二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- (番外編)咲き、歪め(デュラララ!!)
- 日時: 2010/12/29 18:51
- 名前: てと (ID: slitpE5G)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=20156
「小さく、咲き誇る。」を書いているてとです。
此処には、番外編や「小さく、咲き誇る。」のヒロインたちでキャラとの絡みを書いていきたいと思っています。
二つ同時は出来るかわかりませんが、こちらの更新はのんびりと行きたいと思います(遅くて1、2週間に1回など)。
もし宜しければコメントお願いします!
<お話>
No.01 「恋なのか、否なのか」>>1
No.02 「ハッピーエンド」>>2
No.03 「愛されて、愛する」>>3
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- Re: (番外編)咲き、歪め(デュラララ!!) ( No.1 )
- 日時: 2010/12/29 17:48
- 名前: てと (ID: slitpE5G)
No.01 「恋なのか、否なのか」
ほんと、人間ってワカラナイと思う。
予想に反した行動を取るし、—何より恋慕というものを抱く。
恋慕や恋情と言った感情を、俺は知らなかった。そもそも、恋なのかわからなかった。
「どきどき、する」
そう俺が言った時の姉の顔は面白かった。
あの人を見るたびに胸が、心が、どきどきした。
ワクワク、みたいな感じでもあった。
「…少しだけ、仕舞っておこう」
姉以外の誰にもわからないように、大事に。
この感情を仕舞っておこう。
(この感情は、)(恋なのか、否なのか)
※誰に対する感情かは秘密でs((
※亜美
- Re: (番外編)咲き、歪め(デュラララ!!) ( No.2 )
- 日時: 2010/12/29 17:48
- 名前: てと (ID: slitpE5G)
No.02 「ハッピーエンド」
昔々あるところに。
御伽噺のように、その話は始まった。
同じ声音、同じ声色。心地良い声が耳を擽った。
「ねえ、どうしていつも、はっぴーえんどじゃないの?」
無垢な頃は、母親に無理なことを聞いていた気がする。
今ならわかる。
話なんて、変えられるモノじゃないんだと。
「はっぴーえんど、がいいなあ」
ポツリと呟いた言葉に母親はただ苦笑を浮べた。
「ほら彩音、もう寝なさい」
こくん、と頷いて布団を被った。
どうして、どうして今もこの世界は、
この感情を仕舞っておこう。
(ハッピーエンドに)(終わらないのかな)
※暗い話&駄文ごめんなさいorz
※彩音
- Re: (番外編)咲き、歪め(デュラララ!!) ( No.3 )
- 日時: 2010/12/29 18:40
- 名前: てと (ID: slitpE5G)
No.03 「愛されて、愛する」
流れ込む罪歌の呪いの言葉すら、亜美の狂気には勝てなくて。
「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違うチガウチガウチガウチガウんだ、罪歌」
狂った笑みを浮かべて、狂気をその赤い瞳に宿して亜美は嗤った。
「あははははははは! 間違ってるよ、罪歌—否、罪歌の子供。人間は君を愛してくれるんじゃない! 操られているだけだ! それに、ね…愛するより、人間に愛してもらうんだよ!」
罪歌の子供の呪いの言葉が止まった、否、無理やり止められた。
「違う違う違うんだ、人間なんかを愛するんじゃない、愛されるんだよ!!! そうだ、俺達が愛するんじゃない、愛されるんだ!」
狂ったその言葉に、罪歌自身を宿す杏里は身震いした。
何処までも歪んで、真っ直ぐなその言葉に。
「俺は人間が大好きだ! 愛してる! けど、人間が俺を愛さない限り俺は人間を愛さない!」
矛盾矛盾矛盾矛盾。
亜美を取り巻く狂気は、ソコが無くて。
(愛されてこそ)(愛するべきなんだ)
※狂ったお話。若干2巻ネタバレ。
※亜美
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