二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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戦国BASARA【失った記憶と傷心】
日時: 2011/01/22 10:04
名前: 奈津 (ID: a8bifGsH)

はじめまして。奈津です。小説は読むのは好きだけど、書いたことがないので、正直 緊張しています。どれくらい続けられるかわかりませんが、よろしくお願いします!!
では、注意書きと登場人物から。あ、スリップ物です。

登場人物

主人公
名前「荒野川 翼」(あらのがわ つばさ)
性別「女」
年齢「16」
家柄「家の事情の為、叔母と二人暮し。叔母に内緒で見つけた写真には、若い男性、女性、そして、年の近い男性が・・・。」
性格「叔母の精神的虐待。それに加え、学校であった悲惨なイジメから、心を閉ざしている。人を信じられなくなってしまった為、人に冷たい。だが、根は優しい。」
容姿「中の上。目つきはするどい。髪の毛は背中ぐらい。おろしている。」
武器「弓道を習っていた為、弓。」


注意書き

・ 下手です。ww
・ ラブ物・・・です。(最後らへん)
・ 最新 遅いです。
・ 誤植あり。
・ キャラ崩壊ありかも。



翼「何コレ。あんた、書く気あんなら、ちゃんとしなよ。」
奈津「・・・すんません。」



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Re: 戦国BASARA【失った記憶と傷心】 ( No.1 )
日時: 2011/01/22 10:09
名前: 奈津 (ID: a8bifGsH)

第1話「遺書」

─人生は何だったのでしょうか。

私は、よく分かりません。

叔母の精神的虐待、学校でのイジメ。

もう、こりごりです。

生きる意味もないんだったら、ここで死んでしまおう。

かつての本当の両親もわからない。

兄弟もいたかどうかわからない。

分からないことだらけの16年間。

一体 何を思って生きてきたのでしょうか??

こんなこと、言いたくないけど、精神的虐待をしながらも、世話を見てくれた叔母さん。
ありがとう。
服を買ってくれてきた時は、実は嬉しかったんだ。

これを着て、逝こうと思う。


学校なんて生きたくない。みんな、死んじゃえばいい。





私はこの世が大嫌いです。


さようなら。


第1話「遺書」終

Re: 戦国BASARA【失った記憶と傷心】 ( No.2 )
日時: 2011/01/22 12:29
名前: 奈津 (ID: a8bifGsH)

第2話「ひとり」

遺書を書き終えた私は、カッターナイフをペンケースから取り出した。
「・・・死のう。」
その瞬間。空腹が身を襲った。
どうせ逝くなら、満腹のほうがいい。
雨がふっていたが、傘をさして、近所のコンビニに行くことにした。
「・・・・・・雨、か。」
最後の外出。いつも見慣れた景色が、なんだか違って見えた。
「・・・1988円です。」
「・・・・・・。」
黙って1000札を二枚出す。この店員さんとも、今日でお別れか。
どうだっていいんだけどね。
「・・・うわ、ひどくなってる。」
サンドイッチ、おにぎりをそれぞれ2つずつ買った私は、足早に帰ることにした。
「・・・早く帰ろう。」
「・・・ニャー・・・」
「!」
どこからか声がした。あたりを探す。
その声の、先には、ダンボール箱に入れられた子猫がいた。
「!」
びしょぬれだ。雨の冷たさに、ふるえている。
「・・・お前も1人かぁ・・・・・・。」
「・・・ニャー・・・?」
「・・・よし、よし・・・じゃあな。元気で。」
「・・・ニャーニャーニャーニャー!!」

捨てないで。僕も連れてって。ひとりにしないで。
「・・・行くか。」
「ニャー!」

私は走り出した。右手に傘をもって、左手に、コンビニの袋に入った子猫を連れて。

「・・・ただいま。」
返事はない。だが、なんとなくそういう。
「・・・・・・シャワー、あびるか?」
「ニャー・・・」



ひとりというのは、残酷なものだ。
飼い主がどんな気持ちで捨てたかは、どうでもいいが、
何にせよ、こんなに冷たくなってるんだから、せめて
晴れの日に、捨てても良かったんじゃないか?

シャワーを、終えて、とりあえず、パンの耳をあげると、元気に食べた。

「死のうと思ったのに・・・・・・。」
覚悟はできてたのに。この子のせいで。
「・・・・・・どうしようかな。」
私は、引き出しから、一枚の写真を取り出した。
いつだったか、みつけた写真だ。
小学校高学年くらいだったかな??
3歳くらいの私と、その私を抱いて笑っている、若い男性、女性。そして、この年で中学生くらいだろうか。もう1人、男性が写っている。
「・・・誰だろう。もしかしたら・・・。」
いや、考えるのはやめよう。過去に浸っていたら、いつまでたっても前向きになれない。
「・・・今日は、死ぬのよそうかな。」
軽く言ってるが、重大な言葉だ。
「・・・・・・寝ようか。名前は・・・、つばきでいっか。」
名前が、似てるだけで、兄弟みたいな気分だ。

『・・・おきて。』
「・・・ん?」
目を覚ます。まだ目の前は、曇っている。
『いい?ここで勉強してきな。』
「は・・・?」
その声は、女性の者だろう。甘く、透き通っている。
「・・・誰・・・??」
『いい?』
「えっ!?」
『・・・記憶を取り戻すのよ。それが、私からの恩返し。』
「・・・恩返し・・・?」


第2話「ひとり」終


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