二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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黄金の夜空は澄み渡る—REBORN—
日時: 2010/05/24 15:35
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

クリック有難うございます!

今回は初代時代からツナの時代まで書こうと思います。
で、最初は初代時代からスタートです!

・・・で、初代たちが物凄い最悪だったい極悪だったりしますのでそれが「イヤ!」って方はUターン御願いします!





・目次《初代編》
登場人物紹介
第零話
第一話 黄金の大空
第二話 濁った大空
第三話 天候達
第四話 闇夜の空
第五話
第六話

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Re: 黄金の夜空は澄み渡る—REBORN— ( No.2 )
日時: 2010/05/24 14:00
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第零話

初代ボンゴレ時代——。
まだ、《彼》が大空と言われていなかった頃。
彼はもう一つの大空とであった。
物語は——・・・序曲に過ぎない。
時計の針は、回りだす。
時が流れ始める。

彼が大空と謳われていなかった時代。
彼が嵐と謳われていなかった時代。
彼が雨と謳われていなかった時代。
彼が雲と謳われていなかった時代。
彼が雷と謳われていなかった時代。
彼が晴と謳われていなかった時代。
彼が霧と謳われていなかった時代。

《彼女》たちが。

大空と嵐と雨と雲と雷と晴と霧と謳われていた、時代。


何が、あったのだろうか——・・・。

時は、輪廻は。


回り始めた——・・・。

Re: 黄金の夜空は澄み渡る—REBORN— ( No.3 )
日時: 2010/05/24 14:19
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第一話 黄金の大空


イタリア——・・・。

そこでは、マフィアと言われる犯罪組織が現れ始めていた。
「・・・」
部屋にカリカリという音が響く。
何も無い空間の中で彼女だけが存在していた。

「・・・嵐」

嵐と呼ばれる少年は溜息を付きながら部屋に入ってきた。
手には山済みにされた紙があった。
「・・・コレ、誰のだ?」
「雨と雷のだ。ハァ・・・。全くあいつ等溜め込みやがって・・・」
ブツブツと言う嵐に私は苦笑いをする。
人事じゃないけど、相変わらずだし楽しいやつらだな・・・。
「・・・ハハ、相変わらずだな」

「・・・ハァ・・・どうでもいいが、明日ボンゴレが来るぞ」

「・・・あの大規模な?」
「あぁ。何でも同盟を組むとか言ってたぜ」
同名は今まで私達は誰とも組まなかったが・・・。
ボンゴレでも流石に組もうとか思わないけど・・・。
「どうすんだ?」
「・・・合ってから考えるとするよ」
「ん、そうか」
嵐はそう言って私の部屋から去って行った。
「・・・フゥ・・・」

ガタッと席を立ち、私は裏庭へ向かった。



「・・・気持ち良いな」

風が心地よく横をすぎる。
花の香りが鼻を掠める。

「・・・久しぶりだな、霧」
「・・・彼方は相変わらずですね」

霧とともに現れたのは、髪型が独特な小さな少年だった。
霧は怪訝そうに顔をゆがめ、私を見る。
「まだ彼方は偽善なマフィアを続けるのですか」
「偽善なんかじゃないがな・・・まぁ、明日は客が来るんだ。明日くらい顔を見せろ」
「・・・ハァ・・・判りましたよ・・・」
そう言って、霧とともに幻影となり消えていった。
「・・・ハハ、相変わらずだな、アイツは・・・」
そう言って私はしばらく庭にたたずんでいた。

さぁ、明日はボンゴレが来る。

内心ワクワクしながら私は目を瞑った。

Re: 黄金の夜空は澄み渡る—REBORN— ( No.4 )
日時: 2010/05/24 15:04
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第二話 濁った大空


で、次の日。
私の守護者は全員私の書斎部屋に集まった。

「・・・群れてる・・・」
「ハハ、雲、殺気だつなのな」
「ボス、いよいよ今日ですね」
「ハァ・・・相変わらずですね、彼方達は」
「極絃に久しぶりだな、こういうのも」
「・・・うるせーな」
「ハハ、お前等喧嘩はするなよ?」
私はクスクスと笑い、守護者全員を見た。
すると扉がノックされた。
訳ではなく銃弾が飛んできた。

          カキィィンッ

「刹那、大丈夫か?」
「あぁ、にしても、ようやく着いたようだな・・・」

       ガチャッ

「はじめまして、ドン・ボンゴレ」

そこに立っていたのは、似たような姿をして初代ボンゴレだった。
「スゲー、似てるな」
「・・・フン」
「・・・また、マフィアですか・・・」
「極絃に似てるな」
「似すぎだろ」
全員が全員ボンゴレの姿に驚き。
私はクスクスと笑う。
「予想はしていたがな・・・私も少し驚いた」
そう言って立ち上がる。
初代ボンゴレは少し怪訝そうに顔をゆがめた。

「初代ボンゴレ・・・お前も、血を見すぎたのか」

「!」

図星だな。
顔が歪められる。
「まぁ、ゆっくりして行ってくれ。・・・お前等喧嘩はするなよ?特に雲と霧」
「・・・判ってるよ・・・」
「・・・仕方ないですね・・・」
三叉槍とトンファーを仕舞う二人。
喧嘩するつもりだったらしい。
「・・・じゃあ、守護者は別室で待っててくれないか?」
「ジョットを一人には出来ないでござる」
「そうですよ」
相手側の守護者が反論をきたす。

だが——。

「何?僕達のボスを信用できないって言うの?」
「クフフ・・・あなた方のボスよりは、信用できますよ・・・」

殺気立ってる霧と雲に焦って制す。

「お前等喧嘩はスルナと言ってるだろう?・・・すまないな。気持ちもわかるが・・・今は頼む」

「・・・チッ・・・」
守護者達は部屋を出て行く。
全員が出て行って・・・。
しばらく、沈黙が続いた。

「・・・じゃあ、話し合おうか、ボンゴレ」
「・・・」

Re: 黄金の夜空は澄み渡る—REBORN— ( No.5 )
日時: 2010/05/24 15:23
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第三話 天候達


バタンッ

「・・・で、話し始めようか」

そういったのはスカイファミリー側の嵐の守護者だった。
スカイファミリー側はそれぞれワイワイと話し始めている。
「にしても本当にソックリだなッ!」
「ですね、僕もそう思います」
「・・・」
「極限だな」
何が極絃なのかわからないが。
するとボンゴレ側の嵐の守護者、Gが荒立った。

「テメーら、何故俺達を分断させた」

するとスカイ側の嵐の守護者が口を開く。
「うちのボスにも何か考えがある。それに、あのボスは甘いからな」

「全く・・・本当ですよ。このファミリーを作ってから一度も人を殺していないのですから」

スカイ側の守護者達は皆、うんうんと頷く。

「・・・一度も?」

その言葉にボンゴレ側の守護者が全員唖然とする。
「本当・・・彼女は甘いよ」
「違うぞ、極絃に優しい奴だ」
「そうだな、優しい、本当にアイツは」
全員が笑いあう。
只、霧と雲を除いて。
「・・・何故殺さないんですか」
「・・・彼女は」
スカイ側の霧の守護者が完全に苦笑いで答える。
「他の人が傷つくのがイヤなんですよ」
「・・・」
「甘すぎる、本当に甘すぎる」
二度、甘すぎると言った霧の守護者は雲を見た。

「確か彼方の時もそうでしたよね」
「・・・」

怪訝そうに顔をゆがめるスカイ側の雲の守護者。

「僕を気に入ったって言う理由だけで連れ出したんだからね、彼女は」

本当に甘い。
「・・・お前等のボスは変わり者だな」
「そうだよ、変わり者だ」
「変人奇人だ」
「だけど、そこがいいんだよな」
「ああ、優しい所に俺達は引かれたからな」
そう言って雲と霧以外が笑いあった。

「・・・」

ボンゴレ側の守護者達はソレを、
苦痛のように、歪んだ表情で見ていた。

Re: 黄金の夜空は澄み渡る—REBORN— ( No.6 )
日時: 2010/05/24 15:35
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第四話 闇夜の空


「・・・何のようだ」

「同盟の話だろ?」

私は苦笑いで話す。
ボンゴレは無愛想に顔をゆがめる。

「同盟の話だが・・・私は引き受けようと思う」

その答えにボンゴレはなんとも答えなかった。
予想はしていたのだろう。
「それより問題なのはお前等だ」
「?」
「いい加減笑顔を見せて欲しいんだが・・・」
そう言ってボンゴレ似近づく。
私は笑いながら、彼の頭を撫でた。
身長差は同じなので撫でる事は可能だ。
「!何を・・・」
「お前、血を見すぎだ。少しはこういうのもいいだろう」
「・・・」
ボンゴレは無言になり、私を見た。

「・・・血を見るのは当たり前だ。マフィアは人殺しだからな」

「人殺しって解釈しか出来ないのか?お前達は・・・自警団をしていたのだろう?」
「・・・」
俯いたボンゴレを見て私は苦笑いを浮かべる。
「人は・・・大切な人はいないのか?」
「・・・居ない」

「ファミリーは守りたくないのか?」

「・・・!」

眼を見開くボンゴレ。

「・・・ッ今日は帰る」
「そうか、じゃあ、後は頼んだぞ、初代ボンゴレ」

私は苦笑いをしながら彼を見送った。



「・・・フゥ・・・」

「・・・刹那、あいつらのことどう思う?」
「ん?・・・良い奴だよ」
私はフッと笑いながら自らの守護者達に笑いかける。
「ああ、そうだな」
「・・・」
「クフフ、甘いですね、彼方は・・・」
「確かに良い奴だろうな、あいつ等は」
「そうですね」
「そうだなッ」


私は資料を見ながらクスリッと笑った。


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