二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- キミとボクの世界製作—REBORN—
- 日時: 2010/03/19 13:32
- 名前: 空 (ID: PU7uEkRW)
・正直切ないです・・・。
・微妙にギャグいれようと想います
登場人物設定
・赤崎 空
カッターで右目が見えなくなった少女。
心に深い傷を負い、喋らなくなった。
容姿:ツナと物凄い似ている。茶色の髪に癖毛。オレンジの覚悟を称えた瞳。(ツナのハイパーモードのような感じ)
武器:死ぬ気の大空の炎。(何故か灯せる)
・目次
0、氷のような刃物 ソレは冷たく鋭い刃物
1、悲しみの両目 永遠に見えなくなった右目
2、橙色のキミ 両目が変色したキミの瞳
3、超死ぬ気モード 彼女は彼に変わり【彼】に似た
4、覚悟の瞳 誰もが【彼】に眼を奪われた
5、俺の始まり 【俺】の新たな始まり
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- Re: キミとボクの世界製作—REBORN— ( No.2 )
- 日時: 2010/03/19 11:45
- 名前: 空 (ID: PU7uEkRW)
1、悲しみの両目
あれから、三ヶ月。
「・・・」
窓の外は春のような暖かさと日差しが入り込む。
ずっと、外を見続ける。
「・・・」
まだアノ出来事がフラッシュバックを起こす事がある。
・・・思い出したくも無いものを!
「・・・空。」
話しかけられたが顔を見ない。
その声の主は、私に語り続ける。
「アレから、三ヶ月もたったな。全員真実を見つけたぞ。」
興味が無い。
今更真実を見つけても。
私の右目は戻らない。
「・・・」
声の主は出て行った。
私は花瓶を見る。
橙色の薔薇。
彼が置いていった物だろう。
「・・・」
スッと薔薇に近づく。
薔薇の棘が刺さるが無視して薔薇を掴んだ。
手を開くと、血が出ている。
「・・・」
——並盛中
「あれから三ヶ月だね・・・」
「ああ・・・」
「・・・そうだ、な・・・」
欠けた生徒。
そして空席。
その席がやけに懐かしく思える。
まだ俺達は彼女に謝っていない。
許してもらって、いない。
リボーンによると病室に閉じこもりっきりらしい。
沙里さんは転校して行ったみたいだけど・・・。
一向に彼女は現れない。
教室はまだ、立ち直れない生徒まで居る。
オレもその生徒の一人だ。
「・・・なあ、今日病室行ってみないか?」
「そうだね・・・。獄寺君も行こう?」
「ハイ。」
彼女に会いに。
- Re: キミとボクの世界製作—REBORN— ( No.3 )
- 日時: 2010/03/19 12:09
- 名前: 空 (ID: PU7uEkRW)
2、橙色のキミ
コツコツコツ・・・
病室の廊下に靴の音がする。
近づいて来ている様だ・・・
そして、病室の扉が開いた。
「・・・空、さん・・・」
声の主は右目を潰した本人。
私は窓を見たまま顔をずらさない。
視たく、無いから。
「・・・」
全く口を開かない私に獄寺が、
「テメエ何か喋りやがれ!」
そういったが、何も喋らない。
何も、喋れない。
三人には私の両目が見えない角度だ。
「・・・ゴメン・・・。空・・・ッ」
「すまなかった・・・」
「・・・すまねえ。」
三人が謝った。
私は少しだけ三人の顔を見た。
三人が両目を見て驚いている。
「・・・お前・・・その、両目・・・」
「・・・」
今更何を言ってるんだ。
キミ達が、この両目にしたんだろう。
今更偽善ぶらないで欲しい。
「・・・」
無言の私。
三人のうち、山本と獄寺は帰っていった。
残ったのは、右目を潰した本人と私。
「・・・空・・・」
「・・・」
何も喋らない私に対して彼は悔しそうに唇をかみ締めていた。
何が悔しい?
無表情のまま彼を見据える。
「空、オレ、「今更偽善ぶるな。」!」
久しぶりに声を出した。
そのまま続ける。
「右目を潰された時からお前を信用できない。もう信用しない。一緒に居ない。喋らない。口を利かない。話を聞いてやら無い。」
喉が痛い。
せきをする。
綱吉は黙り込み、口を開いた。
「・・・判った・・・」
そう言って彼は出て行った。
私は眼を空に再び移した。
- Re: キミとボクの世界製作—REBORN— ( No.4 )
- 日時: 2010/03/19 12:33
- 名前: 空 (ID: PU7uEkRW)
3、超死ぬ気モード
病室に居ると彼が来た。
黒髪に黒い眼。
彼は黒薔薇を花瓶に入れた。
「空、どうだい?」
「・・・」
何故そんなに話しかけてくるのか・・・。
私は空を見ていた。
「・・・空。明日学校に来なよ。制服はボクが用意したから。ホラ。」
そう言って出してきた並中のブレザー。
それを押し付けて彼は帰っていった。
押し付けられても困ると言う物だ。
・・・どうしようか。
行ってみようか。
——
結局行く事になってしまった。
ただし、男装をして、だけど。
今までの自分が嫌なんだ。
だから。
髪が長くなったので適当に縛った。
そして久しぶりに外に出た。
日差しが暖かい。
前を見ると、さまざまな光景が広がっていた。
色んな匂いが鼻を掠める・・・。
「・・・」
「久しぶりですね、空。」
そこに、骸が居た。
無表情で彼を見る。
「にしても何故男子の制服なのですか?女子の制服のほうが似合ってるの、(ガスッ)クふっ!?」
思いっきり鞄で頭を殴った。
気絶した骸を放っておいて私は、否俺は歩き出す。
「く、ふふふ・・・。でも、よかったです・・・。にしてもあの容姿・・・。また一段と綺麗になりましたね・・・」
とか何とかほざいていたのでもう一発殴った。
- Re: キミとボクの世界製作—REBORN— ( No.5 )
- 日時: 2010/03/19 13:02
- 名前: 空 (ID: PU7uEkRW)
4、覚悟の瞳
校門に入ると誰もが俺を見た。
ウザイ。
視線がウザイ。
そして後ろに居る奴もうザイ。
「くふふー」
雲雀にトンファーで殴られちまえ。
そう想いながら俺は校舎に入った。
——他生徒視点
学校に登校しようと校門を潜るとあのダメツナに似た容姿の奴が校舎に入っていくのを見た。
だけどダメツナとは違う、明らかに綺麗な橙色に、鋭く刃物のような瞳を持っていた。
その姿はまるでクールという感じそのものを引き出しているようで—。
誰もが、彼に見惚れていた。
周りを見るとやはり立ち止ったりして彼を見ていた奴が居た。
誰なんだ・・・?
アイツ・・・。
——
校舎に入ると一際視線が痛くなった。
イライラしながら教室、二年A組に入った。
全員が一斉にこちらを見る。
その中には三人も居た。
呆然とこちらを見ている。
席に乱暴に座って鞄を横にかけた。
「・・・」
ボーっと窓の外を眺めた。
——綱吉視点
いきなり教室の扉が開くとそこから入って来たのは、昨日再会した彼女。
だけど服装は男子の制服で、なんていうか、かっこよかった。
皆【彼】を視ていて、大半が女子の熱い視線だった。
彼は乱暴に席に座り窓の外を眺めていた。
橙色の瞳。
覚悟を称えたような、そんな温かな瞳。
正直、ドキッとしたのは、秘密だ。
- Re: キミとボクの世界製作—REBORN— ( No.6 )
- 日時: 2010/03/19 13:32
- 名前: 空 (ID: PU7uEkRW)
5、俺の始まり
担任が来た。
俺を見て驚いたが直ぐに仕切りなおして、
「じゃあ、・・・改めて自己紹介を頼む。」
ガタッと俺は立ち上がる。
まだ声を出すことに慣れていないのに・・・。
心の中で愚痴りながら声を出す。
「・・・赤碕空・・・。右目が失明したのでそこの所、覚えておいてくれ。」
それだけ喋った。
すると周りから歓声の声が聞こえた。
正直少し安堵した。
その後俺は屋上に行って空を見上げていた。
一人にさせて欲しい、
今は素直にそう想った。
居るだけで疲れる・・・。
ガクッとフェンスに顎を乗せる。
眼を閉じる。
ガンッ
「!?」
バッと後ろを見る。
そこにはハンマーを握ったリボーン。
「何、すッ・・・」
「まだ喉が慣れて無いんだろ。あまり喋るな。」
喋らしたのはそっちだと想う。
頭が痛い。
「リボー、が、喋らせタン、だ、ろ!」
「・・・それよりも、」
スルーした!
コイツスルーしやがったぜ!
「お前元気になってよかったな。」
「うぐっ・・・」
頭に載るのは止めて欲しい。
落とすぞ。
「・・・」
喉が痛くなったじゃないか。
そう想いながら今日はコレで終わった。
帰る時、下駄箱を開けて大量の手紙が入ってた事にいらだったが。
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