二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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並盛幼稚園の問題児達!—REBORN— 《第二期・中学生編》
日時: 2010/06/02 17:19
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

クリック有難うございます!

この小説ではツナ達が園児です。
性格はほぼキャラ崩壊。
ツナとかは結構刷れたりしてます。
そこをオリジナルとは異なりますので、注意してください!

頑張ります!



:お知らせ:
6/2 第一期終了、第二期、《中学生編》開始。 





・目次
《第一期》
第零話
第一話 《ボンゴレ組》
第二話 異質
第三話 拒絶心
第四話 両親
第五話 信じる
第六話 闇空刹那
第七話 一応男
第八話 兄貴
第九話 和解再び
第十話 終業式終了
《第二期・中学生編》
第十一話 再会再び
第十二話
第十三話

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Re: 並盛幼稚園の問題児達!—REBORN— ( No.4 )
日時: 2010/05/31 21:51
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第三話 拒絶心


おやつを持って再び教室を訪れた時。
いやもうそりゃあびっくりしました。

だって全員が全員興味心身で俺を見てくるんですもん。

「・・・どうした?」

流石に見つめられてキツイ。
「・・・せんせいがめずらしい《じんしゅ》だからだよ」
何処でそんな言葉覚えたんだ、雲雀君。
「・・・そんなに珍しいか?」
全員に頷かれた。
何か、スッゴイ悲しいんだけど。

「・・・とにかく、おやつ食うか、ホラ、今日はホットケーキだ」

「・・・せんせーがつくったの?」

綱吉君が訪ねて来た。
「まぁな。俺も器用なんだ、一応」
「だれにでもつくれるだろ」
まぁ、そうなんだけどね!?
ソレ位褒めて欲しかったのに!

「・・・何か来る」

「・・・へ?」

電波ちゃん発言をした綱吉君。
すると扉が開いた。

・・・あ。

「前任の姫沢先生」

相変わらず化粧濃いですね。
後香水臭い。
この先生は、幼稚園内では嫌われてる先生方だ。
姫沢先生は甲高い声で言った。

「彼方なんかがこのクラスを纏められることなんて出来ないわよ。大体・・・このクラスは《異形》なんだから」

俺は後ろを見た。
子供たちが震えながら睨むのが判る。
「・・・お言葉ですが。俺はそうは思いませんよ」
「・・・ハ?」
「この子達は子供です。普通の子供なんです。心を持っています。化け物扱いしないで下さい」
すると姫沢先生は園児達を見た。
真青になって焦りながら。

「し、仕方ないわね・・・知らないわよ!後悔しても!」

「・・・後悔なんてしてませんよ」

姫沢先生は勢い良く扉を閉めて去っていった。
俺は彼等を見て、ハァっと溜息をつく。

「・・・悪いな」

「なんでせんせいがあやまるの?」
「そうだぜ、わるいのはあの《ぶす》だ」

そこまで言うかお前等。
子供は真っ直ぐでいいなぁ・・・。
「・・・有難うな」
俺は微笑んで彼らの頭を撫でた。


だけど、まだ信じてもらったわけではないんだよなぁ。


彼らの何処かに、俺に対しての拒絶心は取り除かれていないだろうことを、俺は感じていた。

Re: 並盛幼稚園の問題児達!—REBORN— ( No.5 )
日時: 2010/05/31 22:03
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第四話 両親


「よし、終わった」

俺は皿を片付け終わって、教室に戻った時。
扉が勢い良く開かれた。
姫沢先生かとも思ったが違った。

・・・新任だとも思ったけど、生徒達の怯えようでわかった。

「・・・誰ですか?」
「私は綱吉の母親よ」
どうやら奈菜さんらしかった。
綱吉君が完全に敵愾心をむき出しにして怒っていた。

恨んで、拒絶して、憤怒して。

「・・・何の用ですか?」

「あの《化け物》を連れに戻しに来たのよ」

自らの子供を化け物呼ばわりか・・・。
綱吉君は拳を握っていた。
「・・・お引取り御願いします」
「・・・何でよ、私は綱吉君の」

俺は睨む。

怯んだようで奈菜さんはお母さんは後ろへ下がった。
「綱吉君が怯えてます。止めてください」
「・・・ッ・・・私は、あの子の両親なのよ!」

「おまえなんかりょうしんじゃない!」

綱吉君が声を張り上げた。
涙を浮かべながら精一杯に。
声までもが震えている。

「おまえなんかははおやじゃない!おれを・・・やきころそうとしたくせに!」

焼き殺す・・・?

ハッとなったお母さんは悔しそうに唇を歪めながら去っていった。
俺は綱吉君の頭を撫でる。
「・・・大丈夫か?」
「・・・」
涙をボロボロ流しながら、グッと感情を堪えていた。
俺は微笑んで抱き締める。

「ッ・・・」

「泣いていいぞ。お前等も辛いだろ?」

お前等——・・・他の生徒達も、震えていた。
抱きついてくる。

自らの両親に殺されかけた彼等を俺はちゃんと見れるのか、この時俺は心配に成った。

Re: 並盛幼稚園の問題児達!—REBORN— ( No.6 )
日時: 2010/05/31 22:15
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第五話 信じる


「なら彼方が自分の家に止めてあげればいいじゃない」

「・・・ハイ?」

今日の事を全てアリア先生に報告した。

で、何故か俺の家に演じた血を泊めてあげることに——・・・ってちょっと待て。

「・・・マジですか?」
「えぇ、大マジよ」
アリア先生が黒い笑みでニッコリ笑う。
これは絶対やれという笑みだな・・・。
「・・・ワカリマシタ!やればいいんでしょやれば!」
「そうよ、じゃあよろしくね」

畜生鬼園長め!



「と言う訳なんだ・・・」

俺は園児達に全て話した。
園児達の表情を見る。

「・・・ほんとうに?」
「せんせーのところでとまれるのなー!」
「・・・ケッ」

・・・何で嬉しそうなんだ。

まぁ、いいか。
俺は少しだけ苦笑いして彼等を見ていた。
「じゃあ、支度しろよ?もう直ぐ行くから」
「「ハーイ!」」
綱吉君と山本君が元気良く答えを示した。

元気だねー。

「じゃあ、俺もしたくっと・・・」



園長室——・・・。

「アリア、まだ居たのか」

「あらリボーン。彼女が頑張って勤めてるのに私が帰るわけないでしょう?」

アリアはニッコリ微笑む。
そこに、黒い感情は含まれてなど居なかった。

「・・・だが、あいつらが信じるとはな・・・」

「完全ではないわよ。あの子達は・・・少なからず人を拒絶している」

まだ、拒絶している。

アリアはもう一度往復していった。
「だが、アイツは本当スゲーな。俺たちでも手に負えなかったあいつ等が」

「・・・まぁ、そうね。彼女が彼等を信じている限り、あの子達もまた信じるでしょうよ」

アリアは、また、ニッコリと微笑んだ。






—アトガキ—
うっわメッチャ短い!
何かスイマセン・・・本当!

Re: 並盛幼稚園の問題児達!—REBORN— ( No.7 )
日時: 2010/05/31 22:36
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第六話 闇空刹那


「ここだよ、俺の家」
「・・・おおきいね」
「すげーのなー」

キラキラした眼で見る山本君に対し他の子供たちは黙ったままだった。

「どうした?」
「しょくぎょう・・・なにしてんの?」

「・・・企業秘密だ」

俺は目線を逸らした。

簡単に言える職業ではない。
俺は玄関の扉を開けて、中に園児達を入れた。
「・・・よし、夜食作るか」
俺は台所へ向かった。


        カタンッ・・・


「・・・これ、せんせい?」

綱吉は首をかしげる。

写真立てに入っている一つの写真に、先生ともう一人——・・・見知らぬ男の人が写っていた。

色あせて白黒だけど——ソレは判った。

「・・・」

内心複雑な感じで綱吉は写真縦を戻した。



「っと・・・できた」

俺はオムライスを人数分つくり、ケチャップを取り出した。
するとチャイムが鳴った。

「・・・来たか・・・」

俺は玄関のドアを開けた。


「いやぁお腹減ったよ空弥!」


「・・・お前いい加減自分の金で食え」
それか自分で作れ。
コイツは俺のお隣のお得意さんだが——・・・毎日食事を取る為に入ってくる。

名前は闇空刹那。

黒髪が似合う男でもあった。
「・・・お、誰か居るのか?」
「子供だよ」
「・・・お前の!?」
「んな訳在るかボケ」
俺は思いっきり睨んでやった。

「冗談だって!(汗)もしかしてこいつ等、並盛のボンゴレ組園児?」

「・・・何で判ったの?」

園児達を見れば敵愾心むき出しだった。
「・・・んー・・・勘」
「・・・勘かよ」
「とりあえず腹減ったな。オムライスかうまそー」
「いや、お前食うのかよ」

パクパクと食って刹那は家を出て行った。
あの後、園児達に質問攻めにあったのは言うまでも無い事。


「・・・勘、だけな訳ないだろうが・・・」


一人、刹那は忌々しげに呟いていた。

Re: 並盛幼稚園の問題児達!—REBORN— ( No.8 )
日時: 2010/06/01 13:17
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第七話 一応男


「・・・じゃあお風呂入るかー」
「ゴフッ」
「どうした?」

園児達が全員飲んでいたジュースを噴出した。

後で掃除が大変になるなー。
「・・・いっしょにはいるの?」
「は?当たり前だろ」
「・・・せんせい、おんなだよね?」
「・・・男だぞ俺は」
「・・・まじで?」
「堂顔で悪かったな!」

俺は剥きになって言った。

「どうせ堂顔だよ俺は!」

もう半泣きだようん!
子供までそういわれるなんて・・・軽くトラウマだぞ畜生!
「・・・さっさと入るぞ畜生ッ!」

「・・・うん」←何か申し訳ない



「って雲雀に骸お前等風呂入ってまで喧嘩すんな!」

風呂がボロボロになるぅぅぅぅぅぅ!

「・・・」
カポーン、と湯に浸かっている三人とは裏腹に雲雀と骸は戦い続ける。

いや、ほんとマジで止めて!?

「風呂場がぁぁぁぁぁぁぁ!」



次の日。

風呂場の修理を建築士に頼んだ。
「ハァ・・・」
「たのしかったのな!」
「そうかそうか、良かったなー」
完全に棒読み。
「ホラ、お前等も怪我だらけだろ?」
「・・・」
まだ睨みあってるよー。
キッツうわキッツ!

「ハァ・・・少しは仲良くしてくれよ・・・」

ポン、と頭に手を載せてやる。
もどかしいようにしたと思うと直ぐに静かになった。
「お前等さ」
「?」
「明日、幼稚園だろ?明日の事で話しておかなきゃいけないんだけどさ」
「なにを」
俺は口ごもる。


「・・・明日、俺の兄貴が来る。お前等のクラスに危ないと思ったら即刻に逃げろ!」


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