二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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幻想戦記〜激動の章〜
日時: 2010/03/14 22:20
名前: 黄砂 (ID: OgxTksU5)

ペルシア公国の兵士達が何やら慌ただしく動いていた
飛行艇には攻性生物=ドラゴンメアがぶら下がっている兵士達が棒を振り下ろすと、功性生物達が一斉に翼を広げ地上に降下し始めた
             *
村に降りたドラゴンメア達が一斉に村に攻撃を加える
爆撃を加えられた村人達が反撃を加えようとするがスピードに着いていけず爆撃される
            *
少女=オルタは子供の頃から塀の中だった、村では少女は不吉な前兆とされていたのだ
爆音と共に目を覚ました彼女が次に見た光景は塀を破壊して現れたドラゴンメアだった、逃げようとする彼女の背後からドラゴンメイアが壁を突き破って現れる
絶対絶命の瞬間ドラゴンメア達は何処からか現れたドラゴンの光線によって吹き飛んだ
オルタ「おまえは・・?」
             

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Re: 幻想戦記〜激動の章〜 ( No.1 )
日時: 2010/03/16 23:03
名前: 黄砂 (ID: OgxTksU5)

辺境国家群と呼ばれた大陸には未知数の国々が鬩ぎ合っていた、広大な海に囲まれたナスクオト大陸、サスコウオト大陸、イブリース大陸、ジュラ大陸、エンディネス大陸、その上空には常に乱気流と雲に覆われた空を浮遊する大陸群ラグーン、また、それぞれに点在する島々の数々、そこにはあらゆる国家や種族達が鬩ぎ合っていた、無論それだけ国家間同士の戦争もある、サスクオト大陸にはゼイゴス帝国がイブリース大陸に侵攻を、ジュラ大陸に置いては1000年間続く戦乱が続き、エンディネス大陸においても周辺国家との闘争が絶えず、イブリース大陸では最大の軍事国家アルケイディア帝国が他国の侵攻に対する備えと称し周辺諸国に侵攻し支配下に置いていた、また、浮遊大陸群ラーグンではグランベオス帝国が、ラグーン全土を掌握するため各ラグーンに侵攻を開始していた
雲海と呼ばれる雲の海を突き進む、ペルシア公国の飛行艇があった、その前を飛竜に乗った少女の姿があったオルタだ・・・
兵士「12時前方!目標発見!」
隊長「よし、メアを出せ!今度こそ!捕らえるぞ!」
飛行艇から次々にドラゴンメアが飛び出し、オルタに向かっていく
          *
シドの操る飛行艇がオルタの姿を捉えたのはそれから10分後の事だった・・・
飛行艇の乗組員の一人である科学者ジャクソン博士が飛行艇の艦長シドに報告する
ジャクソン「シド船長!前方に機影発見!」
シド「ええい!前方じゃ判らんわい!、お!見えた見えた!」
飛行艇がオルタを捉え、ドラゴンメイアの群れの中に突進する
兵士「艦長!前方より別の機影を確認!、味方ではありません!」
艦長「何だと!アルケイディアか?!、グランベオスか!何処の軍か確認を急げ!」
飛行艇から何かが飛び出した、それは天狗の面をしていた、というか天狗そのものだ、オルタの乗る飛竜が警戒の咆吼を放った、天狗面は飛竜を無視しドラゴンメアの群に突入すると口から放った衝撃波でメア達を撃墜していく!
天狗「坊よ!今じゃ!!」
天狗面が敵の飛行艇ギリギリまで近づくと一人の少年が飛び降りた、少年が甲板に着地すると両手に刀を構えて突撃した
シド「ムサシ!あの馬鹿者が!」
その光景をモニターで確認したシドが吠えた
兵士「艦長!敵船内に潜入!」
艦長「敵を近づけさせるな!迎撃しろ!」
船内に潜入したムサシが兵士達を斬り捨てて行く
銃撃隊が全滅すると、白兵戦の構えでムサシに闘いを挑んでいくが、ムサシの方が腕は上らしく返り撃ちとなった、飛行艇のクルーの一人スペランカーが鎖を飛行艇に落として行く、鎖を伝ってヴァイス、アイカ、バッツが甲板に降り突撃して行く
バッツ「ムサシの奴派手にやらかしてるみたいだな」
ヴァイス「ああ、そうらしい・・行くぞ!アイカ」
アイカ「うん」
ムサシが船室に到着すると艦長が戦斧を構えて待ち構えていた
艦長「小僧!これ以上の暴挙はワシがゆるさん!」
敵の振りが予想以上に早く、ムサシの刀がそれを受け止めるがギリギリと押されて行く・・・が、それを押し返し刀を振り下ろした

Re: 幻想戦記〜激動の章〜 ( No.2 )
日時: 2010/03/17 21:01
名前: 黄砂 (ID: OgxTksU5)

オルタを追撃した、ペルシア公国の飛行艇を撃破した一行はオルタに船の甲板に降りる用に光で信号を送る、オルタもそれに従い飛竜を着陸させる
飛行艇は深い霧の中へと進んで行くと、船内は霧の靄に包まれ見えなくなった・・・・
            *
浮遊大陸ラグーンの一つ、グランベロス・・・小規模な浮遊大陸群と違い広大な面積を持つ大陸だが痩せきった土地では農産業が賄えず軍事産業に力を入れていたかつては各国に傭兵を貸し出し、戦場で同じ国民同士が殺し合うこともあった。
サウザー皇帝は傭兵出身ながら、絶大なカリスマでグランベロス帝国を築き上げ、各ラグーンに対して軍事侵攻を開始していた・・・部下かが発見したドラゴンメアの肉片を分析に欠けていた結果が映し出された、皇帝サウザーは部下からの報告に静かに聞き入っていた
パルパレオス「この技術提供は、サスクオトか・・」
副官バルパレオスが呟く、彼はサウザー皇帝の幼馴染でもあり親友でもあると同時に優秀な片腕でもあった
サウザー「サスクオトに飛行艇技術が無い以上奴等の技術は欠かせん、特にあの大陸は『旧世紀』の文明を受け継いでいる・・・アルケディアとバルアにも報告をしておけ、今後の事もある」
            *
オルタが目にしたのは中に浮かぶ小島だった・・・孤島テード、ラグーンの中では無人島の用な存在だ
しかし、その実態は各独裁的な侵攻を続ける軍事国家群に対抗するレジスタンスの本部でもあった
ジャクソン「空圧、気圧共に以上無し」
シド「よし、着陸にそなえろ!」
バッツ達のいる部屋にも振動が響く
ズシン・・・・という音と共にムサシが悲鳴をあげる
トーマ「静かにして!まったく毎回無茶するからこうなるのよ」
ムサシ「いてて!、ちっとは優しく手当位できねーのか!けどよ可愛い娘にやっぱイイトコ見せるてのが大和魂だべ」
トーマが自分よりも歳の下でもある引っぱたく光景をは姉弟のようだった

Re: 幻想戦記〜激動の章〜 ( No.3 )
日時: 2010/03/18 09:37
名前: 黄砂 (ID: OgxTksU5)

ペルシア公国の王アサンは部下からの報告に剣幕を強めていた
アサン「奪われただと!!何者だ!パルメキアか!アルケディアか!バルアか!、それとも烏合の衆の世界連合共にか!」
怯える部下に容赦なく罵声を浴びせる彼に人影が現れる、甲冑に身を包み顔までも包み込んだ男はフォフォフォと言う笑い声を放った
アサン「何が可笑しい!エクスデスよ!」
エクスデス「これは失礼した、アサン国王よ・・・亜人を奪ったのは恐らくパルチザンの連中でしょう、私の使い魔が奴等の情報を入手した」
エクスデスの傍らに一匹のアーリマンが笑みを浮かべていた
アサン「何だと!では内通者が居ると言う事か!」
エクスデス「恐らくは・・・しかし、おまかせを策はございます・・」
       *
シドの船の到着の知らせを受け、パルチザン本部では
主要メンバーが達が整備班と共に作業に追われていた
シド達をフリオニール、マリア、ガイが出迎える
マリア「シド、ご苦労様」
シド「まったく!毎回毎回!ゴタゴタに巻き込みやがって!礼金はたっぷり弾んでもらうからな」
フリオニール「それで、彼女が例の・・・」
ヴァイス「ああ、情報通りさ・・・」
フリオニール「しかし、ペルシアは何故彼女を・・・」
バッツ「それを調べるのも俺達の仕事さ・・」
そこへパルチザン主要メンバーでもあるビュー、そしてリーダのモットはナスクオト大陸出身だ、ひとまず彼女の身の安全はモットーの指示を待つ事となった
         *
オルタが警戒の目を向けながら、辺りを視線で探っていた所に包帯を巻いたムサシが近づいて来た
ムサシ「おお!居た居た!」
オルタ「・・・・」
ムサシ「俺の名はムサシ!さっきは危なかったな!」
ムサシが手を出すとオルタが戸惑う
ムサシ「?どうした、便所にはさっき行ったけど手を洗ったぜ!」
ダナ「そんなに、乱暴にしちゃ駄目よ彼女怖がってるじゃない・・女の子は優しくしないと」
その背後をダナが近づく、彼女もモットーと同じくナスクオト大陸出身者だ、パルチザンに身を置いたフリオニールペルシア公国の技術を応用した飛行艇を手に入れる事なったのだが、どういうワケか飛行艇に取憑かれた男シドも上席する事となった、彼等の目的は一つ
辺境国家群の協力を仰ぎ帝国同盟軍に対する軍備を増強する事でもあったのだが、ここ辺境国家においても戦争が繰り返されていた、数々の国々を回って各地に点在する反乱軍や空賊、義賊、小国家カーナの協力を得てパルチザンを結成するに至ったが、戦況は変わらなかった・・・パルメキア帝国を筆頭とする帝国同盟軍、辺境国家に点在する軍事国家、異界より来た使者達、遺産を巡る運命は回り始めようとしていた
       幻想戦記〜激動の章〜完
次回幻想戦記〜波動編〜 連載予定


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