二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 鏡音リン・レンの毎日日記 (バルシェ・鏡音 瑞コラボ作品)
- 日時: 2010/09/28 18:39
- 名前: 鏡音 瑞 (ID: 3AvLviHa)
この物語は、リンとレンを主とした、バルシェと鏡音 瑞のコラボしょうせつです!
荒らしは絶対NG!
では、はじまりはじまり……。
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- Re: 鏡音リン・レンの毎日日記 (バルシェ・鏡音 瑞コラボ作品) ( No.67 )
- 日時: 2010/11/15 06:40
- 名前: 鏡音 瑞 (ID: 3AvLviHa)
「レっ…レン!!?」
かすかに聞こえる、聞き覚えのある声。けれど分からない。
誰……?
君は……ダレ……?
「し………シー兄!!!」
周りを見回す。
ある一点に目が止まった。
真正面にいる女の子。足が腫れていて、内出血している、
「キミ……腫レテルヨ……。ナオサナクテハイケマセンネ……。」
そう。
自分が分からない。
俺の理性は残っているのに、表に出せない。裏でしか後悔ができず、裏の自分でしかリンが分からない、
けれど、これだけはわかる。裏も表も。
彼女をこのまま放っておけば、足は大変なことになると—。
どうすればいい?このまま理性を出せないままでいるか。
暴れて、暴れて、必死に理性をだそうとするか…。
どちらが正しい?
理性にはちゃんと心は残っている。
表の自分を裏にしたい。
裏の自分を表にしたい。
ドウスレバイインダ……
- Re: 鏡音リン・レンの毎日日記 (バルシェ・鏡音 瑞コラボ作品) ( No.68 )
- 日時: 2010/11/15 17:32
- 名前: バルシェ (ID: 7gBpjPib)
「キミ……腫レテルヨ……。ナオサナクテハイケマセンネ……。」
なんで…?
なんでこんな…
「リンだよ!?分かる?レンの双子の姉だよ!?ねぇ「リン… 今のレンには何を言っても無駄だ。」
「そんな…嘘…だよね…?」
涙がこみ上げてくる
「本当だ。もし中身にあまり問題がなかったとしても重要なところに少しでもひびが入っていたら…」
「そんなの… そんなのウソだよ!!レンがリンのこと忘れる訳ないもん!!」
涙が頬に伝う。冷たかった。
「残念ながら本当だ。」
シー兄の言葉が胸に突き刺さる
だって信じられなかった。信じたくなかった。
心を失ったレンはただの抜け殻———…
———
「あぁぁっ!!!」
今まで無理していたのが祟ったのだろうか。
もう限界に達していた私の左足が悲鳴を上げた
「んぐぅぅぅぅぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!」
「リン!?」
「……」
レンに… レンに忘れられたまま死んじゃうのかな…?
やだよぉ… そんなのやだよぉ
また皆で楽しく遊びたいよぉ
- Re: 鏡音リン・レンの毎日日記 (バルシェ・鏡音 瑞コラボ作品) ( No.69 )
- 日時: 2010/11/15 20:00
- 名前: 鏡音 瑞 (ID: 3AvLviHa)
「りっリン!!!?しっかりしろ!大丈夫か!!?」
彼女の足は持たない。
もう…。すぐ治療しなきゃいけない。
俺の理性はもう我慢を超えていた。
「ぅぐあああぁぁぁぁああああ!!」
「れっ……レン!?」
シー兄の声が聞こえる。あと少し……。あと少しで…きっと……戻れる。
「ぐ……ぅあああぁぁぁぁぁああああ!!」
「レン!無理に…無理に理性を戻すな!!!」
無理やりやろうとする俺の体から電流が流れ、俺を襲う。
「レン!!痛いだろう!直してやるから…やめろ!!」
「はぁっ……はぁっ…!!」
シー兄は俺を抱き起こして、ねじを回し、いろいろ処置をしてくれた。
「ふぅ……。どうだろう……これで……。」
「ま………す…たぁ……?」
「…まだ…だめか…。もう少し、先送りの記憶じゃないと…。」
「……?」
「いや…。とりあえず、ねていろ。俺は、リンの治療をしなければいけない。」
「り………ん………?」
「わかるのか?」
「……少しだけ…。」
何を言っているんだ。良く知ってるじゃないか。
強気だけど、本当はすっごく優しくて…。
なんでも我慢して、相手を優先する。
双子の…姉じゃないか……。
どうして…こんなことになってしまったんだろう…。
ごめんな…リン……
- Re: 鏡音リン・レンの毎日日記 (バルシェ・鏡音 瑞コラボ作品) ( No.70 )
- 日時: 2010/11/16 16:37
- 名前: バルシェ (ID: kG6g9hX2)
「リン。」
体が痛くて朦朧とする意識の中で微かに聞こえた声。
幻聴かな…?確かにレンの声だった… 優しい声だったなぁ。
「っっっ!!!!!!」
痛んでいた左足がさらに痛んだ。もう耐えられない…
「リンッ!!!!」
そう叫ぶシー兄の声を耳に残し私は意識を失った——…
- Re: 鏡音リン・レンの毎日日記 (バルシェ・鏡音 瑞コラボ作品) ( No.71 )
- 日時: 2010/11/26 07:21
- 名前: 鏡音 瑞 (ID: 3AvLviHa)
体が痛む。
「リン!?しっかりしろ!!」
その声に目が覚めた。
何で…俺は……?
何をしているんだ…?
リンが苦しんでるのに……。
「…。レン、目が覚めたか?」
「…はい……。」
苦しそうにうんうんうなって布団を握り締めて苦しみに耐えているリンを見て、いてもたってもいられず、
起き上がり、リンのベッドの前までいった。
「…リ……ン……」
そっと頭を撫でる。
「レン!?ちょ、ちょっと来い!」
「…?何ですか?」
目が覚めるとそこはいつものリンの部屋。
「レン??」
「シー兄?どうかした…んですか?」
「…よし!レンが治った!さっすが俺!!」
「はぁ…。」
安心したような顔したシー兄の顔を見て、笑っていると、そのシー兄の喜びを一瞬にして替えてしまうような声が聞こえた。
「……兄ぃ………く…る…し、ぃ………よぉ……。」
「…!?リン!!」
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