二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 〜The end world〜−REBORN−
- 日時: 2010/08/10 13:33
- 名前: 保持者 (ID: uT5MQLCg)
———The end world.
終幕世界
ちょくちょくあちらも更新しながらがんばりたいと思います!
:注意書き:
一応嫌われですが、切ないをメインにしています。
グロは無いと思います、多分・・・。
・キャラ紹介
終崎終夜 主人公で最強と謳われる殺し屋。過去に色々と重荷を背負っていていじめを受けている。
・ページ(目次)
—序章—
—第1章— モノクロな世界観 (未完成)
Page:1
- Re: 〜The end world〜−REBORN− ( No.1 )
- 日時: 2010/08/10 13:04
- 名前: 保持者 (ID: uT5MQLCg)
—序章—
全てに嫌われる宿命—サダメ—。
空を見上げればどす黒い暗雲が広がっていた。
次第に雨が降り出す。
僕は傘もささずに歩き出す。
冷たい雨は髪から滴り落ちていく。
何時か何処かで聞いた言葉は、消えて行く。
雨は、僕を嘲笑うかのように、収まっていった。
空を見上げれば、虹が広がる。
大空と虹と海。
夜空は——仲間はずれだった。
「死んじゃおうかな・・・」
気が付けば、そんな言葉を発していた。
最強と謳われても、所詮は人間だった。
所詮は動物で、
所詮は人間で、
所詮は感情を捨て切れなくて。
所詮は弱い存在で———。
「所詮は、自殺志願者」
俺は、涙を頬に伝わらせて泣いた。
(再び雨が降ることを望みながら)
- Re: 〜The end world〜−REBORN− ( No.2 )
- 日時: 2010/08/10 13:10
- 名前: 保持者 (ID: uT5MQLCg)
窓の外を見ていた。
雨の降る中、アイツは傘もささずに歩き出す。
傘は多分、壊されたのだろう。
俺は内心笑いながら、そいつを見ていた。
何時も辛そうにしながら、笑う。
何時も悲しげにしながら、微笑む。
感情が無いはずの笑顔で———。
ずぶ濡れになりながら帰り道を辿り、歩き出すアイツを見て、俺は笑う。
枯れた声で笑ってやった。
すると校舎から学ランを羽織った人物が傘を差して出てきた。
雲雀さん。
会話に耳を済ませてみた。
「君、ずぶ濡れじゃないか。風邪引くよ・・・」
「いいです。僕は、雨が好きですから」
そういって傘を断った。
ひばりさんは溜息を吐いて校舎に戻る。
——何処かで、何かが引っかかった。
(崩れる感情)
- Re: 〜The end world〜−REBORN− ( No.3 )
- 日時: 2010/08/10 13:32
- 名前: 保持者 (ID: uT5MQLCg)
——空を見上げれば何時ものモノクロな世界が広がっている。
—第1章— モノクロな世界観
「お前なんで学校に来てんだよ」
何時もの言葉。
俺は灰色の目をその生徒に合わせる。
全てがモノクロに見えて、色なんて見えない。
「何とか言えよ!」
—パァンッ
「・・・ッ」
乾いた音が廊下に響いた。
僕は頬を触りながら、俯く。
痛いという表現さえも、
感情論さえも、感覚さえも。
全てはないも同然だった。
「チッ」
生徒は立ち去っていく。
その場に座り込み、頬に触れる。
近くにあった水道まで歩き、頬を冷やした。
冷たい感触が頬を伝う。
ハンカチでぬぐった。
「死んじゃおうかな」
僕は独り言を天井に向かって吐いた。
「・・・終夜じゃねぇか」
「・・・」
言葉は耳に入らなかった。
何も聞こえない。
人の言葉すらも判らなくなっていた。
「終夜!」
叫ばれてやっと聞こえた。
視線を少しだけずらした。
ソコに立っていたのは、山本武、同じクラスの生徒だった。
「あいっかわらず無表情だな。だから気にくわねぇんだよ」
冷たくほうり出された言葉と共に頭に激痛が走った。
バットで殴られたらしい。
状況判断は、バットで殴られて数秒経った時だった。
バットに血が付着している。
頭に触れてみると少し出血していた。
「———」
「ハッ」
踵を返して去っていく山本を見て、僕は座り込んだその場を立った。
頭に言葉が流れ込む。
—復讐は考えないのか。
—そんなの、つまらない。
—ならどうするんだ?殺しをして発散でもするか?
—それもいいけど、僕は今学生なんだ。それに僕が殺していいのは罪人だけだ。
—あいつ等は罪人じゃないのか?
—あいつ等は、「 一般人 」だ。
俺はゆっくりと、廊下を歩いていく。
(空を見上げれる場所に、早く)
- Re: 〜The end world〜−REBORN− ( No.4 )
- 日時: 2010/08/10 13:52
- 名前: 保持者 (ID: uT5MQLCg)
屋上にたどり着くと、青い空が広がっていた。
眩しい太陽に手をかざしながら空を見る。
「——終夜、何してるんだい?」
「空を見上げてた」
僕がそう答えると、彼はハァッと重い溜息を吐いた。
僕はそんな雲雀には視線を合わせずに空を見続ける。
「君、何時も空を見てるけど、何で?」
「空って、真っ青で限りが無いから好きなんだ」
「ふぅん・・・僕には判らないね」
「判らなくていいよ」
僕はそういって空に手を伸ばす。
手は空を切るだけで、何もつかめないけども。
俺は手を伸ばした。
「ずっと昔に、こうやって手を伸ばしたときに誰かが掴んでくれたんだ」
「ふぅん?」
「その時、凄くうれしかったんだ。コノ世界には僕を支えてくれる人が居るって」
——だけど。
それも、幻想だった。
所詮は、思い込み。
手を下げる。
「コノ世界は灰色だよ。僕の目には何処も灰色にしか映らない」
「・・・」
「色彩は何処にも無いんだ。結局は」
屋上から出る為に、僕はドアノブに手を伸ばす。
——ギュッ
唐突に後ろから雲雀に抱きしめられる。
俺は体を硬直させた。
「雲雀?」
「・・・僕は灰色に見える?」
僕は、少しだけ空を見上げて、雲を見た。
「雲は何時だって灰色だよ」
俺は少しだけ微笑む。
(崩れ始める感情論の先)
- Re: 〜The end world〜−REBORN− ( No.5 )
- 日時: 2010/08/10 16:21
- 名前: バード ◆Nlab369rtc (ID: 2N56ztaO)
初めましてバードです。
リボーンの小説という事で見に来たら・・・山本!!
はひぃ!バイオレンスですぅ!!(ハル風)
獄寺だったら分かるけど・・・・。
あと腐向けに見えたのは私だけ?
雲雀さんが主人公に・・・ってそうか雲雀さん主人公が強いとか群れてないってことで気に言ってるんだね!
長々と書いてすみません。それではまたアリベデルチ
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。