二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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†・BR・†〔赤い夢Red dream〕
日時: 2010/07/31 16:07
名前: 夜琉 ◆nFgGo2zKeY (ID: CUrDDjil)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=5oJQBQwhRD4&feature=related

題名の通りBR(バトルロワイヤル)ですww
何か憧れまして……(書くのに)。

……はい、正直に言います。
友がBRの小説書いてて、ウチも書きたいと思いまs((殴
あ、殴られるの当然ですよねぇー((泣
もう、凄く憧れちゃってしょうがなかったんですっ!
すみませんねぇ!←やけくそ

でもウチ無名だし……。←ならスレを作るな
しかも下手だし……。←なら小説を書くな
……もうっ! なんか図星なんですケド……((泣
あぁ゛ー! あんまりそれを言わないでくれぇ!

このBR小説は、第一章・第二章……ごとにキャラ変わりますっ!
アニキャラなんで、第一章「テニプリ」とかですね。
第二章「REBORN!」とか。
あ……、答え言っちゃいました((汗
まぁいいとしましょうっ!
では、レッツラGO!

†☆   章   ☆†
・第一章「最後まで伝えられなかった気持ち」
 登場アニメ〔テニプリ(テニスの王子様)〕
・第二章「未定」
 登場アニメ〔RN!(REBORN!)〕

†☆ 話リスト ☆†
・story0〔プロローグ〕>>1
・story1〔悲しき現実〕>>2

†☆ イメソン ☆†
〔君に捧ぐファンタジア/鏡音レン〕
※曲は参照をww

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†・BR・† 第一章Start ( No.1 )
日時: 2010/07/31 15:02
名前: 夜琉 ◆nFgGo2zKeY (ID: CUrDDjil)

†☆     プロローグ     ☆†

     …君に会えて良かった。
     君に会えていなかったなら、
     俺はきっと後悔していたよ。





     君との出会いが、
     俺の人生そのもので、
     俺との出会いが、
     君の人生そのものなんだ。





     人生という名の一生。
     一人一人が持っているもの。
     それは無くなることのないもの。
     だけど、“命”というものが消えると、
     “人生”というものも消える。
     儚きものだ。





     そしてなにより、悲しいこと。
     人は何のために生まれるのか?
     命の大切さを実感するため
     だと俺は思う。
     今更の話なんだケド。
     だけど今からでも遅くはない。
     と思う。





     命の大切さ。
     これが無ければ分からなかったと思う。
     だけど、これはあるべきものじゃない。
     無くてよいものだと思う。
     もっと違う方法でもきっと分かる。
     なのに何故?
     俺達は巻き込まれた?





     ましては、愛しい人までもを。
     俺が巻きこんだんじゃない。
     だけど、俺が巻き込んだ。
     こんな部活なんてなければ。





     そして何より、こんなものが無ければ。
     君は巻き込まれずにすんだのに。
     何故? どうして?
     大人達が不適に笑う中、
     俺達は、戦いの場に足を踏み入れた。


















































____空ヲ見上ゲル君ハ、一体何ヲ思ッテイルノ?____

†・BR・†「最後まで伝えられなかった気持ち」 ( No.2 )
日時: 2010/08/05 08:24
名前: 夜琉 ◆nFgGo2zKeY (ID: CUrDDjil)

†☆   第一章「最後まで伝えられなかった気持ち」   ☆†
story1〔悲しき現実〕

「というわけで、明日からレギュラーは強化合宿だ。油断せずにいこう」
『はい!』



部長である手塚の声に、大きく返事する部員達。
手塚の横では副部長の大石が立っていた。
いつもと変わらない日常、いつもと変わらない行動。


青春学園男子テニス部、一年ルーキーの越前リョーマ。それ、俺のこと。
アメリカ・ロサンゼルス出身で、テニスの大会では四大会連続優勝という経歴を持っている。
周りからは生意気とか、目つき悪いとか言われてる。
けど、実力は誰にでも負けるつもりないケド。
青学男テニは少し変わっている。
少し変わっているところは、男テニなのに女子が居ること。
もちろん男装はしている。

そいつの名前は美那浦麗rei minaura。
女子の格好していれば、普通にそれなりに可愛い。
男装すれば、イケメン男子並みにカッコイイ。
そんなところから行くと、むかつく。
おまけに俺の得意技のツイストサーブも軽く打つ。
それに色んな人のコピーとか俺とすっごい似てるし。
何故か、性格も似てる。
生意気なところとか、クールなところとか。
ちょっと毒舌なところとか。
もう一つ似てるところって言ったら顔。
なんかそれぞれパーツが似てるんじゃなくて、雰囲気が似てる。
目つき悪いとことか、背が小さいところとか。
別に顔自体が似てるわけじゃない。

俺は、そんなことを思いながら麗を軽く睨んだ。
麗もそれに気づいたようで、睨み返してくる。
それを見た桃先輩が俺達の間に割って入った。



「喧嘩はいけねーぜ? いけねーよ」(桃)
「「喧嘩なんてしてない」」(リョーマ&麗)



声がハモる。
思わず俺は麗を睨んだ。
今度の麗は、少し悲しげに俯く。
俺には理由なんて分からなかった。



「では、明日に備えてゆっくりと休養を取るように」(手塚)



手塚の声でハッと我に返る。
だが、麗のあの表情が頭から離れようとしなかった。
「解散」と手塚が言い、部員達が散らばってゆく。
その中に、俺も混ざっていた。
しかし麗はその部員の中には入っていない。

……何やってんの?
先生と何やってんの?
顔暗い、いつもの生意気じゃない。
何かあったの?

何でか目に付く麗の姿。
消えない、消えない、消せない。
自分でもよく分かんない。
何だこれ? 何それ。
意味分かんない。

とか思いながらも、俺は家へと向かった。

























翌日。
快晴な空の下、小鳥の囀りが聞こえる。
何故かその声で目が覚めてしまった。
今日から合宿となると、妙に気持ちがむずむずするのだ。

今日から合宿……。
強化合宿……、きついのかな。

とかちょっと思ったりもする。
そんなことを思いながらも、行く準備をする。
それなりに用意はしているものの、忘れ物がないか心配。
中身をチェックしたが、特に忘れ物はなし。
荷物を持つと、リビングでご飯を食べて外へと出た。
快晴の空の下……、赤い夢が始まる。
何故か俺はそう思ってしまった。
すると向こうの方から声がする。



「おーい、越前!」
「あ、桃先輩」(リョーマ)
「“あ、桃先輩”じゃねーよ! 何でそんなテンション低いわけ? 今日から合宿だぜ? 海だぜ?」(桃)



そのテンション低い理由の一つが、海だからなんですケド。
海とか暑いし日焼けするし……、嫌なことばっかだし。
正直言って何がいいか分からない。
うん。ごもっともな意見。



「……すっげぇ、嫌そうな顔してる」(桃)
「だって、実際嫌だから」(リョーマ)



キッパリと言い放つ。
「あは、ははは……」と桃先輩も苦笑い。
しかし本当のことを言ったまで。
嘘などついていない。
実際にインドア派であって、海が好きじゃないというだけである。

本当は海が嫌いってわけじゃないケド……。
外の天気が気になるっていうか……。
まぁ、そんな感じなだけで。

そんなこんなで、学校への道のりを歩く。
二人の楽しい会話が途切れることはなかった。
しばらくすると学校が見えてくる。



「お、もうすぐだぜ。越前」(桃)
「分かってるっスよ。桃先輩」(リョーマ)



門のところで、一人の者が立っていた。
少し近づくと誰だか認識できた。
あの男装少女の、麗だ。
何故か校舎を見上げている。
その顔はいつもよりかなり曇っていた。

昨日からおかしい……。
絶対何かある。

俺は行動にでた。
スタスタと歩くと、麗の肩を叩く。



「何してんの?」(リョーマ)
「……今日で、校舎も見納め……」(麗)



麗がふとその言葉を口にした。
今日の麗は不思議だ。

__今日デ、校舎モ見納メ?__
どういうことだ?
だって、今日で俺達はいなくなるわけじゃない。
合宿に行くだけであって戦いをするわけじゃない。
なのに、何故?

麗の言った言葉が、心に響く。
何故か頭から離れない。
すると麗が我に返ったようで、リョーマに言う。



「あ、き、気にするなよ」(麗)
「そんな嘘だって分かってるから、信じるつもりないケド」(リョーマ)



麗がまた、不安そうな顔をする。
俺はふと肩に置いた手をどけた。
それと同時に、麗が歩きだす。
俺に声をかけることは出来なかった。

何故? 何故そんなこと言う?
おかしい。何かがおかしい。
俺は……狂ったのか?
それとも、麗が?
違う。きっと違う。多分、きっと。



「なぁ越前。麗はなんて言ったんだ?」(桃)
「……今日で、学校も見納め……って言った」(リョーマ)
「はぁ? 何だよそれ。変な奴だな」(桃)



桃先輩が「ははっ」と笑う。

俺には、そんな簡単なことには思えない。
麗は冗談をあまり言わないから。
絶対それはない。
きっと裏に何かがある。何かが——……。

そんなことを思いながらも、俺は部長のところへと向かう。
いきなり歩き出す俺を見て、桃先輩も歩き出した。
赤い夢は今、始まりだした。


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