二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- バトテニ (嘘と夢の狭間) テニスの王子様
- 日時: 2010/12/04 11:26
- 名前: 扉 ◆A2rpxnFQ.g (ID: TtH9.zpr)
- 参照: スキだから、だからこそ
こんにちは、こんばんわ!! 初めまして!!
扉、と申します。元・亮です^^
知ってる方は少ないと思いますが、随分前にバトテニ小説を完結させて以来、色んなジャンルに手を出しましたw
コメディとかね、明るいの、憧れてたんです・・・
で す が !!
駄目だったようです、どれもしっくりこない←
なので、戻ってきました、バトテニにw
今回は、100のお題に会わせてお話を進めようと思いますv
是非是非、読んでいってくださいなーb
——————— 一体俺たちは、何処へ向かうんだ??
気がついた時には、もう遅い。
主題歌 >>001
注意事項 >>002
参加者名簿 >>004
1.死合開始
2.疑心暗鬼
3.禁忌
4.ペナルティ
5.宣戦布告
6.覚悟はいいかい?
7.最初の犠牲者
8.勝者の行方
9.敗者の足跡
10.死線
11.事故
12.心中
13.免罪符(責任・非難等を免れる為の行為や事柄)
14.洞窟にて
15.或る勇気
16.同盟
17.可能性
18.正当防衛
19.ラッキー
20.自由を下さい
21.目的
22.王
23.抑圧下での本音
24.理由
25.仲間割れ
26.信じて信じて信じて
27.ドロップアウト
28.日常への思慕
29.哀の言葉
30.メモ
31.逃亡者
32.名演技
33.罰と赤
34.殺人機械(マーダーマシン)
35.サイン
36.逢いたい
37.望み
38.訣別の時(訣別=再び会うことのない別れ)
39.駆け引き
40.月の下の1人
41.負けず嫌いなヤツら
42.マインドゲーム(マインド=心。精神)
43.痛み
44.本気
45.守るべき○○
46.大丈夫
47.放送
48.死との対面
49.クセ者
50.ささやかな休息
51.正気と狂気の狭間
52.もう一度
53.もしも願いが叶うなら
54.破滅への輪舞曲(ロンド)
55.引き金を引く瞬間
56.反応時間
57.涙枯れてしまうくらい
58.持久戦
59.ハイリスクハイリターン(リスク=予測不能な危険)
60.孤独との闘い
61.未来地図を下さい
62.神さま
63.諦めない
64.信念の在処(ありか)
65.シナリオをぶち壊せ
66.断崖絶壁(だんがいぜっぺき)
67.この世の果て
68.一層のこと君を憎めるならば(一層=いっそ)
69.光在れ
70.炎上
71.死にたくない・・・!
72.約束
73.慟哭(悲しみの為に声をあげて激しく泣くこと)
74.明日を迎える意味
75.永遠にも似た日
76.青い空を恋う者
77.取り戻した○○
78.スローモーション
79.伝えたいこと
80.希望の○○
81.理想と現実
82.崩壊
83.遺言
84.数時間後には
85.呟きひとつ
86.カウントダウン
87.冷たい雨
88.ラストメッセージ
89.斜陽
90.生き急いだ少年(少女)達
91.終焉間近
92.過去への回帰
93.残り二人
94.それでも未来へ向かえ
95.僕たちは今生きている
96.ありがとう
97.ゲームセット
98.帰るべきところ
99.走れ!
100.未定・・・
「この涙は、いつまで流れるかな??」
「すごいことだったんだね、普通に、テニスをすることって」
「私、生きたい・・・・・・」
「右も左も、嘘だらけじゃ」
「信じたら、終わりだろぃ」
「ごめんなぁ・・・・・・ 俺、此処までみたいや」
「仇は、必ずっ」
「未来を託すっていうけど、もうその未来がないんだよ」
「なぁ、生きたいと思うことは、カッコ悪いか??」
「愛してるよ、今も、どんな、貴方でも」
「ねぇ、先輩」
「絶対に、俺を探しに来ないで」
何もかも、壊れていくのは、寂しいね。
扉@亮の他駄文
ht★tp://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=15471(バトテニ)
ht★tp://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=19038(銀魂)
ht★tp://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=16853(短篇集)
- Re: バトテニ (嘘と夢の狭間) テニスの王子様 ( No.19 )
- 日時: 2010/12/07 20:41
- 名前: 扉 ◆A2rpxnFQ.g (ID: TtH9.zpr)
- 参照: ゆらりゆらり、揺られ着くのは、死の島。
>無幻
やっとテスト終わったよーぅ^^
今日は記念にブリーチの映画見てきましたv
えへへ、そうなっちゃいますb
映画楽しみすぎる!!!
早く見たいですねv 全校出るといいなぁb
>皆様
>>018 保留とりましたb
- Re: バトテニ (嘘と夢の狭間) テニスの王子様 ( No.20 )
- 日時: 2010/12/08 11:24
- 名前: うっさー ◆8.9xsVkhDE (ID: HnQQx7lG)
- 参照: 他の奴は、いらん。ただ、お前が居ったら、それでええ。
見たよーvv
オサムちゃん…、こえぇぇぇぇぇぇ!!!!
あ、うっさーも書いたよ★ 良かったらみてちょ!!
すごく続きが気になるvv
ではでは、また今度ねー
- Re: バトテニ (嘘と夢の狭間) テニスの王子様 ( No.21 )
- 日時: 2010/12/08 16:59
- 名前: 扉 ◆A2rpxnFQ.g (ID: TtH9.zpr)
- 参照: ゆらりゆらり、揺られ着くのは、死の島。
>うっさー
オサムちゃんはね、前作でいい人だったから、今回は、ねw
すんまそんだけどw
色んな新しい試みをしたいんだよ!!
見ましたー!!
めっちゃ良かったよぅv さすがうっさー!!
今からちょいちょい書きますー
- Re: バトテニ (嘘と夢の狭間) テニスの王子様 ( No.22 )
- 日時: 2010/12/08 22:45
- 名前: 扉 ◆A2rpxnFQ.g (ID: TtH9.zpr)
- 参照: ゆらりゆらり、揺られ着くのは、死の島。
1.死合開始 ———002
「けーいーごーくーん、起きてよ、起きて!!」
ツンツン、と頬を何かで突かれる感覚を覚え、跡部景吾は目を覚ます。目の前には、1人のマネージャーがいた。
「・・・・・・百合、菜??」
「そーです、ユリです、ほら、起きてよ」
「あーん??」
氷帝学園の№1マネージャー、伊藤百合菜が、跡部を揺する。
——俺は、いつの間に寝ていたんだ??
おぼろげな意識を半ば無理矢理覚醒させられ、跡部は子供の様に目を擦った。少しずつ、その情景が目に飛び込む。跡部は、目を見開いた。
「・・・・・・何処だ、此処は」
白色の壁。お世辞にも綺麗な部屋とは言えず、清潔感も生活感も感じられない、殺風景な部屋だった。そして、見渡す限り、人、人、人。それも、見たことのある、戦友たちばかりだった。中には、まだ眠っている者や、今の跡部の様にあたりを見渡している者もいた。
青学の合宿の手伝いに来たのだろうか。竜崎桜乃と小坂田朋香の姿も在った。
「・・・・・・ユリ、なんだそれは」
跡部の視線の先には、百合菜の首があった。白く華奢な百合菜の首に、一周、何か黒い首輪が着いている。心なしか、ランプが点灯している様にも見える。
百合菜は思わず、手を首輪に伸ばす。
「なに、これ・・・・・・」
今気がついたようで、不思議そうな声を上げる。そして、跡部の首を指さした。
「景吾、も」
「首、輪か・・・・・・?? ッチ、俺様を犬扱いとは、良い度胸だぜ」
跡部は不服らしく、怪訝な表情を浮かべる。
「なんだんだよ、これ??」
「宍戸さん、」
「何か嫌な雰囲気やなぁ・・・・・・」
他のメンバーも、徐々に意識を取り戻し、状況の異変に気がつき始める。
ジローは、相変わらず眠ったままだが。
「ユリちゃん!!!」
懐かしい声が聞こえた。百合菜は声をした方向に振り返る。
「あ、」
想像したとおりの懐かしい人物が、百合菜の元に駆け寄った。
「羽沙希・・・・・・っ ?!」
跡部ですら把握しきれていないこの状況に、動揺していた百合菜は、ガチガチに震える腕で飛び付いてくる友を受け止めた。不安でいっぱいだったが、再会を喜ぼうと笑った。
「ホントに、ホントにユリちゃんだよね?! 良かった、良かった!!」
百合菜との再会を、飛び跳ねて喜ぶ少女の後ろには、立海大附属の姿が見える。
彼女は、立海のマネージャー・小川羽沙希だ。普段大人しく、引っ込み思案な羽沙希だが、部長・幸村精市の紹介で立海のマネージャーとなった。
百合菜とは、全国大会で顔を合わせている。
「なんなんだろうね、この状況・・・・・・ 跡部クン何か知らない?? 幸村クンが聞いてこいって、言うんだけど」
羽沙希は自信なさげな声で言う。
——本人が直接来れば良いのに
内心で呆れながら思ったのは、あえて口にしなかった。
羽沙希は長くふわふわとした髪をクルクルと弄る、そんなところに、彼女の不安が伺えた。
「・・・・・・、知らないみたい。ごめん」
「あ、ううん、謝らなくて良いの、こちらこそ、勝手に勘違いして。でもね、手塚クンも知らなくて、白石クンも。だから、」
羽沙希は涙声で言う。皆、それぞれに身の危険を察知しているようだ。
百合菜は先程から気になっていたことを尋ねてみる。
「はいはい、皆さんお静かに!!! これから説明すんねんから、黙って座りや!!!」
百合菜が口を開こうとした刹那、ドアが開いて、数名の怪しげな男と共に、見覚えの在る男が入ってきた。
———四天宝寺中の監督・渡辺オサム。
「ええこやねんな、すぐに静まって、先生話やすいわ」
オサムは巫山戯た様な台詞を吐く。
跡部は四天宝寺の面々に目を向ける。皆目を見開き、声を出せずにいるらしい。———ただ、2人を除いて。
——アイツら・・・・・ 知っているのか??この状況を。
明らかにオサムから目を逸らしている、2人。部長の白石蔵ノ介と、マネージャーの佐藤夕樹だ。
「・・・・・・、オサムちゃん」
夕樹は小さく呟いた。
——あれは、夢やないんやね・・・・・・
バスの車内での恐怖が、蘇る。あの笑顔もあの声も、今では嫌な思い出でしかない。
冷や汗、というものを初めてかいた気がする。
夕樹の中の、希望と呼べるものが、音を立てて崩れていった。それは、白石も同じようだ。
——でも、“地獄の淵”って、なんのこと??
朦朧とする意識の中で、聞こえたオサムの嫌な声。頭に着いて離れないその言葉は、次第に疑問と化した。
そんな夕樹の疑問は———、次の瞬間、消えることととなる。
「ちょっとこれから、死合をして貰おうと思ってるんや」
——“試”合??
誰もが、浮かべる言葉。救いとも言えるその言葉だったが、これは大きな間違いだ。
「ちゃうで??テニスとか、緩いともんとちゃう。—————————————殺し合い、や」
「な・・・・・・っ?!」
全員、疑問が声となる。
夕樹は疑問が解け、納得すらしていた。
——あぁ、そういうことやったんや。
——オサムちゃんは、私たちを、殺し合いに、
バ ト ル ロ ワ イ ア ル に。
「えールールの確認しようと思うから、よう聞いてや。自分のミスで死ぬんや、嫌やろ?? あ、愚問やと思うけど、これの意味、解らん奴おらんやろな?? 一応言うとくで————」
言わないで、言わないで、言わないで。夕樹の体中を、かの言葉が駈け巡る。
ただの希望で在ると知りながら、ただの強がりで在ると解っていながら。これが、現実だと、感じていながら。
ただ、夕樹は祈った。
オサムが元の様に笑い、 「冗談や」 と、言うのを。
だが、現実は弱冠中学生の子供たちには、あまりにも冷たく残酷で、一粒の光も残さなかった。
「バトルロワイアル。皆、学校で習ったやろ?? 殺し合いのプログラム」
NeXT→ Death combination beginning 003・・・・・・
「3日間や」
- Re: バトテニ (嘘と夢の狭間) テニスの王子様 ( No.23 )
- 日時: 2011/01/30 13:17
- 名前: 扉 ◆A2rpxnFQ.g (ID: TtH9.zpr)
- 参照: ゆらりゆらり、揺られ着くのは、死の島。
1.死合開始 ———003
バトルロワイアル。
中学3年生を対象とした、殺し合い。
一定の期間、約1クラス程度の男女を、隔離された島に連れて行き、そこで仲間同士に生存者が1人になるまで殺し合いをさせるという過酷なゲーム。
このゲームを、知らない子供はいない。随分前に配しされた、と何処の教科書にも載っている。だが、遠い昔の、あるいは、自分とは別の世界の話だと思っている。
夕樹達もその1人だ。
「ルールはない、勿論反則はない。窃盗でも、不意打ちでも、何をしてでも、兎に角生き残ればそれで優勝」
オサムは淡々と述べる。
「3日間や。3日後には、全て決まっとるわ」
皆、ただただ呆然としていた。ボーッとぉsまうの話を何処か他人の話のように、相槌も頷きも無しに聞いている。
オサムは半信半疑のその目を見て、ため息をついた。
——まだ、信じ切れてないようやな。
そして、ふっと笑った。
「まーだ皆、受け入れられてへんやろ??」
「当たり前だろーが!!冗談じゃねぇ、俺たちはこんな下らないことしに来たんじゃねーんだぞ!!」
海堂薫が、一歩前へ出た。自らにつく、首はに手をかけて叫ぶ。
だが、オサムには通じないようだ。その笑顔が崩れる気配も、冗談でしたと笑う気配もない。代わりにオサムは酷く冷たい目をした。
「ほんなら、試してみよか??」
ニッと、口角を上げる。
「何をだ」
依然、喧嘩を売るような口調の海堂。後ろでは、桃城武が何か海堂に呼びかけているが、聞こえないようだ。今にもオサムの胸ぐらを掴みそうな勢いだ。
オサムは、数あるポケットの内の1つに手を入れる。そして、何かコントローラーの様なものを取り出した。
「これ、何やと思う??」
ボタンが1つ、点灯している。
「よう見とってや・・・・・・」
右手で持ったコントローラーに、左手を振り下ろす。カチッと、ボタンが押される音がした。
刹那、まるで映画館の中にでもいるような、大音量で大迫力の、爆音が響いた。
「きゃぁぁぁぁぁぁああっ!!!」
竜崎桜乃と小坂田朋香の悲鳴も同時に響いた。
飛び出しかけた白石蔵ノ介がゆっくりと振り返ると、壁に穴が空き、煙を放っている。
「今、爆発したんは、君等の首についてるもんや」
オサムの冷たい声が響く。
白石は思わず、首輪に手を触れる。
威力は絶大だ。見るからに頑丈だったこの部屋の壁が、一瞬にして粉砕されている。それが、自分の首についているというのが、どういう意味を示すのか。解らない白石ではない。
——巫山戯てる
ぐっと、拳を握った。少しの勇気と、莫大な怒りを抱えて。
「オサムちゃんっ」
一斉に、白石に視線が集まる。オサムも、白石を真っ直ぐに見つめた。
「オサムちゃん、お願いや・・・・・・っ」
「何や、ゆうてみ」
思いの外、あっさりとオサムは白石に発言を許した。その笑顔の下、何を考えているかは分からないが。
「俺らだけやったら、駄目なんか??」
必死さで上ずった声になっていた。
勝手な発言だ、と自分でもよく理解していた。
「バトルロワイアルは、中学3年生対象やろ?!せやったら、此処にいる1年や2年は、ええやんかっ まだ対象やない奴ら巻き込んでまで、せんでもええやん!!お願いや、後輩は、まだ先が在るはずの、後輩だけは見逃してやってや!!」
必死だった、誰よりも状況を把握していた白石は、必死だった。
財前と金太郎は、共に顔を見合わせた。動揺と驚きが隠せない。こんな必死な部長の姿、見たこと無い。
「オサムちゃん!!お願いやっ」
続いて、謙也が加わる。小石川も、黙って頭を下げた。夕樹は、静かに涙をこぼした。
手塚や幸村や跡部。そのほかの此処にいる“先輩”と呼ばれる者が、四天宝寺のこの姿を見てどう感じているか等、今の白石たちが知る由もない。
伝わると、信じていた。オサムだ。オサムだって、一緒に頑張ってきた、仲間だ。信じる。絶対に、伝わる。
「駄ー目っ」
見上げたオサムは、もう、違う人だった。
「オサムちゃん・・・っ」
夕樹が、声を出す。
「全員や。対象者は、此処におる全員や」
あぁ、信頼なんて、こんなにも、脆い者だったのか。
「ほんなら、もう異義はないなぁ?? あったとしても、無意味やけど」
オサムは名簿に目をやる。
「名前呼ぶでー、はい、1番、芥川慈郎くーん・・・・・・」
——————
「ほい次ぃー、しーらいしーっ」
妙にテンションの高い、オサムの声が聞こえてきた。まるで、試合のオーダーを発表する時のように、練習中に指示を出すように。
保留
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