二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ポケスペ 真白学園日誌[リレ小]
- 日時: 2010/07/13 22:25
- 名前: ポケスペ連合軍 (ID: Ait4UdaY)
- 参照: リレ小です
ポケスペ大好きなメンバーでポケスペの学パロをリレー小説で書こうと思います
メンバー紹介(順番)
1 天月
2 羽蛇瑠
3 羽月
4 ミニ
5 桜庭
6 あず
と,メンバーと順番はこの通りです
注意事項
荒らしはもちろん駄目
メンバー以外の方は小説を書かないでください
学パロ嫌いな人は戻るクリック
オリキャラ嫌いな人も戻るクリック
ポケスペ嫌いな人は出て逝ってください
以上です
では始まります!
◇OP 「その先にある、誰かの笑顔の為に」>>9
- Re: ポケスペ 真白学園日誌[リレ小] ( No.6 )
- 日時: 2010/07/08 00:30
- 名前: 大庭 (ID: ADREmkmP)
- 参照: 大事な入学式書いてごめんね;
5ページ 慌しい中学の入学式
ゴールドとマイは学園に着いたあとそれぞれの校舎に向かうため
靴箱で一旦さよならをした
どうやら高校の入学式は、そこまで厳しくないらしい
「あ、君。新入生だよね?」
「? は、はい」
「こっちだよ、もう入学式始まるから、急いで!」
靴箱で自分のクラスを見つけ、次は知人を探そうとしていた時
受付の人———中等部の3年生だろうか、声をかけてきた
内容を察するに、入学式はもうすぐ始まるらしい
「あ、え。あーーーー」
まだ見てないよー。とアニメ的な大量の涙と共に引きずられて行くように体育館に案内された
どうやらマイ以外の新入生は全員来ているらしくて、案内をしてくれた人はマイのクラス、番号までも覚えていたから、迷わずに入り口で丁寧に教えてくれた
鉄パイプ製の椅子に座ると腿に冷たい鉄が当たるのか少し浮かせて軽く座っていた
もうすぐ始まる、と言いながらもまだ時間には余裕があったらしく同じ組のクラスメートは仲良くお話をしていた
しかし、マイには知人がいないらしく手を腿の上に乗せて前かがみになって首を左右に振り知人——コウとアヤを捜し求めた
首を振るたびに肩に掛かるくらいの栗色毛が揺れ、はねるのが収まるのはマイの特権ともいえよう
「マイ、マイッ」
「んあ! この声はっ」
前の方から声が聞こえた
因みに出席番号順は50音順なのでマイは後ろの番号だ
声を書けたのはアヤノだった。
——同じクラスだ!
やったー! と内心嬉しくてたまらないのか音量が大きく出てしまった
アヤノは自分はそんなに大きな声ではなくて小声で話しかけたのに返事が大きくて驚きの顔と恥ずかしそうに顔を赤くしていた
「しーっ。マイ、コウも同じクラスよ」
「本当に? やったー!」
「最初だけ声小さくしてどうするのよ! 最後までちいさ……くしなさい」
口に人差し指を当て注意をするが、あまり意味がなかった
始めの言葉までは静かだったが、先ほどと同じように嬉しくて声が上がってしまった
アヤノもつい大きくしてしまったが、マイとは反対で最後だけ小さくした
「コウちゃーん」
「そうそうでさー……あんだよ」
「顔悪!」
アヤノが情報を言い終わると後ろを向いていた身体を前に向け、隣の子と話していた
そして、コウが同じクラスだ。ということで探してみたら、こちらもクラスメートともう打ち解けており話していた最中だった
話しかけるタイミングが悪かったせいか、自分の方に向くときに機嫌悪いですオーラをビンビンに出していた
「わたしも、同じクラスだから、よろしくねー」
「わーってる。面倒見てやるよ、仕方ねーから。じゃ、またあとで」
今度は小さな声で、聞こえやすいように口元を包むように両手をあてて区切って言葉を放った
コウもコウで言うだけ言って、またクラスメートと話し始めた
因みに、50音順だとアヤノ、コウが前列でマイだけ後列だから、話はしやすい
(二人共、凄いなー。わたしも友達作らなきゃ!)
ぎゅっ。と口元から離した両手を握りこぶしに変えて意気込む途端に隣の子に話しをかけられ、なんだかんだでマイも無事になじめた(?)
どうやら話しかけた理由は一人で盛り上がって面白い子だなー、と思ったかららしい
『マイテマイテ』 ※マイテ=マイクテスト
いきなりの放送に一同が静まりかえる
そして司会者らしい生徒がマイテ完了なのか段上にあがり、挨拶をした
『本校の自慢は—』
(わー。あの人って確か高校生の生徒会長さんじゃ……)
生徒——生徒会長がマニュアル通りの挨拶をし終えるとはじけ笑顔でこう言った
『みんな、部活は決まってるか?』
(部活……?)
『部活ってすっげー楽しいから、絶対に入れよ』
急にタメ口になったが教師は誰も注意はしない。むしろ笑ってみているではないか
この会長さん、恐ろしい!とマイは新品の制服の両腕を交差させさすっていた
『この学校は、野球部、サッカー部、合唱部———』
次々と用紙に書かれている部活動名を読み上げていく中でマイは一体自分はどの部活が合うんだろうと考えていた
そして会長が最後に放った部活動名がマイに大きな変化を与えることになる
《——あ、最後に`軽音楽部`》
(けいおん、がく?)
- Re: ポケスペ 真白学園日誌[リレ小] ( No.7 )
- 日時: 2010/07/08 17:00
- 名前: あずうさぎ ◆Iok8nnJ.I6 (ID: Z3YDC4/V)
- 参照: 全国のクリスふぁんに謝罪すr
6ページ 波乱の高等部生活?
ざわめく体育館では、入学式が行われていた。
とても初々しい新入生、それを歓迎する先輩たち。ルリ達も、その分類に入っていた。
ルリは辺りを見渡していた。
シルバーはうつうつっと眠っており、いつも面倒くさがりなゴールドがやけにニヤニヤしていた。
そしてユウナはぽ〜っと生徒会長……レッドに目を向けていた。そしてその様子を見るあの双子、ユウトとクウトに、なぜか睨みつけているクリスがいた。
ルリはある意味クリスに目をつけていた。とてもとはいえないほど態度が違っていたのだから。
入学式が終わり、高等部組全員で寮へ向かっていた。
その間、ルリとシルバーは歩いていた。
「あー入学式終わったね!」
「そうだな」
「……っにしても、シルバー身長ちっちゃいねー! 私より小さいもん!」
「ちょ、おまっ」
むぎゅっと、ルリはシルバーに抱きついた。
シルバーは身長が小さいがため、下から見下ろす感覚になってしまった。
というのも、それほど身長差がないってわけではない。5cmくらい違うが。
「……いつか抜かす」
「え?」
「……なんでもない」
ボソッと呟いたシルバーの言葉は、ルリには聞こえていなかった。
「おーい! ルリー!!」
前方からユウナがやってきた。珍しくレッドはいない。
「どしたの、ユウナ?」
「ブルーさんが、高等部の女子だけで集まってガールズトークもどきの話をしようってなったんだけど……」
「うん、いいよ」
ルリはサラリと答えて、シルバーを置いてけぼりにしたままユウナについていった。
「あーやっぱ男子がいないといいわねぇ」
「こういうのも悪くないですね」
ブルーの部屋に、ブルー、イエロー、クリス、ユウナ、そしてルリが集まった。
この寮は高等部だけに寮があり、高等部であればどこでも自由に部屋を行き来できるようになっている。(本人の許可があれば)
「で、ユウナとレッドはどの辺まで進展してるの?」
「え、あ、その……」
実はこの真白学園では、同学年以外の男女交際は禁止というルールがある。
ユウナはレッド……つまり年上と付き合っている。それを知っているのは高等部メンバーの一部だけ。
「ん、でも、バレないようにしなきゃいけないしいいのか悪いのか……」
「バレなきゃいい話じゃないの!」
「…………」
いかにもブルーはニヤリという顔をしていた。
絶対この人何かある、この人怖いと一部を除いて全員が思っていた。
……ルリは、チラッと隣のクリスを見た。
クリスは、少し体を震わせながらジュースの入ったコップを握っていた。
クリスの隣はルリと…………ユウナ。
ルリは一瞬目をそらした。……フリをして、クリスの腕をつかんだ。
「っ!!」
次の瞬間、がしゃんとガラスの割れる音がし、ジュースが床にこぼれていった。
「あ、ご、ごめん、クリス!」
「……大丈夫よ」
「ど、どうしたの? 2人とも?」
ルリは表の顔でクリスに謝罪をし、残りの3人は心配そうに2人を見ていた。
「タオル取ってくる」と、ルリはクリスを引っ張って部屋を出ていった。
「ご、ごめんねクリス、間違って腕つかんじゃって……」
「う、ううん、大丈夫よ」
クリスとルリはある場所からタオルと数枚持ってきて、話ながら廊下を歩いていた。
普通の声で話していたルリは、急に声のトーンを下げた。
「…………じゃなかったら、クリス、ユウナにジュースかけてたもんね」
「……え?」
ルリはクリスを睨みつけながらそう言った。クリスは言葉につまる。
ルリにはすべてが見抜けていた。はじめから、クリスはあるタイミングでユウナにジュースをかけようと……。
「……私の親友になんかしたら、許さないから」
「…………」
クリスは、そのまま俯いたまま部屋に戻った。
その日、クリスの普通の表情を見ることはなかった。
続く
- Re: ポケスペ 真白学園日誌[リレ小] ( No.8 )
- 日時: 2010/07/10 21:27
- 名前: 天月 ◆Wd4DWTGj2w (ID: Ait4UdaY)
- 参照: あずがガールズなのでこちらはボーイズで←
7ページ 個性的な、おとこのこ
寮に帰る道は、沢山の生徒であふれていた
そんな中、鏡があるのか。と間違えそうな二人が居た
性格は違えど、顔は瓜二つの双子、ユウトとクウトだ
違いといえば……口調が正反対という事だけだ
「あー……疲れた」
「そうだな……。兄貴は部活動するんだ?」
ユウトがそう聞くと、んー……と腕を組むクウト
沢山の部活動があるがきっとクウトは運動部に入るんだろうな、とユウトは思っていた
が、運動部の「何」に入るかは判らない
「バスケ……かな。ユウトは?」
「ヤダ、面倒」
即答かよ。とクウトは苦笑する。言いたくないが自分より遥かに天才肌な弟は、とてつもなく面倒くさがりだ
というか、疲れることはやりたがらない
でも、助っ人なら。と彼は言った
寮が遠くに見えた頃、二人は後ろに重量を感じて前へ体をかかげた
何だよ…と後ろを見れば、黒い髪に前髪が特徴的な…“ゴールド”がいた
「なんだ…ゴールドか。マイちゃんは?」
「中等部は寮無しだろ。マイの家と正反対だし」
「あーそっか。っていうか重い」
とクウトが軽くゴールドをにらむと、悪ィと言ってゴールドはユウトの横に並んだ
「んでさークウトは何部に入る予定なんだ?
俺はサッカー部にするつもりだぜ」
「俺はいちおーバスケ部」
「あー……そっかー…。シルバーは帰宅部だろうしなぁ……誰も居ねぇ」
はぁ。と少しがっかりするゴールドを見て
二人は少し笑った。こういうところも、あるんだな。と
その時、後ろのほうから声がした
3人は後ろを見ると、なんとあの会長様と副会長様がいた
「れ、レッド先輩」
「と。グリーン先輩」
「よっ、俺の話ちゃんと聞いてたか? お前ら」
「聞いてたッスよー。特にユウナは」
「ゴールド。ここでその話はするな」
「はーい。グリーン先輩は優しいッスねー」
からかうようにゴールドは無邪気に笑い
グリーンははぁ、とため息をつく
レッドはへらへらと笑っており、クウトも笑って、ユウトはグリーン同様小さくため息をついていた
「そういえば、先輩とユウナはどこまで行ってるンスか?」
「それはトップシークレットだぜ」
ここはレッドの部屋。先ほどレッドが自分の部屋で入学祝でもするか!と言い、3人を誘ったのだった
ユウトはシルバーもつれてくる。と言い一旦部屋を出た
一番聞きたかった事を秘密にされ、ちぇ、と舌打ちするゴールド
「まったく…。会長が校則を破るなんて聞いたことないぞ」
「って、言いながらグリーンはチクらないんだよな」
「俺は、はじめは反対したがな」
「でも。最終的には認めたんだよな。グリーン先輩は」
ふん。とグリーンはそっぽを向く
その間、クウトは黙りっぱなしだったが、レッドがそこ理由(わけ)を悟った
「クリスのこと、考えてた? クウト」
「……あいつ、俺とユウト通じてユウナをにらんでたからな
………大丈夫、かな」
「まぁ、ルリが居るし、大丈夫じゃね?」
とゴールドが安心させようとしてもクウトのしかめっ面は直らなかった
その後、ユウトとシルバーが部屋に入ってきた
「…ルリとユウナなら、姉さんの計らいで、クリスとイエローと一緒に居たけどな
ガールズトークもどきをやってるらしい」
と言いながら、シルバーは腰をかける
同時にクウトとユウトの目つきが厳しくなった
「……まぁ、ルリが居る限り“未遂”で済む……と思いますよ。レッド先輩」
「あぁ、ルリには感謝してるよ。……もしも、ユウナとルリが会ってなかったら……考えるだけでも恐ろしいよ」
その言葉にその場の全員が相槌を打つ
んじゃ、という声とともにレッドは立ち上がり
「新入生集まったことだし、入学祝始めるぜ!!」
「「おー!!」」
先ほどの雰囲気はどこへやら
レッドの一言で周りの空気は明るくなった
こういう所がレッドの人気のひとつなのだろうな。とグリーンは思った
「…あの人のテンションには、ついていけないな」
「そうだな、兄貴とゴールドくらいなんじゃないかな」
「だな……」
続く
- Re: ポケスペ 真白学園日誌[リレ小] ( No.9 )
- 日時: 2010/07/13 22:23
- 名前: 天月 ◆Wd4DWTGj2w (ID: Ait4UdaY)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=ya6KxEHVeyM&feature=related
真白学園日誌 イメージオープニング
「その先にある、誰かの笑顔の為に」
曲の軽快さや、サビの英語部分や「動き出す新しいストーリー ページを開こう その先へ」
の部分が題名にあっているので。
- Re: ポケスペ 真白学園日誌[リレ小] ( No.10 )
- 日時: 2010/07/18 11:45
- 名前: 羽月 ◆1QN30noOA. (ID: tQGVa0No)
- 参照: こがねであり羽月でもあり、ミュウだよ(
8ページ 紅い瞳
その頃キキは、教室に居た。
友達とまではいかないが、話せる人が出来た。廊下で知り合っただけだから、クラスも学年も分からないけれど。
2人の出会いは5分前に遡る——。
やっとのことで教室に入ったキキは、席を確認してすぐに廊下へ出た。
3年生になる頃には、学校で話す友達グループが固まっている。昔から大人しいキキに友達は1人2人位しか居ない。しかし、その友達とはクラスが別だ。放課後以外、友達とは会えない。
「……はぁ」
ため息を一つ吐いた。
クラスで浮いているのが嫌だった。
ふと、視点を階段の方へ移した。1人の少年が歩いている。綺麗な紅い瞳の少年だ。
「ん?」
少年と目が合った。すぐに視線をズラしたが、その少年はなぜか此方に近づいてくる。
「Beautiful!!!」
「うわっ?!」
少年が近くで大声をあげる。それにキキは吃驚して後ずさった。
「君の髪は実にBeautiful!!!」
「はぁ……」
訳の分からない状況に、キキは戸惑った。
「ああ、ごめん。僕はルビー」
「あ……あたしはキキ」
「……うーん?」
「……どうかしたの?」
ルビーは鞄からメガネを出し、かけた。
「何処かで見たことがある。まあいいか」
そういったルビーは、その場から去った。
何者だろう、あの少年は。
______________
やっぱり本持ってないと難しいよ;;
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