二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

 セブンスコード!  桜蘭高校ホスト部
日時: 2010/11/24 22:50
名前: 葵 ◆iYEpEVPG4g (ID: NRAsdfzb)

   


         
こんにちは。
一応此処でもいっこ小説書いてます。良ければそちらもどうぞ。
ギャグを主に時々シリアスを混ぜていきたいと思います。
恋愛系は……ほぼ出ないかもです。作者が苦手な為。
  
           
注意
・この小説は個人製作です。原作者様とは一切関係がありません。
・原作が嫌いな方、2次小説が嫌いな方は、お引き取り下さい。



         
      
 
登場人物
>>1
      
  
01 「時間はあなたの人生の貨幣。
   あなたが所有する唯一の貨幣であり、
   それをどう使うかを決められるのは貴方だけなのです。」 
   
02 「我々は一人で世の中を歩いている。
     我々が望むような友情は夢であり、寓話である。」
 
03「多くの人は現状を見て、なぜこうなのかと問う。
    私は現実にない状況を夢見て、なぜそうではないのだろうと問う。」 
 
04「最善のものを希望せよ。
    しかし最悪のものに備えなさい。」
 
05「逆境があるからこそ、私は走れるのだ。
    涙があるからこそ、私は前に進む事が出来る。」

Page:1 2



Re:  セブンスコード!  桜蘭高校ホスト部 ( No.1 )
日時: 2010/11/25 16:29
名前:  葵 ◆iYEpEVPG4g (ID: NRAsdfzb)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode


登場人物
         
・桜乃 凛 / Sakurano rinn ♀
ツッコミなのにツンデレ.
料理は軽く人を殺害出来るレベル.運動能力だけが取り得.
桜乃家の一人娘.父が他界.葵とは昔からの幼馴染.
黒髪.猫っ毛なのでよくはねる.
162せんちめーとる 43きろ
 
・如月 葵 / Kisaragi aoi ♀
天然ぽい.一見優しそうだが人の嫌がる事をするのが結構好きらしい.
頭が良い.凛曰くどういう頭の構造してるの?.
両親は桜乃の家の者だったが絶縁してしまっている.
薄い茶色のボブヘア.
160せんちめーとる 44きろ

Re:  セブンスコード!  桜蘭高校ホスト部 ( No.2 )
日時: 2010/11/26 16:27
名前:  葵 ◆iYEpEVPG4g (ID: NRAsdfzb)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode



「時間はあなたの人生の貨幣。
   あなたが所有する唯一の貨幣であり、
   それをどう使うかを決められるのは貴方だけなのです。」 



なんて事を、中学生の頃の担任に散々聞かされた。勉強が面倒くさいとぼやけばそれを呟き、授業をさぼればそれを説教され、延々と聞かされた。
今ではもう覚えた始末である。確か、何処かの偉いさんが残した言葉だとか。
……正直言うとそんなもん知るかって話だけど。
 
でも確かに受験一ヶ月前くらいになってくると切実に時間がもっと欲しくなった。
勉強の合間にその言葉を思い出しても、ただその通りだと思う事は無く、何処となく悔しいと思うだけ。
—私が思うに、人生の時間の価値っていうのはその時によって激変すると思う。
お札の価値だって、100年後200年後どう変化するか分からない。
      
            
そんな担任教師とも少し前に別れた。つまり私はめでたく卒業した。  
私立桜蘭高校とやらに入学を決めて。
    
なんと言うか……、エスカレーター式で登ってくる奴は入試とか余り関係は無いらしい。
他の学校からの入学の際の試験と言っても学力調査みたいなもので、よっぽど頭が悪いかじゃないと落ちない。
私の努力は何だったんだ。そんなの聞いてない。

特に行きたい私立高校も無かったし受験するにしてもこの学力じゃ良い所には行けないだろう、と。
母親に言われたのもあるが、葵も入ると聞いていたのが1番の理由だったかもしれない。
家柄が家柄だったので手続きには困らなかったらしい。
           
         
          
「まあ大体そんなワケで、私はただ今桜蘭高校の校門の前に立っているのであーる!」
 
桜の咲く道の真ん中。私の苗字にも入っているこの花は自身も好きだった。
真新しい制服の着心地を味わいながら、ローファーのかかとを鳴らす。
 
「って言うかアレだよね。まさかこんなにデカいとは予想してなかった。最近まで市立の普通の学校に通ってたのにさ、こんな城みたいな所で私の夢の高校生活が始まるなんて考えられんわ。ねえ葵?」
 
「え?、ああゴメン。聞いてなかった。あまりにもテンション高すぎて。」
 
「……さりげに酷いよね。べつにいーんですけどぉ。」
  

     
「はいはい。」
 
葵が顔にかかった髪を払ってため息をつく。少し、呆れたような表情だった。
       
 
「テンション低くない?—あ、そう言えば。」
 
そう言って口ごもる。えっと、その、なんだっけ……。
あー、だの、うー、だの、えー、だの。意味のない嘆きを漏らして数分、やっとの事で思い出して口を開く。
 
「葵って、特待生だったよね。確か一般からの推薦で、それも入試で1番学力が高かった一人だけー?なんだっけ。」
  
「うん。でも今年は2人らしいよ。なんか学校の偉い人がちょっと色々あって変えたんだって。」
 
「そーなんだ。やっぱり葵って頭の良さ半端ないね。やばい凄い。所でもう一人って誰?」
 
本当にそう。昔から葵は私と頭の出来が違うくて、むしろもう違う生物なんかじゃないのかと思ってしまう程。
もう一人そんな凄いので、入学した一般の人が居るなんて。そんな事に少し興味を持った。
これと言っては何だが私もつい最近までごくごく普通の学生だったのだ。価値観の違いや多少の常識の違いなんかもあるだろうと踏んでいた。
そんな中で似たような境遇のもう一人の特待生さんとやらも多少はお近づきになりたいという考えでもあった。
 
「眼鏡かけた男の子。試験場所同じだったから覚えてる。名前は、えーと、…忘れた。」
 
なんだ男か。少し気を落とす。
女の子だったら別に普通に仲良くなれる気もしないでもないのに。
 
「男かよ。で、何故其処で名前を忘れる?」
 
「や、まず顔を覚えようと思ってね。でも見た感じだから女の子かもっていう事も在り得るかもよ?」
 
「それは無い。」
      
 
後日この葵の言葉は本当だという事が判明するのだが。
それについては……ノーコメント。

  
入学式の時間を知らせるチャイムの音に、私達は急いで走り出す。
入学早々の失態である。
        
            
      

            
       

Re:  セブンスコード!  桜蘭高校ホスト部 ( No.3 )
日時: 2010/11/26 20:40
名前:  葵 ◆iYEpEVPG4g (ID: NRAsdfzb)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

   

02 「我々は一人で世の中を歩いている。
     我々が望むような友情は夢であり、寓話である。」

           
                   


小さい頃の夢は、お花屋さんだった。
綺麗な物に囲まれて、ニコニコ笑顔の私が居る、そんな絵を描いた。
            
社会見学の職場体験とやらで、そんな儚い夢は一瞬でミミズ君と共に砕け散ったが。
どうして幼稚園児の可愛い夢を壊させるんですかと先生に聞いたら現実は厳しいのよと言われた。
        
お陰で今のわたしの夢は平穏に生きて結婚して、ゆくゆくは幸せな家庭を築く事だった。ええなんて平和なんでしょう。
お花屋さんになりたくは無い。過去形なのは理由があるから。
            
成績はいつも下だった。
けれど、悔しいとかそんな思い無かったし、むしろ興味の無い事に時間を費やしても意味がないと開き直ることもあった。
ギリギリの所で楽しくやるのが、私にとって要領が良かったのかもしれない。
           
肝心な所で皆と同じ選択をすればいい。
それなら、大きな間違いはしなくて済むから。
 
だからきっとこれからも、重大な選択を迫られる事は、
1度だって無いのだろうと思っていた。
……そう、思っていた、のにだ。
         
 
現在私はとてつもなく重要な選択を迫られているようだ。
        
「ええっと……、だから、ね?」
   
「なぁにー、凛?」
    
「意味が分かんないんだけどもっかい説明してくれるかなあ?」
 
うふふ、そんな笑みを浮かべて答える葵。
この顔は何か目論んでるときの顔だったような気がする。
     
「゛ある事情でホスト部に入る事になった。ちなみに凛も入部決定゛まあ、理由も知りたければ教えるよ。」
 
「あの葵さん。ちょっと待って、ホスト部とかそれ以前に入学して数3日目だよ?いきなりそれですか。」
        
ホスト部、そう聞いて連想するのは煌びやかな部屋とシャンパンタワーで大勢にコールされる光景。
とてもじゃないがそれって色々と大丈夫なのかという疑問が沸いて来た。
さてツッコむのをしていなかったが、葵は何故か入学当初から男子の制服を着ている。
実際顔を合わせた時何故かと思ったが口を出していなかった。
任意と言うか、そういうもんなのかこういう立派な高校は……くらいしか思っていなかった。
 
「何で?って思ってるでしょー。まあ訳を話す前にちょっとある話をするね。
特待生は2人になったけど、実は男女1人ずつしか駄目なの。」
 
「……それって、葵が女でその眼鏡の人が男、って事で合ってるんじゃないの?」
 
「やー、うん。そうなんだけど。」
 
「それに何の可笑しい所があるの?」
 
「だから、その眼鏡の子が女で、私が男って事。だからちょちょっと小細工して性別を変えて試験受けたのよね。
ちょっと入学当日は忘れてたからうっかり眼鏡の男の子って言っちゃったけど、面倒くさかったからいいやと思ってそのまま話進めちゃった。」
 
「え?でもそーゆう事になってくると……あの眼鏡のおと…いやその子が女ってコトだよね。クラスの皆からは男として扱われてるみたいだけど。」
 
「そこが変なのよねー。幸いクラスの子達は一般からの入学する時の規定なんてあんまり知らないみたいだったし?まあ、別に気にしなくていーんじゃない。」
          
呆けた。ちょっと待て。
つまり葵は女なのに男って事で眼鏡の子は男なのに女って事で…でもやっぱ女って事で……?
頭が混乱して来た。むしろもう何考えてるか分かんなくなってきた。
 
「そうそうそれで本題なんだけど。」
 
「あー、ホスト部とやらの。」
   
「でさあ、実は私その眼鏡の女の子に一緒に勉強しませんかって話しかけたんだよ。あ、フルネーム藤岡ハルヒちゃんね。一応男っぽく何にも知らないフリしといた。
そしたら場所を探してるんだけど……って言ってたの。だから一緒に探してたの。」
 
本名藤岡ハルヒ、かあ。
どんな顔してるのか、本人探してみた事あるけど大体休み時間は何処か行っているようで、記憶にあまり無かった。
ただ一度見たのは昨日の2時限目のホームルームくらいで、普通の子だなという印象を受けていた。
 
「それで?」
  
「場所が見つかったと思ったらなんかホスト部の部室だったみたいでさあ。」
 
「へえ……。」
 

    
「帰ろうとしたんだけどー、ハルヒちゃんがちょっとある事故起こしちゃって。帰るにも帰れなくなったんだよ。」
   
「どんな感じだったの?ほら、部員の人とか、事故の内容とか……。」
  
「それね。部員は何と言うか何やってるの?感が物凄くあったよ。
事故はただ単に壷割っただけ。それがまたクソ高いものだったらしくて。
で、金なんて払いたくても払いようが無かったから働いて返すことになった。」
 
「そんな簡潔にいいのか。って言うか、それにどうして私が加わるワケ?」
 
「せっかくだからあんたも巻き込んでやろうと思って。実は桜乃凛っていう超バリバリイケメンな子が入部希望してるんですけど一緒にいいですか?って言ってあげた。」
 
「……このやろおおおお!」
   
このやろうふざけんなそんな事があってたまるかと言いたい。その意見の一部はうっかり出てしまったが。
私の青春はどうなる?単なる男装生活か?
彼氏とか作りたかったなあ……。
 
「そんな怒る事ないじゃーん。容姿もそんなに悪くないから男装すればバレないって☆」
 
「☆とか付けてる場合じゃないわ!?あのさあ入学早々だから皆顔とか覚えてないだろうけど、さすがにそれはマズいよ?男装とか無理だし!」
   
           

     
「ちなみに今日からだから放課後までに準備してね。」
 
「なっ……。」
        
 
厄介な事に巻き込まれた。そんな直感がした。
              

Re:  セブンスコード!  桜蘭高校ホスト部 ( No.4 )
日時: 2010/11/26 20:38
名前:  葵 ◆iYEpEVPG4g (ID: NRAsdfzb)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode


上げてみようかと思う\(^p^)/
       


Page:1 2



この掲示板は過去ログ化されています。