二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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守るべき物—REBORN—
日時: 2010/06/15 19:35
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

クリック有難うございます!
多くの人に読んでもらいたいです!


—夜空は感情を欠落した人間。

—大空は凍りついた心を持つ人間。

—夜空は時を現し、大空は覚悟を現す。

『・・・興味ないんだけどなぁ・・・』

『だけど、仕方ないか・・・』


ツナの復讐劇物語。

復讐劇に何となく関わってしまう事になった主人公、《赤碕竜弥》。
中立者として存在する彼女は真実を第三者としてみることとなる。

傍観者な主人公は、どう動くのか・・・。
嫌われだったり甘だったり。

ギャグだったりで入り乱れで駄文です(涙)。






・目次
《復讐編》
第零章
第一章 ボウカンシャ 《傍観者》
第二章
第三章
第四章
第五章

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Re: 守るべき物—REBORN— ( No.1 )
日時: 2010/06/15 18:52
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第零章 サツイ《殺意》


「知ってる?竜弥君」

「んー?何を?」

「ダメツナって言う隣のクラスの奴が、イジメをしているって」

そこで俺は言葉を詰まらせる。

—んな分けないだろうが。

—絶対あの姫宮って奴がやってるぞお前等。

とか考えながら何気に屋上に上った時。
多分、俺の姿が二人には見えなかったのだろう。
知らずに進まれる会話。

「死んじゃってよぉ、ツナ君Vv」

ザシュッ

自らの腕をカッターで傷つけ、ウザイ声を張り上げる姫宮。

俺はその光景を、ばっちり見てしまった。
後から駆けつけたやつらも、多分物陰になっている俺には気付かなかったのだろう。

会話が続けられる。

否定しているのに最後まで信じないやつらに呆れた。
疑う事を知らないあいつ等は、殴り蹴るを続けた。
俺はソッと陰からその後の彼を見る。

「(あちゃー、あれ、完全に逝っちゃってる眼だよ)」
「許さない・・・」

随分とまァ、お怒りになってる様子だった。

俺は再度溜息を吐いて、屋上から飛び降りた(異常に高い運動神経だったので平気だけれども)。

Re: 守るべき物—REBORN— ( No.2 )
日時: 2010/06/15 19:34
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第一章 ボウカンシャ《傍観者》


次の日。
普通に登校したつもりなんだよ。

なのになんだこの異常な威圧感と異常なほどの殺気は?

「・・・何か教室の中緊迫してるけどなにかあった?」
「あ、うん。沢田が、乗り込んできて・・・」

ス、と俺は、そこに立っている彼を見据える。

怒りが此処まで伝わる位の殺気。
正直ヤメテ欲しかったり。

「・・・俺には関係ないかな・・・じゃ、俺行くから」
「あ、え・・・」

俺は教室を後にした。



「なっ・・・」

教室中の誰もが驚愕した。
あのダメツナことツナが先輩達を殴り倒していたのだから。

「・・・俺、やってないっていったのにね・・・」

クスクス笑い、教室を見渡すツナ。
狂気染みた笑顔をもらしている。

「や、止めてよぉ・・・ツナ君・・・うぇっヒゥッ・・・」

姫宮は泣き始める。
勿論嘘泣きで丸っきりの演技だろうけど。

「ツナ!テメェ何してんだ!」
「さいてーだな」

全員が刃物やらなんやらを片手にツナに向かって襲う。

ツナは・・・ソレを避けようとはしなかった。



「・・・暇だなー」

俺はボォッと空を見ていた。
何も無いように、只、空を。

「・・・アイツを苛めたって、結局世界は動かないのにな」

結局、俺達人間一人一人は小さな存在で。

失ったとしても、世界は動かない。
きっと、偉い人だとしても、世界は何も動かない。

「・・・そーなると俺も小さな存在なんだろうな・・・」


「チャオッス」


不意に声がした。
その方向を見据える。
そこには、赤ん坊が立っていた。
「・・・キミ、何?」

「お前、結構面白いな。《姫宮》の守護者に成らないか?」

姫宮、守護者?
変な専門用語に俺は首をかしげる。

だけど、守護者と言う事は姫宮を守らなければいけないことになる。

「無理無理無理。俺には無理」
「何故だ?」

「だってあんな女なんかに興味ないし。それに俺は何時でも中立側にたちたいんでな」

「・・・興味がない?」

「そうそう。俺は興味がない。ましてや厚化粧と来たものだ」

ズガンッ

銃弾が横を掠める。
「あっぶね」

「お前・・・俺の銃弾避けるなんて何者だ?」

「別に、只一般人だよ。銃弾なんて、只の鉄の塊に過ぎないし、そんなの来る事が判っていれば避けることなんて誰にだって可能だと俺は思う」

全くの戯言だけどな。
俺は体制を直し、立ち上がる。
「・・・お前は、」
「質問タイム終わりだな・・・」
俺は屋上のフェンスに脚をかける。

「オイ、何し——・・・」

俺はバッと、屋上を飛び降りた。

「・・・!」

赤ん坊が除いたのがわかる。
俺は平気で学校を後にした。


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