蜜柑や!」
次回へ続く
- Re: *:;;;:☆学園アリス〜一人じゃない〜☆:;;;:* ( No.3 )
- 日時: 2010/03/06 20:35
- 名前: 氷華 ◆nGNdX8RhyY (ID: y0rzhgv.)
- 参照: http://movie.moe-cd.com/channel/watch/25052?src
第二話 アリス学園
「蜜柑ちゃん。よろしく…… 」
「よろしくな!で、こんなところでどうしたん?」
な、なにこの子……初対面の人に向っていきなり相談相手になるとかなんとか……。
「あ、あなたには関係ないでしょ!?」
「関係はないかもしれへんけど……言ったほうが楽になると思うで?」
「…… 」
「あっ!今この人怪しいとか思ったんちゃう?」
「な、なんでそれを!!」
「まぁそう思うのが普通やな」
蜜柑ちゃんは、門の前で私と背中をあわせるように座った。
「そういえば、あんたの名前は?まだ聞いとらんかった」
「……海羅」
「海羅ちゃんか〜。ええ名前やな!」
蜜柑ちゃんはにっこり笑ってた。
なぜか分からないけど、その笑顔が羨ましかった。
「蜜柑ちゃん。そんなところでなにしてるの?」
「あ、鳴海先生!あのな、この子、海羅ちゃんって言うんや。何か悩みがあるみたいなんやけどな、話してくれへん」
「ふ〜ん。ねぇ、海羅ちゃん」
「ん?」
「話してごらん?君の悩み」
鳴海先生の周りがピンク色になってる気がする。
何だろう。顔が熱くなって……
「え、えと……わ、私、両親を亡くして……それで……家から飛び出してきて…… 」
え?私、何でそんなこと言っちゃったの?言うつもりなんかないのに……。
「そっか……辛いのにしゃべらせちゃってごめんね。でも、少しは楽になったんじゃないかな?」
「は、はい」
確かにちょっとは楽になったと思う。
話して……良かったかも。
「鳴海先生。海羅ちゃん、入学できへんの?」
「入学?どこの学校に?」
「海羅ちゃん。気付いてへんの?ここ、アリス学園やで?」
嘘っ!!この馬鹿でかい建物が学校!?
ありえない……。
「そ、そうだったんだ……」
「う〜ん。でも、海羅ちゃんはアリスを持っていないと思うし…… 」
「アリス?」
初めて耳にする言葉。
いや、さっき蜜柑ちゃんが言ってたこの学園の名前もアリスが入ってる。アリスってなに……?
次回へ続く。
- Re: *:;;;:☆学園アリス〜一人じゃない〜☆:;;;:* ( No.4 )
- 日時: 2010/03/07 19:53
- 名前: 氷華 ◆nGNdX8RhyY (ID: y0rzhgv.)
- 参照: http://movie.moe-cd.com/channel/watch/25052?src
第三話 アリス
「そうや。アリスや。じゃあ鳴海先生、説明よろしくっす〜!」
「ありゃ?僕にまかせちゃうんだ」
鳴海先生は苦笑いしてから、私の方を見て話し始めた。
「アリスの正確な意味は、天賦の才能なんだ。この学校は個性的な天賦の才能の持ち主が集まった、究極の一芸入学の学校……それがここ、アリス学園だよ」
「っていうことは、蜜柑ちゃんも鳴海先生もアリスを持っているの?」
「うん。僕はフェロモン体質のアリス」
「ふぇ、フェロモン体質??」
「そうや。岬先生って先生がおるんやけどな、岬先生の話やと、男女問わず、相手をとりこにする才能で、やろうと思えば、相手を意のままにできるって言ってた。あと、全く、やつらしい胸くそ悪いアリスだって言ってたな〜」
「なんか最後に余計なことを言ってるんじゃ……って!もしかしてあの時の鳴海先生の周りが微妙にピンク色になったのが…… 」
「あ、気づいちゃった?そうそう。あの時アリスを使ったんだよ」
あれってアリスだったんだ……。
全然知らなかったよ……。
「で、うちのアリスは無効化や」
「無効化?」
「蜜柑ちゃんのアリスは、どんなアリスも無効化にできるアリスなんだよ」
「へぇ〜。アリスって……何かすごい!」
「うんうん!うちもアリス学園に入学するとき思ったわ」
「私にも……アリスがあればいいのにね」
「鳴海先生!なんとかならへんの!?」
「でも、ここはアリス学園。他の学校とは違うんだよ。アリスを持っていないと入学は認められないんだ」
「でも!海羅ちゃんかわいそうやないか!」
「僕にはどうしようもないんだよ…… 」
「蜜柑ちゃん。もういいよ。私は大丈夫だから」
私はありったけの笑顔を作った。
「嘘やろ?海羅ちゃん。嘘つかんといて…… 」
「蜜柑ちゃん……私、蜜柑ちゃんと遊びたい。ここに入学したい。でも……私は…… 」
「……!海羅ちゃん」
鳴海先生は私を見て、笑顔のまま言った。
「入学できるよ」
「「え?」」
私と蜜柑ちゃんの声が重なった。
「鳴海先生!っていうことは海羅ちゃんはアリスを持ってるってことやな!?」
「うん。でも確かではないんだ。だから、仮入学だけどね」
「仮入学?」
「おめでとう!海羅ちゃん!うちら一緒に生活できるんやで!」
「嘘……?いいの?本当に!?」
鳴海先生はうなずいた。
「やったぁっ!!」
私はここまでだせたのかと思うくらい大声で喜んだのだった。
次回へ続く。
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