二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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未題
日時: 2010/12/13 19:45
名前: 河童 (ID: aU3st90g)

安達善治と初めて会ったのは4月15日で僕が高校二年生になったばかりの頃だった。
桜が咲き乱れ、みんながこの始まりの季節に淡い希望を抱く季節。
そんな季節の4月15日の午後7時の歩道橋。僕はボーっと橋の下でビュンビュンと通り過ぎる車を眺めていた。
「・・・・・・・・・。」ただずっと眺めていた。

「・・・・・死のう。」と思っていた。

「おいおい、少年。何を考えている?」とても低い声でそう聞こえ振り返るとスーツをだらしなく着ている
30ぐらいの男で髪の毛は短めで見透かしたような眼をしていて、うすら笑いを浮かべ立っていた。
「え?」
「いや、だから何を考えてるんだって聞いてんの。」
「・・・別に関係ないでしょ。」
男はゆっくり歩き僕の右隣に立ち手すりにもたれ下を見ていった。
「・・・死のうと思ってたでしょ?」
「違いますよ。」
「いや図星だね。君は死のうとしていた、だろ?」
「・・・何を根拠に言ってるんですか!!」とつい興奮して言ってしまった。
男はニヤニヤしながら
「顔だよ。」
「え?顔?」
「そう、顔。少年の顔はね、いつ死んでもいいやって顔してるんだよ。まるでこの世界のすべてに絶望しているような顔してるんだよ。」
「・・・違います。」顔をみるとさらにニヤニヤしていた。
「そうか。まあ君がそういうんだから、そうなんだろね。ごめんな変なこと言って。」
「少年名前は?」
「あなたみたいなあやしい人間に名前は教えることができません。」
「・・・まぁそういわずに俺は安達善治、少年は?」
「・・・葛原圭吾です。」
「結局教えるんだ。」と笑った。
あんたが教えろって言ったんだろ。
「くずはらけいご、ね。葛原君さっきのお詫びにこれから友達と飯を食いに行くんだけど、一緒に行かない?」
「なんか悪いですよ。」
「いやいや気にすんなって。」
「いえ、結構です。」
安達は少し寂しそうに「そうか。」と言った。
「じゃ、僕はこれで。」と歩道橋の階段にむかった。
「葛原君、君にはきれいごとにしか聞こえないと思うが、世界は広い君が思っている以上にね、君はもっと視野を広げ世界を見たほうがいい、時には客観的に、あるいは主観的にね。じゃまた会おう。」
と手を振って自分と反対方向の階段を下りていった。
最後まで意味不明だな。と自分も階段を降り買い物をして、家に帰った。その途中大きくて見たことのない綺麗な蝶が目の前を通った。今日はいい夢が見れそうだ。
        —同時刻—
「安達さん。どうでした彼?」と15〜7歳ぐらいの長髪の少女が男と一緒に歩きながら聞いた。
「ああ問題ないよ。多分今夜にも会えると思うよ。保科君。」
「そうですか。じゃ今日は牛丼食いに行きましょう!!」
「え・・・また?」保科と呼ばれた少女はキョトンとした顔で、
「まだ5日しか食べてないじゃないですか?」
「なんで君がビックリしてるんだよこっちがビックリするだろ!!」
「なんで怒ってるんですか!!別に牛丼以外にもいろんなのが売ってるじゃないですか!!」
「その前だよ!牛丼を五日間食う前にラーメン食べただろ?その前の日は?」
「は?・・・牛丼ですけど?」何でまだ「それが何か?」みたいな顔してんだ!
「そうだよ二週間連続で牛丼だよ!!!もう俺は牛丼見るだけで食欲が失せるんだよ!!」
「う〜・・・分かりましたよ今日は吉○屋じゃなくてす○屋にしましょう!!」
「やった!!・・・あれ?それ店変わっただけじゃね?」
                     1話終

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Re: 未題 ( No.1 )
日時: 2010/12/13 19:59
名前: 河童 (ID: aU3st90g)

はじめまして河童といいます!!
今回が初投稿です。
そしてお気づかれた方もいると思いますが。完璧にジャンルを間違えて投稿してしまいました・・・
こういう場合どうすればよいのでしょうか?
ほんと馬鹿ですいません!!!さらにはどうしようもない駄文でごめんなさい!!!!


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