二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- イナズマイレブン。死す
- 日時: 2011/02/24 21:24
- 名前: 朝駒 (ID: nvLkUcGh)
コメントくださった方々
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ありがとうございます
プロローグ
〜東京のとある倉庫〜(傍観的)
深夜、倉庫のひとつで突然物音がした。それは倉庫の中にあるドラム缶が落ちるおと。それと誰かがどさっと倒れる音だった。
そして倉庫の中は血で真っ赤に染まり、倉庫から一人の少年が出てきた。手や服、顔は返り血がかかっていた。ゆっくりと顔を上げ、星をただ呆然と・・・・
吹雪士郎は見つめていた。
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- Re: イナズマイレブン。死す ( No.142 )
- 日時: 2011/03/14 13:14
- 名前: 朝駒 (ID: nvLkUcGh)
24〜北稲妻湾〜(染岡目線)
豪炎寺はフッと笑うと、振り向きざま言葉を発した。
「久しぶりだな」
俺達の後ろにいたのは武方だった。
「ああ、久しぶりじゃん。5年くらい前にあったとき以来じゃん?」
「あれから忙しかったから連絡できなかったんだ。」
豪炎寺と武方の会話が流れる。その他はその光景を見ているだけだ。
「お前は確か・・武方・・・」
やっと言ったが、俺はそこで言葉がとまってしまった。
「武方・・なんだっけ?」
「武方努か友か勝じゃない?3人の中のだれかはわかんないけど・・」
半田もおずおずという。
「武方勝!」
武方が俺に詰め寄っていう。
「なんで覚えてくれないんだよ」
そうぶつぶついう。
「それよりも・・」
半田は武方に問う。
「なんでここにいるんだ?」
「武方はここらの不動産屋なんだ。だからこいつが管理者」
武方の代わりに豪炎寺が問いに答える。
武方はふんとそっぽを向く。どうやら機嫌を損ねたようだ。
- Re: イナズマイレブン。死す ( No.143 )
- 日時: 2011/03/14 13:34
- 名前: 吹雪 (ID: nvLkUcGh)
おお、武方。ここででてくるのか・・・
- Re: イナズマイレブン。死す ( No.144 )
- 日時: 2011/03/14 13:36
- 名前: 朝駒 (ID: nvLkUcGh)
きてくれてありがとう!一回落ちます。
- Re: イナズマイレブン。死す ( No.145 )
- 日時: 2011/04/01 10:48
- 名前: 朝駒 (ID: nvLkUcGh)
25〜北稲妻湾管理室〜(染岡目線)#2
「ふうーん。で倉庫調べにきたついでに俺に話し聞こうって思ったわけ?」
管理室に移動した一行はそこで武方にことの説明をした。
「ああ。」
「まあ、いいけど・・でなにが知りたいの?」
「円堂を発見したときの状況についてだ」
豪炎寺たちはぐっと視線を武方に向ける。
「警察いってんなら知ってるんだろうけど、俺はここに点検しに10月10日に立ち寄ったんだよ。ここが使ってないからって家代わりに使うホームレスがたまっちまうんだよ」
まったくここをどこだととかいう文句を吐く。
「行ったのは何時ごろだ?」
「いった時間?いったのは・・・昼過ぎるか、過ぎないかあたり。午前11時ごろから12時ぐらい。警察に電話したのは1時ちょっとすぎ。あんまりこれ参考にならないんじゃないの、みたいな?」
武方が言葉を切ると、豪炎寺は重々しい言葉で言った。
「円堂見つけたときのこと教えてくれないか?」
一瞬武方はびくっと肩を震わせたが、はあ、とため息とつくとこわごわといい始める。
「円堂はドラム缶が散らばった真ん中にいた。ひとつひとつのドラム缶がすべてつぶされていて、バンダナはつけてなかった。あとはすげー血が出ててみるも無残だったってことだ。」
そのときの状況を思い出したのか、首をぶんぶんと振った。
「第一発見者なんてなるもんじゃないよまったく」
その後俺達は武方にたびたび質問をしたが、警察で聞いたこととあまり違いはなかった。そこに1時間ほど、滞在すると、俺たちは武方はかえるというので、一緒に管理室を出た。
「本気で犯人捜すつもりみたいじゃん」
武方は管理室にかぎをかける。管理室に勝手にしのびこむやからが居るとかいないとかいっていた。
「もちろん、見つけ出す。このままおわらせはしない」
豪炎寺はいった。
「そっ。んじゃな豪炎寺。またどっかで会おうな、みたいな?」
武方は帰っていった。
- Re: イナズマイレブン。死す ( No.146 )
- 日時: 2011/04/01 14:26
- 名前: 朝駒 (ID: nvLkUcGh)
26〜北稲妻湾〜(半田目線)
「武方とここで会うとは驚きだな」
「そうだな」
鬼道に適当な相槌をうつ。
今、豪炎寺がまたしてもどこかへいくというので、豪炎寺について行く。
「でもわかったことは警察と同じことだよな」
「ああ。」
「おい、豪炎寺さっきから倉庫見てなにやってんだ?」
染岡の言うとおり、豪炎寺の行動は不可解なものだった。
ガタッ
そのときひとつの倉庫で何かの物音がした。
「何か音しませんでしたか?」
音無が秋にいう。
なにかドラム缶とかが落ちるようなおとだ。
「古いドラム缶が落ちた音とか?」
俺はいうと、豪炎寺は音がした倉庫に近づいていく。
「おいっ豪炎寺、なにしてんだよ」
豪炎寺は第8と書かれた倉庫の扉を開き始めた。
ギィィイとさびた鉄がこすれあい、いやな音をたてながら、扉は開いていく。
「なんで開くんだ?」
「ここに人が住んでいるからだ。」
俺の質問に豪炎寺は返す。
人?
豪炎寺は中に入っていく。
「なんで入るんだよ。待てって」
俺達も豪炎寺に続いて中に入る。
中は扉から入ってくる光以外はなく、暗闇だった。
長い間閉めだされていたせいか、じめじめとした空気だった。
豪炎寺はそこで言い放った。
「俺達は取り締まり役じゃない。警察でもない。ただここでおきた事件について聞きたいだけなんだ。出てきてほしい。」
「はっ?出てきてくれってなにいってんだ?ってわ!」
倉庫の奥のほうでもぞっ動いた影があった。
よく見ると、あちらでもこちらでも動いている影があった。
「な、なにー?」
音無と秋は体を寄せ合っている。
そこで豪炎寺は淡々と言った。
「人だ。」
「人?」
動いている影はゆっくりとこちらに近づいてくる。ドアからの光でその正体は明らかになった。
「ホントに警察とかじゃないんだね?」
見るからにぼろぼろの服。汚れた顔。ぼうぼうに伸びた髪。
怪しい・・・・。そんな人たちが5,6人・・・。
「誰?」
「ホームレスだよ。俺達は」
「ホームレス・・」
そういや武方がいってたな。ここの倉庫に住み着く人たちが増えてるって。
「でもなんでホームレスにきく・・・あっそうか」
「この人たちなら円堂が殺された夜もいたから、何か知っているんじゃないかと思ったんだろう・・。」
鬼道はいう。その言葉で他のメンバーも納得する。風丸は少し驚いた顔していた。
豪炎寺がその人たちに話を聞いている間、俺達は外で待つことになった。
木野は音無と話している。
「それにしても豪炎寺くん。すごいわね。」
「ほんと。推理力、ですかね?」
今日は豪炎寺に驚かされる。武方にあったと思ったら、次は倉庫の中に人が居るって当てたし・・。
そんなことを考えているうちに豪炎寺が倉庫から出てきた。
「何かわかったか?」
出てくる豪炎寺に鬼道は唐突に聞く。
「まあな。それよりここを離れよう。雨が降ってきそうだ」
稲妻湾から見える空は真っ黒な雲で覆われていた。
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