二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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Angel Beats!『日向とユイの出逢い』
日時: 2010/11/21 18:35
名前: 嘉佳緒 (ID: qrnJbgt/)

 皆さんごきげんよう。
 というおふざけは置いといて。
 キャラ崩壊しないよう、AB!の『もしも』を書いてみようかと思います。
 これはメインキャラクターが転生したお話です。
 興味が沸いたなら是非読み進めてください。
 彼らの生活は日常ですが、一転すれば運命です。
 僕はそれを『日記』として記録していこうと思います。
 第三者視点からみた彼らの日常を、紅茶の嗜みとして読んでくだされば幸いです。
 それでは本編で会いましょう。
 

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Re: Angel Beats!第一章「日向とユイ」 ( No.4 )
日時: 2010/11/23 05:24
名前: 嘉佳緒 (ID: qrnJbgt/)

 ユイが空を飛ぶ白鳥を望遠そていたら、その横を球体が横切った。
 着地地点はユイのいる部屋。
 彼女はその球体を目で追いながら動けないでいた。
 というか動けないのが現状なのだが…
 たぶん下に居るであろう母に助けを求めれるわけでもなく、ユイは命の終わりを覚悟した。
 …お母さん。私、最期まで迷惑かけてばかりだね。
 でも悔いは無いよ…だって毎日が幸せだったんだもん。…サヨウナラ。
 そう心中で母に別れを言うとユイは目を瞑った。
 しかし。
 その球体はユイの頭を狙うどころか音を立てて部屋に入ってきた。
 目を開けらば床を転がる野球ボール。
 彼女は目を見開く。
 安堵と安心感、そして疑問と恐怖が彼女の胸を埋めつくす。

Re: Angel Beats!『日向とユイ ( No.5 )
日時: 2010/11/23 06:11
名前: 達也 ◆Jb70cOv9yg (ID: UXP/rFHj)

音無・奏バージョンもやってくれるんですか!?
俺、この二人の組み合わせ、アニメの最終回見てからずっと好きなんです!!
日向とユイのコンビも好きですけどねwww
ゆりっぺは・・・クラスの友人??
なかなかゆりっぺの役どころは難しいですね(苦笑)

ちなみに俺の好きなキャラは音無です


ボールが不意に飛んできたら怖いわな・・・
ってことは次あたりから日向登場ですか!?
続き楽しみにしてます!!

Re: Angel Beats!『日向とユイの出逢い』 ( No.6 )
日時: 2010/11/23 11:52
名前: 嘉佳緒 (ID: qrnJbgt/)

 今起きました。皆さん起床はそんなに早いんですか? 夜勤バイトはやるものではありませんな(´▽`)
 
 音無…やっぱり主人公ですか。
 ヒロインかと思いました。
 まあ僕も思ってました。
 野球ボールが飛んできたら避ける術が有りません(°°;)"((;°°)
 …はい。日向は次で華麗なる登場をします。
 スーパーマンみたいに。
 というのは冗談です。
 ああああありがとうございますっっっ!!
 ゆりっぺの設定は本当にアヤフヤです。
 それをちょっとでも考えてくださって…
 今思ってんですが…同い年に敬語は僕には向いてません。
 此れを機に敬語は止めにしませんか?
 え〜…と、無理に。とは言いませんよ?
 同意のもとでしたら僕はタメ口でもいいかと…
 
 

Re: Angel Beats!第一章「日向とユイ」 ( No.7 )
日時: 2010/11/23 12:03
名前: 嘉佳緒 (ID: qrnJbgt/)

 「へ?」
 状況が未だ呑み込めず、ユイは情けない声を上げた。
 すっごい速さだった野球ボールはまるで意志を持ってるかのようにユイを除け、彼女のところまで転がってきた。
 使いこなしたボール。土で汚れ切ってしまってる。
 それを拾うこともできず固まったままでいると。
 突然玄関のチャイムが鳴った。
 タイミングよすぎに。
 そして母が開ける音。二人分の声。母の方は笑ってるのに、他者の方は申し訳なさそうで。
 話を終えたのか二人分の足音がユイの部屋の、となりの階段を上る。
 そして———————

 「ユイ。ボール、落ちて来なかった?彼が部屋に入るとこを見たって言うのだけど」

 母がドアを開け、入ってくる。
 ユイは顔をぎこちなく向けると其処に居たのは母と————

 「先輩ッ!?」
 
 「ユイッ!?」

 と。何故か判らないが二人は顔を合わせるなり驚きの声を上げたのだった。

Re: Angel Beats!第一章「日向とユイ」 ( No.8 )
日時: 2010/11/23 12:28
名前: 嘉佳緒 (ID: qrnJbgt/)

 「え?何?二人とも知り合い?」

 母が驚くのも無理はない。
 ユイだって何でそう口走ったのか判らないのだから。
 だか彼を見ていると、不思議と心が安心する。
 何故だろう?
 こんなに世界は光に溢れ、そこで生きてる自分たちなのに。
 まるで二人だけみたいに…
 
 「…ユイ?大丈夫?」

 「えっ?だ、大丈夫、大丈夫。何処も怪我してないよっ」

 受け答えになっているのか。
 ユイは焦って手を顔の前で振る。
 どうしてそう思ったのだろう?
 彼とは初めて会ったような気がしない…
 ん?
 んんん?

 「先輩…?髪…まんまですね…」

 野球をしているのだから髪は切るものだ。
 なのに彼の髪は肩口まであった。
 
 「あ…ああ、これはその…切るのが面倒だったんだ…って、お前は結んでないんだな」

 ユイは髪を下ろしているのがいつものスタイルなのに、彼が言うと何故かそれが不自然に思えたきた。

 「こ…これは、結ぶのが面倒だっただけで…」

 二人同じことを言っている。 
 それに気付いたのか彼とユイは吹き出した。
 笑ったのは久しぶり。
 それに心から本当に笑顔を向けたのも久しぶりだ。
 ユイは笑いが止まらなくなっていた。
 目尻に涙さえ浮かんでいる。

 状況が読めないのは母だけである。
 母は笑いながらため息を付くとそっと部屋から出たのだった。
 


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