二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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空想幻想 狂想懐中時計—REBORN—
日時: 2010/07/08 18:49
名前: 冷却 (ID: A2keqJ/o)

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—空想幻想の時が止まった世界で。

—キミは無表情に立っていた。


嫌われ夢。主人公、中立的立場です。





・目次
—登場人物紹介—
第零話 —零— 強奪と崩壊と言う暗転。
第一話 —儚げな世界— 今にも、壊れそうな。
第二話
第三話
第四話
第五話
第六話

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Re: 空想幻想 狂想懐中時計—REBORN— ( No.1 )
日時: 2010/07/08 18:30
名前: 冷却 (ID: A2keqJ/o)

—登場人物紹介—


・黒崎 終夜 (くろさき しゅうや)
中立的立場な主人公。
イジメに関して転校してくる裏社会最凶の名を持つ少女。
只、意見が重なった時に動くだけだったりする。

年齢:14才。

性別:女・・・だが、学校では男装。(理由は・・・)

容姿:ツナと凄く似ている姿。オレンジ色の眼をして、ハイパー似。
殺し屋時は、赤い目に変化する。

武器:黒と銀の拳銃。(リボーン以上の腕前だったりする)
黒い鎖付きの鎌。《デッドチェーン・サイズ》

好きな物:甘い物。普段は飴を舐めたりしている。

嫌いな物:辛い物。苦い物。

通り名:黒き死神&死の境界線。

所属:ノッテ・ファミリー現十代目ボス。ボンゴレ夜空の守護者。
後は《ネタバレ》になるので、控えさせてもらいますが、ヨーロッパのあの正体不明の方々のボス。



・姫宮 愛 (ひめみや あい)
悪女。
自分の事を可愛いと勘違いする勘違い女。
実は悪徳なファミリーの令嬢。
ボンゴレ十代目に成りあがろうとしている馬鹿。

容姿:ピンクの髪(自称地毛)ピンクの眼(自称生まれ付き)
クルクルにしている。

武器:毒とナイフ。戦闘方法は毒で相手を弱らせて殺す。

能力:無し。

属性:雨・嵐。

通り名:毒姫&自称・ボンゴレ姫。

所属:クルーネ・ファミリー、令嬢。・・・ボンゴレファミリー次期十代目、《候補》。



:オリファミリー達:
・クルーネファミリー
ボンゴレとは同盟組織だが、裏では人身売買&麻薬密売・・・——など悪行を行っている。

・ノッテファミリー
《ノッテ》と書いて、《夜空》。
ボンゴレとは同盟を組んでいないが、敵対組織でもない。
言うなら中立的組織。
強さで言うならボンゴレ以上の強さ。(ダントツ)
現在は終夜がボスで、ノッテファミリー全員に憧れや尊敬の眼差しで見られている。
また、他のファミリー・・・ボンゴレにも尊敬のまなざしを向けられている。

正体不明の組織で、その詳細殆どが隠されている。

Re: 空想幻想 狂想懐中時計—REBORN— ( No.2 )
日時: 2010/07/08 17:04
名前: 冷却 (ID: A2keqJ/o)

第零話 —零—


「はじめましてェ・・・宜しくねぇ」

あの女が来てから全てが変わった。
変換した、世界が。


—まるで、幻想だったかのように、信じていた物全てが剥奪され、強奪され、奪われた。


「姫の為にぃ・・・嫌われて?」

—ザシュッ

自ら傷つけたその、傷口を見せびらかし。

「ふぇっ・・・ツナ君、がぁ・・・」
「!・・・ツナ、最低なのな・・・」
「見損ないました、十代目」

—ビシ・・・ッ

罅割れる世界。

「大嫌いだよ、ツナ君」

—パリン・・・ッ

脆くも、崩れ行く世界。

「あぁ、こんなにも、脆い存在だったのか——」

俺は、後悔する。
この世界に生まれてきた事を。
この、物語に出会ってしまったことを。

「痛い、よ・・・」

苦しい。

「テメェ何か誰も友人なんて思ってねェンだよ!」

—ガスッ

山本が、バットで殴る。
頭痛の様に響いた頭脳。



—全てが、暗転した。

Re: 空想幻想 狂想懐中時計—REBORN— ( No.3 )
日時: 2010/07/08 18:48
名前: 冷却 (ID: A2keqJ/o)

第一話 —儚げな世界—


脆くて、今にも壊れそうな世界。

世界に手を伸ばせば——今にも壊れそうだった。

だけど、完全に闇ではなかった。

光は——一筋、あるという可能性もあるのだから。





「実は今日——新しく仲間になる生徒がいる」

担任のそんな言葉で、教室中は騒ぎ出した。
その中で、声が目立つ女が居た。

「姫ェ・・・またぁ、苛められたらどうしよぉぉ・・・」
「大丈夫だ!俺達が守ってやるからな!」
「そうっすよ!」
「じゃ、黒崎、入って来い」


—ガララッ


コツッと、音を立てて入ってきたのは、眼鏡を掛けた、優等生の様な少年。

無表情で——教室を見据えている。

「じゃあ、自己紹介」

「黒崎、終夜です、宜しく」

黒崎終夜と名乗った少年は、無感情な声を発する。

冷たく、冷淡な。

「じゃあ席は・・・っと、奥の空いた席でいいか?」
「ハイ」
黒崎終夜は、一番奥の窓際の席に座る。


—少し離れた場所の、少年を見つめて。





いつもと変わらぬ——地獄の日常。

朝から母さんに蹴落とされ、吐き気を催された。
学校にたどりつけば、雲雀さんに咬み殺された。

そして、教室では——。

HR(ホームルーム)で、転校生の自己紹介がされる。

転校生は感情なんて無いような表情で、自己紹介をした。

席は俺と反対側の席。
その間にあるのは大量の空席。
「・・・」

俺は顔を俯かせた。





黒埼終夜は、休み時間、一人の少年を見ていた。


—沢田綱吉。


元・次期ボンゴレ。


「・・・」
周りで何か、質問されるが——まるで相手にしようとはしない。
すると、一人の女子生徒が近づいてきた。
香水がきつめなので、顔をゆがめたが。

「姫宮愛って言いますぅVv宜しくねぇVv」

「・・・」

視線を逸らして、無視を決め込む。

すると一人のいかにも不良っぽい生徒が、机を蹴り上げた。

「テメェ十代目になんて態度とりやがる!」

「そうなのな、無視は余りにも酷いぜ」

俺は顔をずらして、二人の顔を見る。
山本武と、獄寺隼人。
俺はやはり無表情で、言う。
「・・・同じ人間だ。同じ扱いをして何故悪い」
「姫宮さんは高貴な方だ!」
「・・・」
俺は視線を逸らして、今度は窓の外を見た。
その態度が勘に障ったらしく、獄寺が拳を振り上げる。
降ろされた拳を、俺は受け止めずに技と当たった。

「——当てて、気持ちいいものじゃないだろう?」

「・・・ハ?」

「——自覚しろ、人を殴る感触を」

俺はそう言って教室を後にした。



—治療をしないとな。

—さぁ、保険医に会いに行こうか。


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