二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- アリス日和
- 日時: 2010/05/29 16:36
- 名前: 閻 ◆/VvZUVZXRM (ID: 3ZIdEbTb)
初めまして♪
閻(エン)という者です(*^^)v
みなさんのように上手に書けるかわかりませんが、精一杯がんばりますので、大目に見てやってください!<(_ _)>
この作品は、『不思議の国のアリス×ギャグマンガ日和』の組み合わせ作品です。。。
☆注意☆
・荒らし、チェンメなど、悪質なモノはお断りします。
・ギャグ日が嫌いだ!!アリスが嫌いだ!!という方は、back!!
・コメント、アドバイス受け付けます。。。
以上の注意が守れる方、勇者様ですね〜!(^^)!
どうぞ、奥へお進みくださいwww
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- Re: アリス日和 ( No.1 )
- 日時: 2010/05/29 17:57
- 名前: 閻 ◆/VvZUVZXRM (ID: 3ZIdEbTb)
☆第一話☆
ある暖かい日の昼下がり。
一人の女性が木に寄りかかり、音読をしています。
女「その頃、世の中は乱れ、各地で戦争が繰り返されていました……。アリス?聞いているの?」
女性は、木の上にあがって景色を眺める一人の少女……少年に声をかけました。
ア閻(アリス閻魔)「ちゃんと聞いてるよ」
黒い髪に赤色の瞳を持つ少年は木の上で短いため息をつく。
——何か面白いモノは無いかな……。つまらない話よりもずっと面白いモノ……。
女「アリス!もう少し真面目に歴史の勉強をしてくれなくちゃ……。」
ア閻「分かってるよ!!」
閻魔は木から飛び降り見事に着地。
女「何処に行くの!?まだ勉強は……」
ア閻「ごめんね!!」
閻魔は軽く舌を出し、ニコリと笑うとその場から逃走。
女「アリス!!」
女性は彼を呼ぶ。けれど、彼の耳にその言葉は届かない。
女「もう……困った子だわ……。」
女性は本を閉じ、屋敷に戻って行った。
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ア閻「もう……いっつも同じ話ばっかり……。飽きちゃうよ!!もっと…こう……刺激的な事があればいいのに……。」
閻魔は湖につながりる川を眺めていた。
ア閻「……!?」
ゆらゆらと揺れる水面に、白い耳を付けた少年くらいの男の子が、時計を見ながらせわしなく動いていた。
白太(白うさぎ太子)「どうしよう!!急がなきゃ叱られるでオマッ!!」
白うさぎはチェックのおしゃれなチョッキをグダグダに着ていて、いかにも『焦っている』と言う感じが漂ってきていた。
閻魔はその光景にただ唖然とするばかり。
——うさぎが……人間?…人間が……うさぎ?……これは面白そうだ!!
閻魔の瞳がきらりと輝く。
ア閻「白うさぎ〜!!待ってくれよ!!」
閻魔は白うさぎへと近づく。
白太「ご…ごめんなさい!!今はそんな時間ないんでオマッ!!」
白うさぎは急いで花畑の方に入っていく。
閻魔はその白うさぎを追って花畑に入って行った。
- Re: アリス日和 ( No.2 )
- 日時: 2010/05/30 07:24
- 名前: 閻 ◆/VvZUVZXRM (ID: 3ZIdEbTb)
☆第二話☆
閻「待ってくれよ〜!」
太「待てないでオマッ!時間がないでオマッ!」
花畑を走る二人の少年……いや、一人と一匹。
白うさぎは時間がないらしく、とても急いでいる。
閻魔はそれに追いつこうと必死に走る。
太「ごめんでオマぁぁぁぁ!!」
白うさぎはそう叫ぶと、木の下に開いた、小さな窪みに入って行った。
——アイツで入れたんだから…俺も入れるッ!!
閻魔は窪みの中に入る。
中は木の根っこがごちゃごちゃしていて進みにくい。
それに加え、暗くて先が見えない。
閻「白うさぎ〜!!」
閻魔は手探りで奥に進んでいく。
閻「白うさ……」
——ズルッ!
鈍い音が聞こえ、言葉が続かなくなる。
——これって……落ちちゃう感じかな?
閻「うわぁぁぁぁぁぁぁ〜!!」
暗い穴の中には、閻魔の絶叫が響き渡った。
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閻「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ〜!!」
閻魔は暗く、細い道を落ちていた。
——このままじゃ、確実に……!!それだけは勘弁!!
閻魔はなす術もなくただ落ちていた。
地面がだんだんと見えてくる。
——俺の人生ここまでかぁ……。
諦めて、閻魔は地面に落下した。
——ボワーン…トントントン……
閻「痛たたたた……。ん?俺生きてる!?どうして!!」
——地面は固いはず……。
そろそろと足を延ばして地面を足で触る。
——フワ
柔らかい感触が足を通して伝わってくる。
閻「……柔らかい…。」
閻魔は自嘲気味に笑い、
閻「俺、助かったんだぁ」
と呟いた。
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