二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ハリー・ポッター □天才の再来■
- 日時: 2011/01/05 14:21
- 名前: 杏樹 ◆cjsQ37oB4w (ID: MXERWh7v)
初めまして、杏樹と申します。
ハリポタの二次小説を書くことにしました。
未熟者ですがどうぞ宜しく^^
ハリー達がホグワーツの3年の時の物語です。
あ、ちなみに私は親世代大好きですv
特に、リーマスとセブルスが大好きw
ラブコメっぽいところも多々ありますw
それでも良い方、下へスクロール★
更新は……時々放置しますw
放置しないように気をつけますが><
意味不明な所も度々あると思います。
そんなんでも良い方、良ければ見て行って下さい^^
どうぞ、ごゆっくり。
□目次■
>>2(プロローグ)
>>3(レイナ視点)
>>4(リーマス視点)
>>8(レイナ視点)
>>9(レイナ視点)
>>10(レイナ視点)
>>11(レイナ視点)
>>13(レイナ視点)
>>14(レイナ視点)
>>19(レイナ視点)
- Re: ハリー・ポッター □天才の再来■ ( No.21 )
- 日時: 2010/11/19 20:16
- 名前: 杏樹 ◆06GHpzRySU (ID: MXERWh7v)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
(リーマス視点)
吸魂鬼は、結構やっかいだ。
僕は、ハリーをまたいで吸魂鬼の方に歩いた。
そして杖を抜き、僕は言った。
「シリウス・ブラックをマントの下に匿っている者は誰もいない。
去れ」
隣で、何かが動いた。
見ると、レイナがしゃがんで震えている。
僕は、杖を吸魂鬼に向けて、守護霊の呪文を唱えた。
杖から守護霊が飛び出して、吸魂鬼を追い払ってくれた。
震えているレイナの耳元に、僕は囁いた。
「大丈夫。
吸魂鬼はもういないよ」
レイナはゆっくり立ち上がって、席に座った。
僕はトランクの中から、チョコレートを探した。
ロンとハーマイオニーは、ハリーの頬を叩いて、起こそうとしている。
「ウ、うーん?」
誰かの声がした。
ハリーが気がついたらしい。
僕はハリーの顔を覗き込む。
ハリーの顔は恐怖で青くなっていて、冷や汗をかいている。
やはり────1番辛い、あの時のことが頭に出て来たのだろう。
まだ、13歳の少年なのに────。
ジェームズやリリーのことも思い出してきて、僕は1人、切ない気持ちに浸る。
「レイナ、大丈夫か?
ハリーが目覚めた」
僕は、コンパートメントの隅で震えている、レイナに声をかけた。
レイナは立ち上がって、ハリーのもとに寄る。
「リーマス……、チョコレート、ある?」
レイナに問われて、僕は、そうだったとチョコレートを出した。
レイナはそれを受け取ると、大きな音を出してチョコレートを割った。
1番大きい一切れをハリーに手渡した。
「食べてね。
────気分が良くなるわ」
他の人にも、チョコレートを配っている。
子供に配り終えると、小さい一切れを自分の口に運び、それと同じくらいの一切れを僕に渡してくれた。
────レイナは、何を思い出して、吸魂鬼に震えていたのだろう。
チョコレートを見つめながら、僕は考えた。
レイナほどの人だったら、守護霊の呪文くらい、お手の物ではないか?
────いや、逆か。
レイナだからこそ、色々な、辛い経験をしているのか。
僕は、ハリーと話しているレイナの手が、かすかに震えているのに気がついた。
そして僕は、レイナの手に、自分の手を重ねて、優しく握った。
- Re: ハリー・ポッター □天才の再来■ ( No.22 )
- 日時: 2010/12/18 23:18
- 名前: ゆや (ID: TSkkgAHv)
早く続きをおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
- Re: ハリー・ポッター □天才の再来■ ( No.23 )
- 日時: 2011/01/05 14:04
- 名前: 杏樹 ◆06GHpzRySU (ID: MXERWh7v)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
あけましておめでとうございますーw
…といったところで、誰も見てくれる人はいないと思いますがw
長い間の放置、本当にすみませんでしたorz
私の更新、こんな感じですので。w
こんな感じでも見て下さる、と言う方、どうぞ宜しく^^
コメ返しの後に、次うpしますね。
■ゆやsama
コメに勢いを感じますw
今年は、更新頑張りますv
- Re: ハリー・ポッター □天才の再来■ ( No.24 )
- 日時: 2011/01/05 14:15
- 名前: 杏樹 ◆06GHpzRySU (ID: MXERWh7v)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
(レイナ視点)
リーマスに手を握られて、あたしはどうしていいか分からなくなった。
戸惑いながらリーマスを見ると、優しく微笑んで言った。
「運転士と話してくる。
失礼────」
リーマスはあたしの手を離した。
手は離されたものの、あたしの手には温かみがあった。
リーマスの手、暖かい……。
……って、あたし、何考えてんだし!
ぶんぶんと首を振って、気持ちを切り替える。
ハリー達が、何か話している。
でも、その内容は頭に入ってこなかった。
300年前の、最悪の記憶。
あたしの中で、その記憶はすっかり蘇っていた。
「……はぁ」
あたしは溜息をつく。
吸魂鬼を見た時から、鳥肌が立ちっぱなしだった。
しっかりしなきゃ────。
ぐるりとコンパートメント内を見回すと、ここにいる誰もの顔から色が消えているのが見えた。
辛いのは、あたしだけじゃない。
あたしはみんなより年上なんだから、いつまでもこんなんじゃダメ。
そう自分に言い聞かせて、あたしは気を保つ。
リーマスが戻って来た。
そして、ふっと笑ってこう言った。
「おやおや、チョコレートに毒なんか入れてないよ……」
それを聞いたハリーは、チョコレートを一口かじった。
「レイナ」
リーマスが、あたしに呼び掛ける。
「大丈夫?」
リーマスの、優しい声。
あたしは、作り笑顔を見せて答えた。
「大丈夫っ」
- Re: ハリー・ポッター □天才の再来■ ( No.25 )
- 日時: 2011/01/05 16:36
- 名前: 杏樹 ◆06GHpzRySU (ID: MXERWh7v)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
(レイナ視点)
ホグズミード駅に着いた。
あたしが荷物を持って席を立つと、リーマスがあたしの手首をつかんだ。
「ふへ!?」
ついつい、変な声出しちゃったじゃん……。
「レイナ、こっち」
リーマスが言う。
リーマス、あたしが人の波にのまれないようにしてくれたんだ。
ふーん……。
リーマスについていくと、凸凹のぬかるんだ馬車道に出た。
たくさんの馬車、そしてそれを引くセストラル。
あたしは、リーマスと一緒に、ハリー達の一つ後ろの馬車に乗った。
「相変わらず、この混雑はすごいな」
リーマスが、あたしに笑いかけながら言った。
「ホント、すごいよね」
あたしも笑い返す。
「────吸魂鬼でさ」
リーマスは、真面目な顔をして言う。
「何を思い出したの?」
「んー」
言葉に詰まる。
「今はまだ話したくない……」
小さな声で答える。
「……そっか」
リーマスの顔は、また笑顔に戻っていた。
「────何で?」
考えるより先に、言葉が出ていた。
「何で、知りたいの?」
あたしの隣には、リーマスの驚いた顔があった。
「何でだろうね」
リーマスは、軽く笑いながら言った。
長い、沈黙。
何を話していいか、分からなかった。
大きな門をくぐり、ホグワーツ内に入る。
「いつかさ」
唐突に、リーマスが言う。
「いつか、教えてくれる?」
────リーマスにだったら、話せそうな気がする。
そう思って、あたしは頷いた。
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