二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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   傷痕-嘘か誠か-  【DR!!】
日時: 2010/08/18 22:10
名前: 牛乳寒天 (ID: ELEtmaFx)

[ 挨拶 ]
初めまして!
牛乳寒天と申します。
これでもガチの小説初心者です←
頑張って話が逸れない様にしたいです。
それでは、こんな不束者ですけどよろしくお願いします。

[ 小説について ]
DRRR!!の小説を書きます。
一応シリアス(ギャグ)的な内容にしたいです。
ネタに詰まったらオリキャラを求めると思うので。


[ 目次 ]
[登場人物 >>01]

—0cry;護る者は裏の者         >>02
—1cry;暗殺者、今宵も闇へ       >>03
—2cry;その鋭さは甘さと優しさの証拠  >>04

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Re:    傷痕-嘘か誠か-  【DR!!】 ( No.1 )
日時: 2010/08/15 22:49
名前: 牛乳寒天 (ID: z8qOCfIS)

[ 人物設定 ]

・不知火 明(シラヌイ アキラ) ♂/16歳
→表向きは一般の高校生。
 裏では暗殺を営んでいる。
 常にナイフを持っている。

・不知火 光(シラヌイ ヒカル) ♀/7歳
→明の実妹。
 生まれつき目が見えなかった為、両目に包帯を巻いている。
 学校にはある理由で行ってはいない。
 
・妃 翼(キサキ ツバサ) ♀/23歳
→明と光の義姉。
 明と光と一緒に暮らしている。
 職業は警察官。

メインは一応この3人です。
たぶん増えると思います。

Re:    傷痕-嘘か誠か-  【DR!!】 ( No.2 )
日時: 2010/08/16 21:35
名前: 牛乳寒天 (ID: z8qOCfIS)



—0cry;護る者は裏の者
            (あの時から俺は、闇へ堕ちたんだ)



初めて人を殺めたのは、中学二年生の時だった。
ただ、ただ妹を守る為に俺は人を殺した。

その時の俺は、異常なくらい冷静だった。
人一人の命を自らの手で奪っているのに、焦りや恐怖・戸惑いさえも感じなかった。


原因はここから。
この出来事を切っ掛けに俺は、暗殺者となった。


暗殺なんてどこかの映画の中での出来事であり、少し前の俺には無縁だった。
けど、今は違う。

今の俺は、表の社会では一般の高校生を演じ裏では人を殺す暗殺者となった。

後悔はしていない。
俺は、家族を守る為に人を殺めた。
その時点で後戻りは出来ない事は覚悟していた。

俺は最期までこの裏社会からは足を洗うつもりは無い。
たった一人の家族を守る為に。





だから、俺は今日も人を自らの手で殺めるのだろう…——





Re:    傷痕-嘘か誠か-  【DR!!】 ( No.3 )
日時: 2010/08/18 22:09
名前: 牛乳寒天 (ID: ELEtmaFx)


—1cry;暗殺者、今宵も闇へ
              (理由あり殺人)



「光、少しお出かけしてくるね」


妹の光に声を掛けて、玄関のドアノブに手を掛けた。
開け様とした時、後ろから服の裾を引っ張られている事に気付き後ろを振り返ってみる。
案の定、光が俺の服の裾を引っ張っていたのだ。


「…早くかえってくる?」

「あぁ、出来るだけ早く帰ってくるようにするよ。翼姉さんよりは早く帰ってくれるから大丈夫だよ」


そう言って、光の頭を撫でると、嬉しそうに光は笑った。

手をゆっくり離し、再度玄関のドアノブに手を掛けた。
ゆっくりそのドアノブを回せば生暖かい風が肌を撫でた。
空はどんより淀んでいて今にも雨が降りそうな天気。

(早く終わらすか)

頭の中でそう思い、外に足を踏み出した。
「おにいちゃん」と声がしたけど、振り向かず「行ってくよ」と一言言った。


「いってらっしゃい!!」


光の明るい声を聞き終え、外に出て玄関を閉める。

今日も人を殺すのか、と思うと良い気分になれないが光の為と考えれば随分と楽になった。

そして、思い足取りで夜の池袋へ足を運んだ。



***



夜の池袋の光景が、俺は好きではない。
理由なんかわからない。
けど、俺の瞳にはどうしても“あまりよくないもの"に見えるのだ。

現在の時刻は8時36分。
街はだんだん夜の姿に変えて行く。


「…樋口幸助(ヒグチ コウスケ)」


闇金会社に勤める39歳独身。
今日がそいつの最初で最期の日になる。

暗殺の予定の時刻は8時50分。
今の時刻は8時43分。
あと7分でそいつの人生は俺の手で奪われる。

俺は首に掛けといたヘッドフォンを耳にあて、ipodの電源をいれて曲を流した。
そして、フードを深く被りそのまま樋口が勤める事務所へと向かった。

手に潜めているナイフに自然と力が込められるのに、気付かない振りをして。


「ここか…」


目の前には樋口の勤める会社。
そっと入り口に目をやれば、厳つい黒いスーツを着た男が3人。

(少しキツイな…)

なんて思いながらその事務所へ足を動かした。
けど、丁度いいところに入り口のドアが開きそこから樋口が出てきた。
ガードも無しで甘い奴だ、と呆れながらも樋口へと足を向かう。

現在、丁度8時50分。
予定通りの時間だ。

樋口の横を通り過ぎないうちに、素早く首のの頚動脈を切った。

一瞬にして血が噴出し、倒れる樋口。

通行人の足が次々に止まった。
樋口から数メートル離れると、女性の甲高い悲鳴が聞こえてきた。
足を止め後ろを振り返れば樋口の周りに多くの人が集まっている。


「救急車!早く、救急車!!」
「駄目だ、間に合わない!!」
「野次馬は散れッ!!」
「え〜ナニナニ!!?殺人事件!?」
「うわー惨くね?」
「あーまたかよぉ…」
「ぅえッ……気持ち悪ぃ…吐きそう」
「ちょ、早く写メ撮って!」
「最近殺人事件多いよなぁ」
「やばくね?通り魔とか?」
「やだぁ…怖ぁ…」


などと次々人の声か聞こえてきた。
俺は、そんなことを他人事にして自分のマンションへと向居い誰の目にも触れられることなく夜の闇へと消えた。



***



「ふぅん…あれが噂の高校生殺人鬼かぁ」


大きなガラス窓から双眼鏡で一点を見つめる漆黒の青年。
楽しそうに且つ非常に腹を立てながら今の惨劇を見たいた。


「俺の愛してる人間をこんな殺しちゃって…」


そう怒りの言葉を向けてるもの、顔は笑っていた。


「さて…どう俺が手を下そうか?…ねぇ——不知火明君」


ゆっくりと歯車は狂い始めた。




Re:    傷痕-嘘か誠か-  【DR!!】 ( No.4 )
日時: 2010/08/18 22:06
名前: 牛乳寒天 (ID: ELEtmaFx)



—2cry;その鋭さは甘さと優しさの証拠
                   (あんた、ホントは…)



「ただいまー」

「おにいちゃん、おかえりー!!」


光が勢いよく抱きつく。
けど、光が抱き付いた時ふと光から酒の匂いがした。

(もしかして…)

気付いた時にはには、既に遅かった。
リビングのドアがもの凄い音で開くと、同時に見覚えのある女性が出てきた。

あの黒くサラサラの長い髪。
見惚れるような整った顔立ち。
ここまでが、一般男性が思う理想の女性像。

問題は、リビングの床に転がる数本の酒の空き瓶。

(あっ、やばい…来る…ッ!!)


「明お帰り————————————ッ!!!」


俺の義姉の妃翼が、俺目掛けて抱きついてきたのだ。
姉さんの抱きつきにバランスを崩し頭を玄関のドアにぶつかった。

(痛い…ッ)

派手に当たったので以外に痛かった。

すると、姉さんがむくりと起き上がり光に向かってピースをした。
勿論光もピースをする。

そして、俺に向かって二人共同時に、


「「大・成・功ッッ!!イエ〜ッイ!!」」


と言いまたリビングに走って戻っていった。


「……俺はここで放置かよ」


嵐の過ぎ去った玄関で一人突っ込みを入れてしまった。



***



「姉さん…って、臭ッ!!?」


リビングのドアを開けると酒の匂いが鼻腔を刺激した。
床に目をやれば数本の酒瓶が無造作に転がり、状況を一気に把握した。

唖然としてる俺と逆に、明るい声で沈黙を破った。


「よし、明!飲む相手が居なくなったから飲もう!!」

「未成年に酒飲ますなぁッ!!」

「えー光ちゃんなんて、超いー飲みっぷりだったよ?」

「飲ましたの!?」

「嘘に決まってんじゃん!そんな怒ると光ちゃんが起きちゃうわよ」


と、一人で爆笑している姉さん。
俺の口からは、自然と溜息が出た。

(今日に限って何でこんなに早いんだ)


「にしても明!光ちゃんを置き去りにしてどこ行ってたのよぉ〜あっもしかして彼女の家ですか!?」

「違うよ。友達の家」

「あ、明…アンタまさかのそっち系?でも、安心しなさい。お姉ちゃんはそんな偏見は持たないから!寧ろそっちでもいいわよ!!」

「いや違うから。あと俺は列記としたノーマルだから」


なんて、笑顔でボケる姉に対して冷静に突っ込む俺。
傍から見れば漫才にしか見えないだろう。

俺は、イスに座りテーブルに置いてある缶ジュースを空け一気に飲み干した。
そのジュースは乾いていた喉を潤すのに充分だった。


「時に明、少し聞いても良いかしら」

「何?」


すると、姉さんは酒の入ったコップと逆の手で俺を指差した。


「袖の血。どうしたのかしら」

「え…あ、ホントだ。友達の家で何かしたのかな?」


服の袖に少量の血がついていた。
袖の辺りは白いから少し目立ったのだろう。

チラッと姉さんを見れば、姉さんの目が一瞬鋭く見えた気がした気のせいか?


「気を付けないさいよね〜」

「あ…う、うん」

「それじゃあ、あたしは明日早いからもう寝るわね」

「おやすみ…」

「おやすみ、あんたも早く寝るのよ」


そう言って、リビングを出て自室に向かった姉さん。

(今度は…気を付けないと)

俺は心の中で渇をいれ、姉さんが散らかした酒を片付けることにした。



***



(明…あんた、)

昔から明は夜に出かけることが多くなった。
友達の家に居ると言い張る明。

でも、明らかにそれは嘘だとわかった。

(ホントは何がしたいの?)

唇をかみ締め、無理矢理眠りにつくことにした。




Re:    傷痕-嘘か誠か-  【DR!!】 ( No.5 )
日時: 2010/08/19 17:02
名前: 零 (ID: ELEtmaFx)

お邪魔します。

小説面白いですね!
文の書き方が大人っぽくて憧れます。
翼が面白いです(^^)
あのボキャブラリーがツボですねw

それでは小説頑張ってください!


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