二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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エンドレス・フロンティア【無限のフロンティア】のなり代わり
日時: 2010/05/30 22:48
名前: KEI (ID: Xr//JkA7)

こんにちは、KEIです。
今回は【無限のフロンティア】の成り代わり小説を書きます。
(今のところ、募集をかけても誰も来ていただけないので、私一人で今のところ書きます)

【注意事項】
・成り代わりがキライという方は読まないでください。
・作者が嫌いな人は読まないでください・
・荒らし、中傷は止めてください。

では、お楽しみください。

※小説のほうはまだ募集していますので、
読んで興味を持たれた方は書き込みをお願いします。

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Re: エンドレス・フロンティア【無限のフロンティア】のなり代わり ( No.2 )
日時: 2010/06/04 16:06
名前: KEI (ID: Xr//JkA7)

1−1話を載せます。

【第一話:探索ー1】

 砂をまとった風が舞い踊る荒野の中心に、ぽっかりと大きな口を開けている巨大なクレーター。その中心には戦艦のような金属の塊の後方だけが突き刺さっていた。どうやら、このクレーターはこの物体の落下の衝撃で出来たものらしい。

そのクレーターの中心にある機械物を見つめていたのは、銀髪の青年だった。頭に被っている漆黒に似た色をしたカウボーイ・ハットのつばを指で軽く直し、背中に担いでいる銃剣に見える武器を背負い直しながら、青年は冷静かつ、少し渋く聞こえる声で、その建物を見て静かに呟いた。

「さて、始めるとするか。……いくぜ、アシェン」
「了解です」

 青年の言葉に彼の2,3歩後ろにいた、機械繊維で出来た緑色の髪を風になびかせながら全身が機械で出来た機械人形の少女——アシェンがとても作られたとは思えないほど人間の女性に近い声で返事をした。
 アシェンの言葉に青年は無言でこくりと静かに頷き、2人は墜落した時に出来たと思われる亀裂の中から機械物の中へと足を踏み入れた——。

 石や、瓦礫が散乱して足の踏み場も無い荒れ放題な船内に足を踏み入れてすぐに、分厚い金属の扉によって道を塞がれた。
冷たい雰囲気をかもし出す無機質な銀色の、人が悠々通ることが出来る大きな扉には侵入者を阻むように警告の赤い文字らしきものが現われていた。
青年がその文字らしきものを目で追いながら、過去を思い出すように語ポツリと呟いた。

「あれから…20年、か」
「正確には23年と63日です、ジャン・ブロウニング艦長」

 アシェンの言葉にジャンと呼ばれ青年男はアシェンの記憶力の細かさに、半分驚きつつ、半分呆れつつな表情で帽子を手で押さえながら呟いた。

「フッ…細かいな、アシェン」

 ため息を吐き出しながら帽子から手を離した。
だが、アシェンは慣れたような顔で次の言葉を待っている。

「…昔話は後にするか。ともかく、ようやくこの飛行戦艦の探索許可が下りた。ここで何があったのか…いや、何があるのか…確かめる時さ」
「わかりました。…がんばってください」
「ああ。……って、おまえも関係あるだろ」

 深々とお辞儀をするアシェンにジャンは思わず突っ込みを入れる。だが、アシェンは冷静に返してきた。

「細かいですね、艦長」
「細かくない。いいから早いところ、そこのドアロックを解除してくれ。
入口で引っかかっては、探索もへったくれもない」
「ラジャーなのです」

アシェンが扉の隣についていた扉と同じ銀色の小さな操作のパネルを色々と操作をする…が、上手くいかなかった。長い髪をなびかせながら振り向き、諦めたような顔でジャンに声をかける。

「…なんかダメです、艦長。暗号とかすごい複雑だし、調べるのもかなり面倒です」

 アシェンの言葉にジャンは帽子のつばを軽くつまみ、呆れたようにため息をついた。

「いや、細かくいけよ。何のためにお前を連れて来たと思ってるんだ?」

 ジャンのため息まじりの言葉にアシェンはこくりと頷いた。

「了解。…演算処理強化のため、特殊コードを発動します」
「…“あれ”か。確かにパワーは稼げるが……」

 しばらく考えた後、決意をした顔で頷いた。

「OK、シンデレラ…やってくれ。ここを開けなければ始まらん」
「了解。……では」

 その瞬間アシェンから煙が噴出した。額のプロテクターが外れ、胸や太ももなど着ていたインナースーツが一部無くなった。
そんな変化がアシェンに起こっている中、ジャンはその様子を見て考え事をしていた。

(熱暴走によって、一時的に性能をアップさせる…か。相変わらず不思議なアンドロイドだが、役に立つ。だが……)

「コードDTD発動! ボクにまかせときんしゃ〜い!」

 性格と口調が180度変わったアシェンに、ジャンは帽子を深く被ってその上から手で押さえ、顔を隠しながら呆れた感じのため息をついた。

「…これがなければな。おい、アシェン」
「ん〜? 何かな〜?」
「何かな、じゃない。何のために発動したんだ、お前は」
「皆まで言わずとも了解ちゃん! この扉をブチ破ればいいんだよね?」
「…演算処理強化のため、と言っていた気もするが…まあ、そういうことさ」
「ウイース、じゃあやるよん。……ゲンブ・スパイクッ!」

 腕をぶんぶん回して、いかにもやる気になっているアシェンの後ろで、本日何回目か分からないため息をついた。

「おいおい…」

 アシェンはお構いなしに殴って、操作パネルを破壊した。パネルが破壊されたことにより扉も開く。アシェンはいつの間にか元の姿に戻っていた。

「艦長、開きましたのです」
「……OK、結果オーライってことだな。さて、行こうか」
「了解です」
(23年前のあの日……俺とアシェンが拾われた場所、か)

 再び2人は中に向かって歩き出した。


 扉をくぐってすぐ、ジャンが何かの気配を感じて立ち止まる。

「ん?」
「どうしました? 艦長」
「いや……どうも嫌な感じだな」

 アシェンもその意見に同意してこくりと頷く。

「……たしかに。動体反応がいくつか確認できます」
「武器の確認はしておくか…」

 2人は手持ちの武器の確認と手入れをしてから、改めて先へと足を進めた。

Re: エンドレス・フロンティア【無限のフロンティア】のなり代わり ( No.4 )
日時: 2010/05/31 18:41
名前: ソフィア ◆fwGIPea7qU (ID: nWEjYf1F)

鑑定失礼致します。

*基本*
「…いつからだろうか?」
3点リーダーは2つ使いましょう。あと、「!」や「?」1つのときは全角にしましょう。

「この世界が“組み上げられ”始めたのは。」
「”」や「“」という表現は、小説では使用しません。

【クロスゲート】
【】という表現も基本的には使用しませんね。

*構成*
1−1が短すぎるような気がしました。もう少し長く書きましょう。

*全体*
隙間がたくさん空いていて読みやすかったです。
ただ、基本ができていないところが多く、(特にプロローグ)とても残念に思いました。

*感想*
とても面白かったです。
でも、ちょっと説明不足なところが多少あるかな、と思いましたね……
でも、これからの成長にとても期待していますので、更新がんばってください!
応援しています!

Re: エンドレス・フロンティア【無限のフロンティア】のなり代わり ( No.5 )
日時: 2010/06/04 16:05
名前: KEI (ID: Xr//JkA7)

1−2が出来ましたので、載せておきます。


 しばらく警備ロボットを排除しつつ歩いていると再び固く閉ざされた機械の扉に足止めをされてしまった。扉にはLV1と書かれている。

「中は荒れ放題だが…動力は生きているらしいな」
「先ほど戦闘を行った相手は、この船の防衛システムだと思われてます」

 アシェンの言葉にジャンはカウボーイ・ハットを押さえてため息をつく。

「働き者だな。20年経った今でも…鉄の墓標を守り続けているというわけ、か」
「キメルるのは勝手ですが、これからどうしますか? 艦長」
「逃げ帰るわけにもいかないだろ? 先に進むだけさ」

 そしてコンコンという感じで閉じられた金属の扉の表面を軽く叩いた。

「というわけで、この扉だ。さっきみたいにサクッと頼むぜ?」
「善処します」

 アシェンは扉を見て、調べもせずに声をかけた。

「…ダメです。これはあきまへん」

 すぐ諦めたアシェンに向けて、再び帽子を軽く押さえため息をつく。

「またお前は…。すぐに音をあげるなよ」

 ジャンの言葉を髪を少し揺らしながら首を左右に振り、その言葉を否定するアシェン。

「いえ、この扉はカードキー式です。先ほどのようにショートさせて開く…ということはできません」
「…なるほど。ぶち破るにしても、今の装備では無理か。とりあえず後回しだ。都合よくキーが見つかるとも思えんが、他の場所を探してみるか」

 船内を歩き回っているうち、2人はある部屋の中に踏み込んだ。するとそこには固く冷たい金属で出来たベッドで熟睡している人物の姿があった。
 それは見た事もない少女だった。

「ん? …おい、こいつはどういうことだ?」

 ジャンは驚き、思わずアシェンに聞いてしまう。アシェンは分析をする。

「熱源反応。どうやら人間のようです」
「ああ、デカい奴が寝こけてやがる」
『…ん…もう……食べられません……』

 熟睡している少女は2人のことなどお構いなしに寝言を呟いていた。それを見てアシェンが冷静に分析する。

「そこのベタな台詞を言っている人物…。身長は170cm程度です。さほど大柄にも思えませんが?」
「…そういう意味じゃない」

 そこでアシェンはジャンが見ている場所で言いたいことが分かったようで、冷めた目で彼を見た。

「ゲスな意味であれば、100前後と思われます」
「……!」

 自分の言いたいことがアシェンに通じたことに驚いた。

「…アシェンよ」
「はい」
「その言葉が聞きたかった」
「ありがとうございます」

 アシェンは深々とおじぎをした。そして再び寝ている人物の方に目を向けた。

「で、どうします? 艦長。叩き起こしちまいましょうですか?」
「フッ、野蛮だな。ここはソフトタッチでな……」

 そんな話をしていると少女が目を覚ました。そして、ジャンとアシェンを見ておずおずと話し出した。

「…あ、あのう…」
「おっと…起こしちまったか」

 少し責任を感じ、帽子を押さえてため息をつく。そして少女を見た。

「OK,スリーピングピーチ。よく眠れたかい?」
「え? あ、はい…おはようございます」

 驚きつつも挨拶をする少女をジャンは見た。
自分達とは全く違う服装だったので少女に聞いてみることにした。

「その格好からすると、君は“隣の世界”、カグラアマハラの者か?」
「そうなりますね……」

 肯定した少女に、ジャンは質問をすることにした。

「このエリアへのドアにはロックがかかっていたはずだ。…どうやって入った?」
「ろっく? 扉の横にあった『鍵装置』をちょちょいといじったら、普通に開きましたけど…?」

 少女の説明にジャンはアシェンの方を見た。アシェンはしれっとした感じで答えた。

「………アシェン」
「そういうこともあります」

 アシェンの冷静な答えにジャンは帽子を押さえ軽く舌打ちをした。

「ちっ、艦内の防衛システムがすでに起動していた理由はこれか」

 そして再び少女のほうを見た。

「OK、カウガール。こんな所で寝てたら、カゼ引くだけじゃ済まないぜ?迷い込んだ…というんなら、俺…いや、私めがお送りいたしましょう」

 帽子を軽く手であげ、挨拶をした。その言葉を聞いて少女はとても喜んでいた。

「本当ですか? ありがとうございます! 感謝感激、極まりないです!」
「いわゆる送りウルフです。お気をつけを」

 喜ぶ少女にアシェンがボソリと呟いた。それをジャンが制する。

「余計なことは言わなくていい」

 そして、自己紹介をすることにした。

「紹介が遅れたな。俺はジャン…ジャン・ブロウニング。ケチな賞金稼ぎさ」
「そのケチに忠誠の限りを尽くす部下、アシェン・ブレイデルでやんす」

 カッコつけるジャンの横で、アシェンは深々とおじぎをした。

「あ、これはどうも、ご丁寧に…。
楠舞 神夜(なんぶ・かぐや)と申します」

 自己紹介をする神夜と名乗った少女。ジャンはその名前にひっかかりを感じた。

(……ん? ナンブ……?)

 その様子に気づいたアシェンが神夜に聞こえないような声で囁いた。

「艦長、データ検索をかけますか?」
「ああ、やってくれ」

 出てきたデータを話し出した。

「…………ナンブ・カグヤ。カグラアマハラに居城を持つ、ナンブ・ファミリーの…プリンセスです」
「ビンゴだな。…確か捜索願が出ていたんじゃないか? しかも報奨金つきで」
「その通りでございましたりします」
「うまい話っていうのはあるもんだ。労せずして一儲けってわけか」

 ヒソヒソ話をしているとジャンの横から神夜が首を出してきた。

「急にどうしたんですか? 楽しいお話なら、私も混ぜてください」

 急に声をかけられて少し驚いたがすぐに冷静な顔になる。

「OK、プリンセス。とりあえず道中で話そうか。
…楽しい話というより、お金の話をな」

 ジャンの言葉に今度は神夜が驚いていた。

「あ、もしかして…気づかれちゃいました…?」
「はい。で、おいくらで?」
「ストレートすぎるぞ、アシェン」

 ストーレートに告げるアシェンにジャンはため息をついた。そして神夜に向き直る。

「ま、そういうことだ、お姫様。どうしてこんな所にいたのか、詮索はしないが、ご同行願いましょうか」
「……わ、わかりました」

 神夜は、しぶしぶ従い、2人に同行することになった。その時、神夜はジャンに持っていたカードキーLV1を手渡した。
それを持ってジャンは再び扉に向かった。
そして、先ほど受けとったカードキーを扉の横の機械に使い、扉を開き、中に入った。

Re: エンドレス・フロンティア【無限のフロンティア】のなり代わり ( No.6 )
日時: 2010/06/04 16:10
名前: KEI (ID: Xr//JkA7)

1−3を載せます。
(長くなったので、3つに分けました)

 それからしばらく、艦内を探索していると、LV2と書かれた扉の前に2人の人物が立ちふさがっていた。

「………」
「なんだ…? 同業者…ってわけじゃなさそうだが…」

 その人物を見て怪しんでいると、横から神夜が口を挟んできた。

「あら? この人…アシェンさんと同じ“からくり”の人?」
「…なに?」
「そのようです」

 一瞬で見抜いた神夜の言葉に驚くジャン。その横でアシェンも頷いた。その時、その人物は機械で作られた声で話し出し、指のミサイルを構えた。

『ターゲット…コードナンバー……確認。攻撃開始』
「話し合うつもりはないらしいな。…OK、アンノウン。勝負してやるさ…!」

 ジャンが呟いたとき、どこからか刀を取り出した神夜の攻撃によって敵は一掃された。ジャンは驚きつつ口笛を吹きながら神夜に聞く。

「ヒュウ、驚いたな…どこに隠してたんだ?」
「あ、斬冠刀ですか? 軽く召喚してみました」
「…軽いカルチャーショックを受けるな…」

 笑顔で刀を見せつつ言う神夜に、呟くように驚きを口にした。

「それにしても、さすがプリンセス。あれこれ立派だな」
「使ってみます?」
「いや、ケガしそうだ。やめとくよ」

神夜とジャンがそんな話をしている時、アシェンはDTDモードでLV2と書かれた扉を調べていた。

「う〜ん、やっぱ話になんないよね〜」
「熱暴走モードを使っても無理か。…1ランク上のカードが必要らしいな」

 呟くジャンの横でアシェンは神夜に詰め寄っていた。

「ちょっと、もう一枚くらい挟まってんじゃないの!?」
「な、なにがですか……?」

 思わず大きな胸を腕で隠す神夜。それをジャンが制した。

「アシェン、プリンセスに無礼を働くな。…ま、それを調べるのは楽そうではあるが…OK、ガールズ。とりあえず『ツァイト』に戻るぞ」
「はいな〜」

 返事をするアシェンに神夜は聞いていた。

「『つぁいと』…? なんですか?」
「ツァイト・クロコディール…俺達の家みたいなもんさ。…だいぶポンコツだがな。お送りするついでに、ご案内いたしますよ、プリンセス」
「あ、はい・・・よろしくお願いしまぁす!」

 楽しそうに返事をする神夜を見て、ジャンは少し考えていた。

「………。(さっきの赤いアンドロイド……妙に気になるな…。なんだ…?)」

 だが、考えても分からず3人はその場を後にした。
しかし…その後扉のロックが内側から開き、赤紫色の髪の女性が出てきたことを誰も知らない……。

Re: エンドレス・フロンティア【無限のフロンティア】のなり代わり ( No.7 )
日時: 2010/06/08 16:57
名前: マナ (ID: 2N4onKWr)

こんにちは、依頼大感謝します。
コメ屋のマナです!

コメなので細かい添削はしませんが・・・

話の進め方が良かったと思います。
読みやすいです*


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