二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ボーカロイド・crack(ひぐらしキャラが演出)
- 日時: 2010/11/21 18:12
- 名前: 嘉佳緒 (ID: qrnJbgt/)
ども。嘉佳緒です。
はじめましての方が比較的多いのではないでしょうか。
僕はある人の影響でこのカキコと出会いました。
そしてボーカロイドとも。
なので記念すべき第一話はボーカロイドにします。
crackが僕個人好きなので小説にするのですが、ここで問題が。
他のキャラ演出の事です。
ひぐらしのなく頃にに決りました。
因みにcrackとは『ひび割れ』という意味です。
原子の擬人化 >>6
原子の擬人化第一話「会議のはじまりは争いの後」>>7
原子の擬人化第二話「酸素の考え」>>8
原子の擬人化第三話「乱入。それは歌?そして機械」>>9
原子の擬人化第四話「彼女達の名はボーカロイド」>>10
原始の擬人化第五話「ボーカロイドの自己紹介」>>11
お知らせ>>12
crack歌詞>>13
crack第一話「私のひび割れた世界」>>14
- Re:原子の擬人化第四話 「彼女たちの名はボーカロイド」 ( No.10 )
- 日時: 2010/11/20 18:45
- 名前: 嘉佳緒 (ID: qrnJbgt/)
「いい?人は安らぎを求めているの。それなら私たちが歌はないでどうするの?さあっ!題名変更!題して!『人間に安寧と安らぎを与える歌は何にするか』!!」
ミクはホワイトボートにマジックペンできゅっきゅっと書き直すと、ばんっと叩いて力説した。
勝手に入ってきて、あまつさえ題名を上書きする。 水素は呆気に取られて言葉を失った。
しかしそんなダメ水素をホローするかのようにリンが割ってはいる。
「誰だッ!お前は!!ここは原子世界でお前達人間が入って良い場所じゃない!!帰れ!!!」
今更である。リンは血相を変えて捲くし立てた。
そして扉を指差して促す。
しかしミクは憤然と言い放った。
「どの世界も侵入して良い領域よ。それに私たちは『人間』じゃない。『ボーカロイド』よ」
「ボーカロイド?」
「カイト。説明してやって」
後ろに控えていた青髪と青いマフラーが特徴の青年が前に出る。
「ボーカロイドというのはね、歌を歌う機械のことなんだ。『ボーカル』と『アンドロイド』を混ぜただけ。わかったかい?」
簡単に説明したカイト。それだけでも意味が通じるところが凄い。
リンは何もいえなくなった。
機械。原子が融合して出来たもの。
それがペラペラと喋ったいるのだ。
片言が有名な機械人形が。何の詰まりも無く。
カイトは満足したのか後ろに退散した。
ミクはどうだと顔を綻ばせる。
リンは————いや、原子たちは目の前に居るボーカロイドたちを目に、何も言わなくなった。
というより、驚いた目を見開いて言葉を失っている。
- Re: 原子の擬人化第五話 「ボーカロイドの自己紹介」 ( No.11 )
- 日時: 2010/11/21 02:29
- 名前: 嘉佳緒 (ID: qrnJbgt/)
「————で。歌は決ったのかしら?」
あれから数時間後。
ミクは頭を抱える原始たちにカチンと来ていた。
一向に進まぬ会議論。
これまでやってこれたのが不思議なくらいだ。
イライラを募らせるミクに白金が手を上げた。
「歌…なんて急すぎませんか?僕らは原始でまず歌なんて考えたこともありません」
「だからどうだって言うの?そこは無理にでも————それこそ富士山を全力疾走で駆け上るほど考えなさい!!」
意味の判らぬ喩えを力一杯に言うミク。
そこで炭素が割ってはいる。
「ちょっといいか?今更で悪いんだが…あんた等は誰だ?ぼくらの名前は知ってるみたいだけど…」
「私たち?…私は、『初音 ミク』。人気急上昇の第一ボーカロイド・歌姫」
「僕は、『カイト』。皆から除け者にされてるけど実際は愛されてると……思う」
「愛されて無いわよ。あたしは『鏡音 リン』。リンちゃんとは気が合いそうね」
「姉ちゃんとタッグ組んだら地球終わるな…。僕は、『鏡音 レン』。リンの双子の弟」
「私は、『巡音 ルカ』です。ジャストの二十歳ですがよく十七にみえるとか…」
「私は、『メイコ』よ。皆の姉的存在でまとめているの。水素君とは仲良く出来そうな自信がある」
ボーカロイドの自己紹介&アピールは突っ込みどころ満載でどうしていいか判らなくなる。
メイコに関してはどこにそんな自身があるのか聞いてみたい気が…。
まあともあれ原始の前に現れたボーカロイドは奇奇怪怪なやつばかりだった。
- Re:お知らせ ( No.12 )
- 日時: 2010/11/21 02:59
- 名前: 嘉佳緒 (ID: qrnJbgt/)
というわけで。
crackに変えてみました。
ルリ♪さん大変申し訳ありません。
リクエスト考えてくださると仰ってくれたのに…
crackを演じてくれるのは『ひぐらしのなく頃に』の詩音と悟史くんです。
恋の歌はやはり彼女たちが一番合うので。
では後ほど…。
- Re: ボーカロイド・心拍数#0822(ひぐらしキャラが演出) ( No.13 )
- 日時: 2010/11/21 02:50
- 名前: 嘉佳緒 (ID: qrnJbgt/)
歌詞です。
[crack]
作詞:keeno
作曲:keeno
編曲:keeno
雨音響くそんな夜は
ココロの中でキミが笑う
キツク結んだ糸も解けてしまうんだね
なんて残酷な世界だ
広げた傘もたためないまま
私はきっと泣いていたんだよ
街を濡らしたひどい雨は
もうとっくに止んでしまったのに
溢れるキミを閉じ込めておくにはね
この体じゃ小さすぎて
気付けばもう 空っぽになって
小さな胸が 乾いてく
ひび割れた世界が
ただ一人きりの私を汚す
壊れてく 動けないの
どうか、この手をにぎって
息を止めて、笑ってみた
苦しくて涙が出た
嫌だよ この糸の先には
キミ以外 いちゃ嫌だ
鈍色の空に
伸ばしてみる指先
届くはずもないのに
あと少しって呟いた
次はもっと強く
結んでみる だからね
あと少しだけ
そこから動かないで
視界ゼロの海に落ちて
私は今さえ見失う
切なくて笑えないよ
キミはどこにもいないのに
ひび割れた世界が
ただ一人きりの私を汚す
壊れてく 動けないの
どうか、この手をにぎって
- Re: crack第一話 「私のひび割れた世界」 ( No.14 )
- 日時: 2010/11/21 18:39
- 名前: 嘉佳緒 (ID: qrnJbgt/)
何で——————?
此処に私は一人?
彼方は何処?
降りしきる雨の中、孤独に似た涙。
全てが灰色で、全てが真っ暗で。
何も見えない。
何も聞こえない。
突然消えた彼方。
私は意味を探していた。
聞こえない声に。
届かない想いに。
私はどうすれば抜け出せる?
彼方は最後に私に託した願い。
叶えられるかな…
妹をお願い、と言った彼方の声は。
今でも鮮明に思い出せる。
私は一人では生きていけない。
初めて認められた、この世界。
嬉しいはずだったのに。
彼方が居ないだけでこんなにも寂しい。
胸がぽっかりと空いて。
埋められるだけの嬉しさと日常がどこにもなくて。
私を苦しめる。
彼方は何処に居るの?
この糸の先に彼方は居ない。
キツク結んだはずなのに。
いつの間にか見えなくて。
こんなに世界は非道で、悪道で。
私と彼方を引き裂いていく。
最後に託してくれた願いは、叶えられそうかな?
彼方が帰ってくるまで。
私は待っていることが出来る?
ここに居られることが感謝すべきことなのに。
私はずっと恨んでばかりで。
早く帰ってきて。
私を一人にしないで。
お願い。
——————————帰ってきて。
この掲示板は過去ログ化されています。