二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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*とにかく色々短編集っ* *ポケモン途中までうp
日時: 2010/04/28 21:43
名前: くぁーつ (ID: WPWjN3c4)

知っているかたは知っている、くぁーつです← でも知らない人のほうが圧倒的に多いです。
知っているかたはスルーしてください。あちらのはスルーしてくだs(((( ……あの、マジでw

題名の通りとにかく色々です。本当に色々だよ!
取り扱いジャンル(作品)は下記に。更新速度不定期です。でもとにかく多分遅いです。
でも頑張ります。はい。お友達はいつでも募集中ですよ!((((

短編ばっかり置いていきます。たまに中編……かもしれません。でも長編は無いです。
でも下手です。下手すぎて死にます。それでもおーけーですか?
気軽にタメおーけーです。呼び捨てでもくーちゃんでも私のことは適当に呼んでください←
おしながきのところが目次です。おしながきですおしながきry
あ、追記です。シリアス、ギャグ、ほのぼの、グロ、恋愛……なんでもありです。
ただギャグは下手にもほどがありすぎるのでかんべんしてください←
時々夢かもしれません。そういうのが駄目な人は、ご了承ください<(_ _)>

それでは、ごゆるりとどうぞ。もう一度言いますが、お友達募集中でs(黙

━取り扱いジャンル━
イナズマイレブン、家庭教師ヒットマンREBORN!、D.Gray-man、ぷよぷよ!、どうぶつの森シリーズ、ひぐらしのなく頃に、
デュラララ!!、ポケットモンスターシリーズ(ダンジョン・レンジャー除く、擬人化有り)、地獄少女、
黒子のバスケ、ドラゴンクエスト7・8、ボーカロイド、怪談レストラン(アニメ)、……など。追記するかもしれません。
.hack//G.U、生徒会の一存シリーズ(ただ兄のを勝手に読んでいるので内容飛び飛び)、名探偵コナン、……追記。


━おしながき━

【どうかこの手に温もりを】>>1 イナイレ DE風丸
【彼らの結末】>>4 >>5 >>6 帝国 世宇子
【あったかい心】>>9(連載中) ポケモン ブラッキー×エーフィ


━お客様(有難うございますッ!!)━

六様


━色々呟く(小説に関係無いです)━
ブイズ可愛いよブイズ。大好きだ愛してる。後ろからついてくるのが可愛すぐる^q^
本当は後編も投下する予定だったんですけど、友達と電話しだしなら長引いてしまって←
イナイレ見てから40分間ぐらい電話してましたw 今日は眠いのですいません後編は明後日以降です。
しかも友達に人魚の絵のコンテストに向けて描いてるってのを聞いて、「くぁーつも描け!」と言われました。
下手なのに。下手なのに。恥さらしですかそうですね分かります。
それにしても……しゅうやぁぁああぁあああぁぁぁああぁぁあ。マジで泣きそうだ。
本当に行っちゃうのか……やばいぞ来週は立ち直れそうに無いぞ。
……またいつかイプシロン・改の時みたいに帰ってくるんだ! 信じてる! てか信じる!
……現実逃避乙´・ω・` でも信じてるからね!

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イナズマイレブン -DE風丸メイン ( No.1 )
日時: 2010/04/27 18:54
名前: くぁーつ (ID: WPWjN3c4)

まっくらやみでした。


 【 どうかこの手に温もりを 】 



 じんわりと胸上に触れているエイリア石から、冷たくそれでもどこか優しい温もりが伝わってくる。
 ああ、もう俺はエイリア石に依存してしまっているんだ。
 風丸は改めてそう実感し、グラウンドを見渡した。

 ダークエンペラーズ。それが、彼らに与えられた名前だった。
 そのメンバー達が、各自で練習を行っている。
 組んで練習している者もいれば、独りで練習している者もいる。
 誰の首にも、黒っぽい紐が掛かっている。紐はユニフォームの中へと入れられている。
 あの紐の先につながっているモノ——

「……俺は、」

 エイリア石。毒々しい紫色の光を放つその石は、持つだけでその者に多大なる力を授ける。
 練習無しに強くなれる。きっと、誰もが望むモノだろう。
 けれどそれは今までただの夢でしか、妄想でしかなかった。そんな都合の良いものは無い。
 ……はずだった。

「……おれ、は」

 それが、今ここにある。そして彼らに、彼に力を授けているのだ。
 初めは酷く冷たく残酷に感じられたその感触も輝きも、今では愛しく優しいモノになってしまっている。

「……あぁ」

 俺は、ここまで堕ちたんだ。
 風丸は心の中でぽつりと呟き、足元に転がるサッカーボールに目を向けた。
 サッカーボールを見ると浮かんでくるのは、昔の仲間“だった”者達の顔。
 ずきりと胸が痛み、息苦しくなる。本当は、エイリア石に手を出すことなんてしたくなかったのだ。

 今はエイリア石に依存してしまっている彼らでも、初めは少なからずの抵抗があった。
 しかし、欲望には打ち勝てなかった。

「……なぁ、」

 彼らは、自らの力に絶望した。そして、望んだ。“もっと強くなりたい”、と。
 強くなれば。強くなることが出来れば。以前のように、楽しくサッカーができる。
 そんな想いが脳を揺さぶり続ける。本当は、間違っていることだと分かっているのに。

「——円堂、」

 結局、彼らは。半ば強引に、エイリア石を押し付けられ。
 その温かさを知ってしまった彼らは——エイリア石に依存してしまったのだ。
 “楽しい”。今では、そんな感情も消え失せてしまっていた。
 “勝つために”。それが、心を脳を全てを支配している。
 
 間違っていることだとわかっていたはずなのに。

 けれど、今は————


「もうすぐ、また一緒にサッカーできるんだ」


 それも全て、歪んでしまっていた。
 自分は弱い。自己嫌悪だけが募り、それを癒してくれるのがエイリア石。
 エイリア石は、自分達に絶対を与えてくれる。
 彼らは、“力”だけを求めるようになっていった。ただ、強さだけを。


「もうすぐ、あえる。なぁ、円堂、みんな——」


 強くなかったらサッカーは楽しくない。
 だったら、強くなればいい。そう、“強く”なれば。
 強くなれば、みんなは自分を求めてくれる。頼ってくれる。もう、悔しさなんて感じなくなる。

 俺達は、間違っている。

 そんな想いは、とっくの昔に消え失せた。


「——一緒にサッカー、楽しもう」


 愉快げに口元を歪ませた風丸は、そう言葉を吐き出すと——足元のサッカーボールを、蹴った。



end.


【後書き】
……意味分からん← DE風丸です。取り扱いジャンル名は、題名に書いていきますのでよろしくです。
DE大好きです。きっと複雑な想いをあったんだろうなー、なんて思いながら書きました。
初っ端からこれです。ハイ。反省はしてませんが、若干後悔もしてません(ぇ
タイトルは切な願いってことで! ……書いてるうちに関係なくなったとか秘密。
次はDグレかぷよぷよ書きたいです。では、有難うございましたーっ!

Re: *とにかく色々短編集っ* ( No.2 )
日時: 2010/04/27 19:18
名前: 六 ◆BbBCzwKYiA (ID: O9GTNW/u)

風丸が大好きだ。

……ごめんなさい初めまして。
風丸大好きです。どう見ても女の子にしか見えない彼が大好きです。
そしてDEも好き。ゲームはジェネシスで止まってるけど。円堂弱えぇ!(オイ
……すいません。
面白かったです。上手いです。足元どころかその下の影のさらに下の地面にも届かない位。
……増長しすぎました。頑張って下さい。応援してます!

Re: *とにかく色々短編集っ* ( No.3 )
日時: 2010/04/27 20:29
名前: くぁーつ (ID: WPWjN3c4)

>>六さん
どうも初めましてーっ!
いえいえ、叫んじゃってくださいねw 風丸良いですよねぇ……(危険

確かに女の子ですよねw やぶてんとかヒロインすぎます←
DE良いですよねっ。ゲーム、一度最後までやったんですが最初からやりはじめて世宇子直前で止まってますw
いえいえ、円堂弱ぇは同感です(ぁ ジ・アースとかむずい。
お、面白いだなんて……! さらに上手いといってくださって有難うございますーっ! 私にはもったいないお言葉……!
私なんて全然ですよ! むしろ地面の中です←
も、もちろん頑張らせていただきます! 応援有難うございます^^
コメ、どうもでした^^*

**
イナイレ短編もう一つ投稿しようかなー。明日まで母いないんで、22時ぐらいまでならパソ余裕で触ってられますんでw
父は別に遅くまでやっててもなにもいいませんのでw
私的に帝国愛です。ごめんなさい。でも帝国愛なんです。なにあいつら可愛すぎる。
えいりあも好きです。リュウジとかね、ヤバイよ! ところで韓国まだですk(自重
さてなに投稿しよう……他サイトではシリアス・グロ書きなのでギャグとか無理なんですよねorz
恋愛系は頑張りたいですが……^^; 恐らくシリアスになると思われ。
期待しないで待っててね!(うざい

イナズマイレブン -帝国佐久間、世宇子アフロディメイン ( No.4 )
日時: 2010/04/27 20:56
名前: くぁーつ (ID: WPWjN3c4)

敗者同士で馴れ合えってか? ふざけんな。
 (別にふざけてなんかいないさ。僕らはいたって真面目だよ)


 【 彼らの結末 】



「なんのようだエセ天使」

 目の前に自らをここに呼び出した人物を見つけ、佐久間は躊躇うことなく言葉をぶつけた。
 呼び出した人物——エセ天使もといアフロディは、こつこつと足音を響かせながら佐久間の元へと歩み寄る。
 ふんわりとした笑みを口元だけに貼り付け、金色じみたクリーム色の髪を揺らしながら、歩く。
 ゆったりとしたその歩き方には、けれどどこか不自然だった。ぎこちない、とでもいうような。

「エセ天使とは酷い言い方だね。それに僕は天使では無くて“神”だったはずだけど?」
「ハッ、地面に堕ちてのたうちまわった翼のもげた神様がよく言うぜ」

 アフロディの言葉に、明らかに不愉快な表情のまま、佐久間がぶっきらぼうに返す。
 佐久間の言葉を聞いても、アフロディが怒ろうとはしなかった。むしろ、どこか気持ちを和らげたようだった。

「地に堕ちたから天使なのかい? ……まぁ、それは別に良いよ。まだ“天使”って位にいるようだからね」

 ふふっ、と軽く笑い声を口の端から零しながら、佐久間に向けて言い放つ。
 むすっと表情を一層曇らせながら、佐久間がキッとアフロディを睨みつけた。

「……なんだい?」
「なんで俺をここに呼び出した」

 アフロディの問いかけに、佐久間が間を空けずに答える。
 どこか怒りのようなものが込められた、それでいて無感情を連想させる佐久間の声。
 
「なんでだと思う?」
「いいから答えろ」

 余裕な様子でアフロディが尋ねるが、佐久間に一蹴される。
 困ったような表情をアフロディが一瞬浮かべたのち、佐久間が力強く言い放った。


「——答えろっつってんだッ!」


 先程まで無感情だった声には、明らかに尋常でない怒りが込められていた。
 アフロディは怯んだように一瞬体を震わせたが、すぐに余裕のある笑みを顔に広げる。
 ひたすらに怒りの込めた鋭い佐久間の睨みを受け流しながら、アフロディはぽつぽつと呟くように言った。

「……答えて、君はどうするんだい?」
「……っ?」

 予想しなかったアフロディの返答に、佐久間が一瞬言葉に詰まる。 
 アフロディはその時がチャンスとでも言わんばかりに、次々と言葉を浴びせていく。

「僕が今から言おうとしていることは、きっと君にとってはとても屈辱的なことだろうね。僕にとっても、だけど」
「——」
「恐らく君は怒るか僕“ら”を嘲笑うだろう。別にそれでも良い。……答えてあげようか?」
「——……」

 あまりにも余裕な様子で淡々と語るアフロディに、佐久間は何も言わない。否、言えない。
 アフロディの目元が、歪んだ。笑った。綺麗な綺麗な笑みを浮かべて、笑った。微かに笑い声を零しながら、笑った。
 
 そして、言った。


帝国学園きみたち世宇子中ぼくらと組まないか?」


 あまりにも、自然に。淡々と、ただそれだけ告げた。
 佐久間の瞳が、見開かれる。信じられないものを見ているかのような、そんな瞳。
 佐久間の口が、ぱくぱくと動く。魚のように、ぱくぱくと。けれど、声は発されない。発せない。

「信じられないかい? それもそうだろうね。僕らは、君達をさんざん痛めつけたんだから」

 アフロディの笑みが、自虐的な笑みに変わる。
 その時、やっと出た佐久間の声はがらがらと掠れていた。


「——ふざ……けんな」


 たった、それだけ。それだけの言葉が、吐き出された。
 愛媛県の埠頭——かつて真・帝国学園があった場所に、佐久間の声は寂しく長く響き渡った。


(つづきます)

彼らの結末 -2 ( No.5 )
日時: 2010/04/27 21:35
名前: くぁーつ (ID: WPWjN3c4)

 佐久間は最初、冗談でも言われているのかと思った。冗談にしては悪質すぎる、と怒りを煮えたぎらせたが——

 アフロディの瞳は、本気だった。
 
 決心したような、真っ直ぐで強い光を放つ瞳。思わず、佐久間は固まってしまう。

(——俺達は、)

 何も言えず、ただこちらを見据えているアフロディを佐久間も同じように見据えながら、心の中で呟く。
 

(——愚かだ)

 今の自分には、アイツは眩しすぎる。佐久間はそう思い、目を背ける。
 今、彼を支配しているのは怒りでも苛立ちでも哀しみでもなんでもなく——

 ただ、自分達は愚かだと思う、そんなものだった。

 言ってしまえば、無感情だった。感情といった感情は感じていない。
 ただ“思い”だけが肉体からだを心を全てを支配して、なにも考えられない。
 愚か。あまりにも美しく残酷なその言葉は、佐久間の頭の中で転がるように響き暴れた。
 
(嗚呼、)

 ため息のような言葉が、やはり心の中で吐き出される。
 いつも間にか伝っている自らの涙にも気付かぬまま、佐久間は心の中で言葉を紡ぎ続ける。

(俺達は、逃げてたんだ)

 そんな佐久間を、アフロディは何も言わずにただ見据えていた。
 まるで、こうなることを最初から予想していたように、あまりにも自然に。

(……ほら、だから僕は反対したんだ)

 アフロディは仲間の顔を思い出しながら、心の中でとなえつつ大きなため息をついた。
 ぎこちない沈黙が、流れる。波や風の音以外、無音だった。
 怖いほどに静けさが身に沁みて、アフロディはこの沈黙を破りたいと思った。
 けれど、それはしない。というより、できない。
 今、あんな状態になっている佐久間に下手に声を掛けることなんてできなかった。
 一方的に喋ってしまってもいいが、さすがにそれをするほど落ちぶれてもいない。
 気まずい、というのにもよく似た沈黙。しかしそれを感じているのは、恐らくアフロディだけだろう。

(……なにも言わないほうがいいか)

 うん、とアフロディは独りでに頷いた。そっとしておこう、と。……佐久間をこのような状態にさせたのは、自分達なのだが。
 それにしても、とアフロディはずっと頭にこびりついていた疑問を考え始めた。

(……なんで、ここなんだろう? ここって確か、真・帝国——)

 そこまで思考を巡らし、気付く。そう、ここは真・帝国学園のあった場所。
 なぜ仲間達はこんな場所を指摘したのか。やっと、アフロディは気付くことができた。
 そして、わざわざこんな場所を指摘した仲間達に若干呆れる。

(……やっぱり世宇子はSが多いのかなあ)

 微苦笑を浮かべつつ、次いで心の中で呟く。

(いくら“償い”だからって、黒歴史を掘り起こさなくてもいいだろうに)


**


 真・帝国学園の戦いがあってから。帝国学園のサッカーは、変わってしまった。
 終わってしまった、といっても過言ではない。
 佐久間と源田は入院していたため、帝国学園がそのような状況に陥っていることには、気付いていなかった。
 真面目に練習しないで、ただ命令されたようにサッカーボールを追いかけるだけの、もはやサッカーとは呼べない状況に。


(つづきます)


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