二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- Gentiana〜蒼窮の新月〜
- 日時: 2010/10/31 19:40
- 名前: エリック上田 (ID: ohl0/K5X)
ゴッドイーターとリリカルなのはの設定だけクロス。
主人公はリンドウ(幼児化)
注意!
・キャラ崩壊
・バースト何それおいしいの?
・これはひどい原作無視。
・作者が病気でパロネタ多め。
以上OKな方どうぞ。
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- プロローグ-1 ( No.1 )
- 日時: 2010/10/31 20:00
- 名前: エリック上田 (ID: ohl0/K5X)
地球ーー。
かつては水の星、緑の星と呼ばれ、多くの人間が生活を営んでいたその惑星は個々が自我を持ち、『捕喰』する事で成長する『オラクル細胞』の集合体ーー圧倒的力を持つ『アラガミ』の出現により、人類は蹂躙され続けていた。
だが、当然人類も黙っている訳がなく。
自らの体にオラクル細胞を適合させ、アラガミの『コア』をユニットとした武装『神機』を携え、アラガミを『喰らう』者を生み出した。
人々は彼らの事をこう呼ぶ。
荒ぶる神を『喰らう』者達…。
ーーー『ゴッドイーター』と。
Gantiana〜蒼窮の新月〜
- プロローグ-2 ( No.2 )
- 日時: 2010/10/31 20:31
- 名前: エリック上田 (ID: ohl0/K5X)
極東。
かつて日本と呼ばれていた大地にある贖罪の町と呼ばれるフィールド。
その昔は未開の原生林の木々の如く天に向かってそびえ立っていたであろうビルはアラガミの補食により抉られた痕があり、中央部にある教会ーー。
何の皮肉か、信仰していた筈の神々により、破壊されたそれの内部。
「ふぅ…」
黒髪の青年は不気味なほど白い女の顔をした虎…。ヴァジュラと呼称されるアラガミに属する、女王と呼ばれるプリティヴィ・マータの骸にもたれ掛かりまるで何かを惜しむように煙草を吹かす。
背後を見ると、元は教会の入り口であった場所は積み重なった瓦礫で完全に封鎖されている為退路はなく、当然の事だが、人の気配は無い。
だが、それは彼、雨宮リンドウが望んだ事でもあり、無事に行ったか、と思わず彼は笑みを浮かべ…
たと思うと何かを察知したのか、ふらつきながらも側に立てかけてあった赤と黒のチェーンソー型神機『ブラッドサージ』の柄を掴み立ち上がる。
視線の先には、教会上部の壁に空いた巨大な風穴。
- Re: Gentiana〜蒼窮の新月 ( No.3 )
- 日時: 2010/11/04 21:00
- 名前: エリック上田 (ID: ohl0/K5X)
「ちょっとくらい、休憩させてくれよ…体が保たないぜ」
自分に向けた物なのか…、それとも風穴の上に君臨するヴァジュラ神属の黒いアラガミを向けたものなのかは分からないが、そう呟いたリンドウは煙を吸い込み、タバコを投げ捨て、数々の死線をくぐり抜けてきた相棒を諸手に構える。
同時、『帝王』ーディアウス・ピターーは天に向かって吠吼し、獲物がいる教会へと飛び降り、その瞬間、低く構えた姿勢のままリンドウは走り出す。
「せりぁぁあああッ!!」
オラクル細胞の恩恵により強化された身体能力で間合いを詰め、力任せの横一文字切り。
神機の回転する刃から、紫電と氷の花弁が弾け飛び、帝王の顔に裂傷を走らせ、サイドステップ。
ディアウス・ピターが怯んだのを見て、ポーチから円筒缶ー残り数少ないスタングレネードーを取り出し、地面に叩き付ける。
瞬間。堅く瞑った目でも分かる程の白光が弾けて、帝王は獲物を見逃し、リンドウは神機を構える。
装甲と刀身部分の隙間から黒いオラクル細胞が粘着質な音を立て、一つの形に。
それはさながら黒い異形の顎。彼らが『神を喰らう者(ゴッドイーター)』と呼ばれる所以である補喰形態(プレデターフォーム)。
- プロローグ4 ( No.4 )
- 日時: 2010/11/24 20:12
- 名前: エリック上田 (ID: ohl0/K5X)
「貰ったァ!!」
放たれた顎がアラガミの体を喰らい、神器のメインユニットへ。
補喰したオラクル細胞と自らの体内のオラクル細胞が反応し、活性化。
増強された身体能力に者を云わせての跳躍。
風を斬る音と同時に二連撃を繰り出し、尻尾に向かっての回転切り。
一連の動作を終えてリンドウは着地する。
が。
「なっ…!!」
振り返った先にはまるで蚊にでも刺されたかの様に平然としている黒いヴァジュラ。
それがお返しとばかりに、
「が…ァ…ッ!?」
神器ごとリンドウの右腕を噛みちぎる。
激痛。
それも視界が真っ赤になる程のだ。
ーー武器も道具も無い。俺もエリックの様に死ぬのかな…?
リンドウはふと、つい最近のミッションでオウガテイルと云う小型のアラガミに頭を補喰されて逝った旧型神器使いを思い出す。
それだけではない。
快活だがお調子者なニット帽の少年や、自分達の神器を整備していた技術屋。
引退した老兵や、そっけなく振る舞っているが心に暗い影を落とした『死神』の青年。
防衛班の連中や、今ごろこの状況を作ってしまった事に後悔で潰れてしまうかもしれない新型の少女…。
でもきっとアイツは大丈夫だ。
- プロローグ5 ( No.5 )
- 日時: 2010/11/24 20:40
- 名前: エリック上田 (ID: ohl0/K5X)
いつもは無口の癖にいざミッション開始となると別人の様に叫び出す極東支部初の新型神器使いが支えてくれるはずだから。
「ガルアァァァアアッ!!」
目の前に迫ってくる皇帝。
それに覚悟を決め、これから来るはずの激痛に備えて力を抜く。
ズシン。
大地が鳴動する音を立てる。次いで教会全体が大きく振動し始めーー、
「!!」
地震。そう認識すると同時。
最後に見えたのは、瓦礫に押しつぶされる帝王とーー
自らの姉、そして自分を慕ってくれていた女性の姿だったーー。
その三日後。フェンリル極東支部のデータベースにて、
「雨宮リンドウ小尉。ミッション『蒼窮の月』にてMlA(行方不明)」と記録された。
序章「リリカル?なにそれ補喰(たべ)れるの?」
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