二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 召還獣……召還!
- 日時: 2010/03/18 20:55
- 名前: 紅絹 (ID: oYJ2fVYh)
どうも。お初にお目にかかります。
小説初挑戦な私ですが、何卒生暖かい目で見ていただけると幸いです。
さて、私が二次創作するのは
『バカとテストと召還獣』
オリジナルストーリーと、オリジナル問題を展開していこうと思います。
気になる点、感想、アドバイス等、常時受け付けておりますので、何卒ご教示よろしくお願いいたします。
来てくださったお客様! 感謝!
・クレイア様 最新コメ返し>>8
>☆★オリジナルストーリー★☆<
【第一問】 「優劣」
[1]>>2 [2]>>3
[3]>>4 [4]>>5
[5]>>6 [6]>>9
オリジナル問題
【第一問】>>1
【第二問】>>10
Page:1 2
- Re: 召還獣……召還! ( No.1 )
- 日時: 2010/03/16 22:29
- 名前: 紅絹 (ID: oYJ2fVYh)
【第一問】
問・金閣寺を建てた人物を答えなさい
姫路 瑞希の答え
「足利義満」
先生のコメント
「正解です。銀閣寺を建てた足利義正と混同しやすいので気をつけましょう」
坂本 雄二の答え
「俺」
先生のコメント
「斬新な答えに度肝を抜かれました」
吉井 明久の答え
「偉い人」
先生のコメント
「限定するにしても範囲が広すぎです」
- Re: 召還獣……召還! ( No.2 )
- 日時: 2010/03/16 23:25
- 名前: 紅絹 (ID: oYJ2fVYh)
希代のバカこと、吉井明久はいつもの朝を迎えていた。
「朝食はやっぱりちゃんととるべきだよね〜」
独り言を漏らしながら食卓につく。
目の前には大きさの異なる皿が三つ置いてあった。
「前菜、塩水!」
「メインディッシュ、マヨネーズのサラダ油和え!」
「そして、デザートは砂糖水!! 完璧な朝食だ!」
……一般とは大きく異なる日常であった。
【第一問】 「優劣」 1
文月学園。
そこは、世界初の点数は具現化した召還獣システムの導入校である。
教職員の承認のもとで、テストの点に応じた強さを持つ召還獣を呼び出して戦わせることができるのだ。
文月学園にはもう一つ特徴がある。
それは、成績に応じたクラス分けで成績の良い者から順に、A.B.C.D.E.Fクラスと分かれる。
成績の良いAクラスは、さらなる高みをめざせるように、エアコンやパソコンなど様々な設備が整っている。
しかし、成績の悪いクラスになるに従って、設備もどんどん悪くなっていくので最下位のFクラスは、目も当てられない惨事となっている。
吉井明久は、そのFクラス所属であった。
- Re: 召還獣……召還! ( No.3 )
- 日時: 2010/03/16 23:24
- 名前: 紅絹 (ID: oYJ2fVYh)
【第一問】 「優劣」 2
「む? 奇遇じゃの、明久」
「ん? あぁ、おはよ。秀吉」
僕に話しかけてきたのは、絶世の美少女、木下秀吉。
だけど本当は男なんだよね……世の中は理不尽すぎるよ。
「やっぱり秀吉は可愛いね。いっそ男以上にたくましい美波と性別交換して欲、右肘の関節が外れるぅぅ!」
背後から突然現れた謎の殺人鬼が僕の右腕を再起不能に追いやろうとしている。
「だぁぁれが男以上にたくましいですってぇぇ?」
僕の関節が嫌な音を立てて本来曲がる筈のない方向へと曲がっていく。
「みっ……美波様、人間は360度自由に腕を捻れる様な軟体動物じゃありませんよ……」
「ウチは別に好きでこんな態度とってる訳じゃないもん!」
好きでこんな態度とってる訳じゃない? と、言うことは……
「まさか……本当はこれ以上に殺戮を!?」
「な・ん・で! そうなるのよーっ!」
昇降口のど真ん中で、一体何時修得したのか巴投げを放つは島田美波。
一応女子だけど、性格と体のメリハリが残念な娘だ。
と、綺麗な弧を描きながら宙を舞う僕の目に移ったのは真っ赤な廊下。
- Re: 召還獣……召還! ( No.4 )
- 日時: 2010/03/16 23:59
- 名前: 紅絹 (ID: oYJ2fVYh)
【第一問】 「優劣」 3
その先には、スカートでありながら恥じらいも無く巴投げという大技を公衆の面前で放った美波と、そのスカートの中を覗くべく駆けつけ、成功してあの世に旅立った哀れな少年が居た。
そう、真っ赤な廊下はその少年の鼻血である。
少年の名は土屋康太。
別名〈寡黙なる性職者〉
通称・ムッツリーニ
「……死して尚、一遍の悔い無し……」
ムッツリーニは実に幸福そうな顔をして逝った。
あとで蘇生させるのは僕の役目なのだが、今は自分の命の保証が無い。
今も般若と落ち武者の幻覚を背景に迫ってくる。
そこに現るは救いの女神。
「あっ。明久君。美波ちゃん。おはようございます」
むさ苦しい男だらけのFクラスの、秀吉と双璧を成す清涼剤、姫路瑞希さんである。
そして……
「朝からバカやってんなぁ。明久」
僕の一番の敵で、悪友でもある坂本雄二。
全員、Fクラス所属の気の合う友人達だ。
その後、美波の数分の追撃をかわし、なんとか教室にたどり着いた。
授業の何倍体力を使ったんだろ……
- Re: 召還獣……召還! ( No.5 )
- 日時: 2010/03/17 20:29
- 名前: 紅絹 (ID: oYJ2fVYh)
【第一問】 「優劣」 4
事の始まりは雄二の一言だった。
「明久。お前、もうちょっと戦力になる働きをしてくれないか」
僕のガラスのハートが粉々だよ!
「僕は十分頑張ってるやい! だったら美波はどうなんだよ! 古典なんて無きに等しい点数じゃないか」
「島田は数学ならBクラスに匹敵する実力があるだろうが。それに明久、それと島田。前回の古典の点数は何点だ?」
「うぅ……。ウチは……その……4点」
「僕は9てーん! 勝った!」
「対して変わらねぇよバカ」
む、失礼な。
「それなら雄二や秀吉はどうなんだよ!」
姫路さんは全く問題無い。
ムッツリーニも保険体育で総合科目の点数のほとんどを稼いでいる。
しかし、雄二や秀吉は平均が高い訳でもズバ抜けた教科がある訳でも無い。
特に雄二なんかAクラス相手の試召戦争で小学生レベルの問題、半分しか出来てなかったし。
「ほう。じゃあ、皆の実力を計るために模擬試召戦争をやろうじゃないか。それでハッキリするだろ」
「望む所だ!」
斯くして、僕たちの戦いが始まった。
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