二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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 凍りつく花、 〔テニスの王子様〕  
日時: 2010/07/31 11:44
名前: 黒百合 (ID: TtH9.zpr)
参照:                   愛してあげる。 

 初めまして、もしくはこんにちは^^
 黒百合クロユリと言いますー 

 因みに、
 バトテニ−サヨナラ、−
 【ht☆tp://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=15471】
 いろんな愛のカタチ−スキだからだからこそ−
 【ht☆tp://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=16853】
 とか書いてる“亮”と同一人物ですb 

 此処では、テニスの王子様の夢小説を書かせていただきたいと思います!
 3つの小説掛け持ちになるので、きっと更新は亀以下ですがw
 生暖かい瞳で、どうか見守ってやって下さい^^






愛、してあげる。



全身全霊の愛で、彼方“たち”を愛してあげる。



【CAST】

 海神美耶 >>2

 海神隼人 >>8

 竹下離那 >>11

 *その他、出るかもしれない人たち*

 一ノ瀬香澄
 織原リサ
 日向葵 

 
【もくじ】

 読む前の注意事項 >>1

 000  prologue >>14

 001  普通的日常 朝練ver. >>17
 002  普通的日常 学園ver. >>21←最新up!
























黒キ百合ニ貫カレテ倒レシ氷ノ戦士タチ



さぁ、覚悟は、いいかしらぁ・・・・・・・・・・・・?

Page:1 2 3 4 5 6 7 8



Re:  凍りつく花、 〔テニスの王子様〕   ( No.28 )
日時: 2010/08/02 11:32
名前: 黒百合 (ID: TtH9.zpr)
参照: 違和感。 ほんの少し、いつもの笑顔に違和感をかんじた。

>皆様

 >>27 003 普通的日常 放課後ver. upです^^

 よろしければどうぞーv

Re:  凍りつく花、 〔テニスの王子様〕   ( No.29 )
日時: 2010/08/03 20:09
名前: 黒百合 (ID: TtH9.zpr)
参照: “スキ” 一言で壊れてしまう。 大切なこの関係が、一瞬で。

 

 004 謎的発言 携帯ver.




「たっだいまー」

家のトビラを開け、大きな声を出す。
リビングで食事をしていたらしき母が顔を出す。

「おかえり」
「遅くなってごめん、」
「良いわよ、どうせ隼人のトコロ行っていたんでしょう?」
「あぁ、そうだよ。 今日は部の皆も一緒に」

という具合に、母と話をしながら夕食を済ませ、美耶は2階の自分の部屋へと階段を上った。



———美耶の部屋———


「ふぅー、今日は疲れたなぁ」


そんな独り言を呟き。
ベットへダイビング。
そして、携帯を開いた。
画面に映るのは、“白石蔵ノ介”という名前。

———蔵に、電話しようかなぁ

そんなコトを考えながら、登録された幼なじみの番号を押す。


『もしもし。 美耶。 久しぶりやなぁ』


落ち着いていて、優しげな彼の声。
聞き慣れた懐かしい声に、美耶は何故か安堵する。

「そんなに久しぶりでもないやろ、蔵」

電話の向こうの大阪弁の相手に話す時だけ、美耶は関西弁へ戻るようだ。
自分でも、不思議に思う言語感覚。

『そうかぁ? 美耶、3年なってから、めっきり電話の回数減ったで?』
「何でそんなん数えてるんよ」
『数えんでも分かるほどっちゅー話や』
「ふーん?」

美耶は自分でも意識していなかったため、曖昧な返事をする。

「んー、まぁ、皆と仲良くやってるし、蔵とこうしている時間、減ったかもなぁ」

美耶が思いついたようにそう言うと、白石は少しだけ黙る。
沈黙が訪れる前に、美耶が口を開こうとすると


『解った、スキな人でも出来たんやろ!!』


と、底抜けの明るい声。

「はぁ?!」
『図星やな? その反応。 んんー、絶頂!!』
「意味解らんこと言わんといて。 それから、耳元で五月蠅いわ」
『ええやん。 それより、誰や』

声だけで解る。
絶対に、電話の向こうで馬鹿にした笑みを浮かべている。
美耶は頬を膨らませて、


「だから、意味解らんこと言わんといて。 スキな人なんか、おらへんわ」


実際そうだ。
クラスではあまり男子とは話さないし、仲の良いテニス部の皆でも、“恋愛対象”と意識したコトはない。

『残念やなぁ、』
「何がやねん」
『まぁ、でも、何かあったんとちゃうか?』
「何もにあけど・・・ なんで?」

白石は黙り込む。
しばらくの間、2人の間に沈黙が流れた。

「蔵?」

美耶が耐えられず、白石に呼びかける。

『ん? あぁ、悪い。 それじゃ、明日早いから、またな』
「え? ちょ、あ!!」

美耶は耳に当てていた携帯を見る。


「切れた・・・」


結局、白石の考えは謎のまま、一方的に切られてしまった。

「意味解らん・・・」

そのまま、携帯を閉じる。
僅かに、幼なじみへの苛立ちを感じながら。







(さぁ、引きずり込んであげる。 ————————狂おしい愛の中へ)





携帯が光った。
着メロも流れる。

「あれ、メール」

美耶は手に取り、開く。

「誰だろ、知らないアドだ」




















              『黒キ百合ニ貫カレテ倒レシ氷ノ戦士タチ』




















たった一文。

「・・・・・・、何、コレ」

たった一文の、メール。
件名も何もない。

「イタズラメール、かな」

美耶は少しの間それを眺めていた。

「こーゆーのは、削除したほうがいいよね」

自分自身に言い聞かせる様に、「削除削除、」と何度も呟く。


「怖・・・」


それだけ。
それだけだった。
たった一文の、不気味な文章。
ただの悪戯だ。
感じたのは、それだけだった。

Re:  凍りつく花、 〔テニスの王子様〕   ( No.30 )
日時: 2010/08/03 20:11
名前: 黒百合 (ID: TtH9.zpr)
参照: “スキ” 一言で壊れてしまう。 大切なこの関係が、一瞬で。

>皆様

 >>29 004 謎的発言 携帯ver. upですよ^^

 よろしければどうぞー!!!
 若干短めですw

Re:  凍りつく花、 〔テニスの王子様〕   ( No.31 )
日時: 2010/08/12 11:35
名前: 黒百合 (ID: TtH9.zpr)
参照: “スキ” 一言で壊れてしまう。 大切なこの関係が、一瞬で。

 

 005 謎的発言 離那ver.




「そんじゃ、行ってきまーす」

美耶は母にそう言い、玄関の戸を開ける。
母はパタパタとスリッパをならしながら、美耶の見送りに来た。

「今日も早いのね、」
「あぁ、関東大会決まったから。 もうすぐ抽選なの」
「へぇ、今年も順調なのね」

母のその言葉に、美耶は少しだけ顔を顰めた。

「どうだろ、コンソレーションだったし、不動峰に借りを返さなくちゃね」

それだけ言い残し、美耶はもう1度母に手を振り、家を出た。


(うちがコンソレーションなんて、なんだか信じられなかったなぁ)


自分の発言を振り返り、美耶はふと思う。

(不動峰、確かに強かった)

宍戸が負けた橘を含む、全員。
2年生ばかりだというのに、あれだけの戦力があるのには、驚いた。

「まぁ、こっちもベストメンバーじゃなかったし」
「何が?」
「ふぇ、きゃぁ?!」

美耶の視界が暗くなる。
そして、額に冷たい何かがぶつかった。


「だ、大丈夫?! ごめん、タオル持ってくるよ!」


ぼやけて見えた美耶の視界に現れたのは、捻りはちまきをした1人の少年。

「ごめん、大丈夫?」
「え、あ、ありがとう」

どうやら美耶は、頭に水を被ってしまったようで。
少年はタオルで美耶の髪を丁寧に拭く。
そのタオルには、“かわむらずし”の文字が。


「河村くん、朝から手伝い?」


“河村”と呼ばれた少年は、ニコリ、と微笑み頷く。

「今日は朝練が休みなんだ。 だから、修行も兼ねて、ね」
「偉いね」
「そんなことないよ、氷帝は?」
「なんか、宍戸が気合い入っちゃってる。 朝練の時間も早くなったしね」

美耶は少しだけ近況報告をする。
河村の所属する青春学園テニス部と氷帝はライバル関係である。
もっとも、跡部が手塚を敵対ししているだけなのだが。
他のレギュラー陣は、自信があるのかそれほど気にしていない様子。
宍戸に限っては、レギュラー復帰を果たして“油断”という言葉を忘れたようだ。

「そっか、ごめんね。 時間取らせちゃって。 急いでるんだろ?」
「あ、ううん。 こちらこそ、」
「それじゃ」

河村に軽く手を振り、美耶は学校へ向かう。
バスに乗れば、もうすぐそこ。




———氷帝学園———




「何で、髪濡れてんだ?」

朝練も終わり、ジローと宍戸と3人で教室に向かう途中。
宍戸がふいに尋ねる。

「え? あぁ、ちょっと水被ちゃって」

美耶は笑いながら応える。

「はぁ? 水? なんで」
「んっと、河村くんにぶつかってね、」
「河村っていうと、青学のか?」

そんなコトを確認してくる宍戸。

「そうだよ? 河村寿司、うちの家から近いんだ」

そんな具合に、美耶は今朝の出来事を宍戸に話す。
宍戸は、心中穏やかではなくて。

(コイツ、結構顔広いのな・・・)

なんて、どうしようもない心配をしている。
それを知るよしもない美耶は、1人でペラペラと話していた。
そうしているウチに、見えてくる靴箱。

「あ!」
「どうした?」

宍戸が尋ねると同時に美耶は走り出していた。
運動神経0なのに、その時ばかりは誰よりも速く。


「おはよー!! 竹下さん」


“竹下”、と呼ばれた黒髪の少女は吃驚した表情で振り向く。
美耶はそんな離那の肩を、ポン、と叩いた。
誰にでも、するようなノリで。
誰とでも交わすような挨拶を。

「あ・・・・・・」
「あ、解る? 同じクラスの海神美耶ですー」
「あぁ」

離那は不思議なモノでも見るような瞳[メ]で美耶を見る。
美耶はそんなこと気にする様子もなく、ただヘラヘラ笑っている。

「おい、美耶!!」

後から、小走りで追ってくる宍戸。

「あ、ついでにコレが宍戸、ね」
「何だよついでって」

宍戸はきょとんとして美耶を見た後、隣にいた自分のクラスの転校生に目を向ける。
すると、離那の方も、宍戸へ視線を送っていた。










「・・・・・・・・・・・・、知ってるわ」










クス、と離那は口を歪ませる。

「え?」

宍戸が疑問をそのまま言葉にした時には——、離那はもう進み始めていた。

「あ、竹下さん、一緒に行こうよ」

美耶も急いで、靴を履き替える。
そして、離那の後をペタペタと付いていった。



「何だろうね、今の」



ふいに自分の後ろから聞こえた声に、宍戸は驚く。

「ジ、ジロー、起きてたのかよ」
「うん、途中からだけどねぇ」

宍戸の背中から、ひょいっと降りる慈郎。





「なーんか、有りそうだね〜 離那ちゃん」





「ジロー・・・・・・・・・?」



美耶は、忘れていた。





昨日の、離那の笑みを。





「ねぇ、前は何処の学校にいたの?」
「・・・・・・、昨日の話、聞いてた?」
「え、」
「立海」
「え?」
「・・・・・・、だから、立海」
「そっか!!」





完全に忘れていたからこそ、彼女は気がつかない。





“謎的発言”に。





——————



「来たか・・・・・・、」

紅茶を一口口にしながら、彼は悪寒を感じていた。

Re:  凍りつく花、 〔テニスの王子様〕   ( No.32 )
日時: 2010/08/12 11:36
名前: 黒百合 (ID: TtH9.zpr)
参照: 彼らのために精一杯生きる、幸せになる。なんて、たんなる言い訳。

>皆様

 >>31 謎的発言 離那ver. upですー^^

 よろしければどうぞです!!


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