二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- イナズマイレブン ☆小説☆
- 日時: 2010/11/19 23:47
- 名前: 凪 (ID: TTgCT7HZ)
凪といいます!!
小説ですよぉ〜
テンションあがりますよっっ
基本短編小説でいこうと思ってます!
リクエストがあればいくらでも書きます!!
コメントもらえればテンション上がって小説頑張って書きます!
アドバイス等あればお願いします
初心者ですが温かい目で見守ってください…
よろしくおねがいします♪
Page:1 2
- 嫉妬 ( No.1 )
- 日時: 2010/11/16 21:58
- 名前: 凪 (ID: TTgCT7HZ)
放課後
私しか居ない教室。
外からは運動部の掛け声が聞こえてくる。
ふとグラウンドを見ればサッカー部。
中でも目立つのは、たくさんの女の子に囲まれている彼の姿。
彼は嫌がりもせずに女の子達に笑顔を見せている。
なんで私以外の女の子に笑顔を向けるの?
私にだけ、その笑顔を見せてよ
嫉妬?
独占欲?
ただ、
私の隣にいてほしい
「士郎のばか」
そう呟いて床にうずくまり膝を抱える。
「ばか、ばか…」
顔を伏せて大好きな彼の事を考える。
外が騒がしい。
士郎がシュートでも決めたかな…?
「士郎、士郎…」
愛しい彼の名前を呼ぶ。
「ばかっ…私は、士郎だけ見てる…っ!しろ…だって、私だけ、見てよぉ…」
溢れてきた感情が抑え切れなくなり、私の目からは涙が流れる。
ぽろぽろ
ぽろぽろと——
「〜っ…しろぉ…」
「なぁに?」
聞き慣れた声に顔を上げればユニフォーム姿の士郎が。
なんで?
さっきまで外にいたじゃないか…
驚きで涙も止まる。
「柚瑠」
名前を呼ばれてビクリと体を震わせる。
士郎は私の前まで来てしゃがむ。
大好きな彼の顔がすぐ目の前にある。
やっぱりいつ見てもかっこいいなぁ…なんて思っていたら、急にぎゅぅぅっと抱きしめられた。
「見てるよ…ずっと、ずっと…柚瑠ばっかり見てる」
そっと耳元で囁かれたその言葉は、嘘だと思った。
「柚瑠が僕だけを見てくれてるのと一緒でね、僕だって柚瑠だけを見てるんだよ?」
気づかなかった?と言って優しく微笑む彼を見ていると、心臓がどくん、どくん、と大きな音をたてる。
触れる身体から、この鼓動は伝わっていないか心配になる程。
あぁ、私は
「……士郎、」
こんなにも…
「ん?なぁに?」
士郎の事が
「大好き」
私の言った言葉に士郎はきょとんとしていたが、すぐにニッコリと笑って
「僕は」
「愛してるよ?」
って言って笑う
その笑顔を見ていたら、嫉妬していた自分が馬鹿馬鹿しく思えた。
Page:1 2
この掲示板は過去ログ化されています。