二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

イナズマイレブン 〜運命の少女〜
日時: 2011/02/04 19:00
名前: 亜梨紗 ◆m3TTqGhRAg (ID: EHJQXsee)

初めまして!!…ではない人たくさんいると思います。
亜梨紗です。元沙紀です。
卒業したんですがみんなが恋しくて戻って来ちゃいました☆

「イナズマイレブン〜地球を救え!狙われし少女とサッカー少年〜」
と話は大体一緒です。台本書きではないです☆ちなみに沙姫の名前も変わりますのでご注意!!


〜章名とスレ番号〜

○登場人物 >>8
ep1 「〜プロローグ〜」>>2
●第一章
ep2〜4 「最強のストライカー・雪城 綾」>>3 >>4 >>5
ep5  「戻ってきたぜ!」 >>6
●第二章
ep6  「回想〜沙耶の秘密〜」>>7
ep7  「豪炎寺の復帰と新たなる挑戦」
ep8  「皆で合宿1」
ep9  「皆で合宿2」
ep10 「紗也の家」
ep11 「決戦!ダイヤモンドダスト 前半」
ep12 「決戦!ダイヤモンドダスト 後半」
ep13 「明かされた真実」
●第三章
ep14 「黎がいなくなった!」
ep15 「黒幕はお前だ!」
ep16 「雷門の監督は、あなたです」
ep17 「星の使徒研究所に突入だ!」
ep18 「目覚めた真の力!」
○番外編
ep19  リクエスト「稲妻町祭り〜ペア決め〜」
ep20  リクエスト「稲妻町祭り〜肝試し〜」
ep21  リクエスト「稲妻町祭り〜花火と告白〜」
ep22 「学校ストーリー〜黎目線〜」 
●第四章
ep23 「もう一つのアジト、判明!」
ep24 「もうひとつのアジト・明杉四塔」
ep25 「謎の少年」
ep26 「晴斗の正体!」
ep27 「黒姫覚醒!破壊の神龍現る」
ep28 「奇跡の生還!刻まれた運命」

Page:1 2



Re: イナズマイレブン 〜運命の少女〜 ( No.4 )
日時: 2011/02/03 21:46
名前: 亜梨紗 ◆m3TTqGhRAg (ID: EHJQXsee)

ep3

午後の聞き込みが終わり、最強のエースストライカーはこの星凛町の唯一の中学校、「星凛中学校」にいることが分

かった。

車で移動中でのこと。

ぽつりと吹雪が呟いた。

「最強のエースストライカーって雪城光聖の事だよね…」

一之瀬が答えた。

「そういえば…そうだね。でも、光聖は死んだはずだし…」

「もしかして…光聖さんの幽霊とかっすかね!?」

「おっ…おい壁山ぁ〜脅すなよぉ…もぉ」

壁山の冗談を真に受けて怖がる円堂に皆が笑った。

その中で1人、吹雪だけは複雑な顔をしていた。





聖凛中は大きく、校舎は木造の白いシンプルな建物だった。

正門で掃除をしていた少年に円堂が話しかけた。

「あの…ここのサッカー部ってどこですか?」

少年は円堂をみるなりたたずまいを正す。

「あっ!!円堂さんじゃないですか!!…あ、サッカー部ですね、ご案内します!!」

少年はテキパキと掃除道具を片付け、円堂達を校舎内へ案内した。

サッカー部の部室の扉を開ける。

キィ……

中には背が高く、優しそうな少年がイスに座って書類を見ていた。

「新章先輩、お客さんですよ。」

新章はこちらに気付くとイスから立ち上がった。

「やぁ、はじめまして。僕はキャプテンの新章 裕樹。よろしく、円堂君。」

「ああ、よろしく。…ところで、ここに最強のストライカーがいるって聞いたんだけど…」

円堂が聞くと、新章は即答した。

「それは多分、雪城君のことじゃないかな。」

それを聞くなり一之瀬は身を乗り出した。

「雪城って…雪城光聖の!?」

新章は一之瀬の問いに即答した。

「いや、雪城君は違うよ。」

「…!」

吹雪が、ピクリと動く。

新章は気付いていた。が、無視する。

「今校庭で特訓中だから、試合してみないか?」

「ああ、ぜひお願いするぜ!!」

円堂が答えると、新章は微笑んだ。



皆が校庭に向かう。

「…悪いけど、皆先に行っててくれるかな?」

吹雪の言葉に、円堂は不思議そうな顔をした。

円堂「えっ?まぁ、いいけど…遅れんなよ!!」

円堂が言うと、吹雪は「うん」と言って新章の残る部室へと戻った。



サッカー部の部室。

新章と吹雪。

重い沈黙が続く。

「…なんで言わなかった?」

口を開いたのは吹雪。

「何をだ?」

「黎…いや、沙耶のことだよ…」

「……」

新章は答えない。

「どうして沙耶が光聖の娘だって事を言わなかったんだ!?」

吹雪は半ばキレ気味にいった。

「…言ったら何か変わるのか?」

「!?」

新章の言葉と声色に怖気づく吹雪。

「言ったら沙耶のトラウマが悪化するだけだ。何も変わらない。むしろ、悪くなる。」

「言ったほうが楽になる時だってあるだろ…雷門中の皆が信じられないのか?」

「いずれか彼女から明かす時が来るだろう。僕らはその時を待つしかない。あいつの病気のためにもな…」

吹雪は反論できなかった。

いや、反論できる余地がなかった。

「彼女は君の事を覚えている。どう接しるか考えておけよ。…豪炎寺君はどうしているだろうな。」

新章の言葉に吹雪は驚きを隠せない。

豪炎寺はいま、いないのだから。

「なんで…豪炎寺君が!?」

「豪炎寺君は沙耶の良き理解者、とでもいっておこうか…」

新章はそう言って部室から出て行った。

Re: イナズマイレブン 〜運命の少女〜 ( No.5 )
日時: 2011/02/04 18:30
名前: 亜梨紗 ◆m3TTqGhRAg (ID: EHJQXsee)

ep4

星凛中の校庭に出ると、水色と白を基調にした、涼しげなユニフォームを着たサッカー部の部員達がいた。

「皆、お客さんだ。雷門中の円堂君達だ。」

新章は練習している部員に呼びかける。

「はじめまして!よろしくな!」

円堂はそう言い、みんなと握手をかわす。

「雪城ってどいつなんだ?」

円堂は新章に早速聞いた。

「ああ、あの子だよ。」

新章が指差したところには————



長く美しい黒髪をなびかせてベンチで休んでいる、キャンプ場で会ったあの少女がいた。

「あ…!!あの子は…!!」

雪城は青く澄んだ瞳を向けて、円堂に気付くと、こちらに走ってきた。

「円堂さん!キャンプ場ではすみませんでした!!」

いきなりの謝罪に、円堂は困惑してしまう。

「えっ!?いや、ホント大丈夫だよ。」

「でも、すいませんでした。…あ、私、雪城 沙耶です。よろしくお願いします!」

「ああ、よろしく!」

円堂はそう答えたが、鬼道は気付いた。

雪城は体調が悪いのだ。

円堂も気付いていた。しかし言わなかった。

そのとき監督が建物から出てきた。

「新章君、練習試合、お願いするわ。」

「はい。喜んで。」

新章はにっこりと答えた。





こうして雷門中と星凛中の試合が始まった。

ピーッッ!!

試合開始。

最初は星凛中がボールを持っていた。

パスをつなげていくが————

「アイスグランド!!」

吹雪のブロックでボールは雷門中へ。

「ツインブースト!」

鬼道と一之瀬のシュートで、ボールは星凛中のゴールへ。

しかし————

雪城がゴール前に立った。

「—————!?」

雪城に視線が集まる。

「アクアループ!!」

突如、雪城の前に巨大な水の輪が現れた。

ボールが輪の中へ。

「!!!!」

雪城は、しっかりとボールを足元に捕らえていた。

皆が驚く。雪城は笑む。

しかし。

「————————っっ!!」

雪城は倒れこんでしまった。

すんでの所で、鬼道が支える。

「…具合悪いんだろう?」

「いえ、大丈夫です!ちょっとつまずいちゃっただけで…さ、始めましょう!!」

雪城はそういって笑った。




後半。0-0で、雪城にボールが渡った時。

必殺技を魅せた。

「桜華波!!!」

ザアッッ…

何処からか、桜の花弁が舞い降りる。

その花弁は、積み重なりボールを紛れさせて波になった。

波がゴールに押し寄せる。

「ザ・タワー!!」

塔子はすぐさまブロックする。

しかし、波はタワーを本物の波のようによけてしまった。

「え!?」

「マジン・ザ・ハンド!!」

円堂はマジン・ザ・ハンドを繰り出す。

しかし————。

「うわぁっっ!!」

守れなかった。

ボールはネットを揺らす。

ピピーッ!!

ゴールの笛が鳴る。



「円堂さん…大丈夫ですか?」

雪城が心配そうに円堂を覗き込む。

「ああ、大丈夫。…それにしても、すげーシュートだったぜ!」

「本当ですか!?ありがとうございます!」

円堂の思ってもみなかった言葉に、雪城は思わず飛び上がってしまった。



試合を見終えた瞳子監督は、新章に聞いた。

「新章君。彼女をキャラバンに参加させてもいいかしら?」

「はい。彼女のためになるでしょうからね。」

新章はそういって喜んでいる雪城を見た。






こうして、雪城はキャラバンに参加することになった。

一度雷門中に戻ることになり、青森を出発する時。

「新章、いろいろありがとな!皆も!」

円堂はそういって、新章と改めて握手をかわした。

「キャプテン、みんな、今まで本当にありがとう!!」

雪城もそういって、部員と抱き合った。




キャラバンのなかで。

「そういえば最初雪城とあったとき何してたんだ?」

風丸の質問に、雪城は平然と答えた。

「沙耶でいいですよ。…あの時は食い蛇退治してました。」

「食い蛇って…?」

円堂の問いに、みんなが興味を持った。

「建物とかを食べちゃう蛇です。星凛中も3回も食われたんで、退治してるんです。」

「え…じゃあ今まで食い蛇をサッカーで退治してたのか!?」

「え?はい。」

風丸の言葉に、逆に不思議そうに答える沙耶。

沙耶の驚きの退治法に皆感心した。


ただ、吹雪だけは深刻な顔をして沙耶を見つめていた。

Re: イナズマイレブン 〜運命の少女〜 ( No.6 )
日時: 2011/02/04 18:49
名前: 亜梨紗 ◆m3TTqGhRAg (ID: EHJQXsee)

ep5

ブロロロ…

「戻って来たぜ!稲妻町!」

円堂の声が空に響く。

皆は青森から、稲妻町に帰ってきた。

天気は快晴。

気持ちいい風が吹いている。

その風の中を、キャラバンは走っている。

新たな希望に向かって。



河川敷のサッカーコートを通り過ぎようとした時————

「あ…あれは、シャドウじゃないか!?」

ふと、窓の外を見た風丸が言った。

サッカーゴールの前にシャドウと杉森がいた。

「おーい!シャドウ!杉森!」

円堂はキャラバンから下りて、二人に呼び掛ける。

二人は円堂の声に気付き、こっちを振り向いた。

「おお、円堂か!戻ってきたんだな!」

杉森が駆け寄る。

「ああ!新しく仲間ができたからな!」

その時、沙耶がふらついた。

吹雪が支える。

「大丈夫…?」

「うん…大丈夫。ちょっと、ね…」

沙耶は苦笑いした。

その様子を見て、シャドウが気付いたようにハッとした。

「シャドウ…?」

円堂はシャドウの様子に気が付いたようだ。

「いや、何でもない。…そういえば、雷門中の工事がおわった」

「本当か!?みんな、早速行こうぜ!」

円堂はみんなを促した。

沙耶「…円堂くん。悪いんだけど、ちょっと先に行っててくれる?」

「えっ?…ああ、いいけど…道は?吹雪も…」

「…俺が教えるから、大丈夫」

「じゃあ、先行ってるな!シャドウ、頼んだ!」

円堂達はキャラバンに乗って、雷門中へ向かった。



「…悪いが、杉森。席を外してくれないか?」

「あ…ああ。わかった」

杉森はそそくさと走っていく。

誰もいないと確認すると、シャドウは言った。

「お前…逃げてきたのか?」

「……黎…」

吹雪もつぶやく。

「……吹雪君は知ってた…あなたも知ってたの…?シャドウ」

沙耶———は、深刻な顔をしてそういった。

「私の正体を知ってる者は僅かしかいないって聞いてたんだけどね」

沙耶は笑う。

その笑顔には、強さと弱さが混ざり合っていた。





雷門中は、建て直され、見違えるほどきれいになっていた。

「お父様!」

夏未は校長に駆け寄る。

「夏未!皆も。よく帰ってきたな。……この通り、雷門中を建て直した。これからも頑張って欲しい」

「校長…ありがとうございます!」

皆、校長に礼をする。

「早速サッカーやろうぜ!」

風丸が円堂を誘う。

「おう!新しい技みせてくれよな!…あれ、沙耶達は?」

「ここだ…」

円堂の背後にシャドウがいた。

「うわぁ!?…なんだ、シャドウか…。脅かすなよ」

円堂はおびえていった。




河川敷のサッカーコート。

皆が見守る中、早速沙耶がシュートをうった。

「桜華波(おうかは)!!」

たちまち花弁が連なり、波になる。

その時、風丸が必殺技を魅せた。

「刺切風(しせっぷう)!!」

風丸が回る。とたんに、強い風が吹いてきた。

沙耶のうったシュートに、風が刺さる。

花弁の波を、風が切る。




風がおさまった。

風丸は、ボールを見事に捕らえていた。

「すげぇぇー!!!!」

皆の歓声は、遠くまで響き渡った。

「やったな、風丸!!」




それから1ヶ月、雷門中サッカー部は、何事もなくすごした。

しかし—————

魔の手は、すぐそこまで迫っていた—————。

Re: イナズマイレブン 〜運命の少女〜 ( No.7 )
日時: 2011/02/04 18:54
名前: 亜梨紗 ◆m3TTqGhRAg (ID: EHJQXsee)

ep6

コツン…コツン…

大理石の廊下を、誰かが歩いている

不気味な程静かな廊下に、足音が響く。

コツン…コツ…

不意に足音が止まった。

廊下の先のテラスに、誰かがこちらを向いて立っている。

「……」

その人物は、見とれるほど綺麗な淡い赤の髪をなびかせ、橙の輪がきらめく灼熱の瞳でこちらをじっと睨みつけてい

た。

「久しぶりだね…ガゼル」

赤髪の人物は、凛とした声でガゼルと呼ばれた少年に話しかける。

「…本当、久しぶりだね。——————姫」

「…まだそう呼ぶの?」

赤髪の人物は——————







沙耶だった。

Re: イナズマイレブン 〜運命の少女〜 ( No.8 )
日時: 2011/02/04 19:00
名前: 亜梨紗 ◆m3TTqGhRAg (ID: EHJQXsee)

雪城 沙耶
容姿 美しい黒髪。長さは腰あたりまである。瞳は深い青。
性格など 社交的で明るい。普段は調子に乗ったりはせず冷静に物事を判断するが、熱くなると突っ走る。成績優秀、運動神経抜群。喘息やめまいを起こす未知の病にかかっている。
好きなもの フルーツ、甘い物、サッカー、友達、綺麗なもの、音楽、兄、剣道
誕生日 7月6日
属性 風 
必殺技 
☆シュート 桜華波、ウィンドトルネード
ブロック アクアループ、フリーズシールド、ウィンドリバース


Page:1 2



この掲示板は過去ログ化されています。